運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
kokalog - 国会議事録検索
2019-11-12 第200回国会 参議院 環境委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
令和元年
十一月十二日(火曜日) 午後一時開会 ─────────────
委員氏名
委員長
那谷屋正義
君 理 事
滝沢
求君 理 事
片山
大介
君 理 事
伊藤
岳君
尾辻
秀久
君
佐藤
信秋
君
関口
昌一
君
橋本
聖子
君
松村
祥史
君
松山
政司
君
丸川
珠代
君
三木
亨君 芝
博一
君
宮沢
由佳
君
柳田
稔君
横沢
高徳
君
竹谷とし子
君
山本
博司
君
寺田
静君
平山佐知子
君 ─────────────
委員長
の
異動
十月四日
那谷屋正義
君
委員長辞任
につき、その
補欠
として
牧山ひろえ
君を議院において
委員長
に
選任
した。 ─────────────
委員
の
異動
十月四日
辞任
補欠選任
那谷屋正義
君
鉢呂
吉雄
君
宮沢
由佳
君
牧山ひろえ
君
横沢
高徳
君
青木
愛君
竹谷とし子
君
横山
信一
君
山本
博司
君
浜田
昌良
君 十一月十一日
辞任
補欠選任
関口
昌一
君
足立
敏之
君
三木
亨君
河井あん
り君 十一月十二日
辞任
補欠選任
河井あん
り君
三木
亨君
横山
信一
君
竹内
真二
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
牧山ひろえ
君 理 事
滝沢
求君
三木
亨君
鉢呂
吉雄
君
片山
大介
君 委 員
足立
敏之
君
尾辻
秀久
君
佐藤
信秋
君
松村
祥史
君
松山
政司
君
丸川
珠代
君
青木
愛君 芝
博一
君
柳田
稔君
竹内
真二
君
浜田
昌良
君
伊藤
岳君
寺田
静君
平山佐知子
君
国務大臣
環境大臣
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
原子力
防災
))
小泉進次郎
君 副
大臣
環境
副
大臣
佐藤ゆかり
君
環境
副
大臣
石原
宏高
君
大臣政務官
環境大臣政務官
八木
哲也君
環境大臣政務官
加藤
鮎子
君
事務局側
常任委員会専門
員 星 明君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
理事
の
辞任
及び
補欠選任
の件 ○
国政調査
に関する件 ─────────────
牧山ひろえ
1
○
委員長
(
牧山ひろえ
君) ただいまから
環境委員会
を開会いたします。 議事に先立ち、一言御挨拶を申し上げます。 去る十月四日の本
会議
におきまして
環境委員長
に
選任
されました
牧山ひろえ
でございます。 公正かつ円満な
委員会運営
に努めてまいりたいと存じますので、
委員
の
皆様方
の御指導、御
協力
を賜りますようお願い申し上げます。(拍手) ─────────────
牧山ひろえ
2
○
委員長
(
牧山ひろえ
君) この際、一言申し上げます。 この度の
令和元年台風
第十九号を始めとする一連の風水害により、甚大な
被害
がもたらされ、尊い人命を失いましたことは、誠に痛ましい限りでございます。
犠牲者
の御
遺族
に対し哀悼の意を表しますとともに、被災された
方々
に心よりお
見舞い
を申し上げます。 ここに、亡くなられた
方々
の御
冥福
をお祈りし、
黙祷
をささげたいと存じます。 どうぞ御
起立
をお願いします。
黙祷
。 〔
総員起立
、
黙祷
〕
牧山ひろえ
3
○
委員長
(
牧山ひろえ
君)
黙祷
を終わります。御着席願います。 ─────────────
牧山ひろえ
4
○
委員長
(
牧山ひろえ
君)
委員
の
異動
について御報告いたします。 昨日までに、
森まさこ
君、
世耕弘成君
、
三浦靖
君、
山田太郎
君、
竹谷とし子
君、
宮沢由佳
君、
山本博司
君、
横沢高徳
君、
那谷屋正義
君及び
関口昌一
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
橋本聖子
君、
松村祥史
君、
丸川珠代
君、
横山信一
君、
浜田昌良
君、
青木愛
君、
鉢呂吉雄
君、
河井あん
り君、
足立敏之
君及び私、
牧山ひろえ
が
選任
されました。 また、本日、
横山信一
君及び
河井あん
り君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
竹内真二
君及び
三木亨
君が
選任
されました。 ─────────────
牧山ひろえ
5
○
委員長
(
牧山ひろえ
君)
理事
の
辞任
についてお諮りいたします。
伊藤岳
君から、文書をもって、都合により
理事
を
辞任
したい旨の申出がございました。これを許可することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
牧山ひろえ
6
○
委員長
(
牧山ひろえ
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。
理事
の
補欠選任
についてお諮りいたします。
理事
の
辞任
及び
委員
の
異動
に伴い現在
理事
が二名欠員となっておりますので、その
補欠選任
を行いたいと存じます。
理事
の
選任
につきましては、先例により、
委員長
の指名に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
牧山ひろえ
7
○
委員長
(
牧山ひろえ
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
三木亨
君及び
鉢呂吉雄
君を指名いたします。 ─────────────
牧山ひろえ
8
○
委員長
(
牧山ひろえ
君)
国政調査
に関する件についてお諮りいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
環境
及び
公害
問題に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
牧山ひろえ
9
○
委員長
(
牧山ひろえ
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
牧山ひろえ
10
○
委員長
(
牧山ひろえ
君) この際、
小泉国務大臣
、
佐藤環境
副
大臣
、
石原環境
副
大臣
、
八木環境大臣政務官
及び
加藤環境大臣政務官
から発言を求められておりますので、順次これを許します。
小泉国務大臣
。
小泉進次郎
11
○
国務大臣
(
小泉進次郎
君)
環境大臣
及び
原子力防災
を担当する内閣府
特命担当大臣
の
小泉進次郎
です。 第二百回国会における
参議院環境委員会
の御審議に先立ち、
環境政策
及び
原子力防災
に関する私の考えを申し述べます。 まず、この度、甚大な被害をもたらした台風第十九号等によって亡くなられた方々の御冥福をお祈りし、御遺族に心よりお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々にお
見舞い
を申し上げます。 先月、福島県郡山市において、
自衛隊
と連携した
災害廃棄物
の
撤去状況
や
廃棄物処理施設
の
被害状況
を視察しました。この視察に際し、郡山市の
品川市長
と
意見交換
を行い、
生活ごみ
、し尿の
広域処理
に要する追加的な経費、いわゆる掛かり
増し経費
を
災害等廃棄物処理事業費補助金
の対象とすることをお伝えしました。
環境省
では、
災害廃棄物
の処理や流出した
除去土壌等
への対応など、各地のニーズを踏まえた
災害対応
をきめ細かく行い、
被災地
の回復に向けて全力を尽くします。 また、先週、
河野防衛大臣
と長野県長野市を訪れ、市民、ボランティア、
自治体
、
環境省
、
自衛隊
、
民間事業者
が一体となった
災害廃棄物
の
撤去活動
である「One NAGANO」の現場を視察しました。
環境省
と
防衛省
の
災害廃棄物
の処理に関する連携は新たな
ステージ
を迎えており、今後も平時からの連携を更に強化してまいります。
環境大臣
に就任したときに、
環境省職員
から、
環境省
は
水俣病
という公害から始まったとまず言われました。
環境行政
の原点である水俣の地を、先月、
水俣病犠牲者慰霊式
に参列するために訪問しました。水俣では、
水俣病
の
語り部
の
皆さん
と昼食を取りながら懇談し、地元を支える産業界の方々ともお話しさせていただきましたが、このような機会を設けたことは
環境大臣
としては初めてのことです。
熊本県内
の小学生は、五年生になると全員、
語り部
の
皆さん
から
水俣病
の話を聞く機会があるそうです。地元の六年生の二人が
慰霊式
ですばらしい祈りの言葉を述べる後ろ姿を見て、このような悲惨な公害が二度と繰り返されてはならないということが、
語り部
の
皆さん
の長年のたゆまぬ努力の結果として、世代を超えて引き継がれていることを実感しました。 私も
環境大臣
として、
環境行政
の原点を忘れることなく職務に取り組んでまいります。 以下、主要な施策について、
気候変動
、
生物多様性
と
資源循環
、福島の
復興再生
の三つの柱で御説明いたします。 第一の柱は、
気候変動
です。
環境大臣
に就任するに当たり、
安倍総理
より、
気候変動
や
海洋プラスチック
の問題などに取り組み、国内外に発信するよう御指示をいただきました。そして、この発信の強化の
必要性
を改めて認識したのが、九月にニューヨークで開催された
国連気候アクションサミット
です。ここでは、世界が
気候変動
問題をいかに深刻かつ喫緊の課題として捉えているかを実感し、あわせて、
我が国
の取組が効果的に伝わっていないことを痛感しました。 しかし、発信の成果を感じる出来事も出てきました。私がニュージーランドの
アーデーン首相
との会談で伝えた
炭素中立性連合
への
参加表明
が、国連の
グテーレス事務総長
にも伝わり、さらに、先月、
首相官邸
で開催された
グリーンイノベーションサミット
でロビンソン元
アイルランド大統領
からも言及されるなど、日本の脱
炭素社会
の実現に向けた揺るぎない意思が
気候変動コミュニティー
に広がりつつあることも成果を感じる一例です。また、先月の即位の礼に出席するため来日された
マーシャル諸島
の
ハイネ大統領
とも、
環境大臣室
で
意見交換
をする機会を得ました。現職の
大統領
を
環境大臣室
にお迎えできたことは大変光栄なことですし、
大統領
とは、
炭素中立性連合参加国同士
の協力を深めていくことを確認することができました。
COP
25については、当初の日程を変えることなく、来月、スペインのマドリードで開催されることになりました。この
COP
では、
パリ協定
に基づく
市場メカニズム
に関する
実施指針
の
策定等
に向けて国際的な議論を促進するとともに、機会を捉え、例えば、フルオロカーボン、いわゆるフロンの上流から下流までのライフサイクルでの対策など、日本の脱
炭素社会
に向けた先進的な取組や制度を戦略的に発信し、国際的なプレゼンスを高めていきます。さらに、発信のみならず、
廃棄物発電等
の日本の優れた
環境インフラ
の
海外展開
も進め、
国際社会
の中で更なる貢献を行います。 なお、
アメリカ
が
パリ協定
からの
脱退通告
を行ったことは極めて残念ですが、
国連気候変動枠組条約
の
締約国
であることには変わりありません。
アメリカ
の方針にかかわらず、日本は、引き続き、
パリ協定
の
締約国
として、
COP
の場を含め、世界の
気候変動対策
を牽引してまいります。 昨年十月のIPCC一・五度
特別報告書
によれば、既に、地球の
平均気温
は
工業化
以前と比べて一度近く上昇し、極端な
気象現象
の増加や人の健康、
生態系
への
リスク
が高まっているとされています。今般の深刻な災害によって、
気候変動
の
影響拡大
に備えるための
適応策
に直ちに取り組んでいく
必要性
を社会全体が感じているはずです。 今後、台風第十九号で経験したような
気象災害
の
リスク
が更に高まると予測されていることを踏まえ、昨年施行された
気候変動適応法
に基づき、
環境省
としても
関係省庁
と連携し、「
気候変動
×防災」という発想を持ちながら、自然の持つ防災・減災面の機能も活用しつつ、
気候変動
に対して強靱な
地域づくり
を目指します。また、
万が一
に備えた
災害廃棄物処理体制
の構築を推進するとともに、
災害対応拠点
となり得る
廃棄物処理施設
や災害に強い浄化槽の整備、
熱中症対策
の強化を進めます。 こうした災害に備える適応と、将来の
災害リスク
を低減する緩和の両面を兼ね備えた対応、言い換えれば「
気候変動
×防災」という視点が重要であると考えます。最近の台風によって深刻な大規模、
長期停電
が生じましたが、
再生可能エネルギー
を
公共施設
や地域で活用し、平時にはCO2を削減しつつ、災害時にも備えとして一定の
エネルギー
を供給する取組は、まさに適応と緩和の両面を兼ね備えたものです。
適応策
の
海外展開
に加え、こうした「
気候変動
×防災」という視点での経験、知見についても世界に発信していきます。 国内の脱
炭素化
については、六月に
パリ協定
に基づく
成長戦略
としての
長期戦略
を策定し、今世紀後半のできるだけ早期に脱
炭素社会
を実現することを目指すと宣言しました。G7の中で
長期戦略
に排出ゼロ目標を位置付けているのは日本だけです。これからは戦略を踏まえた
実施フェーズ
に入ります。
長期戦略
を絵空事には終わらせず、
実現手段
を提示し、具体的なステップを着実に歩んでいきます。 まず、省
エネルギー
を徹底的に推進し、
エネルギー使用量
を削減します。例えば、我々が日々使う
電気機器
には
シリコン半導体
が用いられていますが、そこでは使用時に常に
エネルギー損失
が発生します。しかし、
シリコン
から
窒化ガリウム
に素材を変えれば、
エネルギー
の無駄を最小化し、劇的な省エネを実現できます。
環境省
は、今年の
東京モーターショー
において、この
窒化ガリウム
を用いた未来の超
省エネ電気自動車
を出展し、私も視察しました。
環境省
として、
東京モーターショー
への車の
本格出展
は初めてのことです。このような
世界最先端技術
を、
ノーベル物理学賞
を受賞された
天野浩教授
や様々な
関係者
とともに
社会実装
していきます。 次に、
地域資源
でもある
再生可能エネルギー
について、
主力電源化
に向けて最大限の
導入拡大
に取り組みます。国内では既に、東京都を始めとする五
自治体
が二〇五〇年までの脱
炭素化
を表明しております。そのうち横浜市は、これを達成するために東北十二市町村と
連携協定
を締結し、地域を超えて
再生可能エネルギー
の供給を受けています。
環境省
としては、多くの
自治体
で既に
プロジェクト
が進み始めている、このようなパートナーシップと
イノベーション
による
地域循環共生圏
の構築を後押しし、環境と成長の好循環を実現していきます。 今年の
ノーベル化学賞
は、
再生可能エネルギー
や
電気自動車
の導入において重要な
リチウムイオン電池
の開発に貢献した吉野彰氏らが受賞することが決定しました。
環境省
では、二〇〇七年から
リチウムイオン電池
を
電気自動車
に積載するための
技術開発
を支援し、今日の、
電気自動車
が日常にある社会の実現という
社会変革
につなげることができました。これはまさに、私が就任当初から申し述べている、
環境省
が
社会変革担当省
であることを示す一例です。こうした
社会変革
に向けた
技術革新
を進めていきます。また、脱
炭素社会
への変革に向けて、これらの施策を総動員してもなお排出されるCO2を回収して
有効利用
、貯留することで大気中への排出を防ぐ技術、CCUSについて、早期の
社会実装
に向けて
技術開発
を進めます。 さらに、企業の脱
炭素経営
と、そうした企業に資金が集まるよう
ESG金融
を推進し、
環境課題
の解決がビジネスチャンスとなることを目指します。先月、
ESGファイナンス
・アワードを創設しました。
ESG金融
に関わる幅広い
関係者
を対象とした
大臣賞
は日本初であり、こうした取組も通じて
経済社会システム
の
イノベーション
も推し進めてまいります。また、カーボンプライシングについては、国際的な動向や
我が国
の事情、産業の
国際競争力
への
影響等
を踏まえた、専門的、技術的な議論を進めてまいります。
二つ目
の柱は、
生物多様性
の保全と海洋
プラスチックごみ
問題などの
資源循環政策
です。 まず、
生物多様性
の保全については、来年、中国で
生物多様性条約
の
COP
15が開催され、今後十年の方針を決める要の年となります。
自然共生社会
の実現に向けて、
我が国発
の
SATOYAMAイニシアチブ
などの
国際連携
の取組を推進するほか、新たな
世界目標
の採択に向けて、国際的な議論に積極的に貢献してまいります。
我が国
としても、二〇二〇年を目標年とする
愛知目標
の達成に向けて着実に取り組みます。 そして、
生態系
や漁業にとっても深刻な問題となっている海洋
プラスチックごみ
問題については、六月のG20で
大阪ブルー
・オーシャン・ビジョンとして各国と共有した、二〇五〇年までに
追加的汚染
ゼロの世界を実現することを目指します。そのために、G20
海洋プラスチックごみ対策実施枠組
に基づき、G20各国の
具体的アクション
を引き出していきます。 先月、東京で
実施枠組み
の
フォローアップ会合
を開催し、成果を上げることができました。成果の一つ目は各国からの
報告レポート
であり、各国が互いに学び合い、対策を高め合うスタートを切れました。成果の
二つ目
は、
科学的知見
の強化です。私自身も
国連気候ウイーク
での
バイ会談
で働きかけた結果、日、米、EUが主導してワークショップを開催し、今後継続した活動を進めることで一致しました。成果の三つ目は、今後の活動の
方向性
にとって重要な、来年のG20
議長国
である
サウジアラビア
のコミットを引き出せたことです。
サウジアラビア
の下での活動の
方向性
や
国際機関
との
協力内容
を共有することができたという成果も踏まえ、
我が国
が今後とも取組を牽引していくとともに、優れた技術、制度を生かして、アジアを含む
途上国
の
能力構築支援等
も進めます。 国内においては、
実効性
のある
プラスチック対策
を進めていくため、まず、国民に身近なレジ袋の
有料化
について、来年度の導入に向けて
制度設計
を進めます。また、
プラスチックごみ
の
排出抑制
、
分別回収
や、各国の
禁輸措置
も踏まえた
国内リサイクル
の大幅な強化、
海岸漂着物
の回収、
適正処理
、
代替素材
の開発、
国民運動
の展開などを戦略的に推進します。 海洋
プラスチックごみ
問題のほか、
食品ロス
についても、二〇三〇年までにこれを半減する目標の達成に向けて取組を推進します。発生する
食品ロス
の見える化やドギーバッグの活用など、
消費者
の
行動変容
を促すための
普及啓発
を行うほか、地域の取組を支援していきます。 第三の柱は、
東日本大震災
からの復興に向けた取組です。 私は、
福島県立ふたば未来学園
の創設に関わるなど、これまでも強い思いを持って復興に取り組んでまいりました。
環境大臣
としても、就任直後に
被災地
に赴き、改めて地元の方々とお会いして、福島の復興に全力を尽くす覚悟をお伝えしてきました。福島県の
内堀知事
がおっしゃった苦渋と信頼の意味を胸に刻み、復興に誠心誠意取り組んでまいります。
被災地
の
環境再生
に向けた取組を安全第一で推進してまいります。
中間貯蔵施設
については、二〇二一年度までに
除去土壌等
の搬入をおおむね完了させるとともに、仮置場の
原状回復
を進めてまいります。
最終処分量
の低減を図るため、引き続き
減容化
と
再生利用
に関する取組を進めます。
指定廃棄物等
の処理についても、引き続き、安全かつ着実に取組を進めてまいります。
帰還困難区域
については、
特定復興再生拠点区域
における
家屋等
の解体、除染を着実に実施してまいります。また、
放射線健康管理
、
リスクコミュニケーション
の実施や正確な
情報発信
を図ってまいります。さらに、脱
炭素まちづくり
の支援や、ふくしま
グリーン復興構想
など、復興の新たな
ステージ
に向けた
福島再生
・
未来志向プロジェクト
についても推進します。 そして、
東京電力福島
第一
原子力発電所事故
を教訓に設置された
原子力規制委員会
が、
独立性
の高い
三条委員会
として科学的、
技術的見地
から
公正中立
な立場で規制を進められるよう、しっかりとサポートしていく考えです。 また、
万が一
の
原子力発電所
の事故に対応するための
原子力防災
については、
原子力防災担当
の内閣府
特命担当大臣
として、
原子力防災会議
を中心に、
関係省庁
を挙げて、地方
自治体
の
地域防災計画
、
避難計画
の
具体化
、
充実化
への支援、要
配慮者
への対応や、避難の
円滑化
、
防災資機材
の
整備等
への
財政支援
、
原子力防災業務
に携わる人材の育成などにきめ細かく取り組んでまいります。先日、今週まで
原子力総合防災訓練
を行っていた島根
原子力発電所
の
周辺地域
を視察しました。鳥取県の
原子力防災アプリ
は大変分かりやすく、私も早速ダウンロードしました。このような住民に必要な情報を提供する先進的な取組もほかの地域に広めてまいります。
原子力災害
に対する備えに終わりや完璧はありません。引き続き
関係自治体等
と一体となり、各地域での
防災訓練等
を通じて、
地域防災計画
、
避難計画
の継続的な
充実強化
に努めてまいります。 ここまで、
気候変動
、
生物多様性
と
資源循環
、
復興再生
という柱で御説明申し上げましたが、その他にも、
環境省
が、これまでの
環境行政
の枠にとらわれず、多くのプレーヤーを巻き込んで果たすべき重要な役割があります。 まず、二〇二〇年四千万人という
訪日外国人受入れ目標
の達成に、
国立公園
や
国民公園
は大きな役割を担っています。
地域経済活性化
と
自然環境保全
の好循環を生み出しながら、その
魅力向上
にも取り組んでいきます。二〇二〇年一千万人の
訪日外国人受入れ
を目指す
国立公園満喫プロジェクト
を引き続き推進するとともに、
世界自然遺産
の登録を進めます。
新宿御苑
には、最近多くの
外国人
が訪れていますが、現在開催中の
皇室ゆかり
の
菊花壇展
において、初めて夜間の
菊花壇
のライトアップを行っています。また、来年、
民間カフェ
をオープンするほか、早朝開園を本格実施する予定であり、先月、試行として二時間前倒しして朝七時から開園しました。 また、自然の脅威に対処するため、
豚コレラ対策
も踏まえ、ニホンジカやイノシシなどの
鳥獣管理
を一層強化します。 ヒアリについては、東京港
青海埠頭
において
女王アリ
が総計で五十個体以上発見され、より一層の対策が求められる状況となっています。このため、先月、平成二十九年以来となる
関係閣僚会議
が開催され、
政府一丸
となって取り組むことが確認されたところです。私も、台場の児童館で
子供たち
に
注意喚起
をしてまいりました。
環境省
としても、こうした
注意喚起
はもちろん、
確認地点
の防除、
周辺地域
の調査、全国の港湾における
水際対策
の強化など、国内での定着を阻止するため、緊張感を持って取り組んでまいります。 さらに、
環境リスク低減
と安心、安全や快適な暮らしの確保のため、
次期通常国会
への
大気汚染防止法改正案
の提出に向けて
石綿飛散防止対策
の強化に係る検討を進めるほか、
公害健康被害対策
、
瀬戸内海等
の
水環境保全
、適正な
動物愛護管理
を始めとする施策に取り組むとともに、
一般廃棄物処理施設
の
更新需要
にもしっかりと対応してまいります。 以上御説明申し上げたとおり、
環境大臣
及び
原子力防災担当
の内閣府
特命担当大臣
として全身全霊で職務に取り組んでまいります。
牧山委員長
を始め、理事、
委員各位
におかれましては、今後とも、
環境行政
及び
原子力防災
の一層の推進のため、御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 ありがとうございました。
牧山ひろえ
12
○
委員長
(
牧山ひろえ
君)
佐藤環境
副
大臣
。
佐藤ゆかり
13
○副
大臣
(
佐藤ゆかり
君)
環境
副
大臣
に
就任
をいたしました
佐藤ゆかり
でございます。 主に
気候変動
、水・
大気
環境
、自然
環境
及び
環境
保健を担当いたします。 小泉
大臣
をお支えし、精いっぱい取り組む所存でございます。特に、脱
炭素社会
の
実現
に向けた
イノベーション
の実践や国際
協力
、海洋
プラスチックごみ
問題への
対応
、
生物多様性
の
保全
などに力を入れてまいります。
牧山委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の
皆様方
の御指導、御
協力
をよろしくお願い申し上げます。
牧山ひろえ
14
○
委員長
(
牧山ひろえ
君)
石原環境
副
大臣
。
石原宏高
15
○副
大臣
(
石原
宏高
君)
環境
副
大臣
及び
原子力防災
を担当する
内閣
府副
大臣
に
就任
いたしました
石原
宏高
でございます。 主に震災
復興
、
資源循環
及び
原子力防災
を担当いたします。 小泉
大臣
を支え、力を尽くしてまいります。特に、
被災地
の
環境再生
に向けた
取組
や
未来
志向の
取組
を着実に進めるとともに、
国内
外での
資源循環
の推進にも取り組んでまいります。
牧山委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御指導、御
協力
をお願い申し上げます。
牧山ひろえ
16
○
委員長
(
牧山ひろえ
君)
八木環境大臣政務官
。
八木哲也
17
○
大臣政務官
(
八木
哲也君)
環境大臣政務官
に
就任
いたしました
八木
哲也でございます。 主に
気候変動
、水・
大気
循環
、自然
環境
及び
環境
保健を担当いたします。
佐藤
副
大臣
とともに小泉
大臣
をしっかり支えてまいります。
牧山委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御指導、御
協力
をよろしくお願い申し上げます。
牧山ひろえ
18
○
委員長
(
牧山ひろえ
君)
加藤環境大臣政務官
。
加藤鮎子
19
○
大臣政務官
(
加藤
鮎子
君)
環境大臣政務官
及び
原子力防災
を担当する
内閣
府
大臣政務官
に
就任
をいたしました
加藤
鮎子
でございます。 主に震災
復興
、
資源循環
及び
原子力防災
を担当いたします。
石原
副
大臣
とともに小泉
大臣
をしっかりと支えてまいります。
牧山委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の皆様の御指導、御
協力
をよろしくお願い申し上げます。
牧山ひろえ
20
○
委員長
(
牧山ひろえ
君) 本日はこれにて散会いたします。 午後一時二十五分散会