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高橋光男君 公明党の
高橋光男です。
本日に至るまで、医療
従事者を始めとする関係者の
皆様の御尽力、
国民の
皆様の御
協力に心から感謝を申し上げます。
時間の関係上、まとめてお伺いします。
総理、先日、コロナ
ワクチンを
接種されました。先ほ
ども、痛みは感じなかった、直後は何もなく、本日も元気いっぱいだとおっしゃいました。来月からいよいよ高齢者の
接種が始まります。
ワクチンを打って安心した、今は問題ない、周りも安心している、だから希望する
皆さんも打ってほしいと、明確かつ継続的に発信をしていただけないでしょうか。
そして、
ワクチンが普及するまでが本当の正念場です。特に、
感染再
拡大防止のために今後鍵となるのは
検査だと私は思います。
そこで、まず、
変異株の
検査体制について伺います。
今回、新規
感染者の
検査割合を四〇%程度に引き上げる
方針を
示しました。なぜ四割なのですか。五割超にすべきという
専門家もいます。地元、神戸市は六割、全国一の規模で独自調査をしています。
また、これまで国立
感染症研究所が最終的な確定
判断をしていますが、正確かつタイムリーに
感染動向をつかむ上では無理があると思います。さらに、総数だけでなく推移も
示していくべきだと思います。是非、オールジャパンでの
検査体制を確立できるよう、地方衛生研究所の
検査強化、大学や民間
検査機関等との
協力体制の方策を明確に
示し、必要な予算も手当てしていただきたいと思います。
次に、現場の声を是非お届けしたいと思います。
現在、
変異株検査は、通常の
検査で陽性が判明した後、陽性者の検体の中から疑わしいものを抽出して行っています。その結果、後で陽性が判明したら、一度退院してもまた入院しなければなりません。その後、二回
PCR検査で陰性確認がないと退院できません。実際、神戸では、現在、入院患者数が増加、入院
期間も長期化し、
病床占有率が七割から八割となっています。同時に、一度退院した
感染者への説明や、入院、
協力依頼など、現場対応も非常に困難になってきています。今後、
検査割合が増えれば、同じことが他の地域で起こると思います。神戸の
経験を生かさなければならないと私は思います。
したがって、これからの
病床逼迫を避けるためにも、
変異株感染者の入院
期間、退院
基準の取扱いなど、現場対応の指針を国として早急に
示していくべきと考えますが、いかがですか。
最後に、今月中の
高齢者施設の
集中的検査についても、国として現場での
実施状況を
検証し、財政面での継続支援を明確に
示していただきたいと思います。この点、歓楽街等の
モニタリング検査も同様です。
冒頭、
総理、そして
大臣がおっしゃられたように、
国民の
皆様の命と健康を守ることを第一に、
政府には引き続き
全力で取り組んでいただくことを強く申し上げて、私の発言とします。