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2020-12-02 第203回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
令和
二年十二月二日(水曜日) 午後三時十二分開会 ─────────────
委員
の
異動
十二月一日 辞任
補欠選任
岩本
剛人君
清水
真人
君
石橋
通宏
君
塩村あや
か君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
鈴木
宗男
君 理 事
高橋はるみ
君 山田 宏君 白
眞勲
君
河野
義博君 委 員 有村 治子君 石田 昌宏君 猪口 邦子君
今井絵理子
君
清水
真人
君
鶴保
庸介君 三宅
伸吾
君 勝部 賢志君
塩村あや
か君 徳永 エリ君 音喜多 駿君 川合 孝典君 紙 智子君 伊波 洋一君
国務大臣
外務大臣
茂木
敏充君
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
沖縄及
び北方対策
))
河野
太郎
君 副
大臣
内閣
府副
大臣
藤井比早
之君
外務
副
大臣
鷲尾英一郎
君
外務
副
大臣
宇都
隆史
君
大臣政務官
内閣
府
大臣政務
官
岡下
昌平
君
外務大臣政務官
國場幸之助
君
外務大臣政務官
鈴木
隼人
君
外務大臣政務官
中西
哲君
事務局側
第一
特別調査室
長 清野 和彦君 ───────────── 本日の会議に付した案件 ○
沖縄及
び
北方
問題に関しての
対策樹立
に関する
調査
(
沖縄及
び
北方
問題に関しての諸
施策
に関する 件) ─────────────
鈴木宗男
1
○
委員長
(
鈴木宗男
君) ただいまから
沖縄及
び
北方
問題に関する
特別委員会
を開会いたします。
委員
の
異動
について御報告いたします。 昨日までに、
石橋通宏
君及び
岩本剛人君
が
委員
を辞任され、その
補欠
として
塩村あや
か君及び
清水真人
君が選任されました。 ─────────────
鈴木宗男
2
○
委員長
(
鈴木宗男
君)
沖縄及
び
北方
問題に関しての
対策樹立
に関する
調査
を議題といたします。
沖縄及
び
北方
問題に関しての諸
施策
について
関係大臣
から
発言
を求められておりますので、順次これを許します。
河野沖縄
及び
北方対策担当大臣
。
河野太郎
3
○
国務大臣
(
河野太郎
君)
沖縄及
び北方対策
を
担当
する
内閣
府
特命担当大臣
として、一言御
挨拶
を申し述べます。 まず、
沖縄政策
について申し上げます。
沖縄
の
振興
については、
本土復帰
以降、
社会資本整備
や
各種産業振興策
によって、入
域観光客数
や
就業者数
が増加するなど着実に成果を上げてきました。しかし、
全国最下位
の一人
当たり県民所得
や、特に
若年層
の高い
失業率
を始めとした
課題
がなお存在しています。 一方で、
沖縄
は、東アジアの中心に位置する
地理的特性
や、日本一高い
出生率
といった
優位性
、
潜在力
を有しています。これらを生かし、引き続き、
沖縄振興策
を
国家戦略
として総合的、積極的に
推進
してまいります。
令和
三年度の
沖縄振興予算
の
概算要求
については、総額三千百六億円を要求するとともに、三か年
緊急対策
後の
激甚化
、頻発化する
自然災害
への
対応等
に必要な
経費等
の
事項要求
を行っています。
税制改正要望
については、特区・
地域
における
税額控除制度
を始めとした
各種
の
優遇措置等
について、
適用期限
の延長を要望しました。 厳しい
財政状況
ではありますが、
予算
の
確保
、
税制改正
が実現できるよう努めてまいります。 当面は、
新型コロナウイルス感染症
による
観光
を始めとする
沖縄経済
への
影響
を踏まえ、
感染症対策
と
社会経済活動
の両立を図ることが重要です。
ポストコロナ
も見据え、
観光
を含む
各種産業
の
振興
や高
付加価値化
に取り組むとともに、
県民生活
、
産業
の基盤である道路、港湾、
空港等
の
社会資本整備
を一層
推進
してまいります。
首里城
の
復元
については、本年三月に決定した
工程表
に基づき、
政府
として
責任
を持って着実に
復元
を進めてまいります。
沖縄科学技術大学院大学
については、
世界最高水準
の
教育研究
を行うための
規模拡充
に向けた
取組
を
支援
するとともに、イノベーション・
エコシステム
の形成の
推進
を図ってまいります。 さらに、離島及び
北部地域
の
振興
、
沖縄
の子供の
貧困対策
、
農林水産業
の
振興
、
鉄軌道等
の
調査
を進めるとともに、子育ての
支援
、雇用の促進、
不発弾対策
についても、着実に
取組
を進めてまいります。
沖縄
には、今なお多くの
在日米軍専用施設
・区域が存在し、
沖縄
の
皆様
に大きな御
負担
を掛けております。引き続き、
沖縄
の
皆様
の
理解
を得る努力を続けながら、
沖縄
の
基地負担軽減
に取り組むことが
政府
の
方針
です。特に、
住宅
や学校に囲まれ、市街地の真ん中にある
普天間飛行場
については、
固定化
は絶対に避けなければならないとの認識の下、一日も早い
全面返還
の実現に向けて
政府
として取り組むこととしています。
駐留軍用地
の
跡地利用
は、今後の
沖縄振興
の
観点
から極めて重要な
課題
です。このうち、
西普天間住宅地区跡地
における
沖縄健康医療拠点
の
整備
については、今後のほかの
跡地利用
のモデルケースとなるよう、
関係機関
の連携の下、
取組
を着実に
推進
してまいります。 現行の
沖縄振興特別措置法
の
期限
、そして
沖縄
の
本土復帰
五十年という大きな節目まで、残すところ約一年半となりました。これまでの
沖縄振興
の検証に取り組むとともに、
期限
後の
沖縄振興
の在り方の検討を進めてまいります。 次に、
北方
領土
問題について申し上げます。
政府
は、
北方
領土
問題を
解決
して
平和条約
を締結するという
基本方針
の下、粘り強く
外交交渉
に取り組んでいます。
北方対策担当大臣
として、
外交交渉
をしっかりと後押ししてまいります。
国民世論
の啓発については、多くの
国民
に
理解
と
関心
を持っていただくことが重要です。とりわけ、次代を担う若い世代の
関心
を喚起することが重要であり、SNSを活用した
情報発信
や
北方領土隣接地域
への
修学旅行誘致
の
推進等
に取り組んでまいります。
北方
四島
交流等事業
については、今年度は
新型コロナウイルス感染症
の
影響
で中止となり、次年度以降の安定的な
実施
が
課題
となっています。このため、
令和
三年度
予算概算要求
において、
使用船舶
の一部改修など
コロナ対策
に必要な
経費
を要求し、
対策
に万全を期してまいります。 さらに、元
島民
の
方々
への援護として、引き続き、航空機による
特別墓参
の円滑な
実施
や、
後継者育成支援
に努めてまいります。 元
島民
の
方々
の切なる思いを受け止め、
北方
領土
問題の
早期解決
に向けた
決意
を新たにしています。この
決意
を胸に、職務に邁進してまいります。
鈴木委員長
を始め
理事
、
委員
の
皆様方
の一層の御
理解
と御
協力
をお願い申し上げます。
鈴木宗男
4
○
委員長
(
鈴木宗男
君) 次に、
茂木外務大臣
。
茂木敏充
5
○
国務大臣
(
茂木敏充
君)
沖縄及
び
北方
問題に関する
特別委員会
の開催に当たり、御
挨拶
を申し上げるとともに、所信を申し述べます。
我が国
を取り巻く
安全保障環境
は、大変厳しい
状況
にあります。
我が国
の平和と安全を
確保
していく上で、
日米同盟
の
強化
は最も重要な
課題
であり、特に、在
沖縄米軍
を含む
在日米軍
の
抑止力
は、
我が国
、ひいては
地域
の平和と安全の
確保
に不可欠です。こうした
観点
も踏まえ、
米政府関係者
との緊密な
意思疎通
を図ってきております。 また、
在日米軍
の
安定的駐留
には
地元
の御
理解
が不可欠であり、
米軍機等
の
安全確保
や事件・
事故防止
の徹底について
米側
に対して引き続き強く要請してまいります。
普天間飛行場
の辺野古への移設を始め、
沖縄
の
負担軽減
に引き続き
全力
で取り組みます。また、
沖縄
の更なる成長に向けて、
国際社会
で活躍する
沖縄
の
人材育成
に貢献していきます。
尖閣諸島
をめぐる
情勢
については、日本の
領土
、
領海
、
領空
を
断固
として守り抜くとの
決意
で冷静かつ毅然と対応していきます。先日訪日した
王毅国務委員
に対しても強く申入れを行いました。同時に、
日中関係
は、最も重要な二
国間関係
の一つです。
中国
との間には様々な
懸案
が存在しますが、引き続き、
首脳会談
や
外相会談等
のハイレベルの機会を活用して、主張すべきはしっかり主張し、
懸案
を一つ一つ
解決
し、また
中国側
の行動を強く求めていきます。
日ロ関係
を重視していく姿勢に変わりはなく、
平和条約
締結問題を含む政治、
経済
、
文化等
、幅広い
分野
で
日ロ関係
全体を発展させていく考えです。
菅政権
として、一昨年のシンガポールの
首脳
間のやり取りについてしっかりと引き継いでおり、
領土
問題を
解決
して
平和条約
を締結すべく、粘り強く
交渉
に取り組みます。また、
北方
四島における
共同経済活動プロジェクト
の更なる
具体化
を進めるとともに、元
島民
の
方々
のための
人道的措置
も
実施
していきます。 以上の諸問題に取り組むに当たり、
鈴木委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
指導
、御
理解
を心からお願い申し上げます。
鈴木宗男
6
○
委員長
(
鈴木宗男
君) 以上で
関係大臣
の
発言
は終了いたしました。 この際、副
大臣
及び
大臣政務官
から
発言
を求められておりますので、順次これを許します。
藤井内閣
府副
大臣
。
藤井比早之
7
○副
大臣
(
藤井比早
之君)
内閣
府副
大臣
の
藤井比早
之でございます。
河野大臣
の御
指導
の下、
沖縄政策
及び
北方
領土
問題の
解決
に
全力
で取り組んでまいります。
鈴木委員長
を始め
理事
、
委員
の
皆様
の御
指導
、御
鞭撻
をよろしくお願い申し上げます。
鈴木宗男
8
○
委員長
(
鈴木宗男
君)
鷲尾外務
副
大臣
。
鷲尾英一郎
9
○副
大臣
(
鷲尾英一郎
君)
外務
副
大臣
の
鷲尾英一郎
でございます。
我が国
を取り巻く
安全保障環境
が大変厳しい中、
日米同盟
の
強化
が不可欠です。在
沖縄米軍
を含む
在日米軍
の
抑止力
を維持しつつ、
地元
の
負担軽減
を図っていきます。
尖閣諸島
をめぐる
情勢
につきましては、
我が国
の
領土
、
領海
、
領空
を
断固
として守り抜くとの
決意
で冷静かつ毅然と対応していきます。 また、
ロシア
との間で
平和条約交渉
にしっかりと取り組んでいくことが重要です。
領土
問題を
解決
して
平和条約
を締結するとの
基本方針
の下、
茂木外務大臣
を補佐し、
外務
副
大臣
としての
職責
を全うすべく、
全力
で取り組んでまいります。
鈴木委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
支援
と御
協力
を心からお願い申し上げます。
鈴木宗男
10
○
委員長
(
鈴木宗男
君)
宇都外務
副
大臣
。
宇都隆史
11
○副
大臣
(
宇都隆史
君)
外務
副
大臣
の
宇都隆史
でございます。
我が国
を取り巻く
安全保障環境
が大変厳しい中、
我が国
の
外交
・
安全保障
の基軸たる
日米同盟
の
強化
が不可欠です。
在日米軍
の
抑止力
を維持しつつ、
地元
の
負担軽減
を図ってまいります。 また、
ロシア
との間で様々な
分野
における
協力
の進展を図りながら、
平和条約交渉
にしっかりと取り組んでいくことが重要です。
領土
問題を
解決
して
平和条約
を締結するとの
基本方針
の下、
茂木外務大臣
を補佐し、
担当
の
外務
副
大臣
としての
職責
を全うすべく、
全力
で取り組んでまいります。
鈴木委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
支援
、御
協力
をよろしくお願いいたします。
鈴木宗男
12
○
委員長
(
鈴木宗男
君)
岡下
内閣
府
大臣政務官
。
岡下昌平
13
○
大臣政務官
(
岡下昌平
君)
内閣
府
大臣政務官
の
岡下昌平
でございます。
河野大臣
、
藤井
副
大臣
の御
指導
の下、
沖縄政策
及び
北方
領土
問題の
解決
に
全力
で取り組んでまいります。
鈴木委員長
を始め
理事
、
委員
の
皆様方
の御
指導
、御
鞭撻
、よろしくお願い申し上げます。
鈴木宗男
14
○
委員長
(
鈴木宗男
君)
國場外務大臣政務官
。
國場幸之助
15
○
大臣政務官
(
國場幸之助
君)
外務大臣政務官
の
國場幸之助
です。
地域
の平和と安全の
確保
に不可欠な
在日米軍
の
抑止力
を維持しつつ、
沖縄
を始めとする
地元
の
負担軽減
のため、
全力
で取り組みます。
尖閣諸島
をめぐる
情勢
については、
我が国
の
領土
、
領海
、
領空
を
断固
として守り抜くとの
決意
で冷静かつ毅然と対応してまいります。 また、
日ロ両国
が
アジア太平洋地域
の
パートナー
としてふさわしい
関係
を構築する上でも、
日ロ間最大
の
懸案
である
北方
領土
問題の
解決
が重要です。 こうした
重要課題
に取り組む上で、
外務大臣政務官
としての
責任
を果たし、
茂木外務大臣
を補佐してまいります。
鈴木委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
支援
と御
協力
をよろしくお願い申し上げます。
鈴木宗男
16
○
委員長
(
鈴木宗男
君)
鈴木外務大臣政務官
。
鈴木隼人
17
○
大臣政務官
(
鈴木隼人
君)
外務大臣政務官
の
鈴木隼人
でございます。
日米同盟
の
強化
、
日ロ間最大
の
懸案
である
北方
領土
問題への
取組等
の
重要課題
について、
外務大臣政務官
としての
責任
を果たし、
茂木外務大臣
を補佐してまいります。
鈴木委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
指導
をよろしくお願い申し上げます。
鈴木宗男
18
○
委員長
(
鈴木宗男
君)
中西外務大臣政務官
。
中西哲
19
○
大臣政務官
(
中西哲
君)
外務大臣政務官
の
中西哲
でございます。
地域
の平和と安全の
確保
に不可欠な
在日米軍
の
抑止力
を維持しつつ、
沖縄
を始めとする
地元
の
負担軽減
のため、
全力
で取り組みます。
日ロ両国
が
アジア太平洋地域
の
パートナー
としてふさわしい
関係
を構築する上でも、
日ロ間最大
の
懸案
である
北方
領土
問題の
解決
が重要です。 こうした
重要課題
に取り組む上で、
外務大臣政務官
としての
責任
を果たし、
茂木外務大臣
を補佐してまいります。
鈴木委員長
を始め
理事
、
委員
の
皆様
の御
支援
、御
協力
をよろしくお願い申し上げます。
鈴木宗男
20
○
委員長
(
鈴木宗男
君) 本日はこれにて散会いたします。 午後三時二十四分散会