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和田政宗君 この辺りも、
自治体の現場が混乱しないように、また費用面でもしっかりと国の方でサポートをしてい
ただければというふうに思っております。
今回の法改正、先ほどから
大臣とも議論をしてまいりましたけれども、私は、やるべき法改正がようやくできたなというふうに思っております。
ただ、今回の法改正によって待機児童が増えるのではないかといった意見ですとか、根本的な待機児童
対策にならないなどの意見がございます。私は、これ複合的にやっていかなくてはならないというふうに思っています。
当然、
現状の例えば保育所の数、保育園の数、認定こども園の数、幼稚園の数、ここで子供が増えていけば、それはやはり待機児童というものは生まれるわけでございます。
ただ、我々は、この法案によって、子供を産み育てやすい環境をつくっていこう、若い子育て世代を中心に、その費用負担、子供を育てるための負担感の重さを感じている
部分の軽減をしていこうというようなことでございます。
私は、これによって、こういう制度ができましたから安心して子供を育ててくださいということで
少子化を食い止めて、出生率の増加につなげていかなくてはならないというふうに思いますし、私は、そういうことにつながっていくんじゃないかなという希望を持っています。
子供が増えれば、それは、やはりそういう子供を預けて働く男性、女性、父親、母親もいるわけでございますから、当然そういった施設の充実も図っていかなくてはならないというふうに思っておりますので、私は、この制度をやったら待機児童が増えるから待機児童
対策に根本的にならないじゃないかということではなくて、やはりもうあらゆる手を複合的にやっていかなくてはならないというふうに思っています。
各
自治体の待機児童を減らすことの
施策についても様々私も研究をしておりますけれども、それぞれの
地域性というのもあるというふうに思いますし、今日、港区に行ってびっくりしたんですけれども、例えば、今日、芝浦で応援演説やってきましたけれども、あの
地域というのは、人口がどんどん増えているというようなことで、今までは小中学校の統廃合をやっていたのに、そうではなく、もしかしたら新たにつくらなくてはならないかもしれないというような
状況が生まれております。
これは幼稚園、保育園も当然そういうことになってくるわけでございますし、あと、私の地元、仙台でございまして、その仙台の中心部に上杉山通小学校という小学校がございまして、ここは、仙台市の中心部といいますか、本当の商業地ではないんですけれども、住宅街が多く広がる中心地のところにございまして、ここのもう生徒数というのはどんどんどんどん増えておりまして、また、
教育水準も、非常に公立の中で熱心にこれまで
教育がなされてきたという小学校ということで、じゃ、あの小学校、学区になるといいねというようなことでわざわざそこに越してくる方ですとか、あとは、もう今、仙台もマンション建設ラッシュとか、そういう住宅建設が実は行われています。
これは、
復興を沿岸部で今本当に一生懸命やっておりますけれども、例えばですけれども、仙台市にいっとき過ごそうと思った、でも、やはりこちらの方が暮らしやすい、また、こちらで子供を育てたいということで仙台市で実際にマンションを買ったり住宅を買ったりという人もおりますし、いろいろな要素があるわけでございますけれども、本当に、この
東京都においてもいろいろな
対策が打たれておりますし、仙台市においてもいろいろな
対策が打たれているんですけれども、それを上回る要因によって多くのお子さんがその
地域に住んでおられる、こういうような
状況も出てくるわけでございます。
そういったことから、待機児童
対策ということで、これとはまた別の法案、去年ですか、成立をいたしましたけれども、
自治体同士が相談をして都道府県が仲立ちをすることによって、こちら保育所、公立空きありますよというときにはそちらに越境で入ることができる。今までは、自分が住んでいる、住民票がある市町村でしか駄目だったわけでありますけれども、そういったこともできるというようなことでございまして、本当に私は、子供が増えるということは国の
喜びであり、
国民の
喜びであり、幸せである、幸せだなと感じることの要素だというふうに思いますので、複合的にやっていかなくてはならないというふうに思います。
これは私の意見であり、
政府もそのように私は思っているというふうに思っているんですが、この点、
政府にお聞きをいたします。今回の法改正によって待機児童が増えるといった意見、また根本的な待機児童
対策にならないとの意見がありますけれども、これについて
政府はどのように考えているか、答弁願います。