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2019-10-29 第200回国会 参議院 文教科学委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
令和元年
十月二十九日(火曜日) 午前十時開会 ─────────────
委員氏名
理 事
石井
浩郎
君 理 事
水岡
俊一
君
赤池
誠章
君
上野
通子
君 衛藤 晟一君 こやり
隆史
君
佐藤
啓君
世耕
弘成君
三原じゅん子
君
吉川ゆうみ
君
伊藤
孝恵
君
川合
孝典
君
熊谷
裕人
君 蓮
舫君
新妻
秀規
君
浜田
昌良
君
梅村みずほ
君
松沢
成文
君
吉良よし子
君
舩後
靖彦
君 ─────────────
委員長
の
異動
十月四日
吉川ゆうみ
君を議院において
委員長
に
選任
した。 ─────────────
委員
の
異動
十月四日
辞任
補欠選任
川合
孝典
君
横沢
高徳
君
熊谷
裕人
君
石川
大我
君
新妻
秀規
君
佐々木さやか
君
浜田
昌良
君
高瀬
弘美
君 十月二十八日
辞任
補欠選任
世耕
弘成君
加田
裕之
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
吉川ゆうみ
君 理 事
赤池
誠章
君
石井
浩郎
君 こやり
隆史
君
水岡
俊一
君 委 員
上野
通子
君
加田
裕之
君
佐藤
啓君
三原じゅん子
君
伊藤
孝恵
君
石川
大我
君
横沢
高徳
君 蓮
舫君
佐々木さやか
君
高瀬
弘美
君
梅村みずほ
君
松沢
成文
君
吉良よし子
君
舩後
靖彦
君
国務大臣
文部科学大臣
萩生田光一
君 副
大臣
文部科学
副
大臣
上野
通子
君
文部科学
副
大臣
亀岡
偉民君
大臣政務官
文部科学大臣政
務官
佐々木さやか
君
文部科学大臣政
務官
青山
周平君
事務局側
常任委員会専門
員 戸田 浩史君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
理事選任
の件 ○
理事補欠選任
の件 ○
国政調査
に関する件 ─────────────
吉川ゆうみ
1
○
委員長
(
吉川ゆうみ
君) ただいまから
文教科学委員会
を開会いたします。 議事に先立ちまして、御
挨拶
を申し上げます。 去る四日の本
会議
におきまして
文教科学委員長
に
選任
をされました
吉川ゆうみ
でございます。
委員各位
の御
指導
、御
協力
を賜りまして、公正かつ円満な
委員会運営
に努めてまいりたいと思っております。
皆様
、何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手) ─────────────
吉川ゆうみ
2
○
委員長
(
吉川ゆうみ
君) この際、一言申し上げます。 この度の
令和元年台風
第十九号を始めとする一連の風水害により、甚大な
被害
がもたらされ、多くの尊い人命が失われました。誠に痛ましい限りでございます。 亡くなられました
方々
及び御遺族に対しまして
哀悼
の意を表しますとともに、被災された
皆様
に対し心からお
見舞い
を申し上げます。 ここに、亡くなられた
方々
の御冥福をお祈りし、謹んで
黙祷
をささげたいと存じます。
皆様
、どうぞ御
起立
を願います。
黙祷
。 〔
総員起立
、
黙祷
〕
吉川ゆうみ
3
○
委員長
(
吉川ゆうみ
君)
黙祷
を終わります。御着席ください。 ─────────────
吉川ゆうみ
4
○
委員長
(
吉川ゆうみ
君)
委員
の
異動
について御報告いたします。 昨日までに、
水落敏栄
さん、
橋本聖子
さん、
今井絵理子
さん、
小野田紀美
さん、
江島潔
さん、
芳賀道也
さん、
新妻秀規
さん、
浜田昌良
さん及び
熊谷裕人
さんが
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
三原じゅん子
さん、こやり
隆史
さん、
佐藤啓
さん、
佐々木さやか
さん、
高瀬弘美
さん、
横沢高徳
さん、
石川大我
さん、
加田裕之
さん及び私、
吉川ゆうみ
が
選任
されました。 ─────────────
吉川ゆうみ
5
○
委員長
(
吉川ゆうみ
君)
理事
の
選任
を行います。 去る八月五日の本
委員会
におきまして、一名の
理事
につきましては、後日、
委員長
が指名することとなっておりましたので、本日、
理事
に
赤池誠章
さんを指名いたします。 ─────────────
吉川ゆうみ
6
○
委員長
(
吉川ゆうみ
君)
理事
の
補欠選任
についてお諮りいたします。
委員
の
異動
に伴い現在
理事
が一名欠員となっておりますので、その
補欠選任
を行いたいと存じます。
理事
の
選任
につきましては、先例により、
委員長
の指名に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
吉川ゆうみ
7
○
委員長
(
吉川ゆうみ
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
にこやり
隆史
さんを指名いたします。 ─────────────
吉川ゆうみ
8
○
委員長
(
吉川ゆうみ
君)
国政調査
に関する件についてお諮りいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
教育
、
文化
、
スポーツ
、
学術
及び
科学技術
に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
吉川ゆうみ
9
○
委員長
(
吉川ゆうみ
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
吉川ゆうみ
10
○
委員長
(
吉川ゆうみ
君) この際、
萩生田文部科学大臣
、
亀岡文部科学
副
大臣
、
上野文部科学
副
大臣
、
佐々木文部科学大臣政務官
及び
青山文部科学大臣政務官
から発言を求められておりますので、順次これを許します。
萩生田文部科学大臣
。
萩生田光一
11
○
国務大臣
(
萩生田光一
君) おはようございます。 この度、
文部科学大臣
及び
教育再生担当大臣
を拝命をいたしました
萩生田光一
でございます。 今後とも、
吉川委員長
を始め、
理事
、
委員
の
皆様方
の御
指導
、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 第二百回国会において各般の
課題
を御審議いただくに当たり、一言御挨拶を申し上げます。 冒頭、今般の台風十五号及び第十九号によりお亡くなりになられた
方々
に衷心より哀悼の意を表しますとともに、被災された
方々
に対し心よりお
見舞い
を申し上げます。
文部科学省
としても、
関係地方公共団体
ともよく
連携
し、
被災地
に寄り添いながら、
被災地
の
支援
に
全力
を尽くしてまいります。 現在、
文部科学省
は、昨年の
幹部職員
の
逮捕事案等
により失われた信頼を回復する途上にあります。本年三月に策定した
文部科学省創生実行計画
に基づき、若手や
中堅職員
の声もよく聞きながら、
スピード感
を持って
政策立案
ができる
組織体制
を目指した
文部科学省改革
を
推進
してまいります。 先日、
吉野彰旭化成株式会社名誉フェロー
の
ノーベル化学賞
の受賞が決定しました。今回の受賞は、
日本人研究者
が高い
研究水準
を有することを改めて
世界
に示すものであるとともに、長きにわたって国を挙げて、
基礎研究
から
応用研究
に至るまで幅広い
科学技術
・
学術政策
を強力に
推進
してきた
成果
のたまものです。
吉野先生
は、
科学者
を目指したきっかけは、小学生の頃の担任の先生から勧められた
科学
の本であった旨を述べておられます。
子供たち
が、多様な経験を通じて、様々なことに興味を抱き、将来目指す道を見付けることができるような
環境
をつくっていくことの
重要性
を改めて感じました。
安倍内閣
においては、人生百年
時代
や
ソサエティー
五・〇の到来を見据えた
経済社会
を大胆に構想する中で、一億総活躍の旗を更に高く掲げ、日本を誰にでもチャンスがあふれる国へと変えていくため、
内閣一丸
となって
人づくり革命
を断行し、
生産性革命
を
実現
することを最大の使命としております。
文部科学省
が担う
教育再生
、
科学技術イノベーション
、
スポーツ
、
文化
の
振興
は、
人づくり革命
や
生産性革命
において
中核
を担うものです。 こうした
基本認識
の下、何よりもまず、家庭の
経済事情
に左右されることなく、誰もが希望する質の高い
教育
を受けられるよう、
幼児期
から
高等教育段階
までの
切れ目
のない形での
教育
の
無償化
、
負担軽減
の
施策
を着実に
実施
してまいります。
幼児教育
については、今月から全面的な
無償化措置
を
実施
したところです。その上で、今般の
無償化措置
の対象とならない、いわゆる
幼児教育類似施設
についても、
地域
や
保護者
のニーズに応えて重要な
役割
を果たしていると
地方公共団体
が認めるものに対しては、
関係
府省と
連携
しつつ、国と
地方
が協力した
支援
の
在り方
について検討を行ってまいります。
高等教育
については、二〇二〇年度から、真に
支援
が必要な低
所得者世帯
に対して、
授業料
及び
入学金
の
減免制度
の創設と
給付型奨学金
の拡充を行います。新制度の円滑な
実施
に向けて、必要な準備を加速させます。 さらに、二〇二〇年度から、年収五百九十万円
未満世帯
を対象とした
私立高等学校授業料
の
実質無償化
を
実現
します。また、
高校生等
の
奨学給付金
の
充実
にも取り組みます。 これらの
施策
を通じて、家庭の
経済事情
にかかわらず、
子供たち
が自ら希望する進路に挑戦できる
社会
の
実現
を目指します。
安倍内閣
が働き方
改革
を実行する中で、
世界
からも
評価
の高い
我が国
の
学校教育
を持続可能なものとしていくためには、来年四月に迫った新
学習指導要領
を円滑に
実施
するとともに、教師が
子供たち
の
指導
に
使命感
を持ってより専念できるよう、
学校
における働き方
改革
を強力に
推進
することが必要です。 先日、
学校
における働き方
改革
の
先進事例
を視察し、
学校
における働き方
改革
は特効薬のない総力戦であると実感しました。
文部科学省
が
学校
と
社会
の
連携
の起点、
つなぎ役
としての
役割
を前面に立って果たすとともに、勤務時間管理の徹底や
学校
及び教師が担う業務の
明確化
、
適正化
、小
学校
における質の高い
英語教育
のための
専科指導等
に必要な
教職員定数
の
改善充実
、
学校
の
運営体制
の
強化
、
部活動指導員
や
スクールサポートスタッフ等
の
専門スタッフ
や
外部人材
の
配置拡充
などの一体的な
推進
を図ります。また、
学校
における働き方
改革
の
取組
の一環として、今国会において所要の法案を提出しましたので、速やかな御審議をお願いいたします。 これに加え、急激な
社会
的な変化が進む中で、これからの
時代
に応じた
教育課程
や
教職員配置
、教師の養成、採用、研修や
教員免許制度等
の
初等中等教育
の
在り方
について、総合的に検討を進めてまいります。
ソサエティー
五・〇の
時代
に必要となる資質、能力を
育成
、深化するためには、
ICT
を
基盤
とした様々な
先端技術
を効果的に活用することが必要不可欠です。
令和
の
時代
の新しい
学校像
として、最終的に
児童生徒
一人一人がそれぞれ端末を持ち、
ICT
を十分活用することのできる
環境
を達成するため、
学校
における
ICT環境整備
を強力に進め、多様な
子供たち
を誰一人取り残すことのない、公正に個別最適化された学びを
実現
してまいります。
少子高齢化
や
グローバル化
が進展する
社会
において、
ソサエティー
五・〇に向けた
人材育成
や
イノベーション創出
の
基盤
となる
大学等
の
改革
が急務です。
高等教育
の
無償化
、
負担軽減
の
実施
に当たっては、
高等教育
の質の
向上
及び
教育研究基盤
の
強化
を図ることが必要です。先般改正された
学校教育法
や
研究力向上改革
二〇一九等に基づき、
高等教育
・
研究機関
の
取組
や
成果
に応じた手厚い
支援
と厳格な
評価
を徹底することにより、
教育
、
研究
、ガバナンスの
一体的改革
を
推進
してまいります。
科学技術イノベーション
については、特に諸
外国
に比べ
研究力
が相対的に
低下傾向
にある現状を一刻も早く打破するため、
研究人材
、
研究資金
、
研究環境
の
改革
を
大学改革
と一体的に進め、絶えず
イノベーション
を生み続ける
社会
の
実現
に
全力
で取り組んでまいります。 現在、
我が国
で
ラグビーワールドカップ
が開催され、
全国各地
で熱戦が展開されています。来年は
東京オリンピック
・
パラリンピック
が開催されます。国民に夢や感動を与えてくれるこれらの大会の成功に向けた
取組
を着実に進めてまいります。また、
世界
中から注目が集まるこの機に、
日本博
を始めとした
文化プログラム
を全国で展開するとともに、
日本遺産等
の様々な
文化資源
の活用や
文化観光拠点
の
支援等
を通じて、
伝統文化
から
現代芸術
まで幅広い
文化
による
国づくり
を
オールジャパン
で
推進
し、
日本文化
の魅力を
世界
に積極的に発信します。
東日本大震災
や近年相次ぐ災害については、先日、
文部科学大臣就任
以降に初めて福島県や千葉県南部を訪問し、復興に向けた決意を改めて強くしたところです。
就学支援
、
児童生徒
の心のケア、
学習
や
学校再開
への
支援等
を始め、復興を支える
教育
、
人材育成
、
大学
、
研究機関
による
地域再生
への貢献、
学校施設
や
文化
財の復旧など、
被災者
の心に寄り添った復興を更に加速します。廃炉に関する
研究開発
や
人材育成
、
原子力損害賠償
に着実に取り組みます。さらに、
原発事故
の
避難者
を始めとする被災した
児童生徒
に対する
いじめ
については、
関係機関
とも
連携
して必要な
取組
を行ってまいります。
教育再生
は、
安倍内閣
の最
重要課題
の一つです。
教育再生実行会議
のこれまでの提言を踏まえ、
子供たち
の個性を伸ばし、多様な価値に対応できるよう、
義務教育
における基礎、
基本
の習得の上に、
子供たち
の個性を伸ばす
多様性
のある
教育
の
実現
に向けて必要な
施策
を
推進
します。また、これまでの提言の進捗についてしっかりとフォローアップを行ってまいります。 質の高い
幼児教育
の
提供
、
地域
と
学校
の
連携
、協働の
推進
、特別の
教科道徳
の
実施
、ハンセン病に対する差別、偏見の根絶など
人権教育
の
充実
、
いじめ
や不登校への対応、SNSの
相談体制
の
構築
、フリースクールなど多様な場で学ぶ
子供
への
支援
、
夜間中学
の
設置促進
、
充実
、
家庭教育支援
の
充実
、読書・
体験機会
の
提供
の
推進
、
登下校
時の
子供たち
の
安全確保対策
も含めた
学校
安全の
推進
などにしっかりと取り組みます。
児童生徒
の
自殺予防
の
取組
や
インターネット
を通じた
トラブル等
を回避するための
取組
、
スクールカウンセラー等
の
配置拡充
などに取り組みます。
児童虐待
により
子供
が亡くなることは誠に痛ましく、あってはならないことです。悲劇を繰り返さないよう、
文部科学省
としても、
厚生労働省等
の
関係
府省庁と緊密な
連携
を図りながら、
スクールソーシャルワーカー等
の
重点配置
など
児童虐待
の防止にしっかりと取り組んでまいります。また、
指導体制
の
充実
を通じた
学力課題解消
へ向けた
取組
や
福祉機関
との
連携強化
、
地域
における
学習支援
など
子供
の
貧困対策
を
推進
します。 今後更に加速していく
グローバル社会
を見据え、
外国語教育
や
在外教育施設
における
教育
、
留学生交流
、
日本型教育
の
海外展開
、ユネスコが主導する持続可能な
開発
のための
教育等
の
活動
、いわゆるESDや
国際バカロレア
などを
推進
します。また、
外国人
に対する
日本語教育
、
外国人児童生徒等
への
教育
の
充実
、
大学等
における
留学生
への
支援
やその
在籍管理
の
徹底等
にしっかりと取り組んでまいります。今般
文部科学省
が初めて行った
調査
により判明した
義務教育段階
の
外国人
の
子供たち
の不
就学等
の状況を踏まえ、
就学状況
の把握や
就学促進
のための
取組
を進めてまいります。
学校施設
は、
子供たち
の
学習
、生活の場であり、災害時に
避難所
となるなど
国土強靱化
の観点からも重要な
施設
です。このため、非
構造部材
を含めた早期の
耐震化
の完了を目指すとともに、老朽化した
学校施設
の
長寿命化対策
、
防災機能
の
強化等
を
推進
します。また、
ブロック塀
の
安全対策
、
公立小中学校等
への
空調設置等
に取り組みます。
高等教育
については、多様な
卒業者
が
大学等
で修得した知識、技能を
社会
で活用できるよう、
教育
の質の保証と
情報公表
、多様で柔軟な
教育体制
の
構築
、多様な学生の
受入れ促進等
を通じて、
教育
の質を
向上
してまいります。
リカレント教育
については、抜本的に拡充し、生涯にわたって学び続け、チャレンジし続けられる機会の
確保
を目指してまいります。
グローバル人材
の養成、
指定国立大学法人
による
国際競争力
の
強化
、
地方創生
を担う
人材育成
、
専門職大学等
の
充実
、
専修学校等
における
教育
の
充実
に向けた
取組
を
推進
します。このためにも、
国立大学法人運営費交付金
や
施設整備費補助金
、
私学助成
など
基盤的経費
を安定的に
確保
するとともに、
経営力強化
、
連携統合
の
促進
や財政
支援
のめり
張り化
を通じて強靱な
大学
への転換を促してまいります。
国立大学
は
社会変革
を先導し、
社会
や
地域
から支えられる存在になることが重要です。先般改正された
国立大学法人法
や
国立大学改革方針
の
方向性
を踏まえ、
国立大学
の
改革
を
支援
してまいります。 また、
高等専門学校
は、創設以来約六十年にわたり五年一貫の
実践的技術者育成
を行っており、
産業界
や諸
外国
からも高い
評価
を受けています。
高等専門学校
の機能の
高度化
、
日本型高等専門学校
の
海外展開
と
国際化
の
一体的推進
、
技術者教育
の
基盤
となる
学修環境
の
整備
に努めてまいります。 さらに、
高等学校教育
、
大学教育
及び
大学入学者選抜
を一体的に
改革
する
高大接続改革
に取り組みます。二〇二〇年度からの導入を予定をしている
大学入学共通テスト
及び
大学入試英語成績提供システム
については、受験生や
高校関係者
の不安の解消に向けて
全力
で取り組んでまいります。また、
大学入学者選抜
の公正な
実施
に向けた必要な対応を行っていきます。
法科大学院
については、先般改正された
法科大学院
の
教育
と
司法試験等
との
連携等
に関する
法律等
に基づき、
法務省等
の
関係機関
と
連携
して、
法科大学院教育
の
改善充実
に取り組みます。
障害者
が一生を通じて自らの
可能性
を追求できるよう、
福祉部局等
と
連携
した
切れ目
のない
支援体制
の
構築
や、障害のある
子供
の自立と
社会参加
に向けた
特別支援教育
の
充実
、
障害者
の生涯にわたる多様な
学習活動
の
充実
に取り組みます。 これらの
教育再生
に向けた
取組
を着実に
実現
するため、第三期
教育振興基本計画
に基づく
施策
を実行するとともに、必要な財源を
確保
しつつ、
教育投資
の
充実
に努めてまいります。
我が国
が将来にわたって成長と繁栄を遂げるための要は、
科学技術イノベーション
です。国連が定めたSDGsの達成に
科学技術イノベーション
が果たす
役割
が極めて大きいことは
国際社会
の
共通認識
です。
我が国
の
科学技術イノベーション
の
中核
を担う
文部科学省
として、第五期
科学技術基本計画
に基づき、
世界
で最も
イノベーション
に適した国を目指します。
基本計画
で掲げる
政府研究開発投資目標
の達成に向け、
科学技術予算
の
確保
に努めます。
我が国
の
研究力
の
向上
に向けては、優秀な
若手研究者
へのポストの
重点化
や多様な
キャリアパス
の
確保
などの
研究人材改革
、
若手研究者
への
重点支援
や新興・
融合領域
への
取組強化
などの
研究資金改革
、
研究設備等
の
共用促進
や
研究支援体制
の
強化
などの
研究環境改革
を総合的に進めます。 持続的な
イノベーション
の
創出
には、その源となる
学術研究
、
基礎研究
が極めて重要であり、
科研費
の
充実
を図るなど、これを強力に
推進
します。また、将来を担う
人材
の
育成
や
女性研究者
の
支援等
に取り組みます。
次世代放射光施設
など
物質科学等
を支える最先端の
研究基盤
を始めとする
大型研究施設等
の
整備
、共用を
促進
するとともに、光・
量子技術等
の新たな
価値創造
のコアとなる分野の
研究開発
を進めます。加えて、
特定国立研究開発法人
を始めとする
国立研究開発法人
を
中核
として、
世界最高水準
の
研究活動
を進めます。
人材
、知識、資金の好
循環システム
の
構築
に向けて、
大学等
の
マネジメント機能強化
や
産学官共創
の場の
構築
による
オープンイノベーション
、
地域
の
イノベーション創出
、
ムーンショット
型の
研究開発
など
ハイリスク
、
ハイインパクト
な
研究開発
を進めるとともに、優れた
人材
が長期間にわたり集中して
研究
に打ち込める
環境
を
整備
し、
破壊的イノベーション
につながる
成果
の
創出
を目指す
創発的研究
の場の形成にも取り組みます。また、
科学技術
の戦略的な
国際展開
を図ります。
ソサエティー
五・〇の到来を見据え、
人工知能
、
ビッグデータ等
の
研究開発
、活用やスーパーコンピューター「富岳」の
開発
などの
情報科学技術
の
推進
、
我が国
が強みを持つ
再生医療
や
感染症等
の
ライフサイエンス
、
ナノテクノロジー
・
材料等
の
研究開発
を進めます。また、地震、津波、火山、
豪雨等
の防災・減災に関する
研究開発
、
環境
・エネルギーに関する
研究開発
、
ITER計画等
の
核融合研究
などを進めます。 さらに、二〇二〇年度に初号機打ち上げを目指すH3ロケットの
開発
や、同年度に地球への帰還が予定されている「はやぶさ2」に代表される
宇宙探査
、今般
我が国
が参画することを決定した
月周回有人拠点
、ゲートウエーを含む
月探査
の
推進
など、国内外で大きな期待と関心が寄せられている宇宙・
航空分野
の
研究開発
や、海洋・極域、
原子力
に関する
研究開発
など、
国主導
で取り組むべき
基幹技術
を
推進
します。 「もんじゅ」については、
廃止措置計画等
に基づき、地元の声にしっかりと向き合いながら、安全、着実かつ計画的に
廃止措置
を進めてまいります。
スポーツ
には、体を動かし楽しむだけでなく、人を夢中にさせ感動させる力があります。また、
文化
は、
我が国
のアイデンティティーを形成する源であり、
世界
に誇る重要な資源です。 第二期
スポーツ基本計画
を着実に実行し、全ての人々が
スポーツ
をする、見る、支える機会を
確保
し、
スポーツ立国
の
実現
を目指します。
国際競技力向上
や
ドーピング対策
、新
国立競技場
の着実な
整備
など
東京オリンピック
・
パラリンピック等
に向けた
取組
を強力に進めることはもとより、
次世代
に誇れるレガシーを
創出
する視点で、アスリートの
セカンドキャリア形成支援
、
スポーツ
を通じた
健康増進
、
国際交流
・協力や
地域活性化
、
大学スポーツ
の
振興
、
スポーツ
の
成長産業化
、
障害者スポーツ
の
振興
、
学校体育
の
充実等
に取り組みます。 また、
スポーツ活動
が公正かつ適切に
実施
されるよう、
スポーツ団体
に対し、先般新たに策定したガバナンスコードの遵守を促しつつ、
スポーツ
インテグリティーの
確保
に努めてまいります。
文化芸術
は、無限の
可能性
を秘めています。
文化
庁の京都への移転を見据え、
地方創生
や観光などの
関連分野
とも
連携
しながら、
文化行政
を総合的に
推進
し、
文化
による本質的、
社会
的、
経済的価値
の
創出
を強力に実行するとともに、
文化芸術基本法
に基づき策定した
文化芸術推進基本計画
や
文化経済戦略
を着実に実行し、
文化芸術立国
の
実現
に取り組んでまいります。
インターネット
における
著作権侵害
の
被害拡大
の
防止等
を図るため、国民の
皆様
の声を丁寧に伺いながら、
法整備
を行うための準備を進めてまいります。 私としては、
令和
という新しい
時代
を迎え、改めて、国家百年の計に立って、
文部科学行政全般
にわたり、信頼の回復に努めつつ、
人づくり
を始めとした諸
課題
の解決に着実に取り組む考えです。引き続き
関係各位
の御
指導
、御鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。
吉川ゆうみ
12
○
委員長
(
吉川ゆうみ
君)
亀岡文部科学
副
大臣
。
亀岡偉民
13
○副
大臣
(
亀岡
偉民君) おはようございます。 この度、
文部科学
副
大臣
兼内閣府副
大臣
を拝命いたしました
亀岡
偉民です。 副
大臣
として、
大臣
をしっかりと支え、
日本
の将来を担う人を育てる
教育
の再生と、国家戦略としての
スポーツ
を
振興
させること、さらには、二〇二〇年
東京オリンピック
・
パラリンピック
を成功させるために
全力
を尽くしてまいります。
吉川委員長
を始め、
理事
、
委員
の
皆様
の御
指導
、御
鞭撻
をよろしくお願い申し上げます。
吉川ゆうみ
14
○
委員長
(
吉川ゆうみ
君)
上野文部科学
副
大臣
。
上野通子
15
○副
大臣
(
上野
通子
君) この度、
文部科学
副
大臣
を拝命いたしました
上野
通子
でございます。
大臣
をしっかりと支え、そして、これからの
日本
の更なる経済
成長
の原動力となる
科学技術イノベーション
の
推進
及び
文化芸術立国
のための
文化
の
振興
に
全力
を尽くして取り組んでまいりますので、
吉川委員長
を始め、
理事
、
委員
の
皆様方
の御
指導
、御
鞭撻
のほど、よろしくお願いいたします。
吉川ゆうみ
16
○
委員長
(
吉川ゆうみ
君)
佐々木文部科学大臣政務官
。
佐々木さやか
17
○
大臣政務官
(
佐々木さやか
君) この度、
文部科学大臣政
務官
を拝命いたしました
佐々木さやか
でございます。
大臣政務官
として、
大臣
、副
大臣
とともに、
教育
の再生及び
文化
の
振興
に
全力
を尽くしてまいります。 今後とも、
吉川委員長
を始め、
理事
、
委員
の
先生
方の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますように、何とぞよろしくお願いを申し上げます。
吉川ゆうみ
18
○
委員長
(
吉川ゆうみ
君)
青山文部科学大臣政務官
。
青山周平
19
○
大臣政務官
(
青山
周平君) おはようございます。 この度、
文部科学大臣政
務官
兼内閣府
大臣政務官
を拝命いたしました
青山
周平でございます。
大臣政務官
として、
大臣
、副
大臣
とともに、
科学技術イノベーション
の
推進
、
スポーツ
の
振興
及び二〇二〇年
東京オリンピック
・
パラリンピック
大会の成功に向けて
全力
で取り組んでまいります。
吉川委員長
を始め、
理事
、
委員
の
皆様方
各位の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますように、よろしくお願い申し上げます。
吉川ゆうみ
20
○
委員長
(
吉川ゆうみ
君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十時二十六分散会