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杉本委員 日本維新の会の
杉本でございます。
大変有意義な質疑をされておられるということで敬意を表したいと思いますが、正直申し上げて、この
会議室は、麻生財務
大臣と文書改ざんのことを質疑をさせていただいている部屋で、今、
野田総務大臣から同じ表現で、ゆゆしきこと、あるいは、あってはならないことという表現が、
中身は違いますけれども、
日本の
行政と、そして
政治の信頼という意味では、私も五十七歳で、実は同学年で、高校の同級生も私は何人も存じ上げているんですが、それはさておき、年を経させていただいて、このまま死ぬことはできないんじゃないかなというぐらい、我々は本当に
政治と
行政の信頼を今損なっていて、ここはスイッチをもう一回入れ直して、立て直していかなければならないと率直に思っております。
それで、ちょっとこれは越権行為かと思いますが、
野田総務大臣は、
自民党の総裁選に御出馬の
可能性があられて、そして、まあ
自民党の総裁というのは
日本の総理ということになられるわけなので、先般、
政治分野における男女共同参画の推進に関する
法律の成立について大変な御尽力をいただいて、大変有意義な法ができ上がったと私は思っておりますけれども、それとともに、これは私の勝手な言いっぷりでございますけれども、総裁選の公約というのを勝手に私が思えば、本当にきれいな
政治をやっていくんだという
ところを
一つ柱にしていただくような、そういう論争が、
日本の
政治もスイッチを入れるためには必要なのではないかと、大変僣越ですけれども、今の質疑を聞かせていただいて思っています。
きれいな
政治活動も、一票の格差の是正も、高い
投票率も、基本的にこの
委員会がなすべきことだと思うんですが、我々が本当に決意を持ってやれば実はなし得ることではないかと思うんですけれども、皆さん、私も含めて、おざなりになって流されてしまって、旧態依然とした
政治を続けていくと、この国がどんどんどんどん衰退していってしまうということを、まずもって申し上げたく存じます。
さて、そこで、
落合代議士が
法改正が必要だと結びに言われていた件なんですけれども、私ども
日本維新の会は、
参議院でしか
法案は出せないんですけれども、
公職選挙法の一部を改正する
法律案ということで、今般いろいろと、お線香を配るとか、あるいは先般、お香典を配るとか、
政党支部がお金を出してそういったことをしているというような、私から見るとグレーであり、限りなく黒に近く感じているんですけれども、法的には問題ないんだという解釈もあるやに先ほどの
答弁ではありましたけれども、だからこそ、
政党の
選挙区
支部の寄附の禁止ということを我々はきちっと法でつくっていく必要があるのではないかという提起をさせていただきます。
私どもは、「
選挙区の区域を単位として設けられるもののうち、当該
選挙区に係る公職の
候補者又は公職の
候補者となろうとする者(公職にある者を含む。)が
代表者であるもの(以下「
政党の
選挙区
支部」という。)は、当該
選挙区内にある者に対し、いかなる名義をもってするを問わず、寄附をしてはならないものとすること。」こういう
法案を
参議院に出させていただいています。
こういう問題意識を我々は持っているんですけれども、時間もないので、
大臣から、先ほど、役所の御
答弁はお読みいただくとわかるんですけれども、やはり
日本をしょって立つというお立場にならんとされる方なので、そのお気持ちから、やはり、為政清明という大久保利通公の言葉もございますし、先ほど申し上げたとおり、我々は、
あと三十年、四十年生きられるかわかりませんけれども、女性の方が長生きなので多分私よりは長く生きられると思いますが、しかし、本当に
責任ある立場ということで
責任を果たすという意味で、この
法改正の案について、どんな御認識、
見解をお持ちいただけるか、御
答弁いただければありがたく存じます。