○大串(博)
委員 花に関しても極めて平時の発想なんですね。先ほどおっしゃった
令和元年度の産地
生産パワーアップ
事業、これは
令和元年度の
補正じゃないですか。
新型コロナウイルスが起こる前の
予算を流用してという話だから、これまた、いかにも霞が関的な平時の発想なんですよね。
公共施設で花を買っていただく、これはぜひやりましょう。私も、きょう、実は、本当は
地元の、母の日のカーネーションをお届けしようかと思って
地元に注文しようとしたら、今、運輸業が逼迫して届かないというんですよ。残念でした。申しわけないです。
皆さんに次回ぜひ佐賀の花をお届けしますけれども、そういった苦労もされているんですね、花の
皆さん。日にちがもたない中でも、でも、運輸も届かないものだから、なかなか外にも出せないという苦しみをされている。
公共施設、
予算三十億じゃないですか。花の
消費量は年間八千億ですよ。私は本当に、この微々たる量がちょっとだめだなというふうに思うんです。
そして、高収益作物の話も言われました。花を念頭に置かれていると言いましたけれども、これは、実はまさに花をつくっている
皆さんの方から、私、この高収益作物
支援交付金に関しては、大串さん、これはどうも私
たちに合わぬという声がたくさん来ているんです。なぜかというと、十アール当たり五万円だから、花をつくるのは土地
利用型というのとはちょっと違うから、十アール当たりと面積でやられると私
たちは実入りがないんだ、こう言われるんです。やはり
補助金の仕組みとして、いま
一つなんですね。
ぜひ、平時じゃない発想で花に関しても
支援をしていただきたいし、先ほど高収益作物の次期作
支援に関して、私、条件が多過ぎると言いましたけれども、
畜産、佐賀県は牛も多いんですけれども、
影響を受けています。子牛の
価格、今、実は六十万円を切ったという話もあるんですよ。肥育が伸びないから、どうしても子牛も下がる。肥育、本当に、子牛を高い値段で仕入れて、餌代をかけて、枝肉
価格が今の
状況ですから、マイナスですよ。
この肥育牛経営等緊急
支援特別
対策事業、これもやってもらっています。これはメニュー方式だというふうに言われますけれども、これも先ほどの高収益作物と同じで、条件が細か過ぎて。
畜産農家の方がこれを見られて、これをやり出すとどれだけ金かかるんだ、逆にと、こんなことを言われていますよ。これも平時の発想なんです。
長期的に経営体力をつけるんだというのはいいんだけれども、平時の発想だから、
畜産に関しても。ぜひここは考え直していただきたいというふうに、条件を緩める方向で、これを本当に使ってもらうんだったら。これはまた、ぜひ
畜産に関しても議論させていただきますから、条件を緩める方向で、第二次
補正予算に向けては平時じゃない発想をぜひやっていただきたいと
思います。
持続化給付金が大きな柱だとおっしゃいました。正直言って、私、この緊急経済
対策、これを穴があくほど、
予算委員会の審議に向けて読みましたけれども、
農業に関して、まず手元のお金がないんだという
農家の
方々、今有事に近いから、これに対する
支援策ってほとんどないんですよね。先ほどの高収益作物も肥育牛も、今後の飛躍を目指してというセクションに入っているんですよ。今じゃないんです。今のところは
持続化給付金だけ。
持続化給付金だけで、じゃ、どうなのかと。
経産省にお尋ねしますけれども、
持続化給付金、今
農家の
方々からどのくらい申請が来て、どのくらい採択されていますか。