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2020-03-18 第201回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
公式Web版
会議録情報
0
令和二年三月十八日(水曜日) 午前九時
開議
出席委員
委員長
吉野
正芳君
理事
池田
道孝
君
理事
齋藤 健君
理事
谷 公一君
理事
野中
厚君
理事
細田 健一君
理事
石川
香織
君
理事
近藤 和也君
理事
濱村 進君 泉田 裕彦君 稲田 朋美君
今枝宗一郎
君 金子 俊平君
神谷
昇君 木村 次郎君 小寺 裕雄君 坂本 哲志君 笹川 博義君
繁本
護君 鈴木 憲和君 高鳥 修一君 永岡 桂子君 西田 昭二君 福山 守君 古川 康君 宮腰 光寛君 宮路 拓馬君 簗 和生君 青山 大人君 大串 博志君
神谷
裕君
亀井亜紀子
君
佐々木隆博
君 佐藤
公治
君
長谷川嘉一
君 広田 一君 緑川 貴士君 石田
祝稔
君 田村 貴昭君 森 夏枝君 …………………………………
農林水産大臣
江藤
拓君
農林水産
副
大臣
伊東 良孝君
農林水産大臣政務官
河野 義博君
農林水産委員会専門員
梶原 武君 ――
―――――――――――
委員
の異動 三月十八日
辞任
補欠選任
上杉謙太郎
君
繁本
護君 同日
辞任
補欠選任
繁本
護君
上杉謙太郎
君 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した案件
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
第二五号)
農林水産関係
の
基本施策
に関する件
養豚農業振興法
の一部を改正する
法律案起草
の件 ――――◇―――――
吉野正芳
1
○
吉野委員長
これより
会議
を開きます。
内閣提出
、
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律案
を
議題
といたします。
本案
に対する質疑は、昨十七日に終局いたしております。 これより討論に入るのでありますが、その申出がありませんので、直ちに採決に入ります。
内閣提出
、
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律案
について採決いたします。
本案
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
吉野正芳
2
○
吉野委員長
起立総員
。よって、
本案
は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ――
―――――――――――
吉野正芳
3
○
吉野委員長
ただいま議決いたしました
法律案
に対し、
野中厚
君外五名から、自由民主党・
無所属
の会、
立憲民主
・国民・社保・
無所属フォーラム
、公明党、
日本共産党
及び
日本維新
の会・
無所属
の会の五派
共同提案
による
附帯決議
を付すべしとの
動議
が提出されております。
提出者
から
趣旨
の
説明
を求めます。
石川香織
君。
石川香織
4
○
石川
(香)
委員
ただいま
議題
となりました
附帯決議案
につきまして、
提出者
を代表して、その
趣旨
を御
説明
申し上げます。 案文を朗読して
趣旨
の
説明
にかえさせていただきます。
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律案
に対する
附帯決議
(案) 平成三十年九月以降、
国内
における
豚熱
の
発生
を受け、
農林水産
省は、
都道府県
や
関係省庁
と連携し、
防疫
の
基本
となる
飼養衛生管理
の徹底、
予防的ワクチン
の接種、
野生イノシシ
の
捕獲強化
や
経口ワクチン散布等
を行い、
豚熱
の封じ込めに向けて対策を講じてきたところである。 一方、
ワクチン
や有効な
治療方法
がない
アフリカ豚熱
は
アジア地域
で急速に拡大し、
我が国
への
侵入
の脅威が一層高まっている。本
委員会
においては、
家畜
の
悪性伝染性疾病
の
まん延
は
我が国畜産業
に深刻な打撃を与えるという認識の下に、
アフリカ豚熱
を
予防
的殺処分の対象とするための
法律案
の
起草等
を行ってきたところである。
豚熱
を早期に終息させ、
アフリカ豚熱等
の
悪性伝染性疾病
の
国内
への
侵入
を防止することは、
我が国
の
畜産
の
振興
を図る上で最優先かつ最重要の課題であり、引き続き、
政府
、
都道府県
、
関係者一体
となって
家畜防疫
に取り組む必要がある。 よって、
政府
は、本法の施行に当たり、
左記事項
の実現に万全を期すべきである。 記 一
都道府県
が
飼養衛生管理
に係る
指導等
に積極的に取り組むために、
都道府県
の
飼養衛生管理指導等計画
の策定について十分な
指導
及び助言を行い、
家畜
の
伝染性疾病
の
発生予防
を図ること。また、
都道府県
による
飼養衛生管理
に係る
指導等
の
取組状況
を正確に把握し、的確な
指導
を行うこと。特に、
養豚農場
における
飼養衛生管理
の水準が
向上
するよう
措置
すること。 二
家畜
の
伝染性疾病
の
発生予防
及び
まん延防止
のための
措置
に係る国、
地方公共団体
、
家畜
の
所有者
、
関連事業者
及び
自衛防疫団体
の相互の連携を
強化
し、
実効性
のある
防疫措置
を
実施
するために、
協議会
を積極的に開催し、その活用を図ること。 三
家畜伝染病
の
発生
時における適切かつ迅速な
初動対応
を
実施
するために、
家畜
の
健康観察
により
特定症状
が確認された場合には、直ちに
家畜保健衛生所
に通報するよう、
都道府県
と連携しつつ、
家畜
の
所有者
その他
畜産業従事者
への
周知
を徹底すること。 四 海外からの
畜産物
の
違法持込み
に対する
罰則強化
、
当該違反畜産物
の
廃棄等
の
家畜防疫官
の
権限強化
については、厳格に運用し摘発を
強化
するとともに、
外国政府
、船舶・
航空会社
及び
旅行会社等
を通じてその
周知
を徹底すること。また、
家畜防疫官
の増員、
検疫探知犬
の
増頭等
により
水際検疫
に係る
体制
の充実・
強化
を図ること。 五
野生動物
に
悪性伝染性疾病
の
発生
が確認された場合においては、
飼養衛生管理基準
の
遵守
に係る勧告・命令を含む
まん延防止措置
が的確に行われるよう速やかに
都道府県知事
に指示すること。また、
野生鳥獣
の
捕獲活動
に従事する者の
高齢化
・減少が進む中、
野生イノシシ
による
養豚農場
への
豚熱等
の
侵入リスク
の軽減及び
浸潤状況調査
のため、
関係者
が緊密に連携して、戦略的にその
捕獲
を
強化
するとともに、陰性が確認された個体の適切な
利用
に向けた
取組
を推進すること。 六
飼養衛生管理基準
の見直しによる
エコフィード
に係る
加熱処理条件
の引上げについては、
農場
における
遵守
はもとより、
食品リサイクル事業者
が円滑に対応できるよう、
施設
の更新に係る
低利融資等
の
支援
を行うこと。 右決議する。 以上です。 何とぞ
委員各位
の御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。
吉野正芳
5
○
吉野委員長
これにて
趣旨
の
説明
は終わりました。 採決いたします。 本
動議
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
吉野正芳
6
○
吉野委員長
起立総員
。よって、本
法律案
に対し
附帯決議
を付することに決しました。(拍手) この際、ただいま議決いたしました
附帯決議
につきまして、
政府
から発言を求められておりますので、これを許します。
農林水産大臣江藤拓
君。
江藤拓
7
○
江藤国務大臣
ただいまは法案を可決いただき、ありがとうございました。
附帯決議
につきましては、その
趣旨
を踏まえ、適切に対処してまいります。 ――
―――――――――――
吉野正芳
8
○
吉野委員長
お諮りいたします。 ただいま議決いたしました
法律案
に関する
委員会報告書
の作成につきましては、
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
吉野正芳
9
○
吉野委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。
農林水産大臣
は御退席いただいて結構です。 ――
―――――――――――
〔
報告書
は附録に
掲載
〕 ――――◇―――――
吉野正芳
10
○
吉野委員長
次に、
農林水産関係
の
基本施策
に関する件について
調査
を進めます。 この際、
養豚農業振興法
の一部を改正する
法律案起草
の件について議事を進めます。 本件につきましては、各党間の
協議
の結果、お
手元
に配付いたしておりますとおりの
起草案
を得ました。 本
起草案
の
趣旨
及び主な
内容
につきまして御
説明
申し上げます。
本案
は、現下の豚の
伝染性疾病
の
国内
外における
発生
の
状況
に鑑み、その
発生
の
予防
及び
養豚農家
の
経営
に及ぼす
影響
の
緩和等
の
措置
を講ずるためのもので、その主な
内容
は次のとおりであります。 第一に、豚の
伝染性疾病
の
発生
の
予防
及び
養豚農家
の
経営
に及ぼす
影響
の
緩和
についてであります。
法律
の目的及び
基本方針
に定める
事項
に、豚の
伝染性疾病
の
発生
の
予防
及び豚の
伝染性疾病
が
養豚農家
の
経営
に及ぼす
影響
の
緩和
を追加することとしております。また、国及び
地方公共団体
は、
防疫
に関する事務の
実施体制
の
整備
、
養豚農家
による
飼養衛生管理
の
向上
の
促進
、豚の
伝染性疾病
の
発生
後の
養豚農家
の
経営
の再建に対する
支援
その他必要な
施策
を講ずるよう努めるものとするとともに、
養豚農家
による的確な
防疫
の迅速な
実施
のために必要な期間において、
飼養衛生管理
の
向上
のために必要な
施設
、設備又は資材の
整備
の
促進
その他
飼養衛生管理
の
向上
の
促進
に必要な
施策
を集中的に講ずるよう努めるものとしております。 第二に、
国内由来飼料
の
安全性
の
確保
への配慮についてであります。
国内由来飼料
の
利用
を増進するための
施策
については、
国内由来飼料
の
安全性
の
確保
に配慮しつつ、これを講ずるよう努めるものとしております。 第三に、特別な
銘柄
の
豚肉等
の
生産
に資する
種豚
の
改良
及び
保護
についてであります。 安全で安心して消費することができる
豚肉
の
生産
の
促進
及び消費の拡大を図るための
施策
として、特別な
銘柄
の
豚肉等
の
生産
に資する
種豚
の
改良
及び
保護
を追加することとしております。 なお、この
法律
は、公布の日から施行することとしております。 以上が、本
起草案
の
趣旨
及び主な
内容
であります。 ――
―――――――――――
養豚農業振興法
の一部を改正する
法律案
〔
本号末尾
に
掲載
〕 ――
―――――――――――
吉野正芳
11
○
吉野委員長
お諮りいたします。
養豚農業振興法
の一部を改正する
法律案起草
の件につきましては、お
手元
に配付いたしております
起草案
を本
委員会
の成案とし、これを
委員会提出
の
法律案
と決するに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
吉野正芳
12
○
吉野委員長
起立総員
。よって、
本案
は
委員会提出
の
法律案
とするに決定いたしました。 なお、ただいま決定いたしました
法律案
の
提出手続等
につきましては、
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
吉野正芳
13
○
吉野委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 次回は、明十九日木曜日午前八時五十分
理事会
、午前九時
委員会
を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午前九時十三分散会