○大串(博)
委員 共同会派の大串でございます。
早速質疑をさせていただきたいと思いますが、まず、
吉野委員長、
農林水産委員会の
委員長としては初めてということでお話をお伺いしましたが、ぜひ円滑、円満な運営でよろしくお願い申し上げたいと思います。
私も長くこの
委員会におりますけれども、
江藤大臣もしかり、宮腰先生が久しぶりに戻られて、宮腰先生らとは
理事として私たち一緒に長年やってきましたけれども、長年、円滑、円満な
委員会運営というのが主目的でございます。ぜひよろしくお願い申し上げます。
与党の
理事の
皆様にも、谷先生を始め、私たちも新しいラインナップになりまして、近藤
理事、石川
理事、頑張っておりますので、谷
理事との話の内容は逐一私は報告を受けておりますので、私の耳から聞いても、円満に、
理事、やっていただいているなと思えるように、しっかり見ておりますので、よろしくお願い申し上げたいというふうに思います。
まず冒頭、
災害のことでございますけれども、佐賀県も北部九州も、八月末の大雨
災害で大変な
被害を負いました。工場の油が流出して、
農地にそれが定着してしまい、農作物が非常にダメージを受ける。あるいは、施設それから
農地も大変なダメージを受けるということもございました。
農林水産省の
皆様にも大変な御努力をいただいて、今、
復旧復興させていただいております。ぜひ、これからも、
農林水産省を始め
関係の
皆様には全力を賜りたいというふうに思います。
また、十五号、十九号の
台風、その後も日本を襲いました。相当広範囲で
農業被害があるということでございまして、私がこういう
災害のときに一番恐れるのは、全体として今、高齢化し、頑張ろうという
気持ちがなえてしまいそうになりがちな
農業に関して、この
台風被害、大雨
被害が来ると、更にそれに追い打ちをかけてしまうんじゃないかという心配感があります。すなわち、これを機会にやめてしまおうかなというふうに、営農を断念される人が多く出てきたら嫌だなというふうに思うんです。
そういう
方々にもう一回頑張ろうというふうに思っていただくためにも、一つ一つの
災害事例に関しては、ぜひ全力を挙げていただき、日本全国の希望の光として、むしろしていただきたいなというふうに思うものですから、
大臣には、これは言及させていただきますけれども、改めて、しっかりとした
対応をお願いしたいというふうに思います。
それでは質疑に入らせていただきますけれども、まず、日米貿易協定に入らせていただきます。
車の問題をまず取り上げさせていただきたいと思いますけれども、端的に申し上げます。車の関税撤廃はとれているのかどうかということであります。
政府が合意後、出した紙には、車の関税撤廃に関しては、さらなる交渉による関税撤廃というふうに書かれています。しかし、いわゆる解説書、貿易協定の
説明書の中には、関税の撤廃に関してはこれから交渉を行うということが書かれているだけです。
同じ英文の訳として、この二つは全然違います。最初に
政府が
説明していたさらなる交渉による関税の撤廃という
言葉と、自動車の関税撤廃に関してはこれから交渉を行う、によるという
言葉とは、日本語訳として全然違います。
担当者の人にお尋ねしますけれども、どっちの訳が
政府の訳なんでしょうか。