1947-08-21 第1回国会 衆議院 厚生委員会 第12号
○山崎(道)委員 ポツダム宣言の中にも武装解除したあとには云々という言葉があるのでございますから、武裝を解除して、そうしてジヤングルのなんだとか、いろいろ向うの仕事をさせられているのでありまして、あの人たちは決して軍人として働いている人でないのだということは強調していただきたい。ほんとうにそこを踏み切つていただきたい。ぜひお願いいたします。
○山崎(道)委員 ポツダム宣言の中にも武装解除したあとには云々という言葉があるのでございますから、武裝を解除して、そうしてジヤングルのなんだとか、いろいろ向うの仕事をさせられているのでありまして、あの人たちは決して軍人として働いている人でないのだということは強調していただきたい。ほんとうにそこを踏み切つていただきたい。ぜひお願いいたします。
(拍手) ポツダム宣言第九條は、日本の軍隊が完全に武装を解除された後、それぞれの家に帰り、そこで平和且つ生産的な生活を営む機会が與えられるのであろうということを記しております。このことを妨害するすべての政府、すべてのグループを駆逐して、軍國主義、侵略主義を絶滅し、民主主義の完成のために精進することこそ、我が國会全員の神聖な義務だと我々は考えます。
我々はいかなる困難の下も、平和國家を建設せんと決意しておるものでありますが、日本はあくまで武装を放棄して、平和國家として立つて行くべきであるという思想が、眞に全國民の血となり肉となつておるとは、未だ確言できないものがあると思います。この時に当つて、平和國家が平和的手段を以てしては、遂に國民の生命をも守り得なかつたとしたならば、その結果はどうなりましようか。
最近の事例を申しますならば、經濟安定本部から摘發隊が隱匿物資の調査に參られました時分に、氏家で武装警察官に包圍された事件があります。それも栃木縣の一つの妨害行為だというようなことを報告せられておるようであります。
同時に、こうしていろいろ問題が起つておりまする矢先におきまして、最も生々しい事件でありまして、しかもこれは商工局の役人が正式に摘發に出向いたにもかかわらず、その土地の警察が武装をいたしまして、臨檢を拒んだといふ事件がある。これは前々囘の委員會において、その眞相を調査していただくように監査局長にお願いをいたしておいたのでありますが、こうした問題が起つております。
戰爭責任を糺弾いたしまして、戰爭責任者を追放いたしますることは、我が國の精神的武装解除でありまして、平和会議に臨む絶対的前提條件であるのであります。このことは現内閣成立の当初におきまして、関係方面からも嚴粛な申入れがあつたのであります。幣原内閣並びに吉田内閣以來、数次の声明、諸種の法令によつて明らかにされておりまする線に沿いまして、その仕事を進めておるのであります。