○杉本
委員 維新の杉本和巳です。どうぞよろしくお願いします。
きょうは、法案については前向きに賛成の意向でございますけれ
ども、子女教育の手当のところで、ちょっと先を言って恐縮なんですけれ
ども、赴任先の国の言語をもう少し深く掘り下げて、将来は、専門調査官なのか
外交官なのかわかりませんけれ
ども、そういう形でその子女教育が生かされるような、さらなる
予算手当てみたいなのを
考えていく必要があるのではないかみたいなお話ができればと思っています。
御案内のとおり、
世界は目まぐるしく動いておりまして、アルジェリアは今大統領を交代させる
デモが起きていて、一方、野党側はばらばらになっているというようなこととか、ベネズエラでは大規模停電が五日前から起きていて、今は飲料水の不足がいよいよ始まったというような
状況は
大臣は御存じだと
思いますけれ
ども、そういう中でこういった
質疑ができる、ある
意味での政治の安定というものは、私はやはり評価するべきと
思います。
また、冒頭
質疑があったかと
思いますが、麻生副総理が
韓国について発言をされましたけれ
ども、一部だけ切り取られて報道されるということなく、きちっと前後の
内容もマスコミの
皆様には報道していただき、誤解がないようにしていただきたいと
思いますし、また、
立場立場でいろいろなタイプがあるので、いろいろな
立場の方がいろいろな発言を重層的にしていくことは
外交として私は重要だと
思いますけれ
ども、
大臣におかれては、本当に扇のかなめの
外交の中心でいらっしゃいますので、いつもの形で慎重に
対応もいただければと
思いますし、言うべきは言うということもお願いしておきたいと思っております。
ちょっとまた前振りがいつも長くて恐縮なんですが、テレという言葉を御存じな方がいるかわからないんですが、テレというのはこんにちはという
意味だそうです。ヘアダーガ、これはさようならという
意味で、エストニア語であります。近隣の国で、ヘイというのはこんにちはで、ヘイドー、ちょっと発音が正しいかわからないんですが、ヘイドーというのがさようなら、ビーシーアス、あるいはビーシーセスというんでしょうか、また会いましょう、これはスウェーデン語でございます。
また、その近隣の国で、御案内と
思いますが、キートスというのがフィンランド語でありますし、オーチンハラショーなんという言葉は、私は
鈴木宗男さんの生の言葉で聞いた記憶が強いんですが、北方領土に行かせていただいたときに、オーチンハラショーと何度も
鈴木さんが言われているのが非常に印象に残っておりますし、一方で、スパシーバという言葉は、NHKのロシア語講座で、ちょっと個名を言って申しわけありませんが、ローザ姉川さんというすてきな方が先生をされていて、少し興味を持って、そんな単語を覚えた記憶があります。
ちょっと手前みそで、私の話をして恐縮ですが、高校一年のときに、新聞の小さな記事で、フィンランドの留学二年間というのを募集というのがありまして、実は相当悩みました。応募しようかどうか悩んだんですけれ
ども、まず、受かるか受からないかがその先にあったと
思いますが、勇気がなくて挑戦できなかったので、残念ながら今は違う形で社会で活動させていただいているという
状況です。
そんな
意味で、先ほど寺田先生、外されましたけれ
ども、
大臣の教育観、あるいは、お言葉の中ではチャンスという表現があったと思うんですけれ
ども、なかなか、一般の子供
たちにとって
海外に行くというチャンスというのは少ないかなと
思います。
逆に、今、子供
たちの発想として、私の娘の話をして恐縮ですが、一カ月
海外に研修に行かせたことがあります、大学の終わりぐらいに。その後、
海外に行け行けと言っても、私は
日本がいいからということで、リカレント教育で、金融の
世界にいて結構稼いだんですけれ
ども、今は看護師の大学に入り直してリカレント教育を受けているというようなことで、意外と外に対する目の向け方というのがなくなってきていて、まあ、人それぞれ違うと思うんですけれ
ども、私のときと娘のときはちょっと違うんだなというふうに思っていますが、志ある人は、田舎と言ったら語弊がありますね、地方の、あるいは中山間部なんかでも、私は、お子さんでもあるんじゃないかなとも思っています。
一方で、
質疑があった子女教育、この点で、今回、教育手当の支給額が改定されて金額がふえること、これは適切な
判断ではないかと思うんですけれ
ども、教育の自由とか職業選択の自由というのが
我が国の憲法で保障されているわけで、押しつけるわけにはいかないと
思いますけれ
ども、小さなお子さんがお父さんの赴任の
関係で、商社マンの方もあるかもしれないし、まして、きょうの議論では、
外交官として
外務省の方々が赴任する中のお子さん
たちという
意味からは、珍しくチャンスを得たお子さん
たちではないかなと思っています。
そんな
意味で、ちょっと
質問の順番が変わって、三番目に
質問しようと思っていたのを冒頭言って恐縮なんですけれ
ども、
在外公館の勤務の子女、その方々が学んでいる言語というものが、主要言語と言われるものではないような、今冒頭申し上げたような単語の国々というのがあると
思いますし、アフリカの国々もあると
思いますし、アラブの国々では、マルハバンフナッカというのを
大臣御存じかどうか、こんにちは、アラビア語でございますが、発音が違っていればお許しいただきたいですが、こういう単語もやはり中東に行かれたお子さんしか学べないようなことだと思っています。
そういった
意味で、ちょっと突っ込んで
答弁をいただければと
思いますけれ
ども、その他の言語といったら定義づけがちょっと失礼かもしれないんですけれ
ども、主要言語と言われているような言語でないようなところの言葉の能力を獲得し、それを維持し、向上させていっていただく、そして将来、
外交官として、専門調査員あるいは派遣員なんという形で
現状は
外務省は受け入れているようですけれ
ども、こういった形で、
日本の
外交をしょって立つお子さん
たちを広く長く、人材育成という
観点から、将来展望として、そういった方々に対する教育のサポート、これは金銭的なこともあると
思いますが、これをぜひ
考えていただきたいというのが一点。
もう一点は、さっきちょっと言った、中山間部で志があって、NHKの語学の講座を勉強している子がいて、将来やはり
外交官になってみたいとか、この国の専門で何らかのかかわりを持ちたいとか、そういう方々に対して、
外務省が音頭をとるのか、文科省が音頭をとるのか、両省がしっかり話し合うのか、わかりませんけれ
ども、
政府を挙げて、人口減少の中でそういった志ある子供
たちにその他言語というか語学を奨励、推進する。英語はもちろんベースだと
思いますし、できればフランス語、中国語かもしれないんですけれ
ども、それ以外の国の言語という
意味で、やはり専門的な方を我々は将来の
日本のために支えていくというか育てていくという必要があると私は感じているんですけれ
ども、そんな点について、
大臣の御所見というか
考えを伺えればありがたく存じます。