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2019-12-04 第200回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
公式Web版
会議録情報
0
令和元年
十二月四日(水曜日) 午前十一時四十四分開会 ─────────────
委員
の
異動
十一月二十六日
辞任
補欠選任
高良
鉄美
君
伊波
洋一
君 十二月三日
辞任
補欠選任
三宅
伸吾
君
中西
哲君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
小西
洋之
君 理 事 猪口 邦子君
山田
宏君
石橋
通宏
君
秋野
公造
君 委 員 有村 治子君 石田 昌宏君
今井絵理子
君 岩本
剛人君
高橋はるみ
君
鶴保
庸介君
中西
哲君 宮島 喜文君
大塚
耕平君 勝部 賢志君 徳永 エリ君 下野 六太君
鈴木
宗男君 紙 智子君
伊波
洋一
君
国務大臣
外務大臣
茂木
敏充君
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
沖縄及
び北方対策
))
衛藤
晟一
君 副
大臣
内閣
府副
大臣
大塚
拓君
外務
副
大臣
鈴木
馨祐
君
大臣政務官
内閣
府
大臣政務
官
藤原
崇君
外務大臣政務官
尾身
朝子
君
外務大臣政務官
中谷
真一
君
外務大臣政務官
中山
展宏
君
事務局側
第一
特別調査室
長 清野 和彦君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
沖縄及
び
北方
問題に関しての
対策樹立
に関する
調査
(
沖縄及
び
北方
問題に関しての諸
施策
に関する 件) (
派遣委員
の
報告
) ─────────────
小西洋之
1
○
委員長
(
小西洋之
君) ただいまから
沖縄及
び
北方
問題に関する
特別委員会
を開会いたします。
委員
の
異動
について御
報告
いたします。 昨日までに、
高良鉄美
君及び
三宅伸吾
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
伊波洋一
君及び
中西哲
君が選任されました。 ─────────────
小西洋之
2
○
委員長
(
小西洋之
君)
沖縄及
び
北方
問題に関しての
対策樹立
に関する
調査
を議題といたします。
沖縄及
び
北方
問題に関しての諸
施策
について
関係大臣
から
発言
を求められておりますので、順次これを許します。
衛藤沖縄
及び
北方対策担当大臣
。
衛藤晟一
3
○
国務大臣
(
衛藤晟一
君)
沖縄及
び北方対策
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
の
衛藤晟一
でございます。
沖縄及
び
北方
問題に関する
特別委員会
の
開催
に当たり、御
挨拶
を申し上げます。 まず、
沖縄政策
について申し上げます。 先般の
首里城
における
火災
については、先日、
沖縄担当大臣
として現場を視察してまいりました。
沖縄
にとって重要なシンボルであり、
沖縄
の歴史、文化、伝統が凝集した
首里城
の惨状をこの目で見て、
沖縄
の
方々
が抱いた
喪失感
に改めて
思い
を致しました。
政府
として
関係閣僚会議
を立ち上げたところであり、今後、
沖縄
の
方々
のお話もよくお伺いしながら、可能な限り
早期
の
再建
に向け、必要な
財政措置
を含め、
関係省庁
と連携して
全力
で取り組んでまいります。
沖縄
の
振興
については、昭和四十七年の
本土復帰
以来講じられてきた
社会資本整備
を始めとする様々な
施策
によって、入
域観光客数
や
就業者数
が増加するなど着実に
成果
を上げてきています。しかし、
全国最下位
の一人
当たり県民所得
や、特に
若年層
の高い
失業率等
を始めとした
課題
がなお存在していることも事実です。 一方で、
沖縄
は、東アジアの中心に位置する
地理的特性
や、
日本
一高い
出生率
といった
優位性
、
潜在力
を有しています。これらを生かし、
沖縄
が自立的に発展することを目指して、引き続き、
沖縄振興策
を総合的、積極的に推進してまいります。
令和
二年度の
沖縄振興予算
の
概算要求
については、総額三千百九十億円を要求しております。この中では、
小規模離島
における
海底送電ケーブル等
の
整備
や
テレワーク関連施設
の
整備
、
活用
を
支援
するための
予算
を新たに計上するとともに、
西普天間住宅地区跡地
における
沖縄健康医療拠点
の
整備
、
離島
の
地域振興
、
子供
の
貧困緊急対策
、
製糖業
の
体制強化等
に係る
予算
を増額して計上しております。
税制改正要望
については、
沖縄路線航空機
に係る
航空機燃料税
の
軽減措置等
の五件について、
適用期限
の延長を要望しております。
沖縄
の持つ
優位性
と
潜在力
を生かし、
沖縄
が
日本経済再生
の
牽引役
となるよう、また、
県民
の
方々
が暮らしの
向上
や豊かさを実感できるよう、必要な
予算
の
確保
及び
税制改正
に向けてしっかりと取り組んでまいります。
観光
・
リゾート産業
については、
平成
三十年度の入
域観光客数
は過去
最高
の約一千万人となりました。このうち、
外国客
は約三百万人となり、六年
連続
で
国内客
、
外国客共
に過去
最高
となっています。今般の
首里城
の
火災
による
影響
をよく注視しつつ、
リーディング産業
である
沖縄
の
観光振興
にしっかり取り組んでまいります。
県民
の生活を支えるとともに、急増する
観光客
に対応するためには、
空港
、港湾、
道路等
の
社会資本整備
を一層推進することが重要です。 重要な
拠点空港
である
那覇
空港
については、来年三月末の
供用開始
に向け、
滑走路増設事業
を着実に推進するとともに、引き続き、
観光客等
の
受入れ環境整備
に取り組んでまいります。 また、近年、
沖縄
への
大型クルーズ船
の
寄港
が急増しています。
平成
三十年の
沖縄県内
の
クルーズ船寄港回数
は五百二十八回と過去
最高
を記録し、
都道府県別
では三年
連続
で全国一となりました。引き続き、
那覇
港、石垣港、平良港、
本部港等
の
受入れ環境整備
に万全を期してまいります。 さらに、
沖縄
の深刻な
交通渋滞解消
のため、
沖縄西海岸道路等
の
主要幹線道路
の
整備
とともに、先般、
延伸区間
が開業したモノレールの三両化を始めとする
公共交通機関
の
利用促進
などの
取組
を進めてまいります。
産業
の
創出
については、特区・
地域制度
の
活用
による企業の集積を図るとともに、ITや
ものづくり
の中核を担う
人材育成等
を通じ、高度・高
付加価値
な
産業
の
育成
に取り組んでまいります。また、引き続き、
アジア主要都市
を結節する
国際物流拠点
の
形成
を図り、
物流拠点
を
活用
したもの
づくり産業
の
創出
に取り組んでまいります。
沖縄科学技術大学院大学
、
OIST
については、
世界最高水準
の
教育研究
を行い、
イノベーション
の
国際拠点
となるため、
規模拡大
に向けた
取組
を
支援
するとともに、
OIST等
を核とした
イノベーション
・
エコシステム
の
形成
の推進を図ってまいります。
喫緊
の
課題
となっている
沖縄
の
子供
の
貧困対策
については、引き続き、
支援員
の配置や
居場所づくり
を推進するとともに、
支援
の質の
向上
を図ってまいります。
琉球泡盛
の
振興
については、引き続き、
海外輸出プロジェクト
や
琉球泡盛テロワールプロジェクト
などを通じ、
支援
してまいります。 このほか、
農林水産業
の
振興
、
北部地域
及び
離島
の
振興
、
鉄軌道等
の
調査
、子育ての
支援
、雇用の
促進
、
不発弾対策等
についても、着実に
取組
を進めてまいります。
沖縄
には、今なお多くの
在日米軍専用施設
・区域が存在し、
沖縄県民
の
皆様
に大きな御
負担
を掛けております。引き続き、
沖縄
の
皆様
の
理解
を得る努力を続けながら、
沖縄
の
基地負担軽減
に取り組むことが
政府
の
方針
です。特に、
住宅
や学校に囲まれ、市街地の真ん中にある
普天間飛行場
については、
固定化
は絶対に避けなければならないとの認識の下、一日も早い
全面返還
の実現に向けて
政府
として取り組むこととしています。
駐留軍用地
の
跡地利用
は、今後の
沖縄振興
の
観点
から極めて重要な
課題
です。このうち、
西普天間住宅地区跡地
における
沖縄健康医療拠点
の
整備
については、
令和
二年度の
概算要求
において、
琉球大学医学部
及び
附属病院
の主要な建物の建設に着手するため、必要な
施設整備費
及び
土地購入費等
を計上しました。同
跡地
が今後の他の
跡地利用
のモデルケースとなるよう、
関係機関
の連携の下、
沖縄健康医療拠点
の
形成
に向けた
取組
を着実に推進してまいります。 また、今後
返還
が予定される
駐留軍用地
については、本年六月から
沖縄担当大臣
の下で
開催
している
基地跡地
の未来に関する
懇談会
において、
返還跡地
の核となる
施設
や機能のあり得るオプションを検討してまいります。 現行の
沖縄振興特別措置法
の
期限
、そして
本土復帰
五十年という大きな節目まで、残すところ二年半を切りました。まずはこれまでの
沖縄振興
の
検証
が必要であり、しっかりと
検証
に取り組んでまいります。 次に、
北方
領土問題について申し上げます。
政府
は、
北方
領土問題を
解決
して
平和条約
を締結するという
基本方針
の下、粘り強く
外交交渉
に取り組んでいます。私は、
北方対策担当大臣
として、
国民世論啓発
の
強化
、
交流事業
の円滑な
実施
、元
島民
の
方々
への
援護等
に積極的に取り組み、
外交交渉
を強力に後押ししてまいる所存です。 まず、
国民世論
の
啓発
については、
北方
領土問題の
解決
のためには、多くの
国民
にこの問題に対する
理解
と
関心
を持っていただき、
国民世論
を盛り上げることが重要です。とりわけ、元
島民
の
方々
の
高齢化
が進む中、次代を担う若い世代の
関心
を喚起することが重要であり、SNSを
活用
した
情報発信
や
北方領土隣接地域
への修学旅行の誘致の
強化等
に取り組んでまいります。 元
島民
の
方々
に対する
援護
については、特に、
高齢化
している元
島民
の
方々
の身体的な
負担
の
軽減
が
喫緊
の
課題
となっております。このため、来年度
予算概算要求
において、
航空機
による
特別墓参
に必要な
経費
や、
北方
四島
交流等事業使用船舶
内の
非常時対応機器
の
整備
に必要な
経費等
を要求しました。元
島民
の
方々
のより自由な
往来
に向けて、更なる
改善策
が講じられるよう努めてまいります。 さらに、
北方
四島住民との
相互理解
の増進に寄与するため、
交流事業
の円滑な
実施
に取り組んでまいります。 十月、
担当大臣
として
北方領土隣接地域
を訪問し、納沙布岬から
北方
四島を臨みました。貝殻島や水晶島を間近に見て、近くて遠いという言葉の意味を改めて実感するとともに、元
島民
の
方々
の切なる望郷の
思い
を受け止め、
北方
領土問題の
解決
に向けた
決意
を新たにしました。この
決意
を片時も忘れずに、元
島民
の
方々
に寄り添いながら職務に邁進してまいります。
小西委員長
を始め
理事
、
委員
の
皆様方
の一層の御
理解
と御
協力
をお願い申し上げます。
小西洋之
4
○
委員長
(
小西洋之
君)
茂木外務大臣
。
茂木敏充
5
○
国務大臣
(
茂木敏充
君)
沖縄及
び
北方
問題に関する
特別委員会
の
開催
に当たり、御
挨拶
を申し上げるとともに、所信を申し述べます。
我が国
を取り巻く
安全保障環境
は、大変厳しい
状況
にあります。
我が国
の平和と安全を
確保
していく上で、
日米同盟
の
強化
は最も重要な
課題
であり、特に、在
沖縄米軍
を含む
在日米軍
の
抑止力
は、
我が国
の安全、ひいては
地域
の平和と安全の
確保
に不可欠です。こうした
観点
も踏まえ、
米政府関係者
と会談を重ねています。 また、
在日米軍
の
安定的駐留
には
地元
の御
理解
が不可欠であり、
米軍機等
の
安全確保
について
米側
に対して引き続き強く要請してまいります。
普天間飛行場
の辺野古への移設を始め、
沖縄
の
負担軽減
に引き続き
全力
で取り組みます。また、
沖縄
の更なる成長に向けて、
英語研修
の
実施
などを通じ、
国際社会
で活躍する
沖縄
の
人材育成
に貢献していきます。 尖閣諸島をめぐる情勢については、
日本
の領土、領海、領空は断固として守り抜くとの
決意
で毅然かつ冷静に対応していきます。一方、中国との
関係
は、
日本
にとって最も重要な二
国間関係
の一つです。引き続き、ハイレベルの頻繁な
往来
を重ね、
懸案
を適切に処理しながら、あらゆる分野の
交流
、
協力
を推し進め、
日中関係
を新たな段階に押し上げていきます。
ロシア
とは、一九五六年の
共同宣言
を基礎として
平和条約交渉
を加速させるとの首脳間の合意を踏まえ、
外相レベル
でも緊密に対話を積み重ねていきます。
北方
四島における
共同経済活動プロジェクト
の更なる
具体化
を進めるとともに、元
島民
の
方々
のための
人道的措置
も
実施
していきます。引き続き、領土問題を
解決
して
平和条約
を締結するとの
基本方針
の下、粘り強く
交渉
に取り組みます。 以上の諸問題に取り組むに当たり、
小西委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
指導
、御
理解
を心からお願い申し上げます。
小西洋之
6
○
委員長
(
小西洋之
君) 以上で
関係大臣
の
発言
は終了いたしました。 この際、副
大臣
及び
大臣政務官
から
発言
を求められておりますので、順次これを許します。
大塚内閣
府副
大臣
。
大塚拓
7
○副
大臣
(
大塚拓
君)
内閣
府副
大臣
の
大塚拓
でございます。
衛藤大臣
の御
指導
の下、
沖縄政策
及び
北方
領土問題の
解決
に
全力
で取り組んでまいります。
小西委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
指導
、御
鞭撻
をよろしくお願い申し上げます。
小西洋之
8
○
委員長
(
小西洋之
君)
鈴木外務
副
大臣
。
鈴木馨祐
9
○副
大臣
(
鈴木馨祐
君)
外務
副
大臣
の
鈴木馨祐
でございます。
我が国
を取り巻く
安全保障環境
が大変厳しい中、
我が国
の
外交
・
安全保障
の基軸たる
日米同盟
の
強化
が不可欠であります。
在日米軍
の
抑止力
を維持しつつ、
地元
の
負担軽減
を図ってまいります。 また、
ロシア
との間において
平和条約交渉
にしっかりと取り組んでいくことが重要です。 領土問題を
解決
して
平和条約
を締結するとの
基本方針
の下、
茂木外務大臣
を補佐し、
外務
副
大臣
としての職責を全うすべく、
全力
で取り組んでまいります。
小西委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
協力
を心からお願い申し上げます。
小西洋之
10
○
委員長
(
小西洋之
君)
藤原内閣
府
大臣政務官
。
藤原崇
11
○
大臣政務官
(
藤原崇
君)
内閣
府
大臣政務官
の
藤原崇
でございます。
衛藤大臣
、
大塚
副
大臣
の御
指導
の下、
沖縄政策
及び
北方
領土問題の
解決
に
全力
で取り組んでまいります。
小西委員長
及び
理事
、
委員
の
皆様方
の御
指導
、御
鞭撻
をよろしくお願い申し上げます。
小西洋之
12
○
委員長
(
小西洋之
君)
中山外務大臣政務官
。
中山展宏
13
○
大臣政務官
(
中山展宏
君)
外務大臣政務官
の
中山展宏
でございます。
日米同盟
の
強化
、
日ロ間最大
の
懸案
である
北方
領土問題への
取組等
の
重要課題
について、
外務大臣政務官
としての
責任
を果たし、
茂木外務大臣
を補佐してまいります。
小西委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
支援
と御
協力
をよろしくお願い申し上げます。
小西洋之
14
○
委員長
(
小西洋之
君)
中谷外務大臣政務官
。
中谷真一
15
○
大臣政務官
(
中谷真一
君)
外務大臣政務官
の
中谷真一
でございます。
地域
の平和と安全の
確保
に不可欠な
在日米軍
の
抑止力
を維持しつつ、
沖縄
を始めとする
地元
の
負担軽減
のため、
全力
で取り組んでまいります。
日ロ両国
が
アジア太平洋地域
の
パートナー
としてふさわしい
関係
を構築する上でも、
日ロ間最大
の懸念である
北方
領土問題の
解決
が重要であります。 こうした
重要課題
に取り組む上で、
外務大臣政務官
としての
責任
を果たし、
茂木外務大臣
を補佐してまいります。
小西委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
小西洋之
16
○
委員長
(
小西洋之
君)
尾身外務大臣政務官
。
尾身朝子
17
○
大臣政務官
(
尾身朝子
君)
外務大臣政務官
の
尾身朝子
でございます。
地域
の平和と安全の
確保
に不可欠な
在日米軍
の
抑止力
を維持しつつ、
沖縄
を始めとする
地元
の
負担軽減
のため、
全力
で取り組んでまいります。
日ロ両国
が
アジア太平洋地域
の
パートナー
としてふさわしい
関係
を構築する上でも、
日ロ間最大
の
懸案
である
北方
領土問題の
解決
が重要です。 こうした
重要課題
に取り組む上で、
外務大臣政務官
としての
責任
を果たし、
茂木外務大臣
を補佐してまいります。
小西委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
協力
を心よりお願い申し上げます。
小西洋之
18
○
委員長
(
小西洋之
君)
政府側
は御退席いただいて結構でございます。 ─────────────
小西洋之
19
○
委員長
(
小西洋之
君) 次に、先般本
委員会
が行いました
委員派遣
につきまして、
派遣委員
の
報告
を聴取いたします。
山田宏
君。
山田宏
20
○
山田宏
君
委員派遣
における
調査
の
概要
について御
報告
いたします。 去る十一月二十五日の一日間、
首里城火災
による
被害状況等
に関する
実情調査
のため、
沖縄
県を訪問いたしました。
派遣委員
は、
小西委員長
、
石橋理事
、
秋野理事
、
鈴木委員
、
紙委員
、
高良委員
及び私、
山田
の計七名でございます。 今回の
委員派遣
では、十月三十一日に
首里城
において発生した
火災
による
被害状況
や、
首里城
の
再建
に向けた
課題等
について
調査
を行うべく、
首里城公園
を訪問するとともに、
沖縄県知事
を始めとする
沖縄
県等の
関係者
や
有識者
と
意見交換
を行い、
現地
の
実情
の把握に努めました。 以下、
調査
の
概要
につきまして御
報告
申し上げますが、詳細につきましては、お手元に配付されております
報告書
により御承知願いたいと存じます。
現地
では、まず、
首里城公園
を訪問し、書院・鎖之
間庭園
から
火災
による
被害状況
の全体像を、奉神門の下から全焼した
正殿等
の様子をそれぞれ視察するとともに、
内閣
府
沖縄総合事務局
及び同
公園
の
指定管理者
である
一般財団法人沖縄美
ら島
財団
より、
首里城火災
の
概要等
について
説明
を聴取いたしました。 また、同
公園
内にある
首里杜館
において、
火災
による
入園者
数等への
影響等
について、同
財団
より
説明
を聴取いたしました。 次に、
沖縄県庁
に移動し、
沖縄県知事
、
沖縄県議会議長
及び
那覇市長
から、
首里城再建
に向けた
課題等
について
説明
を聴取し、
意見交換
を行いました。 続いて、
前回
の
首里城再建
に関わった
有識者
から、
首里城再建
に向けた
課題等
について
説明
を聴取し、
意見交換
を行いました。 今回の
調査
を通じて、
首里城火災
が
沖縄県民
の
皆様
にとって大きな衝撃であったことを改めて認識するとともに、今後の
首里城再建
に向けた
課題
について
理解
を深めることができました。こうした中で、
首里城再建
に向けた
沖縄
の強い
思い
を感じるとともに、
人材面
、
資材面等
において、一定の
課題
はあるものの、
前回
の
再建
に携わられた
方々
も御健在であり、瓦や
木材等
についても調達の見込みがあること等が示され、
正殿
については比較的
早期
の
再建
ができるとの明るい見通しも示されたことで、我々としても、
再建
に向けた希望を強く持てた次第でございます。 こうした今回の
調査
の
成果
を踏まえ、当
委員会
においても、
審議等
を通じて、
首里城再建
に向けた
取組
を
支援
していくことが重要であると考えます。 最後に、今般の
委員派遣
に際し、御
協力
いただきました
一般財団法人沖縄美
ら島
財団
、
沖縄
県、
沖縄県議会
、
那覇
市及び
有識者
の
皆様
に厚く御礼申し上げます。 なお、
委員派遣
の文書による
報告
につきましては、本日の
会議録
の
末尾
に掲載されますよう、お取り計らいをいただきたいと存じます。 以上です。
小西洋之
21
○
委員長
(
小西洋之
君) 以上で
派遣委員
の
報告
は終了いたしました。 ただいまの
報告
につきましては、別途、詳細にわたる
報告書
が提出されておりますので、これを本日の
会議録
の
末尾
に掲載することにいたしたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小西洋之
22
○
委員長
(
小西洋之
君) 御
異議
ないと認め、さよう取り計らいます。 本日はこれにて散会いたします。 午後零時五分散会