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2020-11-30 第203回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
令和
二年十一月三十日(月曜日) 午後四時二分開会 ─────────────
委員
の
異動
十一月二十七日 辞任
補欠選任
福岡
資麿
君
本田
顕子
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
杉尾
秀哉
君 理 事 そのだ
修光
君 羽生田 俊君 森 まさこ君 和田
政宗
君
田名部匡代
君 真山
勇一
君 若松
謙維君
石井 苗子君 委 員 石田 昌宏君
片山さつき
君
佐藤
啓君 酒井
庸行
君 清水 真人君
進藤金日子
君
高階恵美子
君 滝波 宏文君 堂故 茂君 豊田 俊郎君
本田
顕子
君 増子 輝彦君 宮島 喜文君 宮本 周司君
吉川ゆうみ
君
石垣のりこ
君 江崎 孝君 小沢
雅仁
君
木戸口英司
君 横沢
高徳
君
佐々木さやか
君 下野 六太君 三浦
信祐
君
横山
信一
君
梅村みずほ
君
榛葉賀津也君
芳賀 道也君 舟山 康江君 岩渕 友君 紙 智子君 渡辺 喜美君
国務大臣
国務大臣
(
復興大臣
)
平沢
勝栄
君 副
大臣
復興
副
大臣
亀岡
偉民君
復興
副
大臣
横山
信一
君
復興
副
大臣
岩井
茂樹
君
大臣政務官
復興大臣政務官
吉川
赳君
復興大臣政務官
三谷
英弘
君
復興大臣政務官
佐藤
啓君
事務局側
常任委員会専門
員 林 浩之君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
東日本大震災復興
の
総合的対策
に関する
調査
(
東日本大震災復興
の
総合的対策
に関する件) ─────────────
杉尾秀哉
1
○
委員長
(
杉尾秀哉
君) ただいまから
東日本大震災復興特別委員会
を開会いたします。 まず、
委員
の
異動
について御報告させていただきます。 去る二十七日、
福岡資麿
さんが
委員
を辞任され、その
補欠
として
本田顕子
さんが選任されました。 ─────────────
杉尾秀哉
2
○
委員長
(
杉尾秀哉
君) それでは、
東日本大震災復興
の
総合的対策
に関する
調査
を議題といたします。
東日本大震災復興
の
総合的対策
に関する件について、
復興大臣
から
発言
を求められておりますので、これを許します。
平沢復興大臣
。
平沢勝栄
3
○
国務大臣
(
平沢勝栄
君)
復興大臣
及び
福島原発事故再生総括担当大臣
を拝命しております
平沢勝栄
です。
東日本大震災復興特別委員会
の
開催
に当たり、
復興大臣
として所信を申し上げます。
東日本大震災
の
発災
、そして
東京電力福島
第一
原子力発電所
の
事故
から九年八か月が経過しました。 これまで、
福島
の
復興
なくして
東北
の
復興
なし、
東北
の
復興
なくして日本の
再生
なしとの強い
決意
の下、
復興
の
加速化
を内閣の最
重要課題
の一つとして位置付け、
政府
の総力を挙げて
被災地
の
復旧復興
に取り組んでまいりました。 その
成果
もあり、
地震
・
津波被災地域
では、住まいの
復興
や
インフラ整備
が順調に進み、
復興
の総仕上げの段階を迎えております。 また、
福島
における
原子力災害被災地域
でも、双葉町、大熊町、富岡町の
特定復興再生拠点区域
の一部において、
帰還困難区域
としては初めてとなる
避難指示解除
が行われるなど、
復興再生
に向けた動きが本格的に始まっております。 一方、
長期
にわたりいまだ不自由な
生活
を送られている
方々
もいらっしゃいます。
発災
から時間が経過し、
被災者
の
方々
や
被災地
の置かれた
状況
が多様化する中で、心の
ケア等
の
被災者支援
を始めとする残された
課題
について、
被災者
に寄り添い、
地域
の実情に応じてきめ細かい
対応
をしていく必要があります。 また、
原子力災害被災地域
では、
帰還
に向けた
生活環境
の
整備
、
移住
、
定住
の
促進
、
福島イノベーション・コースト構想
の
推進
、
風評
の
払拭
などについて、引き続き国が前面に立って取り組んでいく必要があります。 こうした
状況
を踏まえ、本年は、まず、第一期
復興
・
創生期間
の
最終年度
として、
期間
内の
取組
を着実に進めます。その上で、来年度からの第二期
復興
・
創生期間
に向けて、所要の
準備
を確実に進めてまいります。 まず、第一期
復興
・
創生期間
内における具体的な
取組
について申し上げます。
避難生活
の
長期化
に伴う見守り、心身の
ケア
、
住宅
や
生活
の
再建
に向けた
相談支援
、
生きがいづくり
への
支援
、
災害公営住宅等
での
コミュニティー形成
など、
生活再建
のステージに応じた切れ目のない
支援
を行ってまいります。
地震
・
津波被災地域
においては、本
年度内
に、
災害公営住宅
や宅地の
整備
を完了し、
仮設生活
を解消できるよう、しっかりと取り組んでまいります。 また、
復興道路
、
復興支援道路
が本
年度内
におおむね
完成予定
となっております。
被災地
の発展の
基盤
となる
交通物流網
の
整備
を着実に進めるとともに、
被災自治体
による
防災集団移転促進事業
の
移転
元
地等
の
活用
の
取組
を
推進
してまいります。
産業
、
なりわい
の
再生
については、
企業
の
新規立地
、
商業施設
の
整備
、
販路
の開拓や人材の
確保等
の
支援
のほか、
震災支援機構
の
支援先事業者
の
経営強化
などにも引き続き力を注いでまいります。
観光業
については、
新型コロナウイルス感染症
による
影響
により、
被災地
においても厳しい
状況
にあります。引き続き、
観光庁等
の
関係省庁
と密接に連携しつつ、
東北地方
の
観光振興支援
にしっかりと取り組んでまいります。
福島
については、
避難指示
が解除された
地域
において、医療、介護、
買物環境
、
教育等
の
生活環境整備
を進めるとともに、
除染
に伴い発生した
除去土壌
や
廃棄物
の
中間貯蔵
に係る
事業
を引き続き進めてまいります。
帰還困難区域
においては、たとえ長い年月を要するとしても、将来的に
帰還困難区域
の全てを
避難指示解除
し、
復興再生
に
責任
を持って取り組むとの
決意
の下、引き続き、
特定復興再生拠点区域
における
除染
や
インフラ整備等
を着実に進めてまいります。また、
拠点区域外
についても、
被災地
の御
意見
を丁寧に伺い、
土地活用
の在り方も含めて、
政府
として
責任
を持って
対応方針
の
検討
を進めてまいります。
浜通り地域等
において、新たな
産業基盤
の構築を目指す
福島イノベーション・コースト構想
について、引き続き
推進
してまいります。この
構想
の
司令塔
となる
国際教育研究拠点
について、本年六月に
有識者会議
の
最終取りまとめ
が行われたところであり、
政府
として
年内目途
に具体的な内容を決定すべく
検討
を進めてまいります。先般、
福島特措法
が改正され、
住民
の
帰還
に加え、新たな
住民
の
移住
、
定住
の
促進等
に資する
施策
が追加されました。
地域
の
魅力
や
創意工夫
を最大限引き出しながら、新たな活力を呼び込めるよう、積極的な
施策
を講じてまいります。また、
事業再開
の
支援
、
営農再開
の
加速化
、
森林整備
、漁業の本格的な
操業再開等
、
産業
、
なりわい
の
再生
を図ります。 加えて、今もなお続く
風評
の
払拭
に向けて、
風評払拭
・
リスクコミュニケーション強化戦略
に基づき、
政府一体
となって取り組んでまいります。具体的には、
復興
が進む
福島
の姿や食品の
安全性
、放射線に関する正しい知識などについて、テレビ、ラジオ、
インターネット等
多くの媒体を
活用
した分かりやすい
情報発信
や、
被災地産品
の
販路拡大
、
輸入規制
の撤廃、
緩和等
に向けた諸外国・
地域
への
働きかけ等
を積極的に行ってまいります。
ALPS処理水
の取扱いの
方針
については、
関係者
からの御
意見
を踏まえ、今後、適切なタイミングで、
政府
として
責任
を持って結論を出すこととしております。 来年に延期された
東京オリンピック
・
パラリンピック競技大会
は、
被災地
での
競技開催
や
聖火リレー
の
実施等
の
取組
が予定されており、
復興五輪
の理念に決して揺るぎはありません。
大会
を通じて、世界中から寄せられた
支援
への感謝と、
被災地
の
復興
しつつある姿や
魅力
を国内外に積極的に発信し、
被災地
の
方々
を
勇気付け
、
復興
を後押ししてまいります。 また、新しい
東北
の創造に資する観点から、
人口減少等
の
地域課題
の解決に向け、
企業
、大学、
NPO等
の多様な主体の連携を
促進
するとともに、意欲的な
取組
の
成果
などを普及、展開してまいります。 こうした各般の
取組
を進めるに当たっては、現下の
新型コロナウイルス感染症
の
状況
を踏まえ、
被災地
における
影響
の把握に努めるとともに、
復興事業
に支障が生じないよう
対応
に万全を期してまいります。 次に、第二期
復興
・
創生期間
に向けた
準備
についてです。
令和
三年度以降の
復興
に向けて、昨年末に
復興
・
創生期間
後の
基本方針
を閣議決定し、
地震
・
津波被災地域
では、心の
ケア等
の
被災者支援
を始めとする残された
課題
に
全力
で取り組むとともに、
原子力災害被災地域
では、
帰還環境
の
整備
や新たな
住民
の
移住
の
促進
、
福島イノベーション・コースト構想
の
推進
、
風評
の
払拭
などについて、中
長期
的に
対応
することとしています。本年六月には、
復興庁設置法等
の改正により、
復興庁
の
設置期限
が十年間延長され、本年七月には、
復興財源フレーム
なども策定しております。これらを踏まえ、第二期
復興
・
創生期間
に万全を期してまいります。 来年三月で
東日本大震災
の
発災
から十年の
節目
を迎えます。この
復興期間
の
節目
となる重要な年において、
復興
の
司令塔
として、
現場主義
を徹底し、
被災者
に寄り添いながら、引き続き、一日も早い
東日本大震災
からの
復興
に
全力
で取り組んでまいります。
杉尾委員長
を始め、
理事
及び
委員各位
の御
理解
と御
指導
をよろしく
お願い
申し上げます。
杉尾秀哉
4
○
委員長
(
杉尾秀哉
君) この際、
復興
副
大臣
及び
復興大臣政務官
から
発言
を求められておりますので、順次これを許可いたします。
亀岡復興
副
大臣
。
亀岡偉民
5
○副
大臣
(
亀岡
偉民君)
復興
副
大臣
の
亀岡
偉民です。
総括業務
、
地震
・
津波災害
からの
復興
、
復興五輪
の
推進
及び
海外情報発信
に関する
事項
を担当いたしますとともに、
宮城復興局
に関する
事項
を担当いたします。
平沢大臣
を支えて、被災された多くの
方々
が
復興
に
希望
を持てるよう
全力
で取り組んでまいりますので、
杉尾委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
理解
、御
指導
をよろしく
お願い
いたします。
杉尾秀哉
6
○
委員長
(
杉尾秀哉
君)
横山復興
副
大臣
。
横山信一
7
○副
大臣
(
横山信一
君)
復興
副
大臣
の
横山信一
でございます。
福島
を
中心
とした
原子力災害
からの
復興
及び
再生
に関する
事項
並びに
福島復興局
に関する
事項
を引き続き担当いたします。
平沢大臣
を支えて、被災された多くの
方々
が
復興
に
希望
を持てるよう
全力
で取り組んでまいりますので、
杉尾委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
理解
を賜りますよう
お願い
を申し上げます。
杉尾秀哉
8
○
委員長
(
杉尾秀哉
君)
岩井復興
副
大臣
。
岩井茂樹
9
○副
大臣
(
岩井茂樹
君)
復興
副
大臣
の
岩井茂樹
でございます。
地震
・
津波災害
からの
復興
に関する
事項
を担当いたします。
平沢大臣
を支えて、被災された多くの
方々
が
復興
に
希望
を持てるよう
全力
で取り組んでまいりますので、
杉尾委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
指導
のほどをどうかよろしく
お願い
いたします。
杉尾秀哉
10
○
委員長
(
杉尾秀哉
君)
吉川復興大臣政務官
。
吉川赳
11
○
大臣政務官
(
吉川赳
君)
復興大臣政務官
の
吉川赳
でございます。
総括業務
及び
地震
・
津波災害
からの
復興
に関する
事項
を担当しますとともに、
岩手復興局
に関する
事項
を担当いたします。
関係
副
大臣
、
政務官
とともに
平沢大臣
を支えて、
被災地
の
復興
が着実に進むよう
全力
で取り組んでまいりますので、
杉尾委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
協力
をよろしく
お願い
申し上げます。
杉尾秀哉
12
○
委員長
(
杉尾秀哉
君)
三谷復興大臣政務官
。
三谷英弘
13
○
大臣政務官
(
三谷英弘
君)
復興大臣政務官
の
三谷英弘
でございます。
福島
を
中心
とした
原子力災害
からの
復興
及び
再生
に関する
事項
に係る
文部科学省
との
連絡調整
に関する
事項
を担当いたします。
関係
副
大臣
、
政務官
とともに
平沢大臣
をお支えし、
被災地
の
復興
が着実に進むよう
全力
で取り組んでまいりますので、
杉尾委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
協力
をよろしく
お願い
申し上げます。
杉尾秀哉
14
○
委員長
(
杉尾秀哉
君)
佐藤復興大臣政務官
。
佐藤啓
15
○
大臣政務官
(
佐藤啓
君)
復興大臣政務官
の
佐藤啓
でございます。
福島
を
中心
とした
原子力災害
からの
復興
及び
再生
に関する
事項
に係る
経済産業省
との
連絡調整
に関する
事項
を担当いたします。
関係
副
大臣
、
政務官
とともに
平沢大臣
をお支えし、
被災地
の
復興
が着実に進むよう
全力
で取り組んでまいりますので、
杉尾委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
協力
を賜りますよう、よろしく
お願い
を申し上げます。
杉尾秀哉
16
○
委員長
(
杉尾秀哉
君) 以上で
発言
は終了いたしました。御苦労さまでした。 本日はこれにて散会いたします。 午後四時十五分散会