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2021-06-09 第204回国会 参議院 災害対策特別委員会 第8号
公式Web版
会議録情報
0
令和三年六月九日(水曜日) 正午開会 ─────────────
委員
の
異動
六月八日 辞任
補欠選任
平木
大作
君
高橋
光男
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
新妻
秀規
君 理 事 足立 敏之君 馬場
成志君
吉田
忠智
君 杉
久武
君 委 員 大野 泰正君 加田 裕之君 酒井
庸行
君 自見はなこ君 そのだ
修光
君
滝沢
求君 野村 哲郎君 藤木
眞也君
小沼 巧君 熊谷 裕人君
塩村あや
か君
高橋
光男
君 室井 邦彦君 浜口 誠君
武田
良介
君
衆議院議員
災害対策特別委
員長
金子
恭之
君
災害対策特別委
員長代理
津島
淳君
災害対策特別委
員長代理
額賀福志郎
君
災害対策特別委
員長代理
逢坂
誠二
君
災害対策特別委
員長代理
佐藤
英道
君
国務大臣
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
防災
) )
小此木八郎
君
事務局側
常任委員会専門
員 林 浩之君 ───────────── 本日の会議に付した案件 ○
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
の
推進
に関する
法律案
(
衆議院提出
) ─────────────
新妻秀規
1
○
委員長
(
新妻秀規
君) ただいまから
災害対策特別委員会
を開会いたします。
委員
の
異動
について御報告いたします。 昨日、
平木大作
さんが
委員
を辞任され、その
補欠
として
高橋光男
さんが
選任
をされました。 ─────────────
新妻秀規
2
○
委員長
(
新妻秀規
君) この際、
金子衆議院災害対策特別委員長
から
発言
を求められておりますので、これを許します。
金子衆議院災害対策特別委員長
。
金子恭之
3
○
衆議院議員
(
金子恭之
君)
衆議院提出
の
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
の
推進
に関する
法律案
につきましては、
案文
中に誤りがあることが判明し、正誤をもって訂正させていただきました。 心よりおわびを申し上げます。 ─────────────
新妻秀規
4
○
委員長
(
新妻秀規
君) それでは、
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
の
推進
に関する
法律案
を
議題
といたします。 まず、
提出者衆議院災害対策特別委員長金子恭之
さんから
趣旨説明
を聴取いたします。
金子衆議院災害対策特別委員長
。
金子恭之
5
○
衆議院議員
(
金子恭之
君) ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
提案
の
趣旨
を御説明申し上げます。
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
に関しては、
政府
において、阪神・
淡路大震災
の
経験等
を踏まえ、病床や
手術室
を備えた
艦船
の
整備等
の
取組
が行われてきましたが、
東日本大震災
の際には十分に
活用
することができませんでした。このため、その
教訓
を踏まえた
検討
が行われ、これまで
既存船舶
を用いた
実証訓練
なども行われてきました。 一方で、今般の
新型コロナウイルス感染症
の流行を契機に、
感染症
への
対応
においても
船舶
の
活用
に対する
期待
が大きくなっております。 四方を海に囲まれた
我が国
は、
水産資源
や
海底資源
の
活用
や海を通じた交流を図るため、古来、
船舶
の
建造技術
や
操船技術
を蓄積し、
海洋国家
として発展してきました。これらの
技術
の蓄積を
災害
時等の
対応
においても最大限に
活用
し、
船舶
を
活用
した
医療提供体制
を
整備
することは、今後
発生
が懸念される
南海トラフ地震等
の大
規模災害等
への備えとして極めて重要であると考えます。 本
法律案
は、海に囲まれた
我が国
においては
災害
時等における
医療
を
確保
する上で
船舶
を
活用
した
医療
の
提供
が効果的であることに鑑み、
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
の
推進
に関する
基本理念
及び
基本方針
その他の
基本
となる事項を定めるとともに、
船舶活用医療推進本部
を設置することにより、
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
を総合的かつ集中的に
推進
しようとするものであります。 次に、本
法律案
の内容について御説明いたします。 第一に、
基本理念
として、
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
の
推進
は、
災害
が
発生
した
地域等
において必要とされる
医療
を
船舶
を
活用
して的確かつ迅速に
提供
することにより、
当該地域
にある
医療施設
の
機能
を補完し、
国民
の
生命
及び
身体
を
災害等
から保護することに資することを旨とし、行われなければならないこととしております。 第二に、国は、
基本理念
にのっとり、
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
の
推進
に関する
施策
を総合的に策定し、及び実施する責務を有することとしております。 第三に、
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
は、
災害
時等における
船舶
を
活用
して
提供
される
医療
と
陸上
の
医療施設
において
提供
される
医療
との適切な
役割分担
及び
相互
の
連携協力
を
確保
すること等の
基本方針
に基づき
推進
されるものとしております。 第四に、
政府
は、
基本方針
に基づく
施策
を実施するため必要な
法制
上又は財政上の
措置
その他の
措置
を講ずるものとし、この場合において、必要となる
法制
上の
措置
については、この
法律
の
施行
後一年以内を
目途
として講じなければならないこととしております。 第五に、
政府
は、
政府
が
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
の
推進
に関し講ずべき
措置
について必要な
整備推進計画
を策定しなければならないこととしております。 第六に、
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
の
推進
を総合的かつ集中的に行うため、
内閣
に、
内閣総理大臣
を
本部長
とする
船舶活用医療推進本部
を置くこととしております。 なお、この
法律
は、
公布
の日から起算して三年を超えない範囲内において
政令
で定める日から
施行
することとしております。また、
船舶活用医療推進本部
については、この
法律
の
施行
後五年を
目途
として総合的な
検討
が加えられ、その結果に基づいて必要な
措置
が講ぜられるものとすることとしております。 以上が、本
法律案
の
提案
の
趣旨
であります。 何とぞ、速やかに御賛同くださいますようお願い申し上げます。
新妻秀規
6
○
委員長
(
新妻秀規
君) 以上で
趣旨説明
の聴取は終わりました。 これより
質疑
に入ります。
質疑
のある方は順次御
発言
願います。
塩村あやか
7
○
塩村あや
か君
立憲民主
・
社民
の
塩村
でございます。 これ、
病院船
の
推進
ということだと思うんですが、まず、本
法案
で
発議者
が
想定
をしているこの
病院船
というものが具体的にどのようなものなのかを、これどういうものを
想定
しての
法案提出
であるかをお
伺い
したいと思っております。 といいますのも、三月三十日に公表されました
病院船
の
活用
に関する調査・
検討
を踏まえた
政府
の
考え方
によれば、様々な
課題
があることから、当面、新たに
病院船
の
建造
に
着手
をするのではなく、
既存船舶
を
活用
した
災害医療活動
の
具体化
に取り組むと、こうしたことだったんですね。恐らくこれは、
自衛隊
に
医療機能
を持った
艦艇
が九隻ほどあることから、まずはこちらを
活用
するという
考え方
なんだろうというふうにも思います。 確かに、これまで
自衛隊
は、既に
災害救助
で
実績
があるんですが、実は
医療機能
を有する
艦艇
が
災害救助
に出て
民間人
を診療したという
実績
がないとのことなんです。 ということで、
病院船
には、
医療従事者
の
確保
とか、
運航要員
の
確保
とか、
平時
の
活用
の
確保
、これコストがすごく掛かるということなんですが、こうしたことを考えたとき、
自衛隊艦艇
の、
艦船
の
活用
も視野に入れているのかも併せてお
伺い
をしたいと思います。
逢坂誠二
8
○
衆議院議員
(
逢坂誠二
君) 御
質問
ありがとうございます。答弁させていただきます。 今回のこの
法案
の中では
病院船
という文言は用いてはおりませんけれども、一般的に
病院船
とは、
災害
時において船内で
医療行為
を行うことを主要な
機能
とする
船舶
をいうと、そのように理解しております。 その上で、本
法案
の第四条第二号においては、
災害
時等における
医療
の
提供
の用に主として供するための
船舶
の
保有
について
規定
しているところであり、
既存
の
自衛隊艦艇
の
目的
は
基本
的に国の防衛ということになっておりますので、同号の
船舶
に該当するとは言い難いと理解をしております。 他方、同条八号においては、
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
の
推進
に関し必要と認められる
施策
を実施すること、この
規定
がございます。
委員
御
指摘
の
医療従事者
の
確保
、
運航要員
の
確保
及び
平時
の
活用確保
といった
課題
の解決に資するよう、
災害
時等において
既存
の
自衛隊艦船艇
の
活用
を図ることはこの
施策
に含まれるというふうに考えられます。 したがいまして、いずれにしましても、この
船舶
の
保有
及びその
活用
の在り方については、この
法律
の
施行
後に設置される
船舶活用医療推進本部
において適切に
検討
されるものと考えております。 以上です。
塩村あやか
9
○
塩村あや
か君 ありがとうございます。 続きまして、
タイムスケジュール
についてお
伺い
をしたいというふうに思っております。 本
法案
は、四条に掲げられた
基本方針
の
法制
上の
措置
を本
法律
の
施行
後一年以内を
目途
に講ずる義務を課しています。時間的な余裕が余りないのではないかと思うんですが、このように
規定
をした
趣旨
を教えてください。また、
施行期日
は
公布
後三年以内の
政令
で定める日とされているんですが、この
理由
、
提出者
として、
政府
において具体的にどのような
取組
がなされることを
期待
をしているのか、お
伺い
いたします。
逢坂誠二
10
○
衆議院議員
(
逢坂誠二
君) 御
質問
いただいた中で、まず
施行期日
を
公布日
から三年以内の
政令
で定める日とした
理由
について申し上げますと、まず、この
病院船
、いわゆる
病院船
を具現化していくためには様々な
法制
上の
措置
も必要になることも考えられますので、そのための
準備
も必要であろうということが一点。それからさらに、
政府
における
病院船
の
活用
に関する結果、
検討
の結果ですね、これを、新設される
船舶活用医療推進本部
の
議論
に生かすための時間を
確保
する必要があること。さらにもう一点、
新型コロナウイルス感染症
への
対応
から得られる
知見
も
活用
することが有益であること。こういった
理由
から、本
法案
が
施行
される前に十分な
議論
や整理の
準備
を行うための
期間
を設けるべきだろうと。そういう
考え方
から、
公布日
から三年以内で
政令
で定める日を
施行日
としたものであります。 しかも、事前に十分な
施行期間
を、あっ、
施行
までの
期間
を置いた上で
準備
を行った上で、本
法案
が
施行
された際にはできるだけ速やかに
病院船
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
を進めていくことが必要であり、
政府
はそのための
措置
を講ずるものとしております。
体制整備
には今申し上げたとおり様々な
課題
がありますけれども、
体制
の
整備
のために新たな
法整備
が必要となった場合には、その
法律
の
施行
までに更に一定の
期間
が必要となる
可能性
もありますが、少なくとも
法制
上の
課題
によって
体制整備
に遅れが生ずることのないように、必要な
法制
上の
措置
については
施行
後一年以内に講ずることを
目途
としたということであります。 それから、
提出者
としましては、
政府
において、
課題
の一つである
人員
の
確保
に向けた
取組
、あるいは
船舶
を
活用
した
医療活動
の本格的な
訓練
の実施とその
知見
の
活用
などの
取組
がなされることで、速やかに
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
が図られることを
期待
をしているところでございます。 以上です。
塩村あやか
11
○
塩村あや
か君 終わります。ありがとうございました。
武田良介
12
○
武田良介
君
日本共産党
の
武田良介
でございます。よろしくお願いいたします。 本
法案
が
目的
とする
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
の
推進
は、
災害
が
発生
し、あるいは
感染症
が
発生
し、またあるいはそのおそれがある
地域
において必要とされる
医療
を
提供
することで、
国民
の
生命
及び
身体
を守るために行われるべきだというふうに思います。 そこで、まず、本
法案
の
基本理念
について
確認
をさせていただきたいと思います。
額賀福志郎
13
○
衆議院議員
(
額賀福志郎
君)
武田委員
に
お答え
をいたします。 先ほど
金子委員長
から
趣旨説明
がありましたけれども、この
基本理念
につきましては第二条に述べられております。
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
の
推進
は、
災害
が
発生
をし、又は
感染症
が
発生
し若しくは蔓延し、若しくはそのおそれがある
地域
において必要とされる
医療
を
船舶
を利用して的確かつ迅速に
提供
することにより、
当該地域
にある
医療施設
の
機能
を補完し、
国民
の
生命
及び
身体
を
災害
又は
感染症
から保護することにあるということでございます。これはもう
武田委員
御承知のとおりであります。 ポイントは、
災害
が
発生
した
地域
において必要とされる
医療
を
船舶
を
活用
して的確かつ迅速に
提供
すること、それは、
当該地域等
における
陸上
の
医療施設
の補完的な
役割
を果たして
国民
の
生命
、財産を守るということに尽きると、こう思っております。 よろしくお願いします。
武田良介
14
○
武田良介
君
船舶
を
活用
して
医療施設
の
機能
を補完するということだというふうに思います。
内閣
府の
病院船
の
活用
に関する
検討会
の
報告書見
ますと、様々な
課題
が
指摘
をされております。
病院船
が
医療活動
を行うまでの
タイムライン
を
検討
しますと、
病院船
は、
災害
が
発生
してから
被災地周辺
の海域に移動するまでに少なくとも七十二時間を要するというふうに
想定
をされております。さらに、
病院船
を接岸して
活用
するためには、
被災地周辺
の
港湾
、
航路
について
船舶
の
運用
に
支障
がない
程度
にまで
機能
を
確保
することが必要だというふうに
指摘
をされておりまして、
東日本大震災
の際には、
瓦れき
の撤去、
接岸場所
の
安全確認
、
航路啓開等
が必要となり、これらへの作業の
着手
は
地震発生
後七十二時間
程度
が経過した後となり、
緊急物資輸送船
が
港湾
の
利用開始
まで
最短
で三日間、多くの岸壁が利用可能となり、
緊急物資
以外の
物資
、燃料などを積載した
船舶
の
入港
は
最短
で五日
程度
を要したというふうにあります。 こうした
課題
について、今後どう
検討
されていくのか、
提出者
の考えを
伺い
たいと思います。
津島淳
15
○
衆議院議員
(
津島淳
君) 御
質問
ありがとうございます。
武田委員
の御
質問
に
お答え
をいたしたいと存じます。 私、東北、青森の選出、今日は
滝沢委員
もおられますが、
東日本大震災
はまさに地元で起きた大
災害
であり、まだいまだに脳裏に焼き付いているところであります。その震災というものがまさに
船舶
を
活用
した
災害医療
の
提供
ということに関わる端緒であったということでございます。
委員
御
指摘
のとおり、この
病院船
の
活用
に当たっては
検討
すべき様々な
課題
があると認識をしております。特に、
災害
時における
船舶
の移動や
入港等
には制約があるということ、そして
病院船
の
役割
は
陸上
の
医療機関
を補完するものであるということには、これは留意が必要だと考えます。 その上で、
地震
であるとか津波であるとか、あるいは
豪雨災害
といった
災害
の種類、あるいはその
規模
に応じどのような
機能
の補完が求められるのかということを
検討
する、それが非常に重要なことであると考えております。 いずれにしても、この
課題
については、本
法律
の制定、成立後に設置される
船舶医療活用推進
、
船舶活用医療推進本部
において適切に
検討
されるものと考えております。 以上です。
新妻秀規
16
○
委員長
(
新妻秀規
君) おまとめください。
武田良介
17
○
武田良介
君 はい。 ありがとうございました。
医療従事者
の方の
確保
というのも最大の
課題
だというふうに
指摘
をされています。その点についても力を注ぐ必要があるというふうに申し述べまして、
質問
を終わりたいと思います。 ありがとうございました。
新妻秀規
18
○
委員長
(
新妻秀規
君) 他に御
発言
もないようですから、
質疑
は終局したものと認めます。 これより討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに
採決
に入ります。
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
の
推進
に関する
法律案
に
賛成
の方の
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
新妻秀規
19
○
委員長
(
新妻秀規
君)
全会一致
と認めます。よって、本案は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 この際、
吉田
さんから
発言
を求められておりますので、これを許します。
吉田忠智
さん。
吉田忠智
20
○
吉田忠智
君 私は、ただいま可決されました
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
の
推進
に関する
法律案
に対し、自由民主党・
国民
の声、
立憲民主
・
社民
、公明党、
日本維新
の会及び
国民民主党
・新緑風会の
各派共同提案
による
附帯決議案
を
提出
いたします。
案文
を朗読いたします。
災害
時等における
船舶
を
活用
した
医療提供体制
の
整備
の
推進
に関する
法律案
に対する
附帯決議
(案)
政府
は、
本法
の
施行
に当たり、次の諸点について適切な
措置
を講じ、その
運用
に万全を期すべきである。 一
陸上
の
医療施設
において
提供
される
医療
との適切な
役割分担
及び
相互
の
連携協力
の
確保
を図るに当たっては、いわゆる
ドクターヘリ
や
ドクターカー
など多様な
救急医療
の
提供手段
も含めて考慮することにより、
災害
が
発生
した
地域等
において必要とされる
医療
の的確かつ迅速な
提供
が可能となるよう努めること。 二
保有
する
船舶
を
検討
するに当たっては、
我が国
が長く多様な
海岸線
を持ち、大小様々な
港湾
が存在する中で、
船舶
を
活用
した
医療提供
が求められる様々な状況を勘案し、十全な
機能
が発揮されるよう、留意すること。また、
船舶
の
保有
・
運用
に係る経費や新たに
建造
する場合はその
建造費
などが過大とならないよう留意すること。 三
災害
時等以外において、
保有
する
船舶
を
国際緊急援助活動等
に
活用
する場合には、「
災害
が
発生
した
地域等
」において必要とされる
医療
を
船舶
を
活用
して的確かつ迅速に
提供
するという本来の任務に
支障
を来すことのないようにすること。 四
船舶
の
運用主体
が国以外の者となった場合には、その
運用
に係る
人員
の
確保
について、
国民
から公務員の天下りの
手段
との疑念を抱かれることのないよう、留意すること。 五
災害等
から得られた
教訓等
を踏まえて、
本法
に基づく
措置
については、必要に応じて適宜見直すこと。 六
本法
に基づく
措置
については、当
委員会
に適宜報告すること。 右
決議
する。 以上でございます。 何とぞ
委員各位
の御賛同をお願い申し上げます。
新妻秀規
21
○
委員長
(
新妻秀規
君) ただいま
吉田
さんから
提出
されました
附帯決議案
を
議題
とし、
採決
を行います。 本
附帯決議案
に
賛成
の方の
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
新妻秀規
22
○
委員長
(
新妻秀規
君)
全会一致
と認めます。よって、
吉田
さん
提出
の
附帯決議案
は
全会一致
をもって本
委員会
の
決議
とすることに決定をいたしました。 ただいまの
決議
に対し、
小此木防災担当大臣
から
発言
を求められておりますので、この際、これを許します。
小此木防災担当大臣
。
小此木八郎
23
○
国務大臣
(
小此木八郎
君) ただいまの御
決議
につきましては、その
趣旨
を十分に尊重して、
関係省庁
が連携し、適切な
対応
に努めてまいります。 ありがとうございます。
新妻秀規
24
○
委員長
(
新妻秀規
君) なお、
審査報告書
の作成につきましては、これを
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
新妻秀規
25
○
委員長
(
新妻秀規
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後零時二十三分散会