○杉本
委員 ありがとうございます。
海堀統括官とはいつも質疑して古文書の話になるんですけれども、これはちょっと一方的に申し上げますけれども、先般の質疑、七月五日の質疑でも、現在の南海トラフの
被害想定にそういったものもしっかり反映させていただいておりますのでということで、古文書等の過去の歴史の教訓といったものを、
被害想定には使っているけれども、さらに、防災啓発活動というんですかね、そういったことにも使っていただきたいし、ちょっとこれは時間がなくなったので飛ばしますが、特に津波の場合は、第二波が来るという意識が本当に海岸線の
皆様にあるのかどうかというのが私は気になっていますので、きょう、気象庁の方に御答弁いただく
予定でしたけれども、ぜひとも、来ていただいて、勝手に申し上げますけれども、ぜひ津波の第二波に対する警戒、
周知徹底をこの場をおかりしてお願いしておきたいと思います。
残り三分ぐらいしかないと思うので、次に、
激甚災害の
指定見込みの公表というのは大分大きな、画期的な変化があったようなので、ちょっとこの点についても質問は飛ばしまして、ボランティアの活動について最後に聞いておきたいと思うんです。
私、恥ずかしながら、視察ではなくて、この土曜日に、私の
地元は愛知県の一宮ですけれども、そのお隣の岐阜県、東海比例で国会に上げていただいたということもあって、岐阜県の関市で一人の方が亡くなられているので、その周辺のいわゆるボランティアとして関市にお邪魔して、活動をさせていただきました。
かなりボランティアセンターの受入れというのはしっかりしていて、もうフローができていて、一、二、三に順に回ってください、三まで終わったら、席が用意されているから、そこで待っていて指示を仰いでくださいというような、きちっとしたフローができていたんですけれども、先日の
理事懇談会で、
環境省さんからたしか
説明があったか、厚労省さんだったか、ちょっとはっきり覚えていないんですけれども、
環境省さんの答弁だったかな、ごみは分別すべきかどうかという質問の中で、分別しておいていただきたいみたいなお話がありました。
私が行ったボランティアのときには、きちっと受入れの準備はできていたんだけれども、残念ながら、家財の
処理に当たってきちっと分別してくださいという指示をいただけなかったもので、私は、ごちゃまぜで全部
処理するだろうと思って、とにかくここに出してくれという御家族の御要請に基づいて、女房とえっちらおっちら搬出作業をしていたんですけれども、こういったところの
周知徹底をもう少しきちっとできないものかなというのが一点。
それと、御案内の方は多いかもしれないんですけれども、ボランティアというのは自己完結だということの中で、自分の身を守るためにボランティア保険に入ってくださいと。一人五百円、女房と二人で千円出させていただきました。千円をけちりたいという思いは全くありませんけれども、せっかく好意を持って来てくださっている
方々にまたお金を使わせるというのはどうなのかなというふうに思って。
それで、
地域によっては、一部
地域では、社会福祉協議会の予算で包括的にボランティア保険に加入するケースがあったり、ただ、ボランティアのあり方というのが、
政府側から出ているのか、保険に加入していただきましょうみたいなことが書いてあったりするらしいので、一律ではないようなんですけれども、一つの方向感として、こういったボランティア保険の加入等も、皆さんの好意をしっかりと受けとめるという意味からは、団体加入を公的なセクターの方がするというのはいかがかというふうにも思います。
それと、もう一点。
愛媛県の場合は、これは民間がしたのか自治体がしたのかはっきりしないんですけれども、フェリーの運賃を半額化する。それで、私の行った関市では、
高速道路の
通行料を往復分、何か証明を出してくださって補助されるというようなことがあったようなんですけれども、ただ、手続に時間がかかったりしたというようなことを、私以外の仲間が行ってそういうことを聞いていました。
こういった幾つかのボランティアの受入れについて、改善の余地がないのかなというふうに思いますが、いかがでございましょうか。