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阿部委員 赤羽大臣は大変誠実に経緯を、御自身の気持ちに沿った経緯をお話しいただきましたが、私がさっきお伝えしたように、
横浜で既に、六月に四回
説明会をやった結果が、変わらない。これからも
説明会をなさるけれども、実は、賛否は問わない、
住民の意見を集約はしない形で行われます。私は、こういうのは一方的
説明でしかないと思います。
国民の疑念も晴れません。
また、
武田大臣に申し上げたいのは、そうした反社会的勢力がこれにかかわらないということは当然なのですが、では、なぜ桜を見る会で、ああした事態が起こるんでしょうか。一方で桜を見る会の疑念を晴らさないで、きょう、ここで幾ら
カジノ管理委員会がそうした反社会勢力を除外すると言ったって、
国民の誰が信頼しますか。そして、きょう、本
会議で午後、これを採決。手順が違うでしょう。
国民に一番信任を得なければ、うまく運ぶわけもないし、今、多くの
国民の疑念は桜を見る会に集中しておりますが、私は今回の
カジノ管理委員会の
人事そのものにも大きな疑念があります。
一つ一つお話ししたいところですが、限られた時間ですので、幾つか、
国民から見て、これは到底信頼を得られまいということについて御
質問をさせていただきます。
まず、
カジノ管理委員会の
委員長人事でございますが、北村さんが
委員長になっておられますが、御承知のように、北村さんは、防衛省の、自衛隊の南スーダン派遣における日報隠しの問題で、防衛監察ということのトップを務められましたが、この防衛監察が不十分で、稲田
大臣が、戦闘という言葉があれば憲法違反だと言ったけれども、その戦闘という言葉が日誌にあって、それを御存じだったのかどうかということも解明されていない。また、二〇一八年の四月には、監察対象外のところからまた日誌が出てきた。こういう方であります。
国民に信頼せよと言ったって、無理だと思います。
五人のうち四人が省庁出身者。手ごろな
人事とも言えると思います。こうやって、省庁の
経験者、そんたくがきく人を集める。
あるいは、きょう菅さんがおられたら聞きたかったです、菅さんと
関係が深いと言われる樋口さん、警視総監だったそうですが、この方についても多く疑念が
指摘されております。
医師は、
依存症対策の
専門家でも何でもない方がここに入っております。どうやって
依存症への不安を解き、また、反社会勢力との
関係の、きちんと遮断されるようなこととして、信任を得られるか。
おまけに、もう
一つございます。遠藤さんという方は、
政府の
委員を六つも七つも兼ねて、既に平成十一年の閣議決定に違反しております。その方を、八条
委員会関係の決定だからといって、今度、三条
委員会のこの
カジノ管理委員会に持ってきていいわけもありません。
どれから答えていただいても結構ですが、まず北村さんの問題、いかがですか。