1971-10-12 第66回国会 衆議院 社会労働委員会 第7号
○古川(雅)委員 流れ込む工場廃液の量がおわかりにならないということでございますが、建設省の下水道部のほうでは概算を発表していらっしゃるようでございます。ここで申し上げてもいいのですけれども、つかんでいらっしゃらないということですか、いまは御存じないということですか。――時間の関係で続けてお伺いいたします。 いずれにしても、工場廃液が何といっても海洋汚染の大きな問題になっておるわけです。
○古川(雅)委員 流れ込む工場廃液の量がおわかりにならないということでございますが、建設省の下水道部のほうでは概算を発表していらっしゃるようでございます。ここで申し上げてもいいのですけれども、つかんでいらっしゃらないということですか、いまは御存じないということですか。――時間の関係で続けてお伺いいたします。 いずれにしても、工場廃液が何といっても海洋汚染の大きな問題になっておるわけです。
○古川(雅)委員 時間の関係でより深くお伺いできないのがまことに残念でありますが、次に問題の工場廃液でございますけれども、通産省においでをいただいております。 瀬戸内海に外洋から入ってまいりますいわゆるきれいな海水の量は、大体どのくらいと推定していらっしゃるか、また瀬戸内海に流れ込む工場廃液はどのくらいであるとつかんでいらっしゃるか、まずその点からお伺いしてまいりたいと思います。
—— 先ほども申しましたように、三十四年から水銀はたれ流していないということであったのですけれども、チッソ工場からの工場廃液の中に水銀が入っていたということが熊本大学の入鹿山教授の論文の中にも書いてあるわけですが、特に、私たち見せていただいたサイクレーター、二度も三度も見せていただいたのですが、帰りがけにあそこの水を飲んでみせようとされたわけですけれども、あの八幡。
非常に貴重なお花畑の原生花園で有名な北海道の網走国定公園の中に、事もあろう工場廃液処理場をつくる、こういうことがまず仕事の手始めとして行なわれたわけでございます。これでは一体環境庁が今後ほんとうにやる気なのか、環境庁によって公害の防止、自然環境の保全ができるのだろうか疑わざるを得ない、こういうのが私は国民の率直な声だと思います。事実、こう書いています。「国家的視野で、自然を守るのが環境庁の任務だ。
○沢田実君 海面の埋め立てとか、干拓とかいう場合は、ここに必要な勧告等が出ておりますが、いま申し上げましたように、工場によっていわゆる海の水底の底質が悪化していくということについて監視するように都道府県がつとめるということがありますけれども、つとめておりましても、工場廃液によってどんどん海底が悪化していくわけです。そして漁獲高は減っていくわけです。
それに従来ほとんどたれ流しの状況でありました工場廃液、こういうものは厳重なる罰則をつけたところの規制がなされている。そしてなおかつ、都市生活から出てくる必然的な下水はいまのような措置をしていくということになりますれば、これは相当程度の改善ができるので、それに相当の期待をいたしておるのであります。
当初の岳南排水路は終末処理場を持たない工場廃液をそのまま駿河湾に流すものであり、これが元凶であります。その当時最終処理場を計画しておったならば、このような事態はなかったはずであります。したがって、いまさら岳南排水路のとかくの論議を私はいたそうとは思いません。問題は、最終処理によってきれいな水にしていくということが一点。
現実にそういうところから流れ出た工場廃液によって琵琶湖が汚染されたという可能性が相当強いわけです。そういう点からいきますと、ただ単にそういうふうな指導だけじゃなくして、もっと抜本的に私は考えないといけない段階にきていると思うのです。
ところが琵琶湖は御承知のように工場が最近非常にたくさんできてきた、工場廃液もどんどん出る、あるいは汚水、あるいは時と場合によっては屎尿投棄等も暗がりにおいてあると聞いておりますし、そのほかにその辺の観光ホテルが汚物あるいは廃棄物を流す、そこへ遊覧船あるいは水上モーターボート等の油あるいはまた汚水ですね、そのほか周辺の製紙工場等のヘドロが琵琶湖の水面に頭を出しておる、繊維のヘドロが。
熊本におきましての水俣病の問題、この問題について元のチッソ工場長が原因は工場廃液にあるということを公判廷で証言をしているようでございます。
で、さっきは番ノ洲の話が出ましたけれども、番ノ洲だけに限っていえば、これは温水の及ぶ範囲がこれこれだというようなことでいろいろ議論はできると思うのですけれども、しかしながら温水の問題も起こるけれども、工場廃液等もいろいろ問題を起こしている。瀬戸内海全体が、このままでいったらどぶどろ同然に、近い将来になるのじゃないかというような事態が、すでに目の前にぶら下がってきている。
○小柳勇君 いま地方などでも、工場廃液が悪いというところでは住民運動としてこの工場がここに来てはならぬというような反対運動がやられますし、そういうものが方々で起こったといたしますよ、首都圏以外ですよ、地方で。この工場が来たら廃液がたいへんだから、ここには来らせないという運動が起こります。その運動の法的根拠、それを通産相としても経企長官としてもお認めでございましょうか。
毎日五百グラムとか、六百グラムとかいう有機水銀を、水の中に工場廃液といたしまして——毎日毎日五百グラムなり、六百グラムなりを一年間、二年間にわたって放出するような企業はもはやなくなっていると考えられるわけでございます。したがって有機水銀の放出がこの法律案にひっかかるということはもはやないと考えていいのではないかと思うのであります。
やはり大気汚染、特に工場廃液処理なんかについて、めちゃくちゃなことをやっている人に対して、話をしにいってもどうもまじめに相手となってくれないんじゃないか。決して私たちは人を罰するということを目的にはいたしたくございません。また電気やガスの供給をとめて人の営業をとめたいという気持ちは毛頭ございません。それよりもむしろ、公害についてどうしたら防止できるか双方で協議したい。
そうして、ところが、これは先生、その上田教授のリポートを手元にお持ちになりましたが、むしろ私より詳しく御承知かと思うのですが、マグロという魚、これは本来海洋を回遊している魚類でありますから、いまお話の中にもありましたとおりに、工場廃液等の人為的な汚染原因によって水銀を蓄積する可能性のある海岸には生息しておる魚類ではございません。
それから経企庁のほうでありますが、これも竹田委員から質問がありました工場廃液、工場汚水を防止する設備につきまして相当予算が必要である。それは企業者負担というものが原則でございますけれども、諏訪地方のように、大というのはわずかで中小企業がおびただしい数にのぼっておりますだけに、自己負担によって防除施設を行なうということは非常に困難だと思います。
ところが、いまのお話でございますと、あるいはまたこの文章からいきますと、工場廃液が主であって、家庭の排水のほうが従のような書き方がなされておるような気がしてならないのであります。 それで家庭排水で一番問題になるのは一体何なのか、現在の科学が日進月歩のときでありますので、新しい物質が出てくるだろうと思うのです。
したがって、少なくとも工場廃液を出す人たちに対しては書類を提出させる。書類を提出させたところで、除害施設をつくるつくらぬは別にいたしましても、一応見つけたならば、——これを排除するということはなかなかむずかしいというような関係からいたしますれば、昨日も問題になったようでありますが、やはり許可制を導入する必要があるのではなかろうか、このように思うのでございますが、どうでございますか。
それから、先ほど私が申しましたように、阿賀野川の中毒につきましては、それが全部水銀を含む工場廃液だというふうには断定はいたさないで、それにある種の物質の影響、たとえば農薬等の影響もあるのではないかということを残しながらの発表になっておりまして、したがって、さような過程において、これは通産大臣からお答えをいただきたいのでありますが、直ちに生産がとめられたというようなことではなかったと私は思います。
工場廃液が原因ではないかというようなことがいろいろいわれております。私はこの公害環境基準、その他排水基準、排出基準の具体的な基準をどうするかということの前に、基本的な考えとして政府がどういうふうに考えておられるかということをお尋ねしたい。
水俣病、イタイイタイ病など、工場廃液を飲まされて悲惨な死に追いやられた人たちをはじめ、四日市、川崎等における大気汚染の公害病患者も年ごとにふえ、死亡者も老人ばかりではなく、四日市においては小学生が、また川崎においては二十歳代の主婦が亡死するに至っております。
さっそくに関係の水産庁その他関係の官庁の御意見も伺いながら螢光物質発生の原因をすみやかに追求いたしまして、それの発生経路を逆にたどりまして、どういう工場のどういう廃液が関係あるのか——工場廃液が関係するといたしましてですが、そういう究明を行なってはっきりいたしましたならば、直ちに所要の据置を講じていくということで早急に研究に入らしていただきたいと存じます。
東京湾でもそういう話が一応伝わっておりますし、北九州の洞海湾あたりでも、あの濁った海面の、二メートルに及ぶといわれる長年の蓄積された工場廃液等が累積していった堆積物、こういうものをやはり埋め立ての土砂として使って、その上にきれいな公園とか、あるいは森林地帯——森林と申しますか緑地帯、公園みたいなものをつくろうというような、いろいろな計画があるようですけれども、これはまわりに囲いをしっかりして、そうしてきちんとした
ただ現在までのところ、その因果関係が、これははっきり工場廃液によるものであるという明快な確認はまだできておりませんので、これは目下原因探求中でございます。 なお、川之江地帯の問題について、保安庁が非常に出足が鈍いというおしかりを受けたわけでございますけれども、この問題につきましては先生よく御承知のとおり、関係の工場が七十五社もございまして、原因者と思われるものが非常に多数ある。
○赤松委員 私、データを持っていますが、時間がありませんから、あなたに示しませんが、重ねて聞きますが、その際に、それが工場廃液やその他が赤潮を生んだんだという原因が明確になった場合は、しからば、そういうような廃液を流した工場に補償させますか。あなた、いまさせると言ったでしょう。
そうして同時に、あるいは多少行き過ぎになるというような点があってもこれは捨てておけないという、港に流出するところの工場廃液につきましてもやっぱり厳重な調査の対象として、それこそ関係官庁と連絡をとって、実際問題としてこういう海上に廃液が流れておる、これについてはもうあらゆる面からこの港湾はもう危険な状態にさらされているというような建言をなしてしかるべきではないだろうか。
聞くところによりますと、工場廃液等についても、少なくとも港湾に流れるものについてはやはり厳重に捜査をしている、こういうようにわれわれは了解しております。
工場廃液もございましょう。あるいは船それ自体から出るところの廃油による影響というものもあるでしょう。実際、船を持っている人の話を総合して判断いたしますと、一番船の生命といわれるスクリューが簡単にもうだめになってしまう。当然シャフトもそうだと思います。それから船体につきましても、もうせっかくペイントまで塗って整備をしたはいいけれども、三ヵ月もすると、それがもうぼろぼろに腐食してしまう。
私もいろいろ全国公害の調査をして回りまして一番感ずることは、たとえしろうとであったとしても、長年そこに住んで、長年被害を経験してきた人の体験といいますか、そういうものが案外当たっているような点が多いような気がするのですが、そういう点で、工場廃液ではないというふうな頭ではなくて、おそらく工場側はこういうものを流したのを隠すと思いますので、その点をきちっと考えた上で、ぜひ調査をして結論を出していただきたい
○矢追秀彦君 水産庁にお伺いしますけれども、八月十五日の台風が去ったあとに、この地区で被害が相当あったわけでありますけれども、その点について掌握をされているかどうか、また、その原因は赤潮の異常発生にあるのか、特にハマチが二十万匹死んだということになっておりますが、それとも工場廃液なのか、その点はどう考えておられるか、伺います。
古いデータは手元にございませんが、昭和四十二年以降におきまして、毎年二ないし三回ぐらいずつ必要なところのしゅんせつ工事が行なわれてきておるというような事実もございますし、また一部の製紙会社におきましては、公共用排水路といいますか、岳南排水路等の公共下水道を使用いたしまして、工場廃液の排出をしておる、こういった一部の企業の運営状態もあるわけでございます。