運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
kokalog - 国会議事録検索
2021-02-19 第204回国会 衆議院 本会議 第9号
公式Web版
会議録情報
0
令和
三年二月十九日(金曜日) ――
―――――――――――
令和
三年二月十九日 午後一時 本
会議
――
―――――――――――
○本日の
会議
に付した案件
財政運営
に必要な
財源
の
確保
を図るための
公債
の
発行
の
特例
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
)の
趣旨説明
及び
質疑
午後一時二分
開議
大島理森
1
○
議長
(
大島理森
君) これより
会議
を開きます。 ――
――◇―――――
財政運営
に必要な
財源
の
確保
を図るための
公債
の
発行
の
特例
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
)の
趣旨説明
大島理森
2
○
議長
(
大島理森
君) この際、
内閣提出
、
財政運営
に必要な
財源
の
確保
を図るための
公債
の
発行
の
特例
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
について、
趣旨
の
説明
を
求め
ます。
財務大臣麻生太郎
君。 〔
国務大臣麻生太郎
君
登壇
〕
麻生太郎
3
○
国務大臣
(
麻生太郎
君) ただいま
議題
となりました
財政運営
に必要な
財源
の
確保
を図るための
公債
の
発行
の
特例
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
の
趣旨
を御
説明
申し上げます。
日本経済
につきましては、
新型コロナウイルス感染症
の
影響
により、依然として厳しい
状況
にあります。
政府
といたしましては、
令和
三
年度
予算等
により、
新型コロナウイルス感染症
の
影響
を受けている
国民
の命と
生活
を守るため、
感染拡大防止
に万全を期すとともに、将来を切りひらくため、中長期的な
課題
を見据えて着実に
対応
を進めてまいります。
少子高齢化
に伴う構造的な
課題
に直面している
日本
の
財政
は、
新型コロナウイルス感染症
に
対応
する中で、より厳しい
状況
にあります。引き続き、二〇二五
年度
の
プライマリーバランス
の
黒字化等
の
達成
に向けて、これまでの
歳出改革
の
取組
を継続し、
経済再生
と
財政健全化
の両立を図ってまいります。 こうした中、最近における国の
財政収支
が著しく不均衡な
状況
にあることに鑑み、
令和
三
年度
から
令和
七
年度
までの間の
財政運営
に必要な
財源
の
確保
を図るため、これらの
年度
における
公債発行
の
特例措置
を定めることとし、本
法律案
を
提出
した次第であります。 以下、この
法律案
の内容につきまして御
説明
申し上げます。
令和
三
年度
から
令和
七
年度
までの間の各
年度
の
一般会計
の
歳出
の
財源
に充てるため、
財政法
第四条第一項ただし書の
規定
による
公債
のほか、
当該
各
年度
の
予算
をもって
国会
の
議決
を経た金額の範囲内で、
公債
を
発行
することができることとする等の
規定
を整備することといたしております。 以上、
財政運営
に必要な
財源
の
確保
を図るための
公債
の
発行
の
特例
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
につきまして、その
趣旨
を御
説明
申し上げた次第であります。(
拍手
) ――
――◇―――――
財政運営
に必要な
財源
の
確保
を図るための
公債
の
発行
の
特例
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
)の
趣旨説明
に対する
質疑
大島理森
4
○
議長
(
大島理森
君) ただいまの
趣旨
の
説明
に対して
質疑
の通告があります。これを許します。
階猛
君。 〔
階猛
君
登壇
〕
階猛
5
○
階猛
君
立憲民主党
の
階猛
です。 私は、
立憲民主党
・無所属を代表して、ただいま
議題
となりました
公債発行特例法改正案
について
質問
いたします。(
拍手
)
質問
に先立ち、
新型コロナウイルス感染症
でお亡くなりになった方々に、心よりお悔やみ申し上げます。また、現在、治療ないし療養中の
皆様
に、お
見舞い
を申し上げます。 そして、
東日本大震災
から十年の節目を目前にして、私の
地元岩手
県を含め、
東日本
を大きな余震が襲いました。被災された
皆様
に対しましても、お
見舞い
を申し上げます。 今回の
地震被害
の
早期復旧
はもちろんのこと、
大震災
当初から継続して
復興
に携わってきた
国会議員
の一人として、
復興
の完遂に
全力
を尽くすことを改めてお誓い申し上げます。 さて、大変残念ながら、
武田総務大臣
に一言申し上げます。
武田大臣
は、三日前のこの本
会議場
で、
総務省接待疑惑
に関し、本
事案
により
放送行政
をゆがめられたということは全くありませんと断言しました。 しかし、
ネット報道
において
総務省局長
の
接待
時の音声が公開されたことを受け、昨日、これまで把握している事実
関係
を覆す
可能性
があることを認めるに至りました。
総務省
と
菅政権
にとって、極めて深刻な問題です。ずさん極まりない
調査
をうのみにし、本
会議
においていいかげんな答弁をした
責任
をどうお考えになるのでしょうか。
国民
に対し、真摯に申し開きをしていただきたいと思います。 それでは、本題に入ります。
疫病
、
災害
を含め、私
たち
は日々様々な
リスク
に囲まれて生きています。
リスク
にさらされ、あるいは既に
リスク
が顕在化した中で、明日はどうなるか分からないという不安を抱えつつ、誰もが懸命に生きています。
政治
の本来の仕事は、このような
リスク
を減らし、
国民
の将来不安をできるだけなくすことです。 しかしながら、本
法案
は、第二次大戦直後以来の膨大な
借金
を抱える
政府
が、今後五年間の長きにわたり、無尽蔵に
赤字国債
を
発行
し、
借金
を重ねることを可能とするものです。一歩間違えば、戦争直後と同じく、ハイパーインフレが起こり、
国民生活
を窮乏させかねません。
財務大臣
に伺います。 本
法案
が
国民
に新たな
リスク
と将来への不安を背負わせるものだという認識はありますか。そして、今後起こり得る
疫病
や
災害
など、本来
政府
が立ち向かうべき
リスク
に対して、
財政面
での備えはありますか。
国民
に対し、真摯かつ丁寧にお答えください。 そもそも、
財政法
四条は、時の
政権
が
人気取り
のために
放漫財政
に走らぬよう、
政府
に
赤字国債
の
発行
を禁じています。本
法案
を成立させれば、その大きな例外を認めることになります。現
政権
は果たして
特別扱い
を認めるに値するものなのか、
国民
の代表である私
たち国会議員
は、
国民
の
立場
で真剣に考える必要があります。 私は、現
政権
には、
特別扱い
を認める
前提
たる
三つ
の
シン
が欠けていると考えます。
一つ目
は、信なくば立たずの信です。 五年前の二〇一六年にも、本
法案
と同じく、以後五年間の
赤字国債発行
を
政府
に認める
法案
が成立しました。時の
財務大臣
は、今も変わらぬ
麻生太郎
氏であります。
麻生大臣
は、当時、
不退転
の決意で二〇二〇
年度
の
プライマリーバランス黒字化
に取り組むと
国会
で堂々と答弁していました。 しかし、二〇二〇
年度
の今、結果はどうでしょうか。
黒字
どころか、約七十兆円の
赤字見込み
です。
コロナ禍
とは無
関係
に、既に三年前から今
年度
の
黒字化
を諦めていました。
不退転
とは、何事にも屈せず、固く信じて心を曲げないという
意味
です。
言行不一致
の
財務大臣
を信じることは、到底できません。 この
責任
をどのように取るおつもりなのか、
財務大臣
に伺います。
前回
の
法案
では、五年後の
プライマリーバランス
の
黒字化
は、
条文
で
定義規定
が置かれ、それに向けて
赤字国債
の
発行額
を抑制する
努力義務
が
政府
に課せられていました。しかしながら、
失敗
に懲りたためか、本
法案
では、
プライマリーバランス
の
黒字化
という
文言
は消えています。
財政
の
健全化
という曖昧な
文言
に置き換わっています。これでは、
前回
の
失敗
で失った
信用
を取り戻すどころか、ますます
信用
を失ってしまいます。 そこで、
財務大臣
に伺います。 ここで言う
財政
の
健全化
とは、具体的にいかなる
意味
なのか。
政府
の現在の
財政健全化目標
たる二〇二五
年度
の
プライマリーバランス
の
黒字化
及びこれと同時に
債務残高
対
GDP比
の安定的な
引下げ
を行うことと
同一
か否か。そして、仮に
同一
だとするならば、なぜ、そのとおり
条文
に書き込まずに曖昧な
表現
にしたのか。以上三点につき、明確にお答えください。 また、
前回
の
法案
の
提出
は、二〇一〇
年度
に比べて二〇一五
年度
の
プライマリーバランス
の
赤字
を対
GDP比
で半減させるという
目標達成
の
めど
が立った
時点
で行われました。
次期目標
の
達成
を信ぜしめる
実績
が一応あったわけです。しかしながら、今回はそうした
実績
もなく、
直近
の
内閣
府の
経済財政試算
では、楽観的なケースですら、二〇二五
年度
の
プライマリーバランス
は七兆円以上の
赤字
です。
政府
内ですら
達成
不可能だと考える
財政健全化目標
を掲げられても、全く
信用
できません。 改めて、
財務大臣
に伺います。 二〇二五
年度
の
プライマリーバランス黒字化
を
本気
で
達成
するつもりはありますか。もし、
本気
で
達成
するつもりがあるのなら、
内閣
府の
見通し
とのギャップをどのように埋めるのか、お答えください。 次に、
二つ目
の
シン
は、
中心
の心です。
政府
であれ
民間企業
であれ、その実力に見合う
支払い金利
と
借入規模
でしか
借金
をすべきではないし、
借金
をさせてはならないのが
金融
の常識です。
民間金融機関
がこれに反して
企業
に融資を行えば、
担当者
は
背任罪
で罰せられます。 ところが、我が国の
中央銀行
は、いまだに
達成
の
めど
が立たない二%の
物価目標
の手段であることを口実に、超低
金利
と上限なき
国債買入れ
を漫然と続けています。結果、
政府
が異例な
金利
、
規模
で
借金
を積み重ねることを助けているのです。風船のように
中心
が空洞のまま膨らみ続けているのが、
政府
の
借金
です。いつかは限界に達し、破裂するのではないかと強い危惧を抱いております。 この、
金融秩序
に反するかのような、借り手である
政府
と貸し手である
日銀
の異常な
関係
は、持続可能なものなのでしょうか。
金融担当大臣
でもある
財務大臣
に
見解
を伺います。 一方、
日銀
の
経営
も
綱渡り状態
であり、
金融システム
の確たる
中心
になっているとは言えません。
日銀
は、
国債
を買い入れる際、その
代金
を
民間金融機関
に支払います。買入れが増えれば増えるほど、
民間金融機関
が受け取った
代金
を預ける
日銀
の
当座預金
も増えます。
直近
では、
日銀
の資産たる
国債
が五百三十八兆円、
日銀
の負債たる
当座預金
が四百八十六兆円にも上ります。 現
時点
では、
保有国債
の
平均運用利回り
が〇・二%であり、
当座預金
に支払う利息は最高でも〇・一%です。
日銀
は、辛うじて
利ざや
を
確保
できています。しかしながら、将来
短期金利
が僅かでも上昇すれば
逆ざや
となり、
日銀
の
経営
は一気に
悪化
します。そうした
事態
に備えるための
損失引当金
の
積立率
につき、二〇一九
年度
は前
年度
の九五%から五〇%へと大幅に
低下
させました。
運用金利
の
低下
と
調達金利
の上昇で徐々に
利ざや
が縮小する中、全く理解に苦しむ
日銀
の
経営
です。
日銀法
の下、
政府
はこの
積立率
の
低下
を承認しています。
積立率
の
低下
を許容した
理由
を
財務大臣
から
説明
してください。あわせて、仮に、
逆ざや
による
損失額
が大きくなり、
日銀
が
債務超過
に陥った場合、
政府
は
日銀
の
損失
を補填することになるのか、お答えください。
三つ目
の
シン
は、
真実
の真です。 私
たち
は、
森友学園
に係る
公文書改ざん事件
の真相を解明すべく、
国会
の
国政調査権
を補完する重要な権限たる
予備的調査権
を行使しました。その中で、いわゆる
赤木ファイル
の
提出
を
財務省
に
求め
ました。
財務省
は、
訴訟
に関わることであるため回答を控えたいとして、
提出
を拒否しています。 しかしながら、
内閣法制局
の
見解
は、
訴訟
に関わることを
理由
に
提出
を拒み得るのは、
裁判
に不当な
影響
を及ぼす場合だとしています。
他方
で、
赤木ファイル
を作成した亡き
赤木俊夫
氏の夫人が提起をした
国家賠償請求訴訟
において、
財務省
は、
裁判
の
結論
に
影響
はないからという
理由
で、やはり
赤木ファイル
の
提出
を拒み続けています。
国会
では、
裁判
に不当な
影響
を及ぼすとの
理由
で
提出
を拒み、
裁判所
では、
裁判
の
結論
に
影響
はないとの
理由
で
提出
を拒むのは、大いなる矛盾であり、二枚舌です。
財務省
のあくまでも
真実
を隠そうとする態度からは、
国有財産売却
に係る
決裁文書
を改ざんした前代未聞の不祥事への反省が全くうかがえません。 そもそも、
財政健全化
を進めていく上で、
国民
の納税への
協力
は必要不可欠です。折しも、
確定申告
が始まっています。
財務省
自ら不都合な
情報
を隠しておきながら、
国民
に所得に関する
センシティブ情報
を正直に申告させようとするのは、虫がよ過ぎるのではないでしょうか。まずは、
財務省自身
が
真実
を語らなくてはなりません。
財務大臣
に伺います。
議長
が三年前に異例の談話を発表して活用を促した
予備的調査
に対し、
財務省
は誠実に回答する
義務
があると考えていますか。もし、そう考えるのであれば、亡き
赤木
氏の上司が存在すると認めた
赤木ファイル
につき、
存否
すら明らかにしないのはなぜなのですか。その上で、
財務省
として
予備的調査
の
求め
に応じることが
裁判
に不当な
影響
を及ぼすと考えるなら、具体的にいかなる
影響
を及ぼすのか。そして、その
影響
は軽微でなく不当とまで言えるのはなぜなのか。以上四点につき、明確にお答えください。 加えて、もし
裁判
に不当な
影響
が及ぶと考えているのであれば、
裁判
の
結論
に
影響
はない旨の
民事訴訟
での主張を撤回し、
原告
の切実な
求め
に応じるべきです。速やかに
赤木ファイル
の
存否
を明らかにし、
提出
に応じるよう強く
求め
ます。 以上のとおり、現
政権
は
三つ
の
シン
を欠いており、本
法案
を審議する
前提条件
を欠くということを申し上げました。その上で、
財政健全化
は
与野党
が
協力
して取り組む
課題
であるということも申し上げます。もちろん、
コロナ禍
で、当面、
国民
に
負担増
をお願いする
状況
でないことも十分認識しています。 そこで、
コロナ禍
に乗じて
コロナ対策
とは無
関係
な
予算
が
野方図
に計上されたり、
コロナ禍
によって膨張した
予算
が既成事実化したり、
一般会計
が焼け太りしたりすることがないよう、
コロナ対策
の
予算
は
特別会計
とすべきではないでしょうか。その
財源
は、当面、
つなぎ国債
とし、三年以内に
与野党
で合意した上で
格差是正
に資する方法で
国民
に
負担
をお願いする、このことも併せて考えるべきかと思います。この点につき、
財務大臣
の
見解
を
求め
ます。 ところで、本日のニュースを見て私は驚きました。新たに
東京オリンピック
・パラリンピックの
組織委員会
の
会長
に就任された
橋本聖子参議院議員
は、
自民党
を離党しないばかりか、北海道の
自民党道連会長
も続けるというのです。これは、
オリンピック
が理念とする
政治的中立性
に明らかに反します。しかも、今年は衆院総選挙も控えています。本来、
国民
の
国民
による
国民
のための
オリパラ
であるべきものが、
自民党
の
自民党
による
自民党
のための
オリパラ
になってしまいかねません。
橋本
氏においては、自らの身の処し方を十分にわきまえていただきたいと思います。そして、この件については、
関係委員会等
で今後厳しくただしていきたいと思います。
最後
になりますが、
コロナ禍
による
財政膨張
が
国民
の
リスク
と将来への不安をこれ以上高めることのないよう、私
たち国会議員
一人一人が自らを厳しく律し、次
世代
のことを常に考えた
政治活動
を行うべきだということを強く申し上げまして、私の
質問
を終わります。 ありがとうございました。(
拍手
) 〔
国務大臣麻生太郎
君
登壇
〕
麻生太郎
6
○
国務大臣
(
麻生太郎
君)
階議員
から、将来の
リスク
、二〇二〇
年度
の
プライマリーバランス
、
財政健全化
の
意味
、二〇二五
年度
の
プライマリーバランス
の
黒字化目標
、
政府
と
日銀
の
関係
、
日銀
の
経営
、
予備的調査
、
新型コロナ対策
の
予算
に関する
特別会計
の
設置
等々について、計八問
お尋ね
があっております。 まず、将来の
リスク
についての
お尋ね
がありました。 本
法案
では、
特例公債
の
発行限度額
につきましては、毎
年度
の
予算
により
国会
の
議決
をいただくことにいたしており、無尽蔵に
赤字国債
を
発行
できるようにするものではありません。
足下
の
財政状況
は、
新型コロナ
の
対応
によりまして
悪化
をいたしております。
国債市場
の信認を維持する、また、
社会保障等
の
持続可能性
を
確保
し将来への不安を和らげる、また、様々な
リスク
に備えて
政府
の
対応余力
を
確保
するという
観点
から、
経済再生
と
財政健全化
を両立していくことが重要と考えております。 したがいまして、こうした考え方の下、引き続き、二〇二五
年度
の
プライマリーバランス
の
黒字化等
の
財政健全化目標
に向けて、
歳出歳入両面
の
取組
を続けてまいります。 次に、二〇二〇
年度
の
プライマリーバランス
についての
お尋ね
がありました。 二〇二〇
年度
の
プライマリーバランス黒字化
につきましては、
国民
の信を得て、
消費税率引上げ分
の使い道を見直し、
子育て世代
への投資と
社会保障
の
安定化
にバランスよく充当したことにより、困難となったものであります。 いずれにいたしましても、二〇二〇
年度
の
プライマリーバランス
が大きな
赤字
となるのは、
新型コロナ
の一日も早い収束に向け、
国民
の命と暮らしを守るために
全力
を傾けた結果であり、今後も、厳しい
財政状況
も踏まえつつ、適切な
財政運営
に努めてまいらねばならぬと思っております。 次に、
財政健全化
の
意味
などについての
お尋ね
がありました。
政府
は、
財政健全化
の当面の
具体的目標
として、二〇二五
年度
の
プライマリーバランス黒字化
及び
債務残高
対
GDP比
の安定的な
引下げ
を掲げておりまして、本
法案
の
財政健全化
は、これらの
目標
を含んでいる持続可能な
財政
の構築などを図ろうとするものであります。
他方
、
特例公債
第四条は、
特例公債
の
発行抑制
の
努力義務
について
規定
するものであります。その
取組
の方向として、国及び地方の
プライマリーバランス
の
黒字化
といった具体的な
目標
まで
法律
に書き込む必要はないことから、今回の
改正
において、
財政健全化
という
一般
的な
表現
としたところであります。 次に、二〇二五
年度
の
プライマリーバランス黒字化目標
についての
お尋ね
もあっております。
プライマリーバランス
につきましては、先月の
内閣
府の
試算
におきましても、二〇二五
年度
においても七兆円余りの
赤字
が残るとされております。しかし、これは
歳出改革
というものを織り込んでいない場合の数字であります。 今後の
財政運営
についてですが、
足下
では、
感染拡大防止
や雇用、
生活
の支援など、
新型コロナ
への
対応
に万全を期してまいります。 その上で、
ポストコロナ
を見据えた
規制改革
や
経済構造
の転換により潜在的な
成長力
を高めていくとともに、
少子高齢化
という構造的な
課題
の中で
社会保障
の
持続可能性
を高める
改革
など、
歳出歳入両面
の
取組
を続けてまいります。 こうした
取組
を通じて、二〇二五
年度
の
プライマリーバランス
の
黒字化等
の
財政健全化目標
の
達成
に向けて着実に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、
政府
と
日銀
の
関係
についての
お尋ね
がありました。
日銀
は、
金融政策
の
観点
から、
政府
から独立した
立場
でありまして、二%の
物価安定目標
を着実に実現するため各種の
金融緩和策
を推進しておられるものと
承知
をいたしております。 一方、
政府
におきましては、
財政
の
持続可能性
に配慮しつつ、その時々に必要とされる
財政需要
を賄うため、
国債
を始めとした
財源
の
調達
を行っているところであります。 したがって、
政府
と
日銀
が
金融秩序
に反するかのような異常な
関係
にあるとの
議員
の御
指摘
は当たらないものと考えております。 次に、
日銀
の
経営
についての
お尋ね
がありました。
日銀
の
財務
の在り方につきましては、まずは
日銀
において検討されるべきものだと考えております。 その上で、
債券取引損失引当金
の
積立て等
につきまして、
日銀
において、
財務状況
やまた収益の
動向等
を総合的に勘案し、適切に算定が行われたと考えられることから、承認をいたしたところであります。 また、
市場
に与える
影響力
に鑑みれば、
政府
として、
日銀
の
財務
の
悪化
を
前提
とするような御
質問
にお答えするのは差し控えるべきだと考えております。 次に、
予備的調査
についての
お尋ね
がありました。
予備的調査
につきましては、議院の
国政調査権
を補完するものでありまして、その
調査協力要請
は強制にわたるものではないと
承知
をいたしておりますものの、
財務省
としては、
調査協力要請
を真摯に受け止め、可能な限りの
協力
をさせていただいてきたところであります。 御
指摘
の
ファイル
につきましては、現在も係属中の
国家賠償請求訴訟
におきまして、
存否
を含めて
求釈明事項
の対象となっております。また、先般、
原告
から
裁判所
に対して、
文書提出命令
の
申立て
がなされたところでもあります。したがって、
訴訟
に関わることでありますことから、
訴訟外
でお答えすることは差し控えておるところであります。
当該訴訟
において主要な論点となっていることを踏まえれば、
訴訟
の一方の当事者である国といたしまして、
裁判所
の
判断
を仰ぐべきであって、
訴訟外
において
存否
を含めて回答すること自体が
裁判所
の
訴訟指揮
や
判断
に対して予断を与えかねないことから、
裁判
に不当な
影響
を及ぼすものになり得ると考えております。
最後
になりましたが、
新型コロナ対策
の
予算
に関する
特別会計
の
設置
についての
お尋ね
があっております。
特別会計
について、
財政法
では、
特定
の
歳入
をもって
特定
の
歳出
に充て
一般
の
歳入歳出
と区分して経理する必要がある場合などに限り
設置
するものとされております。
新型コロナ対策
の
予算
について、現在、
財源確保
の
措置
が特に講じられておらず、その具体的な
見通し
がない中で、
特別会計
の
設置
については慎重に検討する必要があろうと考えております。 いずれにせよ、
財政
の
持続可能性
の
確保
は重要な
課題
でありまして、将来
世代
への
責任
も念頭に置いて、そして、幅広い視点で十分に検討していく必要があろうかと考えております。(
拍手
) 〔
国務大臣武田良太
君
登壇
〕
武田良太
7
○
国務大臣
(
武田良太
君)
階議員
からの御
質問
にお答えをいたします。
総務省職員
の
国家公務員倫理規程違反
の疑いがある
事案
について御
質問
をいただきました。 この度は、度重なる
総務省幹部職員
の会食に係る
報道
により
国民
の
疑念
を招く
事態
となっていることにつき、改めて深くおわび申し上げます。
総務省
としては、これまで、
国会
からの再三の御指示もあり、一刻も早く
調査
結果を御報告すべく誠心誠意取り組んできたところであり、本
会議
や各
委員会
においても、そのときそのときの
時点
で
大臣官房
による
調査
で把握し確認できたことを
前提
として御答弁申し上げてきたところではありますが、今回、新たに
疑念
を生じさせる
事態
となったため、改めて
関係者
への再聴取を行います。
国民
のこうした
疑念
を招くことが二度と起こらないよう、コンプライアンスを徹底的に
確保
し、
信頼回復
に努めてまいります。(
拍手
)
大島理森
8
○
議長
(
大島理森
君) これにて
質疑
は終了いたしました。 ――
――◇―――――
大島理森
9
○
議長
(
大島理森
君) 本日は、これにて散会いたします。 午後一時三十一分散会 ――
――◇―――――
出席国務大臣
財務大臣
麻生
太郎
君
総務大臣
武田
良太
君
出席
副
大臣
財務
副
大臣
伊藤 渉君