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杉本委員 日本維新の会、維新の
杉本和巳であります。
まず、二十日の日に、航空自衛隊の隊員が
アメリカにおいて訓練中、二等空尉、殉職されました。誠に残念の極みでありますが、ここに敬意を表し、殉職された隊員の御冥福をお祈り申し上げたく存じます。
また、今日は、ニュージーランド地震から十年、そして、一週間余り前、二月十三日に東北の地震が、今も高橋さんが
質疑されていましたけれども、地震があって、三月十一日、間もなく迎えようとしております。そういった二月二十二日という日にちは、また竹島の日でもあります。
そういった意味で、今日は二点、緊急事態というか災害というか、そういった観点のやはりコロナの問題、そしてもう一点は、やはり
我が国の領土、領海、領空を徹底的に守るという防衛、積極防衛、そういうような観点から
質疑をさせていただきます。
それで、まず、ちょっと今日のところは、やはり総務省、農水省、幹部、OBの接待問題、これが起きております。特段答弁は求めませんけれども、私ども維新としては、やはり綱紀粛正、そして厳正厳格な処分をされることを強く求めておきます。
さて、冒頭、私ども維新の基本姿勢をまた改めてちょっと申し上げさせていただきたいと思っておりますが、私ども維新は、身を切る改革ということで、このコロナの問題に対しても、衆議院、参議院、十名、十六名、二十六名おりますが、この冬のボーナスも三割カットして、そして医療機関に寄附をさせていただくという形で、
国民の皆様に寄り添う政党として存立させていただいております。
また、御案内かと
思いますが、テレビを御覧の方は御存じないかもしれないのでまた申し上げるんですが、毎月の給料、ボーナスは六十万でしたが、毎月の給料は二十万近く、正確には十八万円、これをもう七年間、毎月毎月、これは衆参全員ですね、まとめて、そして小切手の形にして、地震のあった被災地あるいは豪雨のあったところに小切手の形でお持ちして、義援金として、
国民の皆さんに寄り添う政党として活動しているということで、この点も御理解いただきたいと
思います。
そしてもう一点、ちょっと今日は、私ども維新は、最近、新所得倍増計画というタイトルで、馬場幹事長始め、この
藤田さんも
説明させていただいていますが、ちょっとベースの部分を改めて皆さんに知っておいていただきたいんですが、社会保障、税、そして
成長戦略という三本柱ではあるものの、そこのベースには、私ども言っておりませんけれども、教育、教育の無償化、そして
日本の
成長戦略の本質は、一に教育、二に教育、三に教育だ、人材だ、こう思っているわけでございます。
そういった意味で、大阪の府立と市立を一緒にした新大学では、大学の授業料無償化、実質無償化、収入五百九十万円以下の御家庭に対しては実質無償化を実行しています。
そしてまた、これも大阪市の事例ですが、塾代の補助という形で、塾に限らず子供
たちがサッカーでも習い事でも結構なんですが、月一万円、年間十二万円の助成をして、将来を担う子供
たちの教育をベースにこの
成長戦略、新所得倍増計画を考えているということを冒頭申し上げさせていただきたく存じます。
次に、コロナについて伺わせていただきたいんですが、
総理は施政方針演説で、命と健康を守り抜く、こう強い言葉をおっしゃいました。本当に大事な言葉であると心から思っております。
そういった意味で、衆議院の任期との話で質問させていただきたいんですが、この秋、十月二十一日に衆議院は任期満了を迎えます。しかし、ここに書きましたとおり、今の予定、今週末までに、河野さんが、また日程をちょっと修正しなきゃいけないというようなことを昨日おっしゃいました。また、ここの数字で見ると、医療関係の数が、昨日の河野さんの発表で三百七十万人が四百七十万人に百万人増えちゃったというようなことがあって、内部の
事情もいろいろ変わる。
そして、相手があることです。ファイザーが供給側であって、そのファイザーが輸出するに当たってはEU側の承認が要る。こういう、相手がある話なので、私は、余り
国民の皆さんにワクチン、ワクチンということで期待していただくと、また、遅いじゃないか、こういう話になってしまって意味がないと。
本当に、このワクチンの接種というものを、大事だ、
国民の命と健康を守るんだ、こういう
総理の姿勢が求められていると思うんですけれども、ちょっと、私、衆議院議員を三期目をやらせていただいていますが、いつも厳しい選挙なんです。緊張しておりますけれども、そういった意味で、ここにいらっしゃる自民党の皆さんも、最近いろいろなことが起きて困っていると
思いますが……(発言する者あり)古屋先生でさえ同じだとおっしゃいますが、ここで、やはりワクチンの接種は重要だ、ただし、そんなに皆さん焦らないでほしい、着実にやっていくからと。
解散も、優先順位がどうのということは、
総理、答弁しにくいと
思いますけれども、まずはワクチンなんだと。解散ということは、まあ、ないと言っては、そんな権利は私にはありませんし、解散権は
総理にあることも十分分かっていますし、ちょっとここのところ解散が多過ぎたとも
思いますが、任期満了近くまで、とにかくワクチンをしっかりやっていく。
そして、オリンピックだって、担当
大臣が替わり、そして、進めていくという覚悟はお持ちだと思うので、この
ワクチン接種と衆議院の解散について、
総理のお答えをいただければありがたいです。お願いします。
〔
委員長退席、
山際委員長代理着席〕