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2018-10-24 第197回国会 参議院 本会議 第1号
公式Web版
会議録情報
0
平成
三十年十月二十四日(水曜日) 午前十時一分
開議
━━━━━━━━━━━━━
○
議事日程
第一号
平成
三十年十月二十四日 午前十時
開議
第一
議席
の
指定
第二
常任委員長
の
選挙
第三
情報監視審査会委員
の
選任
第四
会期
の件 第五
国務大臣
の
演説
に関する件
━━━━━━━━━━━━━
○本日の
会議
に付した案件 一、
日程
第一 一、
常任委員長辞任
の件 一、
日程
第二 一、
特別委員会設置
の件 一、
情報監視審査会委員辞任
の件 一、
日程
第三より第五まで ─────・─────
伊達忠一
1
○
議長
(
伊達忠一
君) 第百九十七回
国会
は本日をもって召集されました。 これより
会議
を開きます。
日程
第一
議席
の
指定
議長
は、本
院規則
第十四条の
規定
により、
諸君
の
議席
をただいまの仮
議席
のとおりに
指定
いたします。 ─────・─────
伊達忠一
2
○
議長
(
伊達忠一
君) この際、
常任委員長
の
辞任
についてお諮りいたします。
内閣委員長柘植芳文
君、
総務委員長竹谷とし子
君、
法務委員長石川博崇
君、
外交防衛委員長三宅伸吾
君、
財政金融委員長
長
谷川岳
君、
厚生労働委員長島
村大君、
農林水産委員長岩井茂樹
君、
環境委員長斎藤嘉隆
君、
決算委員長二之湯智
君、
行政監視委員長丸山和也
君から、それぞれ
常任委員長
を
辞任
いたしたいとの申出がございました。 いずれも許可することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
伊達忠一
3
○
議長
(
伊達忠一
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、いずれも許可することに決しました。 ─────・─────
伊達忠一
4
○
議長
(
伊達忠一
君)
日程
第二
常任委員長
の
選挙
これより、
欠員
中の
文教科学委員長
、
国土交通委員長
及び
議院運営委員長
並びにただいま
辞任
を許可されました
常任委員長
の
選挙
を行います。 つきましては、
常任委員長
の
選挙
は、その手続を省略し、いずれも
議長
において指名することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
伊達忠一
5
○
議長
(
伊達忠一
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、
議長
は、
内閣委員長
に
石井正弘
君を指名いたします。 〔
拍手
〕
総務委員長
に
秋野公造
君を指名いたします。 〔
拍手
〕
法務委員長
に
横山信一
君を指名いたします。 〔
拍手
〕
外交防衛委員長
に
渡邉美樹
君を指名いたします。 〔
拍手
〕
財政金融委員長
に
中西健治
君を指名いたします。 〔
拍手
〕
文教科学委員長
に
上野通子
君を指名いたします。 〔
拍手
〕
厚生労働委員長
に
石田昌宏
君を指名いたします。 〔
拍手
〕
農林水産委員長
に堂故茂君を指名いたします。 〔
拍手
〕
国土交通委員長
に
羽田雄一郎
君を指名いたします。 〔
拍手
〕
環境委員長
に
那谷屋正義
君を指名いたします。 〔
拍手
〕
決算委員長
に
石井みどり
君を指名いたします。 〔
拍手
〕
行政監視委員長
に
中川雅治
君を指名いたします。 〔
拍手
〕
議院運営委員長
に
末松信介
君を指名いたします。 〔
拍手
〕 ─────・─────
伊達忠一
6
○
議長
(
伊達忠一
君) この際、
特別委員会
の
設置
についてお諮りいたします。
災害
に関する諸問題を調査し、その
対策樹立
に資するため、
委員
二十名から成る
災害対策特別委員会
を、
沖縄
及び北方問題に関する
対策樹立
に資するため、
委員
二十名から成る
沖縄
及び北方問題に関する
特別委員会
を、
政治倫理
の
確立
及び
選挙制度
に関する調査のため、
委員
三十五名から成る
政治倫理
の
確立
及び
選挙制度
に関する
特別委員会
を、
北朝鮮
による
拉致等
に関する諸問題を調査し、その
対策樹立
に資するため、
委員
二十名から成る
北朝鮮
による
拉致問題等
に関する
特別委員会
を、
政府開発援助
を始めとする
国際援助
・
協力
に関する諸問題を調査するため、
委員
三十名から成る
政府開発援助等
に関する
特別委員会
を、
消費者
の
利益
の擁護及び
増進等
に関する総合的な
対策
を樹立するため、
委員
二十五名から成る
消費者
問題に関する
特別委員会
を、 また、
東日本大震災
からの
復興
に当たり、その総合的な
対策樹立
に資するため、
委員
四十名から成る
東日本大震災復興特別委員会
を、 それぞれ
設置
いたしたいと存じます。御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
伊達忠一
7
○
議長
(
伊達忠一
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、
災害対策特別委員会外
六
特別委員会
を
設置
することに決しました。 本
院規則
第三十条の
規定
により、
議長
は、
議席
に配付いたしました
氏名表
のとおり
特別委員
を指名いたします。 ───────────── ─────・─────
伊達忠一
8
○
議長
(
伊達忠一
君) この際、お諮りいたします。
山本香苗
君から
情報監視審査会委員
を
辞任
いたしたいとの申出がございました。 これを許可することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
伊達忠一
9
○
議長
(
伊達忠一
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、許可することに決しました。 ─────・─────
伊達忠一
10
○
議長
(
伊達忠一
君)
日程
第三
情報監視審査会委員
の
選任
これより、
欠員
中の
情報監視審査会委員
一名及びただいま
辞任
を許可されました同
委員
一名の
選任
を行います。
情報監視審査会委員
の
選任
は、
参議院情報監視審査会規程
第六条の
規定
により、
議院
の議決によることとなっております。
情報監視審査会委員
に
江島潔
君、
谷合正明
君を
選任
することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
伊達忠一
11
○
議長
(
伊達忠一
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、
選任
することに決しました。 これにて
休憩
いたします。 午前十時八分
休憩
─────・───── 午後三時一分
開議
伊達忠一
12
○
議長
(
伊達忠一
君)
休憩
前に引き続き、
会議
を開きます。
日程
第四
会期
の件
議長
は、
今期国会
の
会期
を四十八日間といたしたいと存じます。
会期
を四十八日間とすることに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
伊達忠一
13
○
議長
(
伊達忠一
君)
総員起立
と認めます。 よって、
会期
は
全会一致
をもって四十八日間とすることに決しました。 ─────・─────
伊達忠一
14
○
議長
(
伊達忠一
君)
日程
第五
国務大臣
の
演説
に関する件
内閣総理大臣
から所信に関し、
財務大臣
から
財政
に関し、それぞれ
発言
を求められております。これより順次
発言
を許します。
内閣総理大臣安倍晋
三君。 〔
内閣総理大臣安倍晋
三君
登壇
、
拍手
〕
安倍晋三
15
○
内閣総理大臣
(
安倍晋
三君) まず冒頭、本
庶佑特別教授
の
ノーベル生理学
・
医学賞受賞
を心よりお喜び申し上げます。
日本
で生まれた
研究成果
が、
世界中
のがんで苦しむ
人々
に大きな
希望
の光をもたらしている。同じ
日本人
として、大きな
誇り
であります。 定説を覆すことで、新たな
世界
が広がる。 この
世界
的な偉業をもたらしたのは、本庶先生の、これまでの
常識
にとらわれない、全く新しいアプローチでありました。
世界
は、今、かつてないスピードで変化しています。 この僅か五年
余り
の間に、
人工知能
は急速な進歩を遂げ、様々な分野で人間の
能力
を凌駕しようとしています。膨大な
デジタルデータ
が
世界
を瞬時に駆け巡り、全く新しい
価値
を生み出す
時代
となりました。 次の五年、いや三年もあれば、
世界
は、私
たち
が今想像もできない進化を遂げるに違いない。そうした
時代
にあって、私
たち
もまた、これまでの
常識
を打ち破らなければなりません。私
たち自身
の手で、今こそ、新しい
日本
の
国づくり
をスタートするときであります。 強い
日本
。それをつくるのは、他の誰でもありません。私
たち自身
です。 激動する
世界
を、そのど真ん中でリードする
日本
をつくり上げる。次の三年間、私はその先頭に立つ
決意
です。私
たち
の子や孫の
世代
のために、
希望
にあふれ、
誇り
ある
日本
を、
皆さん
、共に切り開いていこうではありませんか。 この夏、大きな
自然災害
が相次ぎ、
日本列島
に甚大な
被害
をもたらしました。お亡くなりになられた
方々
に、衷心より
哀悼
の意を表します。全ての
被災者
の
皆様
にお
見舞い
を申し上げます。 九千三百五十六億円の
補正予算
により、
道路
や河川の
改修
、
ため池
の補修など、
災害復旧
を加速してまいります。
子供たち
の命を守るため、
ブロック塀
の
安全対策
を進めます。
熱中症対策
として、
全国
の
公立小学校
・
中学校
に
エアコン
を
設置
します。
被災者
の
皆さん
の心に寄り添いながら、住まいを始め、
生活再建
を加速します。ハウスの
再建
や果樹の植え替えなど
営農再開
に向けた支援、
中小
・
小規模事業者
の
皆さん
の
資金繰り確保
、
グループ補助金
による
設備再建
など、なりわいの
復興
に全力を尽くしてまいります。
北海道
の大自然、美しい倉敷の町並み。
観光名所
に多くの
皆さん
に足を運んでいただくことが、
復興
の大きな力となります。
政府
も、
ふっこう割
で後押ししてまいります。
災害情報
の
外国語
による提供など、
外国人観光客
の
皆さん
の安全、安心の
確保
にも取り組みます。
熊本
を訪れる
外国人観光客
は、昨年、
熊本地震発生
前の
水準
を回復しました。来年秋に向けて
熊本城天守閣
の
再建
を進め、この
流れ
を加速してまいります。
東北
の
被災地
でも、震災前の二倍近い
観光客
が海外から訪れるようになりました。本年も
全国平均
を上回る伸びとなっており、
東日本大震災
からの
復興
は、一歩一歩、着実に進んでいます。
原発事故
で大きな
被害
を受けた福島では、
避難指示
が解除された五つの町や村で、この春、
小学校
、
中学校
が再開しました。
帰還困難区域
でも、間もなく、葛尾村で
除染
が始まり、全ての
復興再生拠点
の
整備
がスタートします。
南相馬
市では、この夏、最先端のロボットテストフィールドが動き始めました。
東北
の
復興
なくして
日本
の
再生
なし。この
決意
の下に、創造と
可能性
の地としての
東北
をつくり上げてまいります。 記録的な
集中豪雨
、経験したことのない暴風や大雨を伴う
台風
、異常なまでの猛暑。
自然環境
の異変に多くの
皆さん
が大変な不安を抱いておられます。 電力や
交通
など、
生活
に欠かせない
インフラ
の総点検を進めます。その結果を踏まえ、
災害
時にしっかりとライフラインが維持されるよう、強靱な
インフラ
をつくり上げてまいります。 さらには、
治山治水
、
ため池
の
改修
など、防災・
減災
、
国土強靱化
のための
対策
を年内に取りまとめ、三年間
集中
で実施いたします。強靱な
ふるさと
、誰もが安心して暮らすことができる
ふるさと
をつくり上げてまいります。 伝統ある
ふるさと
、美しい棚田、
田園風景
を守ってきたのは、
農林水産業
。農こそ、国の基であります。 しかし、
農家
の
平均年齢
が六十六歳を超えてしまった現在、守るためにこそ攻めなければなりません。 四十年以上続いてきたいわゆる
減反政策
を、今年度から完全に廃止しました。需要のある
作物
を作り、水田の
フル活用
を進めることで、米の
取引価格
は着実に回復しています。
生産農業所得
は、この十八年間で最も高い、三・八兆円まで
拡大
しました。
農林水産物
の
輸出
も、五年
連続
で過去
最高
を更新し、昨年は八千億円を超えました。本年五月、
中国
への
精米輸出施設
の
追加
で
合意
し、米の更なる
輸出拡大
にも取り組んでいます。 こうした攻めの
農政改革
を進める中で、四十歳代以下の
若手就農者
は、初めて、四年
連続
で二万人を超えました。 次は
水産業改革
。七十年ぶりに
漁業法
を抜本的に改正いたします。
漁獲量
による
資源管理
を導入し、船の
トン数規制
から転換する。
大型化
を可能とすることで、
漁業
の
生産性
を高めます。
漁業権
の新たな付与について、法律で
優先順位
を定めた
現行制度
を廃止し、
養殖業
の
新規参入
、
規模拡大
を促してまいります。 若い
人たち
が、自らの意欲と
アイデア
で新しい
農林水産業
に
挑戦
ができる。
自分たち
の
未来
を託すことができる
農林水産
新
時代
を切り開いてまいります。
高齢化率
三六・五%。
過疎化
。
限界集落
。この
ピンチ
を、島根県
雲南
市は思い切って、
若者たち
に託しました。
日本
で一番、
若者
がチャレンジしやすい町を目指す。 空き家を
シェアオフィス
に利用する。
耕作放棄地
で育てた
作物
から新しい
特産品
を開発する。
若者たち
からは、
社会的課題
の
解決
につながる新しい
アイデア
が次々と生まれました。
過疎地
を訪問し、
看護サービス
を提供する。三人の
若者たち
が始めたチャレンジは、
地方創生交付金
を
活用
し、
行政
や
地域
の支えも受け、町の病院や
診療所
の新しいネットワークをつくり上げることに成功しました。
活動
の輪は広がり、今、七人の
若者たち
が中
山間地域
の医療を支える大きな力となっています。
ピンチ
も
チャンス
に変えることができる。 この四年間で、五十件近い
アイデア
が起業につながりました。
地方
にこそ
チャンス
がある。
雲南
市には、今、二百五十人近い
若者たち
が移住し、
地域
の新しい活力となっています。
少子高齢化
という
我が国最大
の
ピンチ
もまた、
チャンス
に変えることができるはずです。 この五年間、
生産年齢人口
が四百五十万人減る中でも、
女性活躍
の旗を高く掲げることで、
女性
の
就業者
は逆に二百万人増やすことができました。 元気で意欲あふれる
高齢者
の
皆さん
の経験や知恵をもっと生かすことができれば、
日本
はまだまだ成長できる。人生百年
時代
の到来は大きな
チャンス
です。幾つになっても、学び直しの
チャンス
があり、生きがいを持って働くことができる。これまでの働き方
改革
の上に、生涯
現役社会
を目指し、六十五歳以上への
継続雇用
の
引上げ
や、
中途採用
、
キャリア採用
の
拡大
など
雇用制度改革
に向けた検討を進めます。
消費税率引上げ
が
経済
に影響を及ぼさないよう、あらゆる施策を総動員することと併せ、来年十月から
幼児教育
を無償化します。さらに、再来年四月から真に必要な
子供たち
への
高等教育
を無償化する。
安倍内閣
は、
未来
を担う
子供たち
、
子育て世代
に大胆に投資してまいります。
子供
から
現役世代
、お年寄りまで、全ての
世代
が安心できる
社会保障制度
へと、今後三年掛けて
改革
を進めます。
女性
も男性も、
若者
も
高齢者
も、障害や難病のある方も、誰もがその
能力
を存分に発揮できる一億総
活躍社会
を、
皆さん
、共につくり上げようではありませんか。 この春、高校、大学を卒業した
若者たち
の
就職率
は過去
最高水準
となりました。
有効求人倍率
は、二年近くにわたり、
全国
四十七全ての都道府県で一倍を超えています。こうした中で、
全国
の
中小
・
小規模事業者
の
皆さん
が深刻な
人手不足
に直面しています。 この
ピンチ
も、
チャンス
に変えることができる。 IoT、ロボット、
人工知能
、
ビッグデータ
。第四次
産業革命
のイノベーションを取り入れることで
生産性
の向上につなげます。その
活用
を阻む
規制
や
制度
を大胆に
改革
していきます。本年度から、
固定資産税
ゼロのかつてない
制度
がスタートしました。
中小
・
小規模事業者
の
皆さん
、
地域
を担う
中堅企業
の
皆さん
の
生産性革命
に向けた投資を力強く後押しします。 同時に、一定の
専門性
、技能を有し、即戦力となる
外国人材
を受け入れる。
入国管理法
を改正し、就労を目的とした新しい
在留資格
を設けます。
出入国在留管理庁
を新たに
設置
し、
受入れ企業
の監督に万全を期します。
社会
の一員として、その
生活環境
の
確保
に取り組んでまいります。さらに、
日本人
と同等の報酬をしっかりと
確保
いたします。 半年前に来日されたばかりの
ベトナム
の
クアン国家主席
が先般お亡くなりになられました。心から御冥福をお祈りします。 来日の際訪れた群馬の
中小企業
では、
ベトナム人
の青年が、
日本人
と同じ給料をもらいながら、一緒に働いていた。そのことを
クアン主席
は大変うれしそうに私に語ってくださいました。 彼にとって、大きな
誇り
となっている。 これは、私
たち
にとっても
誇り
であります。
世界
から尊敬される
日本
、
世界中
から優秀な
人材
が集まる
日本
をつくり上げてまいります。 ASEAN、豪州、
インド
を始め、
基本的価値
を共有する
国々
と共に、
日本
は、
アジア太平洋
から
インド
洋に至るこの広大な
地域
に、確固たる平和と
繁栄
を築き上げてまいります。 しかし、
北東アジア
では、
冷戦時代
の構造が今なお取り残されたままとなっている。戦後がそのまま置き去りとなってきました。 六月の歴史的な
米朝首脳会談
によって、
北朝鮮
をめぐる
情勢
は大きく動き出しています。この
流れ
に更に弾みを付け、
日米
、
日米韓
の結束の下、
国際社会
と連携しながら、朝鮮半島の完全な
非核化
を目指します。 次は、私
自身
が
金正恩委員長
と向き合わなければならない。最
重要課題
である
拉致
問題について、御家族も御
高齢
となる中、一日も早い
解決
に向け、あらゆる
チャンス
を逃さないとの
決意
で臨みます。
相互不信
の殻を破り、
拉致
、核、ミサイルの問題を
解決
し、不幸な過去を清算して、
北朝鮮
との
国交正常化
を目指します。 ロシアとは、戦後七十年以上、
平和条約
が締結されていない異常な状況にあります。航空機による元島民の
皆様
のお墓参りは二年目となり、
共同経済活動
も、実現に向け、動き出しました。
長門合意
は着実に前進しています。私と
プーチン大統領
との
信頼関係
の上に、領土問題を
解決
し、
日ロ平和条約
を締結する。
日ロ
新
時代
を切り開いてまいります。
日中平和友好条約締結
四十周年の節目に当たり、私は、明日、
中国
を訪問いたします。
日中両国
は、この
地域
の平和と
繁栄
に大きな
責任
を有しています。
首脳
間の往来を重ねると同時に、
ビジネス協力
、スポーツなどあらゆるレベルで両
国民
の交流を飛躍的に強化し、
日中関係
を新たな段階へと押し上げてまいります。 今こそ、戦後
日本外交
の総
決算
を行う。新しい
時代
の
アジア太平洋地域
の平和と
繁栄
の礎を築くため、
日本外交
の新たな地平を、
皆さん
、共に切り開いていこうではありませんか。 その基軸は、
日米同盟
です。 三月、一部返還が実現した
沖縄
の
牧港補給地区
では、
県内最悪
と言われる渋滞の解消に向けて、
道路
の拡幅を進めます。今後も、
抑止力
を維持しながら、
沖縄
の
皆さん
の心に寄り添い、
安倍内閣
は、
基地負担
の軽減に、
一つ一つ
、結果を出してまいります。
日本
と
米国
は、戦後一貫して、強固な
同盟国
であるとともに、
経済大国
として、
世界
の
自由貿易体制
を共に牽引してきました。この土台の上に、先月、
日米物品貿易協定
の
交渉
を開始することで
合意
しました。
農産品
については、過去の
経済連携協定
で約束した内容が最大限である。この大前提を
米国
と
合意
しました。同時に、協議が行われている間は、
日本
の自動車に
追加関税
が課されないことも確認しました。 自由で公正な
貿易
を一層促進し、双方に
利益
が得られるような結果を出してまいります。 TPPは、その先駆けであります。
世界
で
保護主義
への
懸念
が高まる中で、
世界
のマーケットに新たな
時代
の公正な
ルール
を打ち立てることが必要です。 欧州との
経済連携協定
の
早期発効
を目指します。
人口
六億人、
世界経済
の三割を占める巨大な
経済圏
が生まれます。 和牛、ブリ、
日本酒
の
輸出
に対する
関税
が即時に撤廃され、おいしい
日本
の
農林水産物
に
チャンス
が広がります。
農家
の
皆さん
の不安にもしっかり向き合い、安心して
再生
産できるよう、十分な
対策
を講じてまいります。
RCEP交渉
を
早期
に妥結することで、
中国
、
インド
を含む
アジア
の
国々
とも
協力
し、自由で公正な
国際経済秩序
を更に進化させてまいります。これからも、
日本
は、
自由貿易
の旗手として、新しい
時代
の
世界
の
ルール作り
を力強くリードしていく
決意
であります。 来年、
トランプ大統領
、
プーチン大統領
、
習近平主席
を始め
世界
の
リーダーたち
を招き、
日本
が初めて
議長国
となり、G20
大阪サミット
を開催します。その翌年には、
東京オリンピック
・パラリンピック。
世界中
の注目が
日本
に集まります。 歴史的な
皇位継承
まで、残り半年
余り
となりました。
国民
がこぞってことほぎ、
世界
の
人々
から祝福されるよう、
内閣
を挙げて準備を進めてまいります。 まさに歴史の
転換点
にあって、
平成
のその先の
時代
に向かって、
日本
の新たな
国づくり
を、
皆さん
、共に進めていこうではありませんか。 国の理想を語るものは
憲法
です。
憲法審査会
において、
政党
が具体的な
改正案
を示すことで、
国民
の
皆様
の理解を深める努力を重ねていく。そうした中から、与党、野党といった
政治的立場
を超え、できるだけ幅広い
合意
が得られると確信しています。 そのあるべき姿を最終的に決めるのは、
国民
の
皆様
です。制定から七十年以上を経た今、
国民
の
皆様
と共に議論を深め、私
たち国会議員
の
責任
を、共に果たしていこうではありませんか。
国民一致
の力でなければ、到底
国家
の進運を図ることはできぬ。 戊辰戦争から五十年。
南部藩出身
の
原敬
は、
我が国初
の本格的な
政党内閣
を樹立しました。 議会の多数に
基盤
を得て、力強い
政権運営
が可能となった。総
選挙
でも大きな勝利を得て、衆
議院
の三分の二近い
議席
を占めるに至りました。強固な
政治基盤
の上に、
高等教育
の充実、
地方
の
インフラ整備
、
安全保障
の強化。明治のその先の
時代
の
国づくり
を強力に進めるに当たり、
原敬
はこう語っています。 常に民意の存するところを考察すべし。 私もまた、次の三年、
国民
の
皆様
と共に新しい
国づくり
に
挑戦
する。六年前、
国民
の
皆様
と共に
政権奪還
を成し遂げたときの初心、
挑戦者
としての気迫は、いささかも変わるところはありません。 しかし、長さゆえの慢心はないか。そうした
国民
の
皆様
の
懸念
にもしっかりと向き合ってまいります。むしろ、その長さこそが、
継続
こそが、力である。そう思っていただけるよう、一層、身を引き締めて
政権運営
に当たる
決意
であります。
少子高齢化
、激動する
国際情勢
に真正面から立ち向かい、私
たち
の子や孫の
世代
のために、今日、ここから、
希望
にあふれ、
誇り
ある
日本
を、
皆さん
、共につくり上げようではありませんか。 御清聴ありがとうございました。(
拍手
) ─────────────
伊達忠一
16
○
議長
(
伊達忠一
君)
財務大臣麻生太郎
君。 〔
国務大臣麻生太郎
君
登壇
、
拍手
〕
麻生太郎
17
○
国務大臣
(
麻生太郎
君) 今般、一連の
災害被災地
の
復旧
や
復興
、
公立小中学校等
への
エアコン設置
、
ブロック塀改修等
に
対応
し必要な
財政措置
を講ずるため、
平成
三十年度
補正予算
を提出することといたしております。その御
審議
をお願いするに当たり、
補正予算
の
大要
について御
説明
をさせていただきます。 まず、
大阪北部地震
、
平成
三十年七月
豪雨
、
平成
三十年
台風
第二十一号及び
北海道胆振東部地震
などの相次ぐ
自然災害
は
列島
に甚大な
被害
をもたらしました。これらの
災害
により亡くなられた
方々
と御遺族に対し、深く
哀悼
の意を表しますとともに、
被災者
の
方々
に、心からお
見舞い
を申し上げる次第です。
政府
や
関係機関
が一丸となって、
被災者
の
方々
が一日も早く安心して
生活
できるよう、
被災地域
の
復旧復興
に万全を期してまいります。 そうした中、今回提出をいたしました本
補正予算
におきまして、
大阪北部地震
、
平成
三十年七月
豪雨
、
平成
三十年
台風
第二十一号及び
北海道胆振東部地震
などの
被災地
の
復旧復興
に七千二百七十五億円を計上いたしております。また、
公立小中学校等
の
施設
における
エアコン設置
、
ブロック塀改修等
の
対応
に一千八十一億円を計上いたしております。さらに、今後の
災害対応等
を勘案した
予備費
の
追加
に一千億円を計上いたしております。これらの財源としては、
建設公債
の発行とともに、
平成
二十九年度
決算剰余金
の一部の
活用等
で
対応
することといたしております。 この結果、
平成
三十年度
一般会計予算
の総額は、当初
予算
に
対応
して
歳入歳出共
に九千三百五十六億円増加して、九十八兆六千四百八十四億円となっております。 また、
特別会計予算
につきましても、所要の
補正
を行うことといたしております。 以上、
平成
三十年度
補正予算
の
大要
について御
説明
をいたしました。 何とぞ御
審議
の上、速やかに御賛同いただきますようお願いを申し上げます。(
拍手
)
伊達忠一
18
○
議長
(
伊達忠一
君) ただいまの
演説
に対する質疑は
次会
に譲りたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
伊達忠一
19
○
議長
(
伊達忠一
君) 御
異議
ないと認めます。 本日はこれにて散会いたします。 午後三時二十七分散会