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国務大臣(
麻生太郎君) 私も高齢者ということは、まず忘れんといてください。
今回のあれは、一言で言えば
ウイルス性風邪、医者に行ったらそれだけのことです。風邪と変わりませんから。ただ、それが
ウイルスで
発生しています。その
ウイルスの原因が分からぬと、それだけですからと。だから、この
ウイルス対策用の
ウイルスができれば、それでもう終わりですから。だけど、そこが分からぬところが最大の不安になるところなんですよね、これ。しかも、これ、何となく、
感染する率は高いけど致死率は低いんですが、ということはエボラの全く逆で、
感染は少ないけど致死率は高いというのと逆のいわゆる
感染症なんですけれども。
そういった意味では、高齢者の中でいろいろ糖尿等々疾患を抱えておられる方の方が致死率が高い。これは、今まで
日本の中で出てきております亡くなられた六例の方を見ましても、あの船の中の六例、いずれも、十二例出ていますけれども、共通点と言えるところは、総じて、何というか、致死に至る方の年齢が高いということで不安になるんですけれども、これは、医者の
言葉を借りれば、これ正しく恐れてもらわないかぬのであって、たらたら大変だ大変だといって、何のこともありませんよと。だから、正しく恐れてもらわないかぬ、怖がってもらわないかぬところなんで、基本的に手を洗うとかいろいろなことをすれば、それで基本的には、あとは普通にしておかれることなんですとかいろんな言っておられますけれども、大変、亡くなられた方がおられますので大変お気の毒な形になっておるんですけれども。
二月の二十五日に決定した
新型コロナウイルス感染症対策の基本方針というもので、こういった観点を踏まえて、これは、加藤厚労
大臣のところに出た、かなり高齢者向きの大きな紙に大きな字で書いてあったのが出ておりましたけれども、そういった意味で、適切な検診を受けるとか、あれをするとかいうので、今いろいろ、何というの、検査機器が間に合っていないとかなんとか、いろんなことになっておりますんですから、重症者のおそれがある方、早めに円滑に等々というようなこともずっとそれ書いてありますんで、それが全国にだんだん広まっていくんだと思いますけれども、高齢者の入っておられる施設っていう、まあ養護施設等々ありますけれども、そういった施設等々においてマスクの話とか、それに対応している介護士の
方々の基礎的知識が欠けているとかいろんな話がよくありますんで、そういったこと、ところに関してはなかなか行き渡っていないところがあるんだと思いますけれども。
この正しく恐れてもらわないかぬところなんで、いわゆる濃厚接触と言われるような対応を避けてもらって、なるべくというような話ですが、外の方がよろしいということにもなるんでしょうけれども、いろんな意味で、大分暖かくなってきましたから少しは変わってきているとは思いますけれども、風邪を引かないようにするというのは大事なところなんだと思いますんで、いろんな意味で高齢者の
方々含む
皆様が安心できるということで、厚労省、今いずれも頑張っておるところだと思いますけれども、更に時間を掛けて対策等々はきちんとやらせていただきたいと思っております。