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2019-03-11 第198回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
平成
三十一年三月十一日(月曜日) 午前十時開会 ─────────────
委員
の
異動
三月七日
辞任
補欠選任
藤田
幸久
君
アントニオ猪木
君 三月八日
辞任
補欠選任
石田
昌宏
君
朝日健太郎
君
山本
一太
君 自見はなこ君 芝
博一
君
藤田
幸久
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
石橋
通宏
君 理 事
長谷川
岳君
宮島
喜文君
江崎
孝君
浜口
誠君 委 員
朝日健太郎
君 猪口 邦子君
今井絵理子
君
大沼みずほ
君 自見はなこ君 橋本 聖子君 藤井 基之君 松川 るい君 山田 宏君
藤田
幸久
君
アントニオ猪木
君 秋野
公造
君
高瀬
弘美君
儀間
光男君 紙 智子君
国務大臣
外務大臣
河野
太郎
君
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
沖縄及
び北方対策
))
宮腰
光寛
君 副
大臣
内閣
府副
大臣
左藤
章君
外務
副
大臣
佐藤
正久
君
外務
副
大臣
あべ
俊子
君
大臣政務官
外務大臣政務官
鈴木
憲和
君
外務大臣政務官
辻
清人
君
事務局側
第一
特別調査室
長 松井 一彦君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
沖縄及
び
北方
問題に関しての
対策樹立
に関する
調査
(
沖縄及
び
北方
問題に関しての
施策
に関する件 ) (
派遣委員
の
報告
) ─────────────
石橋通宏
1
○
委員長
(
石橋通宏
君) ただいまから
沖縄及
び
北方
問題に関する
特別委員会
を開会いたします。 議事に先立ち、一言申し上げます。
東日本大震災
の
発災
から本日で八年を迎えます。 ここに、改めて、今なお困難な
生活
を余儀なくされている
被災者
の
皆様
に
思い
を致すとともに、犠牲になられた
方々
の御冥福をお祈りし、全員で
黙祷
をささげたいと存じます。 どうぞ御
起立
を願います。
黙祷
。 〔
総員起立
、
黙祷
〕
石橋通宏
2
○
委員長
(
石橋通宏
君)
黙祷
を終わります。御着席願います。 ─────────────
石橋通宏
3
○
委員長
(
石橋通宏
君)
委員
の
異動
について御
報告
いたします。 昨日までに、
芝博一
君、
石田昌宏
君及び
山本一太
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
アントニオ猪木
君、
朝日健太郎
君及び自見はなこ君が選任されました。 ─────────────
石橋通宏
4
○
委員長
(
石橋通宏
君)
沖縄及
び
北方
問題に関しての
対策樹立
に関する
調査
を議題といたします。
沖縄及
び
北方
問題に関しての
施策
に関する件について
関係大臣
から
所信
を聴取いたします。 まず、
宮腰沖縄
及び
北方対策担当大臣
から
所信
を聴取いたします。
宮腰沖縄
及び
北方対策担当大臣
。
宮腰光寛
5
○
国務大臣
(
宮腰光寛
君)
沖縄及
び北方対策
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
の
宮腰光寛
でございます。
沖縄及
び
北方
問題に関する
特別委員会
の
開催
に当たり、
所信
を申し述べます。 まず、
沖縄政策
について申し上げます。
沖縄
の
振興
については、昭和四十七年の
本土復帰
以降講じられてきた
社会資本整備
を始めとする様々な
施策
によって、入
域観光客数
や
就業者数
が増加するなど着実に
成果
を上げてきています。しかし、
全国最下位
の一人
当たり県民所得
や、特に
若年層
の高い
失業率等
を始めとした
課題
がなお存在していることも事実です。 一方で、
沖縄
は、東アジアの
中心
に位置する
地理的特性
や、日本一高い
出生率
といった
優位性
、
潜在力
を有しています。これらを生かし、
沖縄
が自立的に
発展
することを目指して、引き続き、
沖縄振興策
を総合的、積極的に
推進
してまいります。
平成
三十一年度の
沖縄振興予算案
については、厳しい
財政状況
の下ですが、
所要額
を積み上げ、総額三千十億円を計上しました。この中では、
西普天間住宅地区跡地
における
沖縄健康医療拠点
の
整備
、
北部
及び
離島
の
地域振興
、
子供
の
貧困緊急対策
、
製糖業
の
体制強化
、
琉球泡盛
の
海外輸出促進等
に係る
予算
を増額して計上するとともに、
観光防災力強化支援
に係る
予算
や
沖縄振興特定事業推進費
を新たに計上しております。
北部地域
については、引き続き、県土の均衡ある
発展
を図る
観点
から、
産業
の
振興
や
定住条件
の
整備
などに資する
振興事業
を
実施
するとともに、
地域振興
への大きな寄与が期待される
世界自然遺産
への登録に向けても、できる限りの
協力
を行ってまいります。また、厳しい
自然的条件
に置かれている
沖縄
の
離島
については、
国土保全等
に重要な
役割
を担っていることにも鑑み、先導的な
事業
を国が直接
支援
し、その
活性化
に取り組んでまいります。
沖縄
の
子供
の
貧困
の
解消
は
喫緊
の
課題
となっています。
沖縄
の将来を担う
子供たち
が直面する
貧困
に関する深刻な
状況
に緊急に対応するため、
支援員
の配置や
居場所づくり
を集中的に
実施
してまいります。
沖縄
の
製糖業
については、特に
離島
において、
地域
の
経済活動
の
維持発展
や
雇用
の
確保
に大きな
役割
を果たしています。働き方改革を踏まえた新たな
操業体制
に対応するため、
人材確保対策
、
市町村
による
季節工
の
宿舎整備等
を
支援
し、
沖縄製糖業
の
体制強化
を
推進
してまいります。
泡盛製造業
は
沖縄
の貴重な
地場産業
として
雇用
の
確保
や
地域経済
の
振興等
に重要な
役割
を果たしています。これまで取り組んでいる
海外輸出プロジェクト
に加え、先般立ち上げた、
泡盛
の原料となる
長粒種米
の
沖縄県内
における生産を進める
琉球泡盛テロワールプロジェクト
などを通じ、
琉球泡盛
の
振興
に向けた
取組
を
支援
してまいります。 有数の
観光地
である
沖縄
において安全に
観光客
を受け入れるため、
市町村
の
防災力強化
の
取組
を
推進
し、大
規模災害
時に想定される
観光避難民
への
市町村
の対応を
支援
してまいります。
一括交付金制度
については、
沖縄
県と
連携
しつつ、より一層、的確かつ効果的に活用されるよう努めてまいります。あわせて、
事業
を
計画
的、継続的に
実施
する同
交付金
を補完し、より効果的に
沖縄振興
を進めるため、
沖縄振興特定事業推進費
を活用して、
市町村
が
地域課題
、
政策課題
に迅速、柔軟に対応できるよう
支援
します。
観光
・
リゾート産業
については、
平成
三十年の入
域観光客数
は過去
最高
の九百八十四万人を記録しました。このうち、
外国客
は二百九十万人となり、六年
連続
で
国内客
、
外国客共
に過去
最高
となっています。
平成
三十一年度
税制改正大綱
においては、
沖縄路線航空機
に係る
航空機燃料税
の
軽減措置
について、
対象地域
に下地島を追加する
拡充
が盛り込まれ、
宮古圏域
の更なる
観光振興
が見込まれています。この流れを維持できるよう、引き続き、
沖縄
の
観光振興
に強力に取り組んでまいります。 また、
県民
の
生活
を支えるとともに、急増する
観光客
に対応するため、
空港
、港湾、
道路等
の
社会資本整備
を一層
推進
することが重要です。 重要な
拠点空港
である
那覇空港
の
滑走路増設事業
については、来年三月末の
供用開始
に向け、着実に
事業
を進めてまいります。 また、近年、
大型クルーズ船
の
寄港
が急増し、
沖縄
が
全国
の
クルーズ需要
をリードしています。
平成
三十年の
クルーズ船寄港回数
は
速報値
で五百二十八回と過去
最高
を記録し、
都道府県別
では三年
連続
で
全国
一位となる見込みです。引き続き、
那覇
港、石垣港、平良港、
本部港等
の
受入れ環境整備
に万全を期してまいります。 さらに、
沖縄
の深刻な
交通渋滞解消
のため、
沖縄西海岸道路等
の
主要幹線道路
の
整備
とともに、
モノレール延伸
を契機とした
公共交通機関
の
利用促進
などの
取組
を進めてまいります。
沖縄科学技術大学院大学
、
OIST
については、
世界最高水準
の
教育研究
を行い、
イノベーション
の
国際拠点
となるため、
規模拡充
に向けた
取組
を
支援
するとともに、
OIST等
を核とした
イノベーション
・
エコシステム
の
形成
の
推進
を図ってまいります。 このほか、
農林水産業
の
振興
、
鉄軌道等
の
調査
、子育ての
支援
、
雇用
の
促進
、
不発弾対策等
についても、着実に
取組
を進めてまいります。
沖縄
には、今なお多くの
在日米軍専用施設
・区域が存在し、
沖縄県民
の
皆様
に大きな御
負担
を掛けております。引き続き、
沖縄
の
皆様
の
理解
を得る努力を続けながら、
沖縄
の
基地負担軽減
に取り組むことが
政府
の
方針
です。 特に、
住宅
や学校に囲まれ、市街地の真ん中にある
普天間飛行場
については、
固定化
は絶対に避けなければならないとの認識の下、一日も早い
全面返還
の
実現
に向けて
政府
として取り組むこととしています。
駐留軍用地
の
跡地利用
は、今後の
沖縄振興
の
観点
から極めて重要な
課題
です。
平成
三十一年度
予算案
では、
西普天間住宅地区跡地
における
沖縄健康医療拠点
の
整備
に関する
経費
として、
琉球大学医学部
及び
附属病院
を建設するために必要な
実施設計費
及び
土地購入費
を計上しました。同
跡地
が今後の他の
跡地利用
のモデルケースとなるよう、
関係機関
の
連携
の下、
沖縄健康医療拠点
の
形成
に向けた
取組
を着実に
推進
してまいります。 次に、
北方
領土
問題について申し上げます。
政府
は、
領土
問題を
解決
して
平和条約
を締結するという
基本方針
の下、粘り強く
外交交渉
に取り組んでいます。 私は、
北方対策担当大臣
として、
国民世論啓発
の
強化
、
交流事業
の円滑な
実施
、元
島民
の
方々
への
援護等
に積極的に取り組み、
外交交渉
を強力に後押ししてまいる所存です。 まず、
国民世論
の
啓発
については、
北方
領土
問題の
解決
のためには、多くの
国民
にこの問題に対する
理解
と
関心
を持っていただき、
国民世論
を盛り上げることが重要です。とりわけ、元
島民
の
方々
の
高齢化
が進む中、次代を担う若い世代の
関心
を喚起することが重要であり、SNSを活用した
情報発信
の
強化
や
北方領土学習
の
充実等
に取り組んでまいります。 元
島民
の
方々
に対する
援護
については、特に、
高齢化
している元
島民
の
方々
の身体的な
負担
の
軽減
が
喫緊
の
課題
となっております。このため、
平成
三十一年度
予算案
において、
航空機
による
特別墓参
に必要な
経費
や
北方
四島
交流等事業使用船舶
の
改修費用
を計上しました。元
島民
の
方々
のより自由な
往来
に向けて、更なる
改善策
が講じられるよう努めてまいります。 来月、さきの
通常国会
において
全会一致
で成立した
北方領土問題等
の
解決
の
促進
のための
特別措置
に関する
法律
及び
北方地域
旧
漁業権者等
に対する
特別措置
に関する
法律
の
改正法
が施行を迎えます。元
島民
の
方々
の
生活
の安定や
北方領土隣接地域
の
振興
に資するよう、
関係機関
とも
連携
し、しっかりと運用してまいります。 私の
地元
の富山県は、北海道に次ぎ多くの元
島民
の
方々
が引き揚げてこられた地であり、私は
北方領土返還運動
にライフワークとして取り組んでまいりました。先月七日の
平成
三十一年
北方領土返還要求全国大会
では、元
島民
の
方々
の切なる望郷の
思い
やそれを受け継ぐ
後継者
の
方々
の強い意思に触れ、
北方
領土
問題の
解決
に向けた
断固
たる
決意
を新たにしたところです。この
決意
を片時も忘れずに、元
島民
の
方々
に寄り添いながら職務に邁進してまいります。
石橋委員長
を始め
理事
、
委員
の
皆様方
の一層の御
理解
と御
協力
を
お願い
申し上げます。
石橋通宏
6
○
委員長
(
石橋通宏
君) ありがとうございました。 次に、
河野外務大臣
から
所信
を聴取いたします。
河野外務大臣
。
河野太郎
7
○
国務大臣
(
河野太郎
君) おはようございます。
沖縄及
び
北方
問題に関する
特別委員会
の
開催
に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、
所信
を申し述べます。
我が国
を取り巻く
安全保障環境
が大変厳しい
状況
にある中で、
日米同盟
の
強化
は最も重要な
課題
であり、特に、在
沖縄米軍
を含む
在日米軍
の
抑止力
は、
我が国
及び
地域
の平和と安全の
確保
に不可欠です。 また、
在日米軍
の
安定的駐留
には
地元
の御
理解
が不可欠であり、
米軍機等
の
安全確保
について
米側
に対して強く
要請
します。引き続き、早期の辺野古への移設と
普天間飛行場
の
返還
を始め、
沖縄
の
負担軽減
に
全力
で取り組みます。また、
沖縄
の更なる成長につながる
国際化支援
を一層進めます。
尖閣諸島
をめぐる
情勢
については、日本の
領土
、
領海
、
領空
は
断固
として守り抜くとの
決意
で、冷静にかつ毅然と対応していきます。一方、
大局的観点
からの中国との安定的な
関係構築
は極めて重要です。引き続き、ハイレベルの頻繁な
往来
を
実現
し、
懸案
を適切に処理しながら、あらゆる
分野
の
交流
、
協力
を推し進め、
日中関係
を新たな段階に押し上げていきます。
ロシア
とは、一九五六年
共同宣言
を基礎として
平和条約交渉
を加速させるとの首脳間の合意を踏まえ、緊密に対話を積み重ねていきます。
北方
四島における
共同経済活動
の
実現
に向けた
取組
を進めるとともに、元
島民
の
方々
のための
人道的措置
も
実施
していきます。引き続き、
領土
問題を
解決
して
平和条約
を締結するとの
基本方針
の下、粘り強く
交渉
に取り組みます。 以上の諸問題に取り組むに当たり、
石橋委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
鞭撻
を心から
お願い
申し上げます。
石橋通宏
8
○
委員長
(
石橋通宏
君) ありがとうございました。 以上で
所信
の聴取は終了いたしました。 本件に対する質疑は後日に譲ることといたします。 この際、副
大臣
及び
大臣政務官
から発言を求められておりますので、順次これを許します。
左藤章内閣
府副
大臣
。
左藤章
9
○副
大臣
(
左藤章
君)
内閣
府副
大臣
の
左藤章
でございます。
宮腰大臣
の
指導
の下、
沖縄政策
及び
北方
領土
問題の
解決
に
全力
で取り組んでまいります。
石橋委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
指導
、御
鞭撻
、よろしく
お願い
を申し上げたいと
思い
ます。 ありがとうございます。
石橋通宏
10
○
委員長
(
石橋通宏
君) あべ
外務
副
大臣
。
あべ俊子
11
○副
大臣
(あべ
俊子
君)
外務
副
大臣
のあべ
俊子
でございます。
我が国
を取り巻く
安全保障環境
が大変厳しい中、
日米同盟
の
強化
に取り組みつつ、
尖閣諸島
をめぐる
情勢
について、
我が国
の
領土
、
領海
、
領空
を
断固
として守り抜くとの
決意
で、冷静にかつ毅然と対応してまいります。 また、
ロシア
との間で様々な
分野
における
協力
の
進展
を図りながら、
平和条約交渉
にしっかりと取り組んでいくことが重要でございます。
領土
問題を
解決
して
平和条約
を締結することの
基本方針
の下、
河野外務大臣
を補佐し、
外務
副
大臣
としての
職責
を全うすべく、
全力
で取り組んでまいります。
石橋委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
支援
と御
協力
を心から
お願い
申し上げます。
石橋通宏
12
○
委員長
(
石橋通宏
君)
佐藤正久外務
副
大臣
。
佐藤正久
13
○副
大臣
(
佐藤正久
君)
外務
副
大臣
の
佐藤正久
でございます。
我が国
を取り巻く
安全保障環境
が大変厳しい中、
我が国
の
外交
・
安全保障
の基軸たる
日米同盟
の
強化
が不可欠であります。特に、在
沖縄米軍
を含む
在日米軍
の
抑止力
は
地域
の平和と安全の
確保
に不可欠であり、
在日米軍
の
抑止力
を維持しつつ、
地元
の
負担軽減
を図っていくことが重要です。 また、
ロシア
との間で様々な
分野
における
協力
の
進展
を図りながら、
平和条約交渉
にしっかりと取り組んでいくことが重要です。
領土
問題を
解決
して
平和条約
を締結するとの
基本方針
の下、
河野外務大臣
を補佐し、
外務
副
大臣
としての
職責
を全うすべく、
全力
で取り組んでまいります。
石橋委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
支援
と御
協力
を心から
お願い
申し上げます。
石橋通宏
14
○
委員長
(
石橋通宏
君)
辻外務大臣政務官
。
辻清人
15
○
大臣政務官
(
辻清人
君)
外務大臣政務官
の
辻清人
でございます。
日米同盟
の
強化
、
日ロ間最大
の
懸案
である
北方
領土
問題への
取組等
の重要問題について、
外務大臣政務官
としての
責任
を果たし、
河野外務大臣
を補佐してまいります。
石橋委員長
を始め
理事
、
委員
の
皆様
の御
支援
と御
協力
を心から
お願い
申し上げます。
石橋通宏
16
○
委員長
(
石橋通宏
君)
鈴木外務大臣政務官
。
鈴木憲和
17
○
大臣政務官
(
鈴木憲和
君)
外務大臣政務官
の
鈴木憲和
でございます。
日米同盟
の
強化
、
北方領土問題等
の重要問題について、
外務大臣政務官
としての
責任
を果たし、
河野外務大臣
を補佐してまいります。
石橋委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
支援
と御
協力
、心から
お願い
を申し上げます。
石橋通宏
18
○
委員長
(
石橋通宏
君)
政府側
は御退席いただいて結構でございます。ありがとうございました。 ─────────────
石橋通宏
19
○
委員長
(
石橋通宏
君) 次に、先般本
委員会
が行いました
委員派遣
につきまして、
派遣委員
の
報告
を聴取いたします。
長谷川岳
君。
長谷川岳
20
○
長谷川岳
君
委員派遣
における
調査
の
概要
について御
報告
いたします。 去る一月二十一日及び二十二日の二日間、
沖縄
の
振興開発問題等
に関する
実情調査
のため、
沖縄
県を訪問いたしました。
派遣委員
は、
石橋委員長
、
宮島理事
、
江崎理事
、
高瀬理事
、
浜口委員
、
儀間委員
、
糸数委員
及び私、
長谷川
の計八名でございます。 今回の
委員派遣
では、
沖縄
らしい
自立型経済
の
構築
を目指して
平成
二十四年度からスタートした現行の
沖縄振興計画
の
計画期間
が残り三年間という終盤に差しかかり、
沖縄経済
全体が好調である中で、同
計画
の
進捗状況
やこれまでに見えてきた
課題
、特に
地域
における具体的な
課題
が何かという
問題意識
の下、
沖縄本島
の
北部地域
を
中心
に訪問し、
北部市町村長等
や
知事
などの
行政関係者
から
要請
、
要望
を伺い、
意見交換
を行ったほか、
関連施設
の
視察等
を通じ現地の
実情
の把握に努めました。 以下、
調査
の
概要
につきまして御
報告
申し上げますが、詳細につきましては、お手元に配付されております
報告書
により御承知願いたいと存じます。 初日は、まず、
宜野座
村にある道の駅ぎのざを訪問し、
沖縄振興一括交付金事業
である
リバーパーク事業
を視察し、
宜野座
村から、
事業
の
概要等
について
説明
を聴取いたしました。 次に、
大宜味
村に移動し、結の
浜地区
において、
沖縄振興一括交付金事業
である結の
浜公園整備事業
、
幼保連携型総合施設整備事業
及び結の
浜地区
の
避難路等
の
整備
、並びに
北部振興事業
である
大宜味
村
企業支援施設整備事業
をそれぞれ視察し、
大宜味
村から、各
事業
の
概要等
について
説明
を聴取いたしました。 次に、
名護
市に移動し、
ハローワーク名護
において、
沖縄労働局
から、
沖縄
、特に
北部地域
における
雇用情勢
の
現状
と
課題
について
説明
を聴取し、
意見交換
を行いました。 次に、恩納村に移動し、
北部市町村
から、
北部振興事業
や
基幹病院整備
に係る
予算
の
確保等
を始めとする四
項目
の
要請
について
説明
を聴取するとともに、各
市町村
から、個別の
要望事項等
を聴取いたしました。 二日目は、まず、
名護
市の
県立北部病院
を訪問し、
同院
から、
北部地域
における
医療
の
現状
と
課題
を含め、
同院
の
概要等
について
説明
を聴取し、
意見交換
を行いました。 次に、
沖縄
市に移動し、
一般社団法人沖縄
県
助産師会
が運営する
母子未来センター
を視察するとともに、
沖縄子供
の
貧困緊急対策事業
の一環として、
平成
三十年度から同
センター
において
実施
されている
若年妊産婦
の
居場所事業
について、
沖縄
市から、
事業
の
概要等
について
説明
を聴取し、
意見交換
を行いました。 次に、浦添市に移動し、
沖縄
県から、
子供
の
貧困対策
を重点的な
取組
として
推進
することなど二十一
項目
にわたる
要望事項
について
説明
を聴取し、
玉城知事
と
意見交換
を行いました。 その後、
石橋委員長
の御提案により、当日、日程を追加し、
宜野湾
市の
緑ケ丘保育園
及び
宜野湾市立普天間
第二小学校を視察いたしました。
最後
に、
那覇
市に移動し、
那覇空港
において現在工事が進められ、
平成
三十一年三月に全体
供用開始
が予定されている同
空港際内連結ターミナル整備事業
を視察し、同
空港旅客ターミナル
の
運営等
を行っている
那覇空港ビルディング株式会社
から、
事業
の
概要等
について
説明
を聴取いたしました。 今回の
調査
を通じて、
沖縄
が抱える様々な
課題
と切実な
要望
について
理解
を深めることができました。今回の
調査
の
成果
を踏まえ、当
委員会
においても、
審議等
を通じて、更に
沖縄振興
への
取組
を進めていくことが重要であると考えております。
最後
に、今般の
委員派遣
に際し、御
協力
をいただきました
内閣
府
沖縄総合事務局
を始め
沖縄
県、
関係市町村
及び各
視察先
の
皆様
に厚く御礼申し上げます。 なお、
委員派遣
の文書による
報告
につきましては、本日の
会議録
の
末尾
に掲載されますよう、お取り計らいをいただきたいと存じます。 以上です。
石橋通宏
21
○
委員長
(
石橋通宏
君) 以上で
派遣委員
の
報告
は終了いたしました。 ただいまの
派遣報告
につきましては、別途、詳細にわたる
報告書
が提出されておりますので、これを本日の
会議録
の
末尾
に掲載することにいたしたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石橋通宏
22
○
委員長
(
石橋通宏
君) 御
異議
ないと認め、さよう取り計らいます。 本日はこれにて散会いたします。 午前十時二十二分散会