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早稲田委員 大きな額ですよね。
これは、企業主導型
保育助成
事業の指導監査費で七・一億円、三十年度ですけれども、七・一億円のうち六・九億、パソナに委託をしているということは、ほとんどがパソナが監査をしているんですよね。育成協会は審査だけやっている。パソナフォスターが運営している
保育園だけは児童育成協会さんが直接やっておられるようだけれども、それさえもはっきりわかりません、何も資料がないので。
とにかく、十七億円、三十年度でいえば児童育成協会に払っている、そのうちの七億円がパソナの委託費なんですよ。そういうことから
考えても、児童育成協会さんは何をやっているんだ、何の
事業をしているんだと。
そして、審査も非常に問題があったわけですね、二十八年、二十九年と。
そのことなんですけれども、では、次に行きますが、いろいろ課題が出ておりますが、八割、九割の企業主導型
保育園、非常にいいものもたくさんございます。ただし、余りにも問題がある、課題があるところが、非常に
国民の信頼を失う、公金を投入しているにもかかわらずこんなことなのかということが多過ぎるから、こういうお話になっているわけです。
そして、私は、この問題の根源は、とにかく、これは
質問しようと思ったんですけれども自分で申し上げると、
政府の
制度設計の甘さです。何千件も監査、審査をしなくちゃならないのに、一民間団体ですよ。しかも、
全国の
保育園を監査するのに、審査するのに一民間団体にやらせる、そういう
制度設計の甘さ。それから、委託を受けた児童育成協会の専門性のなさ。この二つに私は尽きると思うんです。
にもかかわらず、丸二年、そして三年目、これはどうやって育成協会を選んできたかといいますと、単年度なんですよね。私は三年の
事業なのかと思ったら、単年度なんです。
資料にありますものを見ていただきたいと思いますけれども、では、どうやって単年度ごとに選ぶのかということになりますと、これについては評価
検討委員会で評価をしているんです。
そして、私はずっと、次年度に向けてこの評価
検討委員会はいつ行われるのか、今年度ですけれども、それを
質問してまいりました、レクのときに。そして、何回もこれを言っていた。評価
検討委員会でどういう評価が出たんですか、教えてほしいとずっと申し上げてきた。そうしたら、やっていない、やっていないと。今年度は
検討委員会を別に立ち上げてやっていますから、そこでやっているので、まだこちらはやっていない、評価
検討委員会は。そういう御回答をいただいておりましたが、昨日ですか、わかったことは、三月十一日に何と評価
検討委員会が開かれていた。
これは大変重要なことなんです。
この
質問主意書にも書かれておりますとおり、企業主導型
事業評価
検討委員会において、公益財団法人児童育成協会が行った業務が適切かつ効果的なものであったと認められるかどうかの事実について慎重に
検討した上でと書かれているから、私は申し上げているのに、やらない、ちょっと今回はまだやっていませんと言っていたのに、やられていたというのはどういうことでしょうか。これはうそだったんですか。