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2021-05-25 第204回国会 衆議院 議院運営委員会新たな国立公文書館及び憲政記念館に関する小委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    本小委員会令和三年一月十八日(月曜日)委員会において、設置することに決した。 一月十八日  本小委員委員長指名で、次のとおり選任された。       御法川信英君    大塚 高司君       松本 洋平君    高村 正大君       根本 幸典君    本田 太郎君       小川 淳也君    青柳陽一郎君       佐藤 英道君 一月十八日  御法川信英君が委員長指名で、小委員長に選任された。 令和三年五月二十五日(火曜日)     午前十時三分開議  出席小委員    小委員長 御法川信英君       松本 洋平君    井野 俊郎君       高村 正大君    根本 幸典君       本田 太郎君    小川 淳也君       青柳陽一郎君    佐藤 英道君     …………………………………    議院運営委員       塩川 鉄也君    議院運営委員       遠藤  敬君    議院運営委員       浅野  哲君    内閣府副大臣       三ッ林裕巳君    事務総長         岡田 憲治君     ――――――――――――― 五月二十五日  小委員高村正大君一月二十六日委員辞任につき、その補欠として高村正大君委員長指名で小委員に選任された。 同日  小委員大塚高司君二月一日委員辞任につき、その補欠として井野俊郎君が委員長指名で小委員に選任された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した案件  新たな国立公文書館建設等に関する件      ――――◇―――――
  2. 御法川信英

    御法川委員長 これより新たな国立公文書館及び憲政記念館に関する小委員会を開会いたします。  新たな国立公文書館建設等に関する件について協議を行います。  この際、新たな国立公文書館及び憲政記念館に係る実施設計及び憲政記念館代替施設概要について、政府から報告を求めます。内閣府副大臣ッ林裕巳君。
  3. 三ッ林裕巳

    ○三ッ林大臣 おはようございます。内閣府副大臣の三ッ林裕巳でございます。  それでは、新たな国立公文書館及び憲政記念館に係る実施設計について御説明いたします。  A3の資料を御覧ください。  新たな国立公文書館及び憲政記念館につきましては、令和元年十二月の本小委員会において、基本設計内容を御報告したところです。今般、より詳細な実施設計内容がまとまりましたので、御報告いたします。  では、一枚目を御覧ください。  平成三十年三月の基本計画を踏まえ、令和元年基本設計においては、外観計画ゾーニング・動線計画、各室の面積などを決定しました。  実施設計では、これら基本設計内容に基づき、詳細な建築材料や仕様、設備機器などを具体化させています。  下にそのポイントをまとめていますが、具体的には二枚目を御覧ください。  まず、外観については、左側国立公文書館には、国会議事堂と同じ色調である桜御影石を使用し、右側憲政記念館は、現代的なアルミ合金鋳物ガラス等を基調としたデザインとし、両館の独自性を表現します。  中段左側展示ホール・大階段について、伝統的な左官仕上げの壁とし、床などにナラなどの木材を利用します。  中段右側閲覧室について、床や什器木材を利用し、親しみやすく、利用者が落ち着いて学べる空間とします。  下段修復作業室は、透明度を調整可能なガラスを使うことで、柔軟な公開を可能とします。  また、書庫について、高性能フィルターや専用の空調機などにより、有害物質濃度、湿度・温度、空気の流れを適切に管理します。  三枚目を御覧ください。  国立公文書館憲政記念館の共用の交流スペースとして、上段にエントランスホールと来館者スペースを掲載しています。これらについて、天井にヒノキを利用し、明るく開放的な空間を目指します。  中段憲政記念館について、まず、尾崎行雄像などの再配置により、現憲政記念館のイメージの再現を図り、歴史的・建築的価値を継承します。  また、講堂について、壁に木材を積み重ねるとともに、座席から舞台への視線の見やすさを考慮します。座席は、現在と同じ数、四百九十六席を確保します。  議員会議室、百五十名程度は、現在と同様の配置とし、眺望を維持するとともに、展示来館者とは動線を別とし、利便性に配慮します。  その他の配慮事項として、下段部分ですが、一、木材利用、二、ユニバーサルデザインの採用、三、感染症対策を進めてまいります。  四枚目を御覧ください。  今後の予定ですが、今年度以降、憲政記念館代替施設建設と現憲政記念館の取壊し、埋蔵文化財調査、新館の建設工事を順次進めます。  なお、開館時期については、令和八年度中の開館を目指すこととしておりましたが、今般、埋蔵文化財の大規模な調査が必要であることが判明したため、二年遅れることとなり、令和十年度末を目指すこととしています。  続きまして、建築期間中の憲政記念館代替施設について、状況を御報告いたします。  A4の資料を御覧ください。  代替施設につきましては、資料下段のとおり、昨年十月から工事に着手しています。今後は、来年二月の完成、今年度中の引っ越しを予定しています。  私からの説明は以上でございます。  なお、新たな国立公文書館及び憲政記念館につきましては、先ほど御説明した実施設計を基に作製した模型をテーブルの上に置かせていただきました。小委員会終了後に、適宜御覧いただければと思います。  どうぞよろしくお願いいたします。
  4. 御法川信英

    御法川委員長 これにて報告は終了いたしました。  それでは、ただいまの報告を基に御協議をいただきたいと思いますが、その前に、冒頭、開会が、遠藤先生が遅れたことによって、若干お待ちをした経緯がございます。小委員会といっても非常に大事な会でございますので、以後、遅れることのないように御注意いただければというふうに思います。  これより懇談に入ります。     〔午前十時十分懇談に入る〕     〔午前十時十九分懇談を終わる〕
  5. 御法川信英

    御法川委員長 これにて懇談を閉じます。  本日報告された新たな国立公文書館及び憲政記念館に係る実施設計及び憲政記念館代替施設概要は、これまで当小委員会が求めてきた諸点が示されており、妥当なものと認められます。  政府に対しては、引き続き、本日の小委員会を含む累次の小委員会で議論された諸点を踏まえ、憲政記念館等を所管する衆議院事務局その他関係各所十分協議をしつつ、本日報告された新たな国立公文書館及び憲政記念館に係る実施設計に沿って、埋蔵文化財調査、そして、新施設建設工事を進めていただき、それぞれの概況等について適宜のタイミングで当小委員会報告することを求めます。  また、当小委員会においては、今後も新施設における憲政記念館の在り方、立法府の公文書取扱い等についても検討してまいりたいというふうに存じます。  本日は、これにて散会いたします。     午前十時二十分散会