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馬場委員 実際、地方議員の方に聞いてみると、地方議員は、御存じのように、兼業をされている方、
自分で御商売されている方なんかも多いんです。ですから、そういう方々は既に厚生年金に入っていますし、特に若い世代の
皆さん方は、こちらの厚生年金にも強制的に加入させられるということになると、毎月の可処分所得が減るだけなんです。その厚生年金が幾らふえるか試算しないとわかりませんけれ
ども、現役世代の手取りが減るということについて反対という地方議員さんもたくさんいらっしゃいます。
先ほど
大臣もおっしゃったように、この年金
制度、厚生年金加入ということになると、税金でですよ、税金で年間約二百六十億円、この二百六十億円を裏打ちするということになるんです。
ですから、これは一般の商売人の方は怒っていますよ。何で、我々は国民年金しか入られへんのに、議員はまたそういうことを特別な
制度をつくってやるんだということを言われている方がたくさんいらっしゃいますし、このパンフレットには、市議
会議員の厚生年金を復活させて、都道府県議会や町村議会とも連携しながらと書いているんです。ということは、地方議員全員の厚生年金を創設しようという狙いが見え見えです。
そして、恐らく、地方議員さん全員が厚生年金に入ったら、国
会議員も、我々も、みんなで渡れば怖くないという状況で復活をしていくのではないかと。
我々は身を切る改革ということを標榜していますので、こういうことについてはもう絶対に反対をしていくということを考えておりますので、こういう本当にふざけたパンフレット、
大臣からも注意しておいてくださいね。だめですよ、こんなの。ぜひそれはお願いしておきたいと思います。
持ち時間がもう
残りわずかとなってまいりました。最後に、憲法改正、
議論させていただきたいと思います。
憲法改正については、もう
総理から、この臨時国会においても、たび重なる御
答弁もございました。
私は、テレビの討論番組とかでも言いましたけれ
ども、この間は参議院選挙前に憲法審査会があったんですね、ことしの通常国会。憲法審査会はボイコットするんですね、
日本維新の会以外の野党はボイコットをする。その夜にテレビの討論番組で憲法
議論になれば、どんどんどんどんいろいろな闊達な
意見をおっしゃるんですね。何か悪いブラックジョークかなというふうに思いますけれ
ども。
やはり、もう
議論をしてくれという国民の数は相当私の周りでもふえてまいりました。今まで憲法というと、票にならない、何か難しくてわからない、相互にそういう思いがあったかもわかりませんが、いよいよ、憲法改正、どういうことですかという質問も数多く聞かれるようになってまいりました。
ぜひ、この臨時国会では憲法審査会を開いて、そして、懸案であります、まず国民投票法の改正の採決をするということから始めていただきたいと思います。
これは、野党ばかりが悪いのではなくて、与党の
皆さん方もちょっと本気になっていただかなあきません。これ、重要
法案でしたら、手練手管を使って、
政府・与党の
皆さん方は、もうありとあらゆる方策を用いて審議入りをする、
議論をする、強行採決と言われても採決まで持ち込むというやはり本気度があるんですね。
憲法審査会の方は、私も幹事会に入れていただいて末席に座らせていただいておりますが、現場の方の大変な御苦労というのも横では見させていただいております。でも、最後の一歩というのがなかなか前に進まないというのが私が生で感じる状況ですので、
総理、勢いのある
答弁を何度もいただいておりますので、もう
答弁は結構ですけれ
ども、ぜひやっていただきたい。
御存じの方はいらっしゃると思いますが、私は初代憲法
調査会会長の中山
太郎衆議院議員の秘書を務めさせていただいてまいりました。そういう立場からいえば、やはり、後世のために非常な苦労をして憲法
調査会、憲法審査会に進んできたこの審査会を実際に稼働させていくということに私自身も力を入れていきたいと思いますし、一番私、気分が悪いのは、野党の
皆さん方はすぐ、憲法審査会の話になると、中山方式と言うんですが、中山方式ではこうでしたと言うんですけれ
ども、中山
太郎衆議院議員のその思いは、憲法を改正するという思いでこの作業に、難しい作業に取り組んできたわけでありますので、憲法審査会という場は憲法を改正するための
議論をするという場ですので、余り軽々しく中山方式と言わないようにしていただきたいなというふうに思います。
中山
太郎衆議院議員のまな弟子でありました私、まあ、まな弟子と
自分で言うのも変ですけれ
ども、が常日ごろ感じていることでございますので、それを最後に申し上げまして、質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。