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2019-12-04 第200回国会 参議院 情報監視審査会 第4号
公式Web版
会議録情報
0
令和元年
十二月四日(水曜日) ─────────────
出席者
は左のとおり。 会 長
中曽根弘文
君 委 員 磯崎
仁彦君
猪口
邦子
君
堀井
巌君
杉尾
秀哉
君
浜口
誠君
谷合
正明
君
清水
貴之
君 ─────
議長
山東
昭子
君 副
議長
小川 敏夫君 ─────
事務局側
事務総長
郷原 悟君
事務次長
岡村 隆司君
情報監視審査会
事務局長
松井 一彦君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
年次報告書
に関する件 ○
調査
及び
審査
の
報告
に関する件 ○
行政
における
特定秘密
の
指定
及びその
解除並び
に
適性評価
の
実施
の
状況
に関する
調査
(
海外派遣議員
の
報告
) ───────────── 午後一時三分
開会
中曽根弘文
1
○
会長
(
中曽根弘文
君) ただいまから
情報監視審査会
を再開いたします。
年次報告書
の
提出
についてお諮りいたします。 本
審査会
は、毎年一回、
調査
及び
審査
の経過及び結果に関する
報告書
を
議長
に
提出
し、
議長
からこれを公表いただくことになっております。 今般、
審査会
における
調査
を踏まえ、お手元に配付の
年次報告書案
がまとまりました。 つきましては、本案を本
審査会
の
報告書
として
議長
に
提出
いたしたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
中曽根弘文
2
○
会長
(
中曽根弘文
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 なお、本
報告書
につきましては、これを本日の
会議録
の
末尾
に掲載いたします。 ─────────────
中曽根弘文
3
○
会長
(
中曽根弘文
君) この際、お諮りいたします。 ただいま
提出
を決定いたしました
報告書
につきましては、
議院
の
会議
における
報告
の
申出
をいたしたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
中曽根弘文
4
○
会長
(
中曽根弘文
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
中曽根弘文
5
○
会長
(
中曽根弘文
君) 本日は、
議長
及び副
議長
に御出席いただいておりますので、この際、
報告書
を
議長
に
提出
いたしたいと存じます。
皆様
、御
起立
をお願いいたします。 〔
総員起立
〕 〔
会長
、
報告書
を
議長
に
提出
〕
中曽根弘文
6
○
会長
(
中曽根弘文
君)
議長
におかれましては、よろしくお
取り計らい
をお願いいたします。 御着席ください。
議長
から御発言がございます。
山東昭子
7
○
議長
(
山東昭子
君) この度は、
中曽根会長
を始め
審査会
の
委員
の
皆様方
の精力的な
調査
の結果、
報告
を頂戴をいたしました。こうした成果でありますこの
報告書
をいただきまして、これはしかるべく
取り計らい
をさせていただきたいと思います。 どうもありがとうございました。お疲れさまでございました。
中曽根弘文
8
○
会長
(
中曽根弘文
君) ありがとうございました。 暫時休憩いたします。 午後一時五分休憩 ─────・───── 午後一時六分
開会
中曽根弘文
9
○
会長
(
中曽根弘文
君) ただいまから
情報監視審査会
を再開いたします。
行政
における
特定秘密
の
指定
及びその
解除並び
に
適性評価
の
実施
の
状況
に関する
調査
を議題といたします。
海外派遣議員
の
報告
を
聴取
いたします。 先般、本院から、
アメリカ合衆国
及び
カナダ
における
政府
が保有する
秘密情報
に対する
議会
の
監視活動
に関する
実情調査
並びに
両国
の
政治経済事情等視察
のため、
海外派遣
が行われました。 本
審査会
の
調査
に資するため、
海外派遣議員
を代表して
杉尾
君から、その
概要
について
報告
を
聴取
したいと存じます。
杉尾秀哉
君。
杉尾秀哉
10
○
杉尾秀哉
君 それでは、御
報告
させていただきます。
参議院重要事項調査議員団
第一班の
調査
につきまして御
報告
申し上げます。 本
議員団
は、
アメリカ合衆国
及び
カナダ
における
政府
が保有する
秘密情報
に対する
議会
の
監視活動
に関する
実情調査等
を
目的
とし、本年九月十六日から二十一日までの六日間の日程で
両国
を
訪問
いたしました。
派遣議員
は、
中曽根弘文議員
を団長とし、
猪口邦子議員
、
江島潔議員
、
堀井巌議員
、
谷合正明議員
、
浜口誠議員
、
清水貴之議員
及び私、
杉尾秀哉
の八名であり、
派遣
時の
情報監視審査会
の
メンバー
により
議員団
が構成されました。 以下、
調査
の主な
内容
について御
報告
いたします。 まず、米国では、
シフ下院情報特別委員長
を始め、
連邦議会
におきまして
政府情報機関
の
監視等
を行う上下各院の
情報特別委員会
の七名の
委員等
と面会いたし、
委員会
における具体的な
監視手法等
について
意見交換
を行いました。また、
行政機関
による
秘密情報
の
指定
及び
解除
の
適切性
の
審査等
を行う
情報保全監督局
及び
省庁間上訴委員会
を
訪問
し、両
機関
の
活動
について
聴取
をいたしました。このほか、
日米
間の主要問題に関する
研究
、
分析等
を
目的
として
活動
する
連邦議会日本研究グループ
の
共同議長
でありますビリー・
ロング下院議員
との会談も行いました。 続きまして、
カナダ
では、
議会下院
の解散中の
訪問
となりましたけれども、
日加両国
間の
相互理解等
を
目的
として
活動
する
カナダ日本国会議員連盟
の
共同議長
であります
マンソン上院議員
を始め、同
議員連盟所属
の
上院議員等
と
意見交換
を行いました。また、
安全保障
・
情報活動
に従事する
行政機関
の
活動
を独立の立場から
監視等
を行う
国家安全保障情報評価庁
及び
国会議員安全保障情報委員会
をそれぞれ
訪問
しまして、両
機関
の
活動
について
聴取
いたしました。 以上が
調査
の主な
内容
でございます。 続いて、今般の
調査
を踏まえまして、
政府
の
秘密情報
の
取扱い等
の実効的な
監視
に向けた
国会
の
取組
について、以下三点の
所見
を申し述べさせていただきます。 なお、以下の
所見
は、
議員団
が
情報監視審査会
の
メンバー
で構成されましたことから、本
審査会
の
活動
を念頭に置いたものとなっておりますけれども、
国会
全体又は
国会
の他の
機関
による
取組
にも示唆を与え得るものである旨あらかじめ付言させていただきます。 まず第一は、
監視手法
に関する
所見
であります。 今回
訪問
した
監視機関
の多くでは、
監視
の
実効性
を最大化するため、問題が存在する
可能性
が高い
事項
を
事前調査
に基づいて抽出し、集中的に
調査
する
手法
であります
リスクベース
・
アプローチ
を意識した
取組
を行っております。 本
審査会
のこれまでの
調査
におきましても、実質的に
リスクベース
・
アプローチ
が用いられているところでございますが、引き続き、この
アプローチ
を意識して取り組む必要があるものと考えております。 次に、第二は、
監視
結果の
報告
に関する
所見
であります。 今回
訪問
した
監視機関
では、その
活動
が
行政機関
の
取組
の改善につながり、また、
国民
の知る権利に十分応えたものとなるよう、
政府
や
国民向け
の
報告内容
の
充実
に努めている様子がうかがえました。 本
審査会
におきましても、
年次報告書
において
米加両国
の各
監視機関
と同様の配慮を行っておりますが、今後も
調査内容
を分かりやすく開示するため工夫を重ねていく必要がある、このように考えております。 そして、第三は、
監視活動
の
補佐体制
に関する
所見
です。 今回
訪問
した
監視機関
では、経験や
専門性
を有する
職員
の
登用等
を通じて、
監視活動
を補佐する
事務局
の
体制
の
充実
に努めております。 本
審査会
におきましても、
監視活動
の
専門性
及び
秘密保護
の必要に鑑み、その
活動
を補佐する
事務局職員
に関して、
審査会
の役割に応じた適切な人選や
調査能力
の向上の
取組等
の必要な措置が引き続き講じられていくことが重要である旨指摘させていただきます。 以上述べました点が、今般の
調査
を踏まえた知見でございます。 なお、
調査
の
報告書
につきましては、
議院運営委員会
に
提出
され、同
委員会会議録
の
末尾
に掲載される予定でございますので、御参照願いたいと存じます。 最後になりましたけれども、
調査
に御協力いただきました
訪問先
の
皆様方
、内外の
関係機関
の
皆様方
に対しまして心より感謝を申し上げまして、
報告
とさせていただきます。 ありがとうございました。
中曽根弘文
11
○
会長
(
中曽根弘文
君) 以上で
概要報告
の
聴取
は終了いたしました。 ─────────────
中曽根弘文
12
○
会長
(
中曽根弘文
君) この際、御
報告
いたします。 去る六日の
審査会
の
会議録
の中で特に
秘密
を要するものとする部分につきましては、
審査会
の決議に基づき、
運営協議会
の
協議
を経て、
会長
においてその箇所を決定いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午後一時十二分散会