運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
kokalog - 国会議事録検索
2021-03-09 第204回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
令和
三年三月九日(火曜日) 午前十一時五十八分開会 ─────────────
委員
の
異動
一月二十八日
辞任
補欠選任
加田
裕之
君
水落
敏栄君
渡辺
猛之君
世耕
弘成君
三月八日
辞任
補欠選任
水落
敏栄君
高橋はるみ
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
太田
房江
君 理 事 赤池
誠章
君 上野 通子君
吉川ゆうみ
君 斎藤 嘉隆君 委 員 有村 治子君 石井
浩郎
君
世耕
弘成君
高階恵美子
君
高橋はるみ
君 石川 大我君 横沢
高徳
君 蓮 舫君
佐々木さやか
君 安江 伸夫君
梅村みずほ
君 松沢 成文君 伊藤 孝恵君
吉良よし子
君 舩後 靖彦君
国務大臣
文部科学大臣
萩生田光一
君 副
大臣
文部科学
副
大臣
高橋ひなこ
君
文部科学
副
大臣
丹羽
秀樹
君
大臣政務官
文部科学大臣政
務官
鰐淵 洋子君
文部科学大臣政
務官
三谷 英弘君
事務局側
常任委員会専門
員 戸田 浩史君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
教育
、
文化
、
スポーツ
、
学術
及び
科学技術
に関 する
調査
(
文教科学行政
の
基本施策
に関する件) (
令和
三年度
文部科学省関係予算
に関する件) ─────────────
太田房江
1
○
委員長
(
太田房江
君) ただいまから
文教科学委員会
を開会いたします。
委員
の
異動
について御報告いたします。 昨日までに、
加田裕之
さん及び
渡辺猛
之さんが
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
世耕弘成さん
及び
高橋はるみ
さんが選任されました。 ─────────────
太田房江
2
○
委員長
(
太田房江
君)
教育
、
文化
、
スポーツ
、
学術
及び
科学技術
に関する
調査
を議題といたします。 まず、
文教科学行政
の
基本施策
について、
萩生田文部科学大臣
から
所信
を聴取いたします。
萩生田文部科学大臣
。
萩生田光一
3
○
国務大臣
(
萩生田光一
君) 第二百四回
国会
において各般の
課題
を御審議いただくに当たり、私の
所信
を申し上げます。 まず、先月十三日に福島県沖を震源とする
地震
で被災された
方々
に心よりお見舞いを申し上げますとともに、
新型コロナウイルス感染症
により尊い命を落とされた
方々
に心から哀悼の意を表します。 そして、
学校現場
における
感染症対策
に尽力されている
教職員
の
皆様
、
入学試験
に臨む
若者たち
のために万全の
対策
を講じていただいた
関係者
の
皆様
、
大学病院
において
感染症患者
の治療に携わっておられる
医療スタッフ
の
皆様
、
スポーツ
、
文化芸術活動
における
感染症対策
に尽力されている
関係者
の
皆様
、さらに
感染症対策
に貢献し得る
研究開発
に取り組んでおられる
研究者
の
皆様
など、全ての
関係者
の
方々
に改めて敬意を表したいと思います。私
自身
、真に国の礎とも言える
文部科学行政
を預かる
責任者
として、これらの
分野
の
歩み
を決して止めてはならない、そうした決意で取り組みます。 前
文部科学
副
大臣
の不適切な行動により、
文部科学行政
に対する
信頼
を損ねる事態となりました。
国民
の
皆様
におわび申し上げるとともに、今後とも
感染症対策
を始めとする諸
課題
にしっかりと取り組み、
信頼回復
に努めてまいる
所存
でございます。
子供たち
の
知徳体
を
一体
で育むいわゆる
日本型学校教育
は、全ての
子供たち
に
一定水準
の
教育
を保障する
平等性
や全
人教育
という面で
成果
を上げ、諸
外国
からも高い
評価
を受けています。 他方、
情報化
の加速度的な進展への
対応
の遅れなど、近年の
社会構造
の変化や
社会
の
多様化
に現在の
学校教育システム
が必ずしも
対応
できていないのではないかとの
指摘
もあります。こうした
指摘
にしっかりと向き合い、その克服に努力することが重要であり、
教育再生実行会議
においても新たな
学び
の
在り方
についての具体的な
検討
を進めています。
GIGAスクール構想
を大幅に前倒しし、本年四月からは全国の
児童生徒
が一人一台
端末環境
での
学び
をスタートします。
GIGAスクール元年
を迎えるに当たり、
民間事業者
に対して
学校支援
に向けた
協力
を要請しているほか、
教育現場
に寄り添い、安全、
安心
な
利活用
に向けた
支援
が必要だと考えています。また、約四十年ぶりの改正となる
小学校
三十五人
学級
の本年四月からの
段階的実施
に向けて、
令和
三年度
政府予算案
及び
関連法案
を今
国会
に提出しているところです。さらには、
子供たち
の
学習
、
生活
の場であり、
災害
時には
避難所
となる
学校
の安全、
安心
の
確保
に加え、新しい
時代
の
学び
にも
対応
した
施設環境
の
整備
が重要です。 私は、
文部科学大臣
として、こうした
改革
を何としても前に進め、ICTの
活用
と少
人数学級
を車の両輪として、新
学習指導要領
の着実な
実施
と相まって、全ての
子供たち
の
可能性
を引き出す個別最適な
学び
と
協働的
な
学び
の
実現
のため、
令和
の
日本型学校教育
の
構築
を目指す幕開けの年とすることを強く決意しているところです。 新しい
学校教育
の
実現
に向けては、
教育
の質を支える
教師
の力が何よりも重要です。 このため、本年一月、私の下に「
令和
の
日本型学校教育
」を担う
教師
の
人材確保
・
質向上
に関する
検討本部
を設置し、当面の
取組
として、三十五人
学級
を担う
教師
の
確保
や
社会
人等多様な
人材
の
活用等
に関する
施策
を取りまとめました。まずはこれらの
施策
を
スピード感
を持って
実施
するとともに、今後、
教師
の
人材確保
と
質向上
の両面から中長期的な
実効性
のある方策に取り組み、
教師
の
養成
、採用、
研修等
について、基本的な
在り方
にまで遡って大胆に
検討
を進めてまいります。 あわせて、
児童生徒等
に対して
わいせつ行為
を行った
教師
への厳正な
対応
については、いまだ乗り越えられない法制上の
課題
があり、今
国会
に
法案
を提出できる
状況
には至りませんでしたが、引き続き、考えられる限りの
実効性
ある手だてを
関係省庁
との
連携
も行いながら講じてまいります。 また、
児童生徒
の
自殺者数
が増加している
現状
を踏まえ、
児童生徒
の
自殺予防
の効果的な
取組
の
推進
、
いじめ
や不
登校
への
対応
にも取り組んでまいります。
学校
の働き方
改革
も重要な
課題
です。
コロナ禍
によって過去に例のない
対応
を余儀なくされている
学校現場
をしっかり支えながら、この
改革
をしっかりと前に進めてまいります。
学校
が大変な職場というイメージを払拭し、
教師
が再び
子供たち
の憧れの
職業
となるよう、私が自ら
先頭
に立って
全力
を尽くしてまいります。 本年一月、第一回目となる
大学入学共通テスト
が
実施
され、
感染症対策
も含め、おおむね無事に終了することができました。これら
令和
三年度
入試
の
実施状況
や英語四技能、
思考力
、
判断力
、
表現力
を適切に
評価
することの
重要性
を踏まえた上で、今後の
大学入試
の
在り方
について、受験生を始めとする
国民
の
皆様
に納得いただける
制度
を目指して引き続き
検討
を進め、本年夏前には成案を得てまいります。
大学
においては、
学び
を止めないための工夫として
オンライン授業
が大きく広がりました。
教育環境
の
デジタル化
の
取組
は必要ですが、
大学教育
は
オンライン授業
だけで完結するものではありません。各
大学
において、
感染拡大
の
防止策
を講じた上で、
対面
による
授業
の
機会
を積極的に
検討
いただくよう引き続き働きかけていくとともに、
オンライン授業
と
対面授業
の双方の利点を生かした
大学教育
の
在り方
についても
教育再生実行会議等
における
検討
を進めてまいります。
我が国
の
高等教育機関
が、
人材育成
と
イノベーション創出
の
基盤
としての使命を果たすことができるよう
改革
を進めていく必要があります。先般、
大学ファンド
の
創設
に関する
法案
を御可決いただきましたが、数理、
データサイエンス
、
AI
などの
成長分野
や
分野
横断的な
教育研究
の
展開
、
グローバル化
の
推進
、
専門職大学
や
専修学校
における
地域
の
ニーズ
や
成長分野等
を踏まえた質の高い
専門職業人
の
育成
、
リカレント教育
を含む多様な
学生
の
受入れ
、多様で柔軟な
教育研究体制
の
構築
、複数の
大学
の
強み
や特色を生かした
連携協力
の
推進
などについても着実に
取組
を進めてまいります。
国立大学
は、
社会変革
を先導し、
社会
や
地域
から支えられる存在になることが求められています。そうした期待に応えられるよう、
令和
四年度から始まる第四期
中期目標期間
に向けて、ガバナンスの
見直し
や
経営
の
裁量拡大
を図るための
制度改革
を行うため、今
国会
に
法案
を提出しているところです。
新型コロナウイルス感染症拡大
という
状況
において、
大学病院
は
我が国
の
地域医療
の最後のとりでとして大変重要な
役割
を果たしています。引き続き、
現状
に即した
医療
による貢献を果たすとともに、今回の経験を踏まえ、
感染症分野
の高度な知識を身に付けた
人材養成
の
強化
も図ってまいります。
高等専門学校
では、
産業界
や諸
外国
から高い
評価
を受け、これまで
我が国
の
産業界
を支える大きな
役割
を果たしてきました。今後とも、
機能
の
高度化
、
海外展開
と
国際化
の
一体的推進
、
地域
の
人材ニーズ
を踏まえた
取組
の
促進
など、その
振興
に努めてまいります。 また、これらの
政策
を
実現
するためにも、
国立大学法人運営費交付金
や
施設整備費補助金
、
私学助成
など
基盤的経費
を安定的に
確保
した上で、
経営力
の
強化
、
大学間連携
や統合の
促進
、財政
支援
のめり
張り化等
を通じ、強靱な
大学
への転換を促してまいります。
家庭
の
経済事情
にかかわらず、誰もが質の高い
教育
を受けられるようにすることは大変重要です。
幼児期
から
高等教育段階
まで、
切れ目
ない形での
教育
の
無償化
、
負担軽減
を着実に
実施
するとともに、
コロナ禍
においても
学び
の
機会
が奪われることがないよう、必要な
支援措置
を講じ、その十分な周知に努めてまいります。 また、
コロナ禍
の
影響
により意欲や能力のある
若者
の
就職機会
が奪われることがないよう、
経済界
における
新卒扱い
の
柔軟化
などに向け、
関係省庁
で
連携
して取り組んでまいります。
障害者
が一生を通じて自らの
可能性
を追求できるよう、
支援
に係る
環境
の
整備
が必要です。
医療的ケア
を含め、特別な
支援
を必要とする
子供
が増加している
状況
を踏まえつつ、
福祉部局等
と
連携
した
切れ目
ない
支援体制
の
構築
や
特別支援教育
の
充実
を図るとともに、
障害者
の生涯にわたる多様な
学習活動
の
充実
に取り組んでまいります。
子供たち
の
成長
を
社会
が
一体
となって支えていけるよう、
地域
と
学校
の
連携推進
、
家庭教育
の
支援
などにしっかりと取り組んでまいります。さらに、
在外教育施設
の
機能強化
、
外国人児童生徒等
の
就学促進
や
教育
、
外国人
に対する
日本語教育
の
充実等
を進めてまいります。 これらの
取組
を着実に
実現
するため、必要な財源を
確保
しつつ、
教育投資
の
充実
に努めてまいります。
我が国
の将来にわたる
成長
と繁栄、そしてSDGsの
達成
のための要となるのは、
科学技術イノベーション
です。新たに策定される
科学技術
・
イノベーション基本計画
を着実に実行してまいります。また、リーマン・ショック後に
研究開発投資
が停滞した反省を踏まえつつ、
公的投資
も含めた
科学技術イノベーション活動
への力強い
支援
を行ってまいります。
研究力
の抜本的な
強化
を図るためには、
人材
、
資金
、
環境
に関する
施策
を総動員する必要があります。特に、
研究力向上
の鍵である
若手研究者
への
支援
の
強化
が重要です。
政府目標
である約一万五千人の
博士後期課程学生
への
経済的支援
を早期に
達成
するとともに、優秀な
若手研究者
への
ポスト
の
重点化
などに取り組んでまいります。また、
大学ファンド
について詳細な
制度設計等
を進め、その
運用益
を
活用
して
世界トップレベル
を目指す
研究大学
の
研究基盤
の
強化
に向けた長期的、安定的な
支援
につなげてまいります。
研究活動
における
ニューノーマル
を
実現
するため、
研究
の
デジタルトランスフォーメーション
を
推進
してまいります。さらに、
研究成果
の
切れ目
ない
支援
の
充実
や新興・
融合領域
への
取組強化
などの
研究資金改革
、
研究設備等
の
共用促進
や
研究支援体制
の
強化
などの
研究環境改革
を
大学改革
と
一体
的に進めてまいります。 持続的な
イノベーション
の
創出
には、その源となる
学術研究
、
基礎研究
が極めて重要です。
科研費
や
戦略的創造研究推進事業
の
充実
を図るとともに、多様な
研究者
が挑戦的な
研究
に腰を据えて取り組めるよう、
創発的研究支援事業等
を通じた
支援
を
強化
してまいります。また、
産学官
による
アントレプレナーシップ教育
の
充実
や
大学発ベンチャー
の
創出
に向けた
環境整備
、
産学官共創
による
オープンイノベーション
や
地域
における
イノベーション創出等
を
推進
するとともに、
科学技術
の戦略的な
国際展開
を図ってまいります。 さらに、
大学等
における
技術流出防止
の
強化
と
研究成果
の
創出
、
育成
のバランスを図ることが重要です。
現場
の
研究者
が萎縮することがないよう留意しつつ、
関係
府省と
連携
して
技術管理
を含め安全、
安心
の
実現
に向けて取り組んでまいります。
スーパーコンピューター
「
富岳
」の
整備
を加速し、今月、
共用
を開始しました。これを
研究者
のみならず、
産業界
に広く開放し、
子供たち
にも
体験機会
を提供するなど、
国民共有
の財産として誰もが
活用
しやすい
環境
を整えてまいります。また、
SINET等
の
基盤整備
や
次世代放射光施設
の
整備
などを進めてまいります。 さらに、
AI
、
ビッグデータ等
の
情報科学技術
、
我が国
が
強み
を持つ
再生医療等
の
ライフサイエンス
、
量子技術
、
マテリアル
、
ナノテクノロジー等
の
研究開発
を進めてまいります。二〇五〇年
カーボンニュートラル
の
達成
に向けて、革新的な
環境
・
エネルギー
に関する
研究開発
、
ITER計画等
の
核融合研究
を
推進
するとともに、
地震
、
津波
、火山、
豪雨等
の
防災
・
減災
に関する
研究開発
などを進めてまいります。 今後の
宇宙開発利用
の
充実
に向けて、
アルテミス計画
の
推進
やH3
ロケット
の
開発
、新しい
日本人宇宙飛行士
の募集などに着実に取り組みます。さらに、
北極域研究船
の
建造
を含む
海洋
・
極域
に関する
研究開発
、「
もんじゅ
」の安全、着実かつ
計画的廃止措置
の
実施
も含めた
原子力
に関する
取組
など、
国主導
で取り組むべき
基幹技術
を
推進
します。
スポーツ
や
文化芸術
の
関係者
は、
コロナ禍
において甚大な
影響
を受けつつも、
活動
の
継続
に向けて懸命に努力されています。
スポーツ
、
文化芸術
を通じた
希望
の灯が我々の前に光り輝き続けるよう、
活動
の
再開
、
継続
、
発展
に向けた
支援
の
強化
に努めてまいります。
スポーツ
には、体を動かし楽しむだけでなく、見る
人々
を夢中にさせ感動させる力があります。 まずは夏の
東京オリンピック
・
パラリンピック競技大会
を安全、
安心
に開催するため、
文部科学省
としても
全力
で取り組んでまいります。
国際競技大会
における
日本代表選手
の
活躍
は、
国民
に夢と
希望
を与えるものです。
東京大会
はもとより、その先も見据えて、トップアスリートが
強化活動
に専念できるよう、
感染症対策
の徹底とともに、
競技力強化
に係る
支援
に加え、
東京大会
のレガシーの
継承
、
発展
、更なる
スポーツ
の
振興
に取り組んでまいります。 また、
スポーツ活動
が公正かつ適切に
実施
されるよう、
スポーツ団体
に対し、ガバナンスコードの遵守を促すことを通じ、
スポーツ
インテグリティーの
確保
や
スポーツ
を通じた女性の
活躍促進
に努めてまいります。 そして、第三期
スポーツ基本計画
の策定に向けた
検討
を進め、全ての
人々
が
スポーツ
をする、見る、支える
機会
を
確保
することを通じ、
スポーツ立国
の
実現
を目指します。
文化芸術
は、
国民
の心を豊かにするだけでなく、
経済活動
においても新たな需要や高い
付加価値
を生み出す源泉となるものです。
文化芸術推進基本計画等
に基づき、
関係
府省との
連携
を深め、
文化芸術立国
の
実現
に努めてまいる
所存
です。
コロナ禍
における
文化芸術活動
の
再開
、
継続
、
発展
のための
支援
はもとより、
無形文化財等
の
保護制度
を
整備
するための
法案
及び
デジタル化
に
対応
した
著作権制度
の
見直し
を行うための
法案
を今
国会
に提出しているところです。さらには、
子供たち
が本物の
文化芸術公演
を鑑賞できる
機会
の
充実
に取り組んでまいります。また、
文化財
の
修理
、
整備
、防火・
耐震対策等
も着実に進めてまいります。 そして、
我が国
の
文化芸術
を
世界
へ発信するとともに、その
基盤
を
整備
するため、
日本博
の強力な
推進
、
日本遺産等
の
文化観光拠点
・
地域
の
整備
や
文化施設
の
機能強化等
に取り組み、
伝統文化
から
現代芸術
、
ポップカルチャー
まで幅広い
文化芸術
による
国づくり
を
推進
してまいります。 また、
文化
庁においては、
令和
四年度中の京都における本格的な
業務開始
を目指し、着実に準備を進めてまいります。 間もなく
東日本大震災
から十年を迎えます。
復興
の総仕上げに向けて、今後も引き続き、
就学支援
や心の
ケア
、
学校再開
への
支援
を始め、
復興
を支える
人材育成
、
学校施設
や
文化財
の復旧など、
被災者
に寄り添った
復興
に取り組みます。また、
廃炉
に関する
研究開発
や
人材育成
、
原子力損害賠償
にも着実に取り組んでまいります。 限られた時間の中で全ての
課題
をお示しすることはかないませんが、これまで本
委員会
でお約束してきた
取組
については、私
自身
が
先頭
に立って確実に
実施
してまいる
所存
です。
国民
のために働く
菅内閣
の一員として、
国家
百年の計に立って、
人づくり
を始めとした
文部科学行政
における諸
課題
の
解決
に向け、
国民
に寄り添いながら果敢に
取組
を進めてまいります。引き続き
関係各位
の御
指導
、御
鞭撻
のほど、よろしくお願い申し上げます。
太田房江
4
○
委員長
(
太田房江
君) 次に、
令和
三年度
文部科学省関係予算
について、
丹羽文部科学
副
大臣
から説明を聴取いたします。
丹羽文部科学
副
大臣
。
丹羽秀樹
5
○副
大臣
(
丹羽秀樹
君) この度、
文部科学
副
大臣
兼
内閣
府副
大臣
を拝命いたしました
丹羽秀樹
でございます。 副
大臣
として、
大臣
をよく補佐し、
日本
の将来を担う人を育てる
教育
の
再生
、
国家戦略
としての
スポーツ
の
振興
及び
東京オリンピック
・
パラリンピック競技大会
の
成功
に向けた
取組
に
全力
を尽くしてまいります。 今後とも、
委員長
を始め、理事、
委員
の
皆様方
の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 それでは、
令和
三年度
文部科学省関係予算
につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、
新型コロナウイルス感染症
への
対応
について、これまでも
文部科学省
として三度にわたる
補正予算
などにより、新たな
日常
における幼、小、中、高、
大学等
を始め、
スポーツ
、
文化芸術活動
の
支援
、
研究開発
の
推進
など、
国民
が安全、
安心
に過ごせるよう、
感染症対策等
の
充実
を進めてまいりました。
令和
三年度
予算
においても、引き続き
教育再生
や
科学技術イノベーション
、
スポーツ
及び
文化芸術
の
振興
が
コロナ禍
においても決して
歩み
を止めることがないよう、必要な
施策
を盛り込んでおります。
一般会計
五兆二千九百八十億円、
エネルギー対策特別会計
一千八十八億円などとなっております。 第一に、
教育政策推進
のための
基盤
の
整備
として、
小学校
三十五人
学級
の計画的な
整備
や
GIGAスクール
における
学び
の
充実
など、新しい
時代
の
学び
の
環境
の
整備
及び
学校
における働き方
改革
を
推進
するとともに、
児童生徒等
や
教職員
が安全、
安心
に過ごせるよう、
感染症対策
を
充実
します。 また、
国立大学
の
教育研究
や
経営
の
改革
を一層進めるとともに、
改革
に取り組む
私立大学
への
支援
などの
私学
の
振興
や、
国立高等専門学校
の
高度化
、
国際化
を
推進
します。 さらに、計画的、効率的な
施設
の
長寿命化
を中心とした新たな
日常
を支える
学校施設等
の
整備
を
推進
します。 第二に、夢と志を持ち、
可能性
に挑戦するために必要となる力の
育成
として、
地域
と
学校
の
連携
、
協働
や
子供
の
体験活動
、
学校安全体制整備
を
推進
します。 また、
高等学校教育改革
、
道徳教育
、
いじめ
・不
登校
、
虐待対応
や
感染症対策
を含めた
大学入学共通テスト
の円滑な
実施等
を
推進
します。 第三に、
社会
の持続的な
発展
を牽引するための多様な力の
育成
として、新しい
時代
の
学び
の
環境整備
に向けた
在外教育施設
の
機能強化
、
ソサエティー
五・〇の
実現
及びウイズコロナ、
ポストコロナ
に向けた
大学
、
専修学校等
の
人材育成
を
強化
します。 また、生涯
学び
活躍
できる
環境
の
整備
として、
リカレント教育等社会人
の
学び直し
の総合的な
充実
のほか、
障害者
の生涯
学習活動
、
特別支援教育
を
充実
します。 第四に、誰もが
社会
の担い手となるための
学び
の
セーフティーネット
の
構築
として、
高校生等
への
修学支援
や
高等教育
の
修学支援
の確実な
実施
など、各
教育段階
の
負担軽減
により
学び
の
セーフティーネット
を
構築
します。 また、
外国人材
の
受入れ拡大
に
対応
し、
共生社会
の
実現
を図るため、
日本語教育
、
外国人児童生徒等
への
教育
を
充実
します。 第五に、
スポーツ立国
の
実現
を目指し、
東京オリンピック
・
パラリンピック競技大会等
の
成功
に向けた
対応
として、
競技力向上
や
ドーピング防止活動等
に取り組むとともに、新たな
日常
における
スポーツ施策
の総合的な
推進
と
スポーツ
レガシーの
継承
のための
子供
の健やかな心身の
育成
、
スポーツ参画人口
の
拡大
、
地域運動部活動
の
推進
、
スポーツ産業
の
成長促進
、
障害者スポーツ等
を
推進
します。 第六に、
文化芸術立国
の
実現
を目指し、新たな
日常
の
文化芸術活動
、
人材育成
を
支援
するとともに、
子供たち
が多様な
文化芸術
に触れる
環境等
を
充実
します。 また、
文化財
の
次世代
への確実な
継承
のため、
修理
や
防災対策
、
修理技術者等
の
育成
、邦楽の
普及拡大
の
推進
、
日本遺産等
の
地域
の
文化資源
の
磨き上げ
や
文化観光
の
推進等
による
地域活性化
を
推進
します。 第七に、
我が国
の抜本的な
研究力向上
と優秀な
人材
の
育成
のため、
世界レベル
の
研究基盤
を
構築
するための
大学ファンド
の
創設
、
科研費
、
戦略的創造研究推進事業
、
創発的研究支援事業等
の
基礎研究
の
充実
に加え、
博士課程学生
が
生活面
での心配をすることなく
研究
に打ち込めるよう、
研究費
や
生活費相当額
を支給するなど、
博士課程学生
の
処遇向上
を始めとした
若手研究者支援等
を
推進
していきます。 また、
ソサエティー
五・〇を
実現
し未来を切り開く
イノベーション創出
とそれを支える
基盤
の
強化
のため、新たな
価値
を生み出していく
アントレプレナーシップ人材
の
育成
、
大学発ベンチャー創出
、
産学連携
を
推進
するとともに、
研究環境
の
デジタルトランスフォーメーション
を
推進
します。さらに、
新型コロナウイルス感染症対策
にも
活用
されている
スーパーコンピューター
「
富岳
」や
次世代放射光施設
を始めとした
世界最高水準
の
大型研究施設
の
整備
、
共用
を図ります。 第八に、
国家戦略
に基づく
AI
や
量子技術
、
マテリアル
の各
分野
、将来の
感染症対策
に貢献する
創薬研究支援等
の健康・
医療分野
の
研究開発等
を
推進
してまいります。 また、大
規模自然災害対策等
の
国民
の安全、
安心
やフロンティアの開拓に資する
課題解決型研究開発
を
実施
するため、
アルテミス計画
への
参画
を含む
国際宇宙探査
やH3
ロケット
の打ち上げなどの
宇宙
・
航空分野
、
北極域研究船
の
建造
を含む
海洋
・
極域分野
、
地震
・
津波観測研究等
の
防災
・
減災分野
、二〇五〇年
カーボンニュートラル
、脱
炭素社会
の
実現
に必要な
環境エネルギー分野
、
原子力分野
については、
基礎基盤研究
とそれを支える
人材育成
、「
もんじゅ
」、「ふげん」の安全かつ着実な
廃止措置
に係る
取組
などを
推進
してまいります。 以上、
令和
三年度
文部科学省関係予算
の概要につきまして御説明申し上げました。 なお、これらの具体的な内容につきましては、お手元に資料をお配りいたしておりますので、御説明を省略させていただきます。
太田房江
6
○
委員長
(
太田房江
君) 以上で
所信
及び
予算
説明の聴取は終わりました。 本件に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。 午後零時二十三分散会