○田村まみ君 ありがとうございます。
デジタル化の壁となる膨大な手続や文書主義など、国会、立法府側でも共に乗り越えていかなければいけない
課題もたくさんあると思いますけれども、今回の本当にデジタル関連
改革の五法案が、実際には提出した際に四十五か所の誤りがあったり、正誤表でも二か所誤りがあるということで、なかなかこの縦割りというところも抜け出せない中での
省庁の、新しい庁の創設ということなので、先ほど来言っていただいている
評価ですね、その辺が非常に重要になってくると思いますし、
是非、それは
川本参考人の御
経験を生かして、皆さんが
やりがいがあり成果が出せる、
国民が一人一人が実感できるシステムが享受できる
省庁を構築していく人材育成と処遇の
実現を目指していただきたいというふうに思います。
最後の
質問になりそうなので、ちょっと順番が変わるのかな。次に、
公務員倫理規則についてお
伺いをしたいというふうに思います。
川本候補が
大学院で教鞭を執っていらっしゃった
経験を基にインタビューを受けている記事をちょっと拝見しました。先行き不透明な時代の中での求められる人材として、
日本の教育で、
自分の
考えをまとめたり、それを他人に伝える、そういう力が重視されてこなかったと、しっかり人と議論を重ねて
考えを深化させるという習慣や
経験が少ない、これは学校だけではなく、
企業など大人の
世界にも持ち越されて、
日本の
課題ではないかと、そういうところを読みました。
そこで、現在、
国家公務員の倫理規程の遵守について非常に話題になっていますけれども、それを遵守するための
一つのツールとして、
国家公務員倫理規程質疑応答集の内容、これについて
伺いたいと思います。
公務員は全体の
奉仕者で、
職務遂行に当たっては中立公正性が求められている方々というのは大前提なんですけれども、その方々の判断のためにあるこの倫理規程の
質疑応答集の内容を確認したところ、相当に細かく、まあ表現するなら中学生の学校の校則よりも細かく書いてあるんじゃないか、それをほうふつさせるような内容で記載がされていました。かつての
公務員のいわゆる不祥事がもとで政省令化して作成したものでありますけれども、ここまで詳細に定められないとあるべき規則が守れないのか、
仕事ができないのかというふうな私は印象を持ちました。
是非、この
質疑応答集が必要でないというふうには申し上げませんけれども、本当にこの、本当の意味で
国家公務員倫理規則、これが守られるということがどうやったら
実現するのか、率直な御感想でもよろしいので、教えていただければと思います。