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古屋参考人 女性の採用、登用につきましては、これも官民共通の
課題であるということで
考えておりますが、当然、
公務においても大変重要な
課題だというふうに
認識しております。
今御紹介のあった男女共同参画基本計画の中における数値目標といいますか、目標につきましては、採用に関してはおおむね三割ということで
維持しているわけでございますが、登用に関してはまだ目標値に達していない。ただ、年々着実に増加しているということはございまして、引き続き
各省にも努力していただきたい、
人事院としてもいろいろ努力してまいりたいというふうに
考えております。
具体的には、女性のまず採用のところをふやさない限り登用の
部分につながらないという
意味では、採用のところが拡大してきておりますので、若干楽観的に申し上げれば、今後登用についても伸びてくるんだろうというふうには思っております。
ただ、そのままではなかなか進まないという
意味では、募集活動でまず採用のところに、女子学生に目を向けてもらわないといけないということで、募集活動のところから大変
人事院としても力を入れているというところで、現在、総裁は女性でありまして、女子学生の説明会等にも総裁みずからが行っていただいているというような
状況もございます。
また、登用の
関係につきましては、女性に向けた個別の研修なども実施しておりまして、いずれにしても、
各省とともに女性の登用に向けて努力してまいりたいというふうに
考えております。
それから、男性の育休の取得でございます。これは、たしか昨年の数値では一三%を超えていたと思いますが、これもまた着実に伸ばしていかないと、女性に比べるとまだまだはるかに低い数値ということでございます。
男性の育児休業の取得ということは、これは男性にとってはもちろんそうですが、女性にとっても非常に
意味のあることでございます。ここら辺は、
職場のとりやすい雰囲気づくりというのが非常に肝になるのではないか。そういう
意味では、先ほどと同様に、上司でありますとか同僚の理解というもの、
職場の雰囲気というもの、さらには、長時間
労働という
状況があってはなかなか使いにくいということで、全体として改善していく必要があるというふうに
考えております。