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2018-03-09 第196回国会 衆議院 厚生労働委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
本
国会召集日
(
平成
三十年一月二十二日)(月曜日)(午前零時現在)における本
委員
は、次のとおりである。
委員長
高鳥
修一
君
理事
後藤
茂之
君
理事
田村
憲久
君
理事
橋本
岳君
理事
堀内
詔子
君
理事
渡辺
孝一
君
理事
西村智奈美
君
理事
岡本
充功
君
理事
桝屋
敬悟
君
赤澤
亮正
君 秋葉 賢也君
穴見
陽一
君
安藤
高夫
君
井野
俊郎
君
大岡
敏孝
君
木村
哲也
君
木村
弥生
君
国光あやの
君
小泉進次郎
君
小林
鷹之君
後藤田正純
君
佐藤
明男
君
塩崎
恭久
君
繁本
護君
白須賀貴樹
君
田畑
裕明
君
高橋ひなこ
君
長尾
敬君
船橋
利実
君 三
ッ林裕巳
君
山田
美樹
君 池田 真紀君
尾辻かな子
君
長谷川嘉一
君 初鹿 明博君 吉田
統彦君
下条
みつ
君 白石 洋一君
山井
和則
君 柚木 道義君
伊佐
進一
君
中野
洋昌
君
篠原
孝君
高橋千鶴子
君
足立
康史
君
平成
三十年三月九日(金曜日) 午後零時十分
開議
出席委員
委員長
高鳥
修一
君
理事
後藤
茂之
君
理事
田村
憲久
君
理事
橋本
岳君
理事
堀内
詔子
君
理事
渡辺
孝一
君
理事
桝屋
敬悟
君
赤澤
亮正
君
穴見
陽一
君
安藤
高夫
君
井野
俊郎
君
上杉謙太郎
君
大岡
敏孝
君
木村
哲也
君
木村
弥生
君
国光あやの
君
小林
鷹之君
後藤田正純
君
佐藤
明男
君
塩崎
恭久
君
白須賀貴樹
君
田畑
裕明
君
高橋ひなこ
君
長尾
敬君
船橋
利実
君 三
ッ林裕巳
君
宮路
拓馬
君
山田
美樹
君
中野
洋昌
君
鰐淵
洋子
君
浦野
靖人
君 …………………………………
厚生労働大臣
加藤
勝信君
厚生労働
副
大臣
高木美智代
君
厚生労働
副
大臣
牧原
秀樹君
厚生労働大臣政務官
田畑
裕明
君
厚生労働大臣政務官
大沼みずほ
君
—————————————
委員
の異動 三月一日
辞任
補欠選任
下条
みつ
君 大西 健介君 同月五日
辞任
補欠選任
篠原
孝君 平野 博文君 同月六日
辞任
補欠選任
足立
康史
君
浦野
靖人
君 同日
辞任
補欠選任
浦野
靖人
君
足立
康史
君 同月八日
辞任
補欠選任
足立
康史
君
浦野
靖人
君 同日
辞任
補欠選任
浦野
靖人
君
足立
康史
君 同月九日
辞任
補欠選任
小泉進次郎
君
上杉謙太郎
君
繁本
護君
宮路
拓馬
君
伊佐
進一
君
鰐淵
洋子
君
足立
康史
君
浦野
靖人
君 同日
辞任
補欠選任
上杉謙太郎
君
小泉進次郎
君
宮路
拓馬
君
繁本
護君
鰐淵
洋子
君
伊佐
進一
君
浦野
靖人
君
足立
康史
君
—————————————
二月十五日 若い人も
高齢者
も
安心
できる
年金制度
を求めることに関する
請願
(
宮本徹
君
紹介
)(第四一号)
保険
でよい
歯科医療
の
実現
を求めることに関する
請願
(
岡本あき子
君
紹介
)(第五三号) 同(
生方幸夫
君
紹介
)(第九一号) 同(
大島敦
君
紹介
)(第九二号) 同(
奥野総一郎
君
紹介
)(第九三号) 同(
櫻井周
君
紹介
)(第九四号) 同(
宮本徹
君
紹介
)(第九五号) 同(
山井和則
君
紹介
)(第九六号) 同(
山本和嘉子
君
紹介
)(第九七号) 同(
岡島一正
君
紹介
)(第九八号) 同(
佐々木隆博
君
紹介
)(第一一九号) 同(
櫻井周
君
紹介
)(第一二〇号) 同(
下条みつ
君
紹介
)(第一二一号) 同(
務台俊介
君
紹介
)(第一二二号) 同(
関健一郎
君
紹介
)(第一四三号) 同(
青山大人
君
紹介
)(第一四六号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一五五号)
ベンゾジアゼピン系薬物
に関する
規制強化
の
実施
及び副作用による
被害者
の
救済等
に関する
請願
(柿沢未途君
紹介
)(第一三九号) 新たな
患者負担増
をやめ、
窓口負担
の
大幅軽減
を求めることに関する
請願
(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一五一号)
介護保険制度
の
改善
、
介護報酬
の
引き上げ
、
介護従事者
の
処遇改善
と
確保
に関する
請願
(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一五二号)
子供
のための
予算
を大幅にふやし国の
責任
で
安心
できる
保育
・
学童保育
の
実現
を求めることに関する
請願
(
森山浩行
君
紹介
)(第一五三号) さらなる
患者負担増計画
の
中止
に関する
請願
(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一五四号) 同月二十七日
介護保険制度
の
改善
、
介護報酬
の
引き上げ
、
介護従事者
の
処遇改善
と
確保
に関する
請願
(
赤嶺政賢君紹介
)(第一五八号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第一五九号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第一六〇号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第一六一号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第一六二号) 同(
田村貴昭
君
紹介
)(第一六三号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一六四号) 同(
畑野君枝
君
紹介
)(第一六五号) 同(
藤野保史
君
紹介
)(第一六六号) 同(
宮本岳志
君
紹介
)(第一六七号) 同(
宮本徹
君
紹介
)(第一六八号) 同(
本村伸子
君
紹介
)(第一六九号)
子供医療費無料制度
に関する
請願
(
佐藤公治
君
紹介
)(第一九五号) 同(
赤嶺政賢君紹介
)(第二五四号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第二五五号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第二五六号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第二五七号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第二五八号) 同(
田村貴昭
君
紹介
)(第二五九号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第二六〇号) 同(
畑野君枝
君
紹介
)(第二六一号) 同(
藤野保史
君
紹介
)(第二六二号) 同(
宮本岳志
君
紹介
)(第二六三号) 同(
宮本徹
君
紹介
)(第二六四号) 同(
本村伸子
君
紹介
)(第二六五号) 同(
矢上雅義
君
紹介
)(第二八〇号) 同(
岡本あき子
君
紹介
)(第二九三号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第三〇七号)
最低賃金引き上げ
、
食品衛生監視員
を大幅にふやすこと等に関する
請願
(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第二一七号) 同(
藤野保史
君
紹介
)(第二一八号)
社会保障費
の
大幅削減
を
中止
し、
保育
、
医療
、
介護
、
年金
などの
拡充
を求めることに関する
請願
(
赤嶺政賢君紹介
)(第二一九号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第二二〇号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第二二一号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第二二二号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第二二三号) 同(
田村貴昭
君
紹介
)(第二二四号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第二二五号) 同(
畑野君枝
君
紹介
)(第二二六号) 同(
藤野保史
君
紹介
)(第二二七号) 同(
宮本岳志
君
紹介
)(第二二八号) 同(
宮本徹
君
紹介
)(第二二九号) 同(
本村伸子
君
紹介
)(第二三〇号)
保険
でよい
歯科医療
の
実現
を求めることに関する
請願
(
村上史
好君
紹介
)(第二三一号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第三〇六号) 国の
責任
でお金の心配なく誰もが必要な
医療
・
介護
を受けられるようにすることに関する
請願
(
赤嶺政賢君紹介
)(第二六八号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第二六九号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第二七〇号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第二七一号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第二七二号) 同(
田村貴昭
君
紹介
)(第二七三号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第二七四号) 同(
畑野君枝
君
紹介
)(第二七五号) 同(
藤野保史
君
紹介
)(第二七六号) 同(
宮本岳志
君
紹介
)(第二七七号) 同(
宮本徹
君
紹介
)(第二七八号) 同(
本村伸子
君
紹介
)(第二七九号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第二九四号) 同(
宮本徹
君
紹介
)(第二九五号)
医療
・
介護
の
負担増
の
中止
に関する
請願
(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第三〇五号) は本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
国政調査承認要求
に関する件
厚生労働関係
の
基本施策
に関する件 ————◇—————
高鳥修一
1
○
高鳥委員長
これより
会議
を開きます。 開会に先立ちまして、
立憲民主党
・
市民クラブ
、
希望
の党・
無所属クラブ
、
無所属
の会及び
日本共産党所属委員
に対し御
出席
を要請いたしましたが、御
出席
が得られません。
理事
をして再度御
出席
を要請させますので、しばらくお待ちください。
速記
をとめてください。 〔
速記中止
〕
高鳥修一
2
○
高鳥委員長
速記
を起こしてください。
理事
をして再度御
出席
を要請させましたが、
立憲民主党
・
市民クラブ
、
希望
の党・
無所属クラブ
、
無所属
の会及び
日本共産党所属委員
の御
出席
が得られません。やむを得ず議事を進めます。
国政調査承認要求
に関する件についてお諮りいたします。
厚生労働関係
の
基本施策
に関する
事項
社会保障制度
、
医療
、
公衆衛生
、
社会福祉
及び人口問題に関する
事項
労使関係
、
労働基準
及び
雇用
・
失業対策
に関する
事項
以上の各
事項
について、その実情を
調査
し、
対策
を樹立するため、小
委員会
の設置、
関係
各方面からの
説明聴取
及び資料の
要求等
の方法により、本会期中
調査
を進めたいと存じます。 つきましては、
衆議院規則
第九十四条により、議長の
承認
を求めたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
高鳥修一
3
○
高鳥委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 ————◇—————
高鳥修一
4
○
高鳥委員長
厚生労働関係
の
基本施策
に関する件について
調査
を進めます。 この際、
厚生労働大臣
から
所信
を聴取いたします。
加藤厚生労働大臣
。
加藤勝信
5
○
加藤国務大臣
所信
を申し上げる前に、一言申し上げさせていただきたいと思います。
働き方
改革
に関して、
一般労働者
と
裁量労働制
で異なる仕方で選んだ数値を比較して答弁したことは不適切でありました。 また、
平成
二十五年度
労働
時間
等総合実態調査
の
データ
に不整合が指摘され、原票との突合など、精査が必要な
状況
にあります。 さらに、このような
裁量労働制
の
データ
は、
国民
の
皆様
に今回の
裁量労働制
の
改正
について疑念を抱かせることになりました。 この間、
国会
の
皆様
、
国民
の
皆様
に御迷惑をおかけしましたことにつきまして、深くおわびを申し上げます。
厚生労働委員会
の開催に当たり、私の
所信
を申し上げます。
国民
の
皆様
の安全、
安心
の
確保
に万全を期すとともに、
我が国
の
経済社会
の発展に寄与すべく、
厚生労働行政
の諸
課題
に
全力
で取り組みます。
働き方
改革
は、誰もが活躍できる一億総
活躍社会
の
実現
に向けた喫緊の
課題
です。 一人一人の意思や
能力
、置かれた事情に応じた多様な
働き方
の選択を可能とするため、長時間
労働
の是正や同一
労働
同一
賃金
を始めとする
改革
を総合的に
推進
するための
法案
を今
国会
に提出します。 具体的には、
働き方
改革
を総合的かつ継続的に
推進
するための
基本方針
を定めるとともに、
罰則つき
の時間
外労働
の
上限規制
、
専門性
の高い
仕事
における時間によらず成果で評価する
制度
の創設、
勤務間インターバル制度
の
普及促進
、
産業医
、
産業保健機能
の
強化
、さらには、
雇用形態
にかかわらない公正な
待遇
を
確保
するため、非
正規雇用労働者
について不合理な
待遇差
を
解消
するための規定の
整備
なども盛り込みます。 違法な長時間
労働
など不適切な
働き方
が行われている
企業
に対する
監督指導
を徹底します。また、非
正規雇用労働者
の
正社員転換
や
待遇改善等
に取り組む
企業
に対する
支援
を進めます。さらに、地方の
中小企業
まで
働き方
改革
の
取組
が浸透するよう、全
都道府県
に
働き方
改革推進支援センター
を設置し、
関係機関等
とも
協力
しながら、
中小企業
、
小規模事業者
の個別の
相談
に応じるなど、きめ細かく
支援
します。 昨年十二月に閣議決定された新しい
経済政策パッケージ
に基づき、
人づくり革命
、
生産性革命
の
実現
に向けた
取組
を進めます。
待機児童
の
解消
に向けて、
子育て安心プラン
を前倒しし、二〇二〇年度末までに三十二万人分の
保育
の
受皿
を
整備
するとともに、そのために必要な
保育人材
の
確保
や
処遇改善等
を更に進めます。
幼児教育
、
保育
の
無償化
については、二〇一九年四月からの
段階的実施
に向けて、
関係省庁
とも緊密に連携した上で
検討
を進めます。
放課後児童対策
については、引き続き、
量的拡充
を進めるとともに、
社会
の
ニーズ
に応じ、
子供
の
自主性
、
社会性
を育む観点から、
放課後子ども総合プラン
の
進捗状況
も踏まえ、今後の
あり方
について
検討
します。 家族の
介護
のために離職せざるを得ない
状況
を防ぎ、働き続けられる
社会
の
実現
を目指します。このため、
介護
の
受皿
五十万人分の
整備
を進めるとともに、他の
産業
との
賃金格差
をなくしていくためのさらなる
処遇改善
のほか、
介護分野
への
アクティブシニア等
の参入を促すための
入門的研修
の
普及
、
介護
の
仕事
の魅力の
全国的発信
など、
介護人材
の
確保
に総合的に取り組み、二〇二〇年代初頭までに
介護離職
ゼロを目指します。 また、
介護
、
生活衛生分野等
における
ICT化
や
業務改善
を進めるとともに、
中小企業等
による
賃金引上げ
や
生産性向上
に向けた
取組
への
支援
、働く方の
希望
や
能力
に応じた転職や再
就職支援等
を進めます。
人的投資
を
強化
するため、
リカレント教育
への
支援
の
抜本的拡充
などにより、生涯にわたる学び直しと新しいチャレンジの機会を
確保
します。また、二〇二三年の
技能五輪国際大会
の
我が国
への
招致等
を通じた
技能尊重機運
の醸成に取り組むとともに、
我が国産業
の
基盤
である
物づくり技能
の一層の向上に努めます。 また、
駐留軍関係離職者等
の
雇用
の安定を図るため、所要の
措置
の継続を
内容
とする
法案
を今
国会
に提出しました。 近年、
単身世帯
の増加や
高齢化
の進展、
地域社会
との
関係性
の
希薄化等
の中で、
生活保護受給者数
は
減少傾向
にあるものの、
生活保護受給世帯数
や
高齢
の
生活保護受給者
は
増加傾向
にあるなど、
生活
に困窮する方への多様な
支援
の
必要性
が高まることが予想されます。こうした
状況
を踏まえ、
生活保護
に至る前の段階における
支援
を含め、
生活
に困窮する方等への一層の
自立支援
を図るため、包括的な
支援体制
の
強化
、
生活保護世帯
の
子供
の
大学等
への
進学支援
、一人
親家庭
に対する
児童扶養手当
の
支払い回数
の
見直し等
を
内容
とする
法案
を今
国会
に提出しました。
生活保護基準
については、健康で文化的な最低限の
生活
の需要を満たすに十分なものであって、かつ、これを超えないものとして適切なものとなるよう、定期的に
見直し
を行う必要があります。このため、現行の
生活扶助基準額
における年齢、
世帯構成
、
地域
のそれぞれにおける
バランス
と、一般低
所得世帯
の
消費実態
でのそれぞれにおける
バランス
の乖離を是正します。
自殺対策
については、
自殺総合対策大綱
に基づき、
関係
府省と連携し、誰も
自殺
に追い込まれることのない
社会
の
実現
に向けた
取組
を一層
強化
します。また、座間市における事件の
再発防止
に向けて、
若者向けSNS
を
活用
した
相談機会
の
確保等
、
関係閣僚会議
で取りまとめた
再発防止策
に基づく
取組
を進めます。 今後とも、
地域住民
が抱えるさまざまな
生活課題
を解決につなげていくための包括的な
支援体制
の
構築等
を進めることで、
地域共生社会
の
実現
を目指します。
受動喫煙対策
については、
国民
を望まない
受動喫煙
から守るため、二〇二〇年の
東京オリンピック
・パラリンピックに向けて
対策
を徹底することが必要です。望まない
受動喫煙
のない
社会
の
実現
に向けて、
子供
や
患者等
に特に配慮しつつ、施設の類型や
場所ごと
に
禁煙措置
や
喫煙場所
の特定を行うとともに、
喫煙場所
にはその旨の掲示を義務づけることなどを
内容
とする
法案
を今
国会
に提出します。あわせて、
各種支援策
の
推進
、
普及啓発
の
促進
など、総合的かつ実効的な
取組
を進めます。
がん対策
については、第三期
がん対策推進基本計画
に基づき、
がんゲノム医療
の
実現
や
希少がん
、
難治性がん対策
の
充実
、
がん患者
の
就労支援
の
推進等
、総合的な
対策
を進めます。 団塊の
世代
が全員七十五歳以上となる二〇二五年に向けて、
地域包括ケアシステム
の
構築
を一層
推進
していくことが必要です。四月からは、
医療計画
、
介護保険事業計画
、
障害福祉計画
の新たな
計画期間
や、
国民健康保険
の
財政運営
の
都道府県単位化
が始まりますが、これらの準備を着実に進めるとともに、六年に一度となる
診療報酬
、
介護報酬
、
障害福祉サービス等報酬
の
同時改定等
を通じて、質が高く効率的な
サービス提供体制
の
整備
や
自立支援
、
重度化防止
に資する
サービス
の
実現
など、
国民
一人一人に必要な
サービス
が提供され、
地域
で
安心
して暮らすことができる
体制
の
構築
を目指します。 また、
薬価制度
の
抜本改革
についても着実に実施します。 さらに、健康、
医療
、
介護
に関する
データ利活用基盤
の
構築
を軸に、被
保険者
の
予防
、
健康づくり
など
保険者
が果たすべき役割の
強化
や
ゲノム医療
、
AI等
の
最先端技術
の
活用
など、
データヘルス改革
を戦略的、一体的に
推進
するとともに、
審査支払い機関
の
改革
を進めます。
人生
百年
時代
を見据え、
健康寿命
の
延伸等
を目指し、
予防
、
健康づくり
を
推進
していくことが重要です。第二次
健康日本
21に基づき、疾病の
発症予防
や
重症化予防
に向けた
取組
を進めるとともに、
保険者
による特定健診、
保健指導
や
糖尿病
の
重症化予防
などの
取組
について、インセンティブも
活用
しながら進めます。
少子高齢化
に伴う多様な
医療ニーズ
に対応するとともに、質が高く効率的な
医療提供体制
の
構築
に向けて、
地域医療構想
の達成に向けた
取組
を一層進めます。
医師
の
働き方
改革
については、
医師法
に基づく
応招義務等
の
特殊性
を踏まえ、質の高い新たな
医療
と
医療現場
の新たな
働き方
の
実現
を目指し、時間
外労働規制
の具体的な
あり方
、
労働
時間
短縮策等
に向けた
検討
を進めます。
医師
の
地域偏在
、
診療科偏在
については、二〇〇八年に
医学部定員
を増加させたものの、依然として格差が広がっており、その
解消
が急務です。このため、
医師
の偏在を可視化できる指標を
整備
し、
都道府県
が主体的に
医師確保対策
を
推進
する
体制
を
構築
するとともに、
医師
の
地方勤務
を後押しすることなどを
内容
とする
法案
を今
国会
に提出します。
医薬品
、
医療機器産業
については、革新的な
医薬品等
の開発を
促進
する環境の
整備
に取り組むとともに、
後発医薬品
の
使用促進
や
ベンチャー企業
への
支援
を実施します。 また、
医薬品等
の製造、販売における
法令遵守
の徹底、
医薬品等
の品質、
有効性
、
安全性
の
確保
を図るとともに、
制度見直し
に向けた
検討
を進めます。 さらに、
危険ドラッグ
の撲滅や大麻を始めとした
薬物乱用防止
に向けた
啓発等
に取り組みます。
国際保健
の
分野
においても、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの
推進
、
薬剤耐性菌
を含む
感染症対策等
のグローバルな
課題
に的確に対応します。
水道施設
の
老朽化
の進行、
人口減少等
が
課題
となる中、
水道事業
の
基盤強化
を図るため、
水道施設
の
計画的更新
、
広域連携
の
推進
などを
内容
とする
法案
を今
国会
に提出します。 また、
我が国
の食を取り巻く
環境変化等
を踏まえて、食品の安全を
確保
するため、
国際標準
との
整合性
を
確保
した
食品衛生管理
の
制度化
、広域的な
食中毒事案
への
対策強化
などを
内容
とする
法案
を今
国会
に提出します。 さらに、昨年十二月に成立した
改正旅館業法
に基づき、いわゆる
民泊サービス
の
制度化
にあわせた
旅館業
の
規制緩和
を進めるとともに、無許可の民泊に対する取締りの
強化等
を着実に行います。
障害
のある
方々
がみずからの望む
地域生活
を営むことができるよう、
生活
や就労の
支援
を
充実
させるほか、グループホームの
整備
などに取り組みます。 また、
精神障害
を持つ
方々
が
地域
で
安心
して
生活
できるようにするため、
措置入院者
が退院後に
医療等
の継続的な
支援
を受けられる
仕組みづくり
を進めます。
アルコール健康障害対策
や
依存症対策
については、
専門医療機関
の選定や
相談体制
の
整備
、
民間団体
の
活動支援等
を総合的に
推進
します。 本年四月から
精神障害者
が
雇用義務
の対象となり、
障害者
の
法定雇用率
が二・二%に引き上がります。
障害者
の
雇用促進
、
職場定着
に向けて、
経営トップ
への働きかけを含めた
企業等
への一層の
周知啓発等
に加え、新たに
就労定着支援事業所
による
支援等
にも取り組みます。
女性活躍推進法
に基づく
女性活躍
に関する
企業情報
の見える化の
推進
、
育児休業制度
を始めとした
両立支援制度
の
普及等
、女性が輝く
社会
の
実現
に向けた
取組
を進めます。 また、
妊娠期
から
子育て期
まで切れ目なく
支援
する
子育て世代包括支援センター
の
全国展開
、産後
ケア
の
充実
、
不妊治療
への
支援等
にも取り組みます。 全ての
子供
には、適切な
養育
を受け、健やかな成長、発達や
自立等
を保障される権利があります。
地域
における
児童虐待
の
発生予防
から
自立支援
まで一連の
対策
を
推進
するとともに、新しい
社会的養育ビジョン
の
内容
を受けとめ、
里親委託等
を
推進
し、
家庭養育優先
の理念の
実現
に向けた
取組
を進めます。 さらに、さきに述べた
児童扶養手当
の
支払い回数
の
見直し等
に加え、一人
親家庭
を
支援
し、
子供
の貧困に対応するため、
児童扶養手当
の全部支給の
所得制限限度額
を見直すとともに、就職に有利な
資格
の
取得支援等
に取り組みます。
年金制度
については、引き続き、短時間
労働者
への
被用者保険
の
適用拡大
の
促進
や
年金積立金管理運用独立行政法人
の
体制強化
などを着実に進めるとともに、
次期財政検証
とその結果を踏まえた
制度改正
に向け、
受給開始
時期の選択肢の拡大など
人生
百年
時代
を見据えた
年金制度
の
あり方
を含めて
検討
を進めます。 また、
個人型確定拠出年金
や五月から施行される
簡易企業型年金制度
など、
私的年金制度
の一層の
普及
を図ります。
年金事業運営
については、引き続き、昨年八月から施行されている
年金受給資格期間
の二十五年から十年への短縮の
周知等
に万全を期すとともに、
日本年金機構改革
を着実に実施し、
事務処理誤り等
の総点検で把握した
事項
を確実に
改善
するとともに、
国民年金保険料
の
収納対策
、
国民年金保険
の
適用促進
、
情報セキュリティー対策等
に着実に取り組みます。
援護施策
については、
戦没者遺骨収集推進法
に基づき、国の責務として、可能な限り多くの御
遺骨
を収容し、御遺族に引き渡すことができるよう、
全力
を尽くします。 また、
慰霊事業
に着実に取り組むとともに、
戦傷病者
、
戦没者遺族
、
中国残留邦人等
に対する
支援策
について、引き続き、きめ細かく実施します。
東日本大震災
の発生から間もなく七年が経過しますが、引き続き、私自身も
復興大臣
であるとの強い意識のもと、
被災者
の心の
ケア
、
医療
・
介護提供体制
の
整備
、
雇用
の
ミスマッチ
への対応などに
全力
で取り組みます。 また、
全国各地
で発生する
自然災害
からの一日も早い
復旧復興
に向けて、
関係省庁
とも連携しつつ、
スピード感
を持って
全力
で取り組みます。 済みません、先ほどの申し上げた中で、
国民年金保険
と読みましたが、
厚生年金保険
の
適用促進
でございましたので、一部
誤り
を訂正させていただきたいと思います。
委員長
、
理事
を始め
委員
の
皆様
、
国民
の
皆様
に一層の御
理解
と御
協力
を賜りますようお願いをいたします。(拍手)
高鳥修一
6
○
高鳥委員長
次に、
平成
三十年度
厚生労働省関係予算
の概要について
説明
を聴取いたします。
高木厚生労働
副
大臣
。
高木美智代
7
○
高木
副
大臣
厚生労働
副
大臣
の
高木
でございます。
牧原
副
大臣
、
田畑
、
大沼
両
政務官
とともに
加藤大臣
を支え、
高鳥委員長
を始め
委員
の
皆様
の御
理解
と御
協力
を得ながら、
厚生労働行政
の
推進
に邁進していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
平成
三十年度
厚生労働省関係予算
案の概要について
説明
いたします。
厚生労働
省所管
一般
会計
予算
案については、昨年度より一・四%増の三十一兆一千二百六十二億円となっており、また、
厚生労働
省所管特別会計
予算
案については、
労働
保険
特別会計、
年金
特別会計及び
東日本大震災
復興特別会計に所要の
予算
案を計上しています。 以下、
平成
三十年度
予算
案の重点
事項
について
説明
いたします。 本
予算
案においては、成長と分配の好循環の
拡大
に向け、質の高い効率的な保健、
医療
、
介護
の提供の
推進
や総合的な子育て
支援
など全
世代
型
社会
保障の
基盤強化
を図るとともに、
働き方
改革
、
生産性向上
などの
取組
を
推進
することとしています。 第一に、
働き方
改革
の着実な実行に向けて、いわゆる同一
労働
同一
賃金
を達成するための非正規
雇用
の
処遇改善
、長時間
労働
の是正や、柔軟な
働き方
を選択しやすい
環境
整備
を進めるとともに、
生産性向上
や
賃金引上げ
のための
支援
などに取り組みます。あわせて、
高齢者
も若者も、
女性
も男性も、難病や
障害
を抱える人も、誰もがその
能力
を存分に発揮できるよう、人材投資の
強化
や人材
確保
対策
の
推進
などを進めます。 第二に、質の高い効率的な保健、
医療
、
介護
の提供を一層
推進
するため、団塊の
世代
が七十五歳以上となる二〇二五年に向けて、質が高く効率的な
医療
、
介護
の提供
体制
の
整備
を進めるとともに、
データヘルス改革
などのICT技術の利用、
医療
におけるイノベーションの
推進
、
医療
の国際展開、
国際保健
への貢献を図ります。また、
受動喫煙
防止
対策
、がん・肝炎・難病
対策
を
推進
するとともに、
医薬品
、
食品
の安全
対策
の
確保
、強靱、安全、持続可能な水道の
構築
などを
推進
します。 第三に、全ての人が
安心
して暮らせる
社会
に向けた
環境
づくりとして、
待機児童
の
解消
に向けた
子育て安心プラン
に基づく
保育
の
受皿
の
整備
や
子供
を産み育てやすい
環境
づくりを進めるとともに、
児童虐待
防止
対策
の
推進
、
社会
的
養育
の
充実
を進めます。あわせて、
障害者
施策を総合的に
推進
するとともに、
地域共生社会
の
実現
に向けた
地域
づくり、
生活
困窮者、
生活保護受給者
の
自立支援
、
自殺
総合
対策
のさらなる
推進
などを図ります。 以上のほか、戦没者
遺骨
収集等の
推進
、持続可能で
安心
できる
年金制度
の運営、
東日本大震災
及び熊本地震からの
復旧復興
の
支援
などを図ります。 また、
社会
保障・税一体
改革
による
社会
保障の
充実
については、消費税増収分に加え、
社会
保障
改革
プログラム法等に基づく重点化、効率化による財政効果も
活用
し、各種施策を
推進
します。 今後とも、
国民
生活
の安全、
安心
の
確保
と質の
向上
、
雇用
の安定を図るため、
厚生労働行政
の
推進
に一層努力していきますので、
皆様
のなお一層の御
理解
と御
協力
をお願いいたします。(拍手)
高鳥修一
8
○
高鳥委員長
以上で
大臣
の
所信
表明並びに
平成
三十年度
厚生労働省関係予算
の概要についての
説明
は終わりました。 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時三十九分散会