1984-04-19 第101回国会 参議院 外務委員会 第7号
ですけれども、国際的にどういう役割を果たしたかというのは、国際的に当事国の、あるいはそれに対して調停なり仲介の労を果たした国のプレステージが評価されるわけでありまして、シュルツ長官が、外務大臣も総理もいらっしゃらないときにわざわざおいでになると。私も国務省にいろいろお友達がいますので非公式にいろいろ聞いてみますと、やっぱり、ただ単にすっと忙しい中で寄るわけがないんです。
ですけれども、国際的にどういう役割を果たしたかというのは、国際的に当事国の、あるいはそれに対して調停なり仲介の労を果たした国のプレステージが評価されるわけでありまして、シュルツ長官が、外務大臣も総理もいらっしゃらないときにわざわざおいでになると。私も国務省にいろいろお友達がいますので非公式にいろいろ聞いてみますと、やっぱり、ただ単にすっと忙しい中で寄るわけがないんです。
ですから、率直な意見の交換もあったし、そしてそういう立場でシュルツ長官も話を聞かれたのだろう、こういうふうに私は思います。そして、アメリカとしても北朝鮮との関係を、既に三者会談とかあるいはまた四者会談とかいろいろと出ておるわけでございますから、何らかやはり緊張緩和という中で進めたい、こういう気持ちももちろんあると私は思うわけであります。
お互い考えの違いはございますが、違いがあるからこそ非常に討議こそ大事だというふうにも言うことが可能だと私は思うのですが、特にシュルツ長官にお会いした節、朝鮮半島をめぐる緊張緩和に向けてアメリカは誠意を持ってどのように対処していくべきかということを終始考えておられるという姿勢はありありと出ているわけです。
また、先方からも安倍大臣等に対して直接いろいろな申し入れもございますし、大臣からマンスフィールド大使あるいはブロック代表、シュルツ長官等に直接コンタクトされることも当然あるわけでございます。
また、私のときになりましても、私とシュルツ長官との間でも話し合ってきたわけでございますが、その中ではっきりしているのは、我が国の援助はあくまでも我が国の援助の政策に従ってやる、すなわち人道的な配慮とそして相互依存関係を重視する、こういう建前を貫いてやるということでありますし、同時にまた、二国間関係と同時に多国間の関係も重視をしてやる、いわゆる七対三、こういう重視をしてやるということが我々の基本的な援助
例えば、アメリカとの間で実はシュルツ長官が経済協力問題について話し合おうと、日米間で話し合おうということで、アメリカはどういう意図があったか知りませんが、二、三回ここ続けてやっております。その中でだんだんと明らかになっておることは、日本の経済協力に対する考え方ですね、アメリカの経済協力の考え方とはやっぱり違いますですね。それは明らかになっております。
ですから、やはりもっと高い立場で、日米両国という立場も踏まえて、将来の立場も踏まえて、全体のことも考えながら農産物交渉ではもっと弾力的な姿勢でこれに取り組んでもらわぬと困るということを強く訴えまして、その結果としましてシュルツ長官から、この問題につきましては政治家としての立場で対応するようにひとつしましょうと、あるいはまたブロック代表からもそういう趣旨の実はメッセージをいただいたわけでございますが、
これはシュルツ長官のメッセージ、あるいはブロック大使のメッセージ等では、政治家として最後はやりましょうというほのかな弾力性というものは見えておりますけれども、政治家としてやるんだということはこれはそれなりの、私なんかの感じから見ればほのかなあれはあると思いますけれども、いろいろと情報を集めてみますと大変厳しいと、アメリカがオファーしたこの線から後退はほとんど考えていないというふうな感じが率直に言ってします
シュルツ長官からも、農林大臣の来米を歓迎するという趣旨のことも来ていると私は聞いております。そういうような情勢から見ると、アメリカ政府も若干話し合う気持ちになっているのかなあという気もしないでもないです。そういう面から見ましても、私は早目に行った方がいいだろう、そう思っておるのです。
やはりその次に、レーガン大統領が日本へ参りましたときに、私もアメリカの高金利を指摘いたしまして、過去一年ぐらいの間にアメリカのTBレートの変化と日本の円ドルの変化の表を見せまして、そして、こういうふうにTBレートが上がればこっちの円も安くなる、このとおりパラレルで動いておる、原因はTBレートにありますよと、そういうような実証性を持った語までしまして、シュルツ長官及びレーガン大統領に話をしたところであります
これに対して自衛隊の制服の方は何と言っているかというと、シュルツ長官が断言できたのは米国がソ連基地の無線を傍受していたからである、はっきり言っている。ここで言うレーダー画面というのはソ連のレーダー画面のことであると言っている、非公式には。名前は申し上げませんけれども。そうでしょう。
そういう中でアメリカのシュルツ長官から、中南米についてもいろいろと日本に援助をしていただいてアメリカとしても喜んでおる、こういうお話がございました。 日本と中南米との関係は、相互的にもこれまでもつき合いがあるわけでございますし、また中南米諸国がいま世界の不況の中で大変苦労しておられる、こういうことですから、そうした日本の基本原則に従いまして中南米諸国に対しても協力をいたしておるわけでございます。
人道的な立場である、あるいはまた相互依存というものを重視していく、この二つを基本として今後とも援助政策を進めていくということについては、私からもシュルツ長官に日本の立場を明快に述べました。その限りにおいては、アメリカもこれに対して理解を示したということであります。
今回もシュルツ長官は、ジャマイカへの援助を高く評価する。これは一言で言うならば紛争周辺国への援助でございますが、これについては大臣はどのように取り組まれる御覚悟でしょうか、承りたいと思います。
○政府委員(北村汎君) もちろん、先生おっしゃいましたように、SS20の極東配備の問題は、大臣からも何度も御答弁されておりますように、私ども日本にとってもきわめて重大な関心のある事項でございますし、またシュルツ長官が一月末——二月初めにかけてこちらに来られましたときも、この問題を外務大臣との間でいろいろ話をされまして、今後ともアメリカのINF交渉の進展状況、あるいはこの問題に対するアメリカの考え方というものについては
○国務大臣(安倍晋太郎君) シュルツ国務長官との間では、INF交渉はあくまでもソ連全土的な、いわゆるグローバルな立場で行われるべきであって、この交渉がたとえば極東を犠牲にするというふうな立場に立っての交渉であり、あるいはまたその結論であっては日本としてはこれを了解することができないということをアメリカにも主張いたしまして、シュルツ長官も、これは日本の立場として十分理解ができる、極東を犠牲にする、そういうことは
これに対してシュルツ長官は、わが国の立場に十分理解を示すとともに、今後とも本件中距離核戦力制限交渉の動向については緊密に連絡、協議を行う意向である旨を述べたわけでありまして、私もシュルツ国務長官とは何回も会っておりますが、あの人は非常に慎重な人でありまして、また日本の立場というものを非常に理解しておる人であります。
同時にまたこのゼロオプションの交渉、いわゆるINF交渉をめぐって極東に——INF交渉でヨーロッパにおいて軍縮が一部実行されたとしても、しかしその犠牲がアジアに及ぶといいますか、極東に及ぶということだけは絶対に避けてもらいたいということを、これはヨーロッパの首脳に対してもあるいはまたアメリカのシュルツ長官に対しても私は強く申し上げたわけでありますし、またソ連に対しても、ソ連のパブロフ大使と懇談をし、会談
またシュルツ長官と話し合った際も、これは総理の口からもそうですが私の口からも同じように、INF交渉が妥結して、その結果として極東が犠牲になるようなことは、特に日本が犠牲になるようなことはこれはもう日本としては認められないので、アメリカもその点は十分踏まえてほしいということを何回も申し入れまして、シュルツ長官も十分その点は心得ております、そういうことはいたしませんと、こういう回答を得ております。
シュルツ長官から、レバノンの平和を回復するための措置として多国籍軍を派遣しておる、これは各国から来ておるわけであって、そういうような国が大変な犠牲を払ってやっておるわけであって、日本としてもひとつ応分の御協力をお願いしたいというふうなことでありました。
○安倍国務大臣 これは首脳会談においても、また私がシュルツ長官とお目にかかったときにおいてもしばしば日本の、中距離核兵器廃絶に対するいわゆるゼロオプション、これをぜひとも実行してほしいということを強く申し入れておるわけであります。
しかし、シュルツ長官の二十ドルという前提はどこから来たのか、私まだわかりませんが、アメリカにおいてはすでにそのような大胆な予測をしているところを見ると、何らかの国際的な情報その他によって根拠があるかもしれません。
帰国の途中で羽田で大臣お会いになったと承っておりますが、わが国としてこのシュルツ長官の訪中をどのように位置づけあるいは評価をしておられるか、伺いたいと思います。
○安倍国務大臣 中国とアメリカとの間におきましては、御承知のように台湾に対する武器供与の問題をめぐりましていろいろと摩擦がありまして、最終的には共同コミュニケというようなことで決着はいたしたわけでございますが、どちらかというと少し冷たくなっておる、こういうふうな感じがあったわけでございますが、そういう状況の中でシュルツ長官が訪中をされたわけでございます。
それから、シュルツ長官が羽田に寄られたときに私もお目にかかりましてお話を聞いたのですが、その際には、具体的に韓国と南北両鮮の問題についての話が出たということは聞かなかったわけです。
なお、今後ともわれわれ日本といたしましては、この中距離核戦力の米ソ交渉というものをこれからも注意深く見守っていかなければなりませんし、また、その際シュルツ長官ともお約束をしたわけですが、この交渉についての内容、具体的な進展の状況については、詳細にそのときそのとき日本に対して説明をするということでございました。
○安倍国務大臣 アメリカにおける首脳会談、また、私もシュルツ長官との会談を行ったわけでありますが、武器技術の供与の問題につきましては、これは総理から、日本が決めました基本的な方針を簡単に伝えられただけでありまして、その内容をどうする、こうするというふうな問題については一切出ておりません。