○
舞立昇治君 茂木
大臣、ありがとうございました。水面下の話でなかなか余り言えないかと思ったら、詳しく丁寧に御答弁いただきまして、ありがとうございました。
是非、恐らく
アメリカ、北朝鮮に対する政策レビュー、もう終わっているんじゃないかと思っておりますので、何とか
日米首脳会談で有意義な内容の会談がなされることを期待したいと思います。
次に移りますが、大和堆の問題でございます。
茂木
大臣、大和堆を御存じでしょうか。甘エビやイカ、カニなど、いかにもおいしい水産物が捕れる日本海有数の好漁場である大和堆におきましては、北朝鮮や中国を始めとする
外国漁船の違法操業が絶えず、これがまた年々悪質化、巧妙化、広域化する
状況に、現場の漁業関係者、長年にわたり悔しい、悲しい思いをしていることにつきましては、私、農林水産
委員会で度々取り上げさせていただいているところでございます。
御承知のとおり、昨年九月に、
我が国の排他的経済水域の中で北朝鮮の公船が出現する
事態が発生し、そして、この一か月にもわたり
我が国の漁船が操業ができない
事態が続いたことに、日本海側の議員として、そして党の、自民党の水産部会長として強く憤慨しているところでございます。
また、今回は、今までは北朝鮮の船で、小さな木造船による違法操業がメーンであったわけでございますが、今回、北朝鮮の公船を盾にして、その背後で中国船らしき漁船が漁をしまくっている、その中国船というのは、木造船じゃなくて大きな鋼船、鉄の船ということで、本当に大量に漁獲されてしまっているというようなことで、
危機のレベル、ステージが格段に上がったと私は判断しておりまして、ましてや、水研機構の調査によれば、中国は日本の十倍ものスルメイカを漁獲しているという許し難い
情報もございます。
今回、
我が国の漁船が退避した足下を見て、今後も中国は北朝鮮と結託して日本のEEZにより深く分け入って侵入してくるおそれがあるところ、野上農林水産
大臣からは、今後は、そのような中国漁船、北朝鮮公船が出現したとしても、
我が国漁船の安全を
確保しつつ操業を行えるよう、現場勢力である水産庁と
海保が
連携して
対応することとし、特に北朝鮮は武器を有している可能性が排除されないので、
我が国漁船の安全
確保については
関係省庁間で万全を尽くすと答弁をいただいているところでございます。
外務省からも、中国及び北朝鮮に対し引き続きしかるべく申入れを行うと言ってはいただいておりますけれども、なかなか、党の水産部会で議論しているときには、なかなか
外務省の本気度が感じられないとの声が聞かれるところでございまして、これまで以上にしかるべき強いレベルで申入れしていただきたいと思いますし、
海保とも
連携し、今度やったら毅然と拿捕するぞくらいの警告をしていただきたいと思っておりますが、これまでの申入れの
状況と今後の毅然とした
対応方針について、茂木
大臣、どうぞよろしくお願いいたします。