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2018-03-09 第196回国会 衆議院 厚生労働委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
本
国会召集日
(
平成
三十年一月二十二日)(月曜日)(午前零時現在)における本
委員
は、次のとおりである。
委員長
高鳥
修一
君
理事
後藤
茂之
君
理事
田村
憲久
君
理事
橋本
岳君
理事
堀内
詔子
君
理事
渡辺
孝一
君
理事
西村智奈美
君
理事
岡本
充功
君
理事
桝屋
敬悟
君
赤澤
亮正
君 秋葉 賢也君
穴見
陽一
君
安藤
高夫
君
井野
俊郎
君
大岡
敏孝
君
木村
哲也
君
木村
弥生
君
国光あやの
君
小泉進次郎
君
小林
鷹之君
後藤田正純
君
佐藤
明男
君
塩崎
恭久
君
繁本
護君
白須賀貴樹
君
田畑
裕明
君
高橋ひなこ
君
長尾
敬君
船橋
利実
君 三
ッ林裕巳
君
山田
美樹
君 池田 真紀君
尾辻かな子
君
長谷川嘉一
君 初鹿 明博君 吉田
統彦君
下条
みつ
君 白石 洋一君
山井
和則
君 柚木 道義君
伊佐
進一
君
中野
洋昌
君
篠原
孝君
高橋千鶴子
君
足立
康史
君
平成
三十年三月九日(金曜日) 午後零時十分
開議
出席委員
委員長
高鳥
修一
君
理事
後藤
茂之
君
理事
田村
憲久
君
理事
橋本
岳君
理事
堀内
詔子
君
理事
渡辺
孝一
君
理事
桝屋
敬悟
君
赤澤
亮正
君
穴見
陽一
君
安藤
高夫
君
井野
俊郎
君
上杉謙太郎
君
大岡
敏孝
君
木村
哲也
君
木村
弥生
君
国光あやの
君
小林
鷹之君
後藤田正純
君
佐藤
明男
君
塩崎
恭久
君
白須賀貴樹
君
田畑
裕明
君
高橋ひなこ
君
長尾
敬君
船橋
利実
君 三
ッ林裕巳
君
宮路
拓馬
君
山田
美樹
君
中野
洋昌
君
鰐淵
洋子
君
浦野
靖人
君 …………………………………
厚生労働大臣
加藤
勝信君
厚生労働
副
大臣
高木美智代
君
厚生労働
副
大臣
牧原
秀樹君
厚生労働大臣政務官
田畑
裕明
君
厚生労働大臣政務官
大沼みずほ
君
—————————————
委員
の異動 三月一日
辞任
補欠選任
下条
みつ
君 大西 健介君 同月五日
辞任
補欠選任
篠原
孝君 平野 博文君 同月六日
辞任
補欠選任
足立
康史
君
浦野
靖人
君 同日
辞任
補欠選任
浦野
靖人
君
足立
康史
君 同月八日
辞任
補欠選任
足立
康史
君
浦野
靖人
君 同日
辞任
補欠選任
浦野
靖人
君
足立
康史
君 同月九日
辞任
補欠選任
小泉進次郎
君
上杉謙太郎
君
繁本
護君
宮路
拓馬
君
伊佐
進一
君
鰐淵
洋子
君
足立
康史
君
浦野
靖人
君 同日
辞任
補欠選任
上杉謙太郎
君
小泉進次郎
君
宮路
拓馬
君
繁本
護君
鰐淵
洋子
君
伊佐
進一
君
浦野
靖人
君
足立
康史
君
—————————————
二月十五日 若い人も
高齢者
も
安心
できる
年金制度
を求めることに関する
請願
(
宮本徹
君
紹介
)(第四一号)
保険
でよい
歯科医療
の
実現
を求めることに関する
請願
(
岡本あき子
君
紹介
)(第五三号) 同(
生方幸夫
君
紹介
)(第九一号) 同(
大島敦
君
紹介
)(第九二号) 同(
奥野総一郎
君
紹介
)(第九三号) 同(
櫻井周
君
紹介
)(第九四号) 同(
宮本徹
君
紹介
)(第九五号) 同(
山井和則
君
紹介
)(第九六号) 同(
山本和嘉子
君
紹介
)(第九七号) 同(
岡島一正
君
紹介
)(第九八号) 同(
佐々木隆博
君
紹介
)(第一一九号) 同(
櫻井周
君
紹介
)(第一二〇号) 同(
下条みつ
君
紹介
)(第一二一号) 同(
務台俊介
君
紹介
)(第一二二号) 同(
関健一郎
君
紹介
)(第一四三号) 同(
青山大人
君
紹介
)(第一四六号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一五五号)
ベンゾジアゼピン系薬物
に関する
規制強化
の
実施
及び副作用による
被害者
の
救済等
に関する
請願
(柿沢未途君
紹介
)(第一三九号) 新たな
患者負担増
をやめ、
窓口負担
の
大幅軽減
を求めることに関する
請願
(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一五一号)
介護保険制度
の
改善
、
介護報酬
の
引き上げ
、
介護従事者
の
処遇改善
と
確保
に関する
請願
(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一五二号)
子供
のための
予算
を大幅にふやし国の
責任
で
安心
できる
保育
・
学童保育
の
実現
を求めることに関する
請願
(
森山浩行
君
紹介
)(第一五三号) さらなる
患者負担増計画
の
中止
に関する
請願
(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一五四号) 同月二十七日
介護保険制度
の
改善
、
介護報酬
の
引き上げ
、
介護従事者
の
処遇改善
と
確保
に関する
請願
(
赤嶺政賢君紹介
)(第一五八号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第一五九号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第一六〇号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第一六一号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第一六二号) 同(
田村貴昭
君
紹介
)(第一六三号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一六四号) 同(
畑野君枝
君
紹介
)(第一六五号) 同(
藤野保史
君
紹介
)(第一六六号) 同(
宮本岳志
君
紹介
)(第一六七号) 同(
宮本徹
君
紹介
)(第一六八号) 同(
本村伸子
君
紹介
)(第一六九号)
子供医療費無料制度
に関する
請願
(
佐藤公治
君
紹介
)(第一九五号) 同(
赤嶺政賢君紹介
)(第二五四号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第二五五号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第二五六号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第二五七号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第二五八号) 同(
田村貴昭
君
紹介
)(第二五九号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第二六〇号) 同(
畑野君枝
君
紹介
)(第二六一号) 同(
藤野保史
君
紹介
)(第二六二号) 同(
宮本岳志
君
紹介
)(第二六三号) 同(
宮本徹
君
紹介
)(第二六四号) 同(
本村伸子
君
紹介
)(第二六五号) 同(
矢上雅義
君
紹介
)(第二八〇号) 同(
岡本あき子
君
紹介
)(第二九三号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第三〇七号)
最低賃金引き上げ
、
食品衛生監視員
を大幅にふやすこと等に関する
請願
(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第二一七号) 同(
藤野保史
君
紹介
)(第二一八号)
社会保障費
の
大幅削減
を
中止
し、
保育
、
医療
、
介護
、
年金
などの
拡充
を求めることに関する
請願
(
赤嶺政賢君紹介
)(第二一九号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第二二〇号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第二二一号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第二二二号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第二二三号) 同(
田村貴昭
君
紹介
)(第二二四号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第二二五号) 同(
畑野君枝
君
紹介
)(第二二六号) 同(
藤野保史
君
紹介
)(第二二七号) 同(
宮本岳志
君
紹介
)(第二二八号) 同(
宮本徹
君
紹介
)(第二二九号) 同(
本村伸子
君
紹介
)(第二三〇号)
保険
でよい
歯科医療
の
実現
を求めることに関する
請願
(
村上史
好君
紹介
)(第二三一号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第三〇六号) 国の
責任
でお金の心配なく誰もが必要な
医療
・
介護
を受けられるようにすることに関する
請願
(
赤嶺政賢君紹介
)(第二六八号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第二六九号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第二七〇号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第二七一号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第二七二号) 同(
田村貴昭
君
紹介
)(第二七三号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第二七四号) 同(
畑野君枝
君
紹介
)(第二七五号) 同(
藤野保史
君
紹介
)(第二七六号) 同(
宮本岳志
君
紹介
)(第二七七号) 同(
宮本徹
君
紹介
)(第二七八号) 同(
本村伸子
君
紹介
)(第二七九号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第二九四号) 同(
宮本徹
君
紹介
)(第二九五号)
医療
・
介護
の
負担増
の
中止
に関する
請願
(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第三〇五号) は本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
国政調査承認要求
に関する件
厚生労働関係
の
基本施策
に関する件 ————◇—————
高鳥修一
1
○
高鳥委員長
これより
会議
を開きます。 開会に先立ちまして、
立憲民主党
・
市民クラブ
、
希望
の党・
無所属クラブ
、
無所属
の会及び
日本共産党所属委員
に対し御
出席
を要請いたしましたが、御
出席
が得られません。
理事
をして再度御
出席
を要請させますので、しばらくお待ちください。
速記
をとめてください。 〔
速記中止
〕
高鳥修一
2
○
高鳥委員長
速記
を起こしてください。
理事
をして再度御
出席
を要請させましたが、
立憲民主党
・
市民クラブ
、
希望
の党・
無所属クラブ
、
無所属
の会及び
日本共産党所属委員
の御
出席
が得られません。やむを得ず議事を進めます。
国政調査承認要求
に関する件についてお諮りいたします。
厚生労働関係
の
基本施策
に関する
事項
社会保障制度
、
医療
、
公衆衛生
、
社会福祉
及び人口問題に関する
事項
労使関係
、
労働基準
及び
雇用
・
失業対策
に関する
事項
以上の各
事項
について、その実情を
調査
し、
対策
を樹立するため、小
委員会
の設置、
関係
各方面からの
説明聴取
及び資料の
要求等
の方法により、本会期中
調査
を進めたいと存じます。 つきましては、
衆議院規則
第九十四条により、議長の
承認
を求めたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
高鳥修一
3
○
高鳥委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 ————◇—————
高鳥修一
4
○
高鳥委員長
厚生労働関係
の
基本施策
に関する件について
調査
を進めます。 この際、
厚生労働大臣
から
所信
を聴取いたします。
加藤厚生労働大臣
。
加藤勝信
5
○
加藤国務大臣
所信を申し上げる前に、一言申し上げさせていただきたいと思います。 働き方改革に関して、
一般労働者
と
裁量労働制
で異なる仕方で選んだ数値を比較して答弁したことは不適切でありました。 また、平成二十五年度労働時間
等総合実態調査
のデータに不整合が指摘され、原票との突合など、精査が必要な状況にあります。 さらに、このような
裁量労働制
のデータは、国民の皆様に今回の
裁量労働制
の改正について疑念を抱かせることになりました。 この間、国会の皆様、国民の皆様に御迷惑をおかけしましたことにつきまして、深くおわびを申し上げます。
厚生労働委員会
の開催に当たり、私の所信を申し上げます。 国民の皆様の安全、安心の確保に万全を期すとともに、我が国の
経済社会
の発展に寄与すべく、
厚生労働行政
の諸課題に全力で取り組みます。 働き方改革は、誰もが活躍できる一億総
活躍社会
の実現に向けた喫緊の課題です。 一人一人の意思や能力、置かれた事情に応じた多様な働き方の選択を可能とするため、長時間労働の是正や同一労働同一賃金を始めとする改革を総合的に推進するための法案を今国会に提出します。 具体的には、働き方改革を総合的かつ継続的に推進するための基本方針を定めるとともに、罰則つきの時間外労働の上限規制、専門性の高い仕事における時間によらず成果で評価する制度の創設、
勤務間インターバル制度
の普及促進、産業医、
産業保健機能
の強化、さらには、
雇用形態
にかかわらない公正な待遇を確保するため、非
正規雇用労働者
について不合理な待遇差を解消するための規定の整備なども盛り込みます。 違法な長時間労働など不適切な働き方が行われている企業に対する監督指導を徹底します。また、非
正規雇用労働者
の
正社員転換
や
待遇改善等
に取り組む企業に対する支援を進めます。さらに、地方の
中小企業
まで働き方改革の取組が浸透するよう、全
都道府県
に働き方
改革推進支援センター
を設置し、
関係機関等
とも協力しながら、
中小企業
、
小規模事業者
の個別の相談に応じるなど、きめ細かく支援します。 昨年十二月に閣議決定された新しい
経済政策パッケージ
に基づき、
人づくり革命
、
生産性革命
の実現に向けた取組を進めます。 待機児童の解消に向けて、
子育て安心プラン
を前倒しし、二〇二〇年度末までに三十二万人分の保育の受皿を整備するとともに、そのために必要な保育人材の確保や
処遇改善等
を更に進めます。幼児教育、保育の無償化については、二〇一九年四月からの
段階的実施
に向けて、
関係省庁
とも緊密に連携した上で検討を進めます。
放課後児童対策
については、引き続き、量的拡充を進めるとともに、社会のニーズに応じ、子供の自主性、社会性を育む観点から、
放課後子ども総合プラン
の進捗状況も踏まえ、今後のあり方について検討します。 家族の介護のために離職せざるを得ない状況を防ぎ、働き続けられる社会の実現を目指します。このため、介護の受皿五十万人分の整備を進めるとともに、他の産業との賃金格差をなくしていくためのさらなる
処遇改善
のほか、
介護分野
への
アクティブシニア等
の参入を促すための
入門的研修
の普及、介護の仕事の魅力の
全国的発信
など、介護人材の確保に総合的に取り組み、二〇二〇年代初頭までに
介護離職
ゼロを目指します。 また、介護、
生活衛生分野等
における
ICT化
や業務改善を進めるとともに、
中小企業等
による
賃金引上げ
や
生産性向上
に向けた取組への支援、働く方の希望や能力に応じた転職や再
就職支援等
を進めます。 人的投資を強化するため、
リカレント教育
への支援の
抜本的拡充
などにより、生涯にわたる学び直しと新しいチャレンジの機会を確保します。また、二〇二三年の
技能五輪国際大会
の我が国への招致等を通じた
技能尊重機運
の醸成に取り組むとともに、
我が国産業
の基盤である
物づくり技能
の一層の向上に努めます。 また、
駐留軍関係離職者等
の雇用の安定を図るため、所要の措置の継続を内容とする法案を今国会に提出しました。 近年、単身世帯の増加や高齢化の進展、
地域社会
との関係性の
希薄化等
の中で、
生活保護受給者数
は減少傾向にあるものの、
生活保護受給世帯数
や高齢の
生活保護受給者
は増加傾向にあるなど、生活に困窮する方への多様な支援の必要性が高まることが予想されます。こうした状況を踏まえ、
生活保護
に至る前の段階における支援を含め、生活に困窮する方等への一層の
自立支援
を図るため、包括的な
支援体制
の強化、
生活保護世帯
の子供の大学等への
進学支援
、一人親家庭に対する
児童扶養手当
の
支払い回数
の
見直し等
を内容とする法案を今国会に提出しました。
生活保護基準
については、健康で文化的な最低限の生活の需要を満たすに十分なものであって、かつ、これを超えないものとして適切なものとなるよう、定期的に見直しを行う必要があります。このため、現行の
生活扶助基準額
における年齢、世帯構成、地域のそれぞれにおけるバランスと、一般低
所得世帯
の消費実態でのそれぞれにおけるバランスの乖離を是正します。
自殺対策
については、
自殺総合対策大綱
に基づき、関係府省と連携し、誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現に向けた取組を一層強化します。また、座間市における事件の再発防止に向けて、
若者向けSNS
を活用した相談機会の確保等、
関係閣僚会議
で取りまとめた
再発防止策
に基づく取組を進めます。 今後とも、地域住民が抱えるさまざまな生活課題を解決につなげていくための包括的な
支援体制
の構築等を進めることで、
地域共生社会
の実現を目指します。
受動喫煙対策
については、国民を望まない
受動喫煙
から守るため、二〇二〇年の
東京オリンピック
・パラリンピックに向けて対策を徹底することが必要です。望まない
受動喫煙
のない社会の実現に向けて、子供や患者等に特に配慮しつつ、施設の類型や場所ごとに禁煙措置や
喫煙場所
の特定を行うとともに、
喫煙場所
にはその旨の掲示を義務づけることなどを内容とする法案を今国会に提出します。あわせて、
各種支援策
の推進、普及啓発の促進など、総合的かつ実効的な取組を進めます。
がん対策
については、第三期
がん対策推進基本計画
に基づき、
がんゲノム医療
の実現や希少がん、
難治性がん対策
の充実、
がん患者
の
就労支援
の推進等、総合的な対策を進めます。 団塊の世代が全員七十五歳以上となる二〇二五年に向けて、
地域包括ケアシステム
の構築を一層推進していくことが必要です。四月からは、
医療計画
、
介護保険事業計画
、
障害福祉計画
の新たな
計画期間
や、
国民健康保険
の財政運営の
都道府県単位化
が始まりますが、これらの準備を着実に進めるとともに、六年に一度となる診療報酬、
介護報酬
、
障害福祉サービス等報酬
の
同時改定等
を通じて、質が高く効率的な
サービス提供体制
の整備や
自立支援
、
重度化防止
に資する
サービス
の実現など、国民一人一人に必要な
サービス
が提供され、地域で安心して暮らすことができる体制の構築を目指します。 また、
薬価制度
の抜本改革についても着実に実施します。 さらに、健康、医療、介護に関する
データ利活用基盤
の構築を軸に、被保険者の予防、
健康づくり
など保険者が果たすべき役割の強化や
ゲノム医療
、AI等の
最先端技術
の活用など、
データヘルス改革
を戦略的、一体的に推進するとともに、
審査支払い機関
の改革を進めます。 人生百年時代を見据え、健康寿命の延伸等を目指し、予防、
健康づくり
を推進していくことが重要です。第二次
健康日本
21に基づき、疾病の発症予防や
重症化予防
に向けた取組を進めるとともに、保険者による特定健診、保健指導や糖尿病の
重症化予防
などの取組について、インセンティブも活用しながら進めます。
少子高齢化
に伴う多様な
医療ニーズ
に対応するとともに、質が高く効率的な
医療提供体制
の構築に向けて、
地域医療構想
の達成に向けた取組を一層進めます。 医師の働き方改革については、医師法に基づく
応招義務等
の特殊性を踏まえ、質の高い新たな医療と
医療現場
の新たな働き方の実現を目指し、時間
外労働規制
の具体的なあり方、労働時間
短縮策等
に向けた検討を進めます。 医師の地域偏在、
診療科偏在
については、二〇〇八年に
医学部定員
を増加させたものの、依然として格差が広がっており、その解消が急務です。このため、医師の偏在を可視化できる指標を整備し、
都道府県
が主体的に
医師確保対策
を推進する体制を構築するとともに、医師の地方勤務を後押しすることなどを内容とする法案を今国会に提出します。 医薬品、
医療機器産業
については、革新的な
医薬品等
の開発を促進する環境の整備に取り組むとともに、
後発医薬品
の使用促進や
ベンチャー企業
への支援を実施します。 また、
医薬品等
の製造、販売における法令遵守の徹底、
医薬品等
の品質、有効性、安全性の確保を図るとともに、
制度見直し
に向けた検討を進めます。 さらに、
危険ドラッグ
の撲滅や大麻を始めとした
薬物乱用防止
に向けた啓発等に取り組みます。
国際保健
の分野においても、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの推進、
薬剤耐性菌
を含む
感染症対策等
のグローバルな課題に的確に対応します。
水道施設
の老朽化の進行、
人口減少等
が課題となる中、
水道事業
の基盤強化を図るため、
水道施設
の
計画的更新
、広域連携の推進などを内容とする法案を今国会に提出します。 また、我が国の食を取り巻く
環境変化等
を踏まえて、食品の安全を確保するため、国際標準との整合性を確保した
食品衛生管理
の制度化、広域的な
食中毒事案
への
対策強化
などを内容とする法案を今国会に提出します。 さらに、昨年十二月に成立した
改正旅館業法
に基づき、いわゆる
民泊サービス
の制度化にあわせた旅館業の規制緩和を進めるとともに、無許可の民泊に対する取締りの強化等を着実に行います。 障害のある方々がみずからの望む
地域生活
を営むことができるよう、生活や就労の支援を充実させるほか、グループホームの整備などに取り組みます。 また、
精神障害
を持つ方々が地域で安心して生活できるようにするため、
措置入院者
が退院後に医療等の継続的な支援を受けられる
仕組みづくり
を進めます。
アルコール健康障害対策
や
依存症対策
については、
専門医療機関
の選定や相談体制の整備、民間団体の
活動支援等
を総合的に推進します。 本年四月から
精神障害者
が
雇用義務
の対象となり、障害者の
法定雇用率
が二・二%に引き上がります。障害者の
雇用促進
、職場定着に向けて、
経営トップ
への働きかけを含めた企業等への一層の
周知啓発等
に加え、新たに
就労定着支援事業所
による支援等にも取り組みます。
女性活躍推進法
に基づく女性活躍に関する
企業情報
の見える化の推進、
育児休業制度
を始めとした
両立支援制度
の普及等、女性が輝く社会の実現に向けた取組を進めます。 また、妊娠期から子育て期まで切れ目なく支援する
子育て世代包括支援センター
の全国展開、産後ケアの充実、不妊治療への支援等にも取り組みます。 全ての子供には、適切な養育を受け、健やかな成長、発達や自立等を保障される権利があります。地域における児童虐待の発生予防から
自立支援
まで一連の対策を推進するとともに、新しい
社会的養育ビジョン
の内容を受けとめ、
里親委託等
を推進し、
家庭養育優先
の理念の実現に向けた取組を進めます。 さらに、さきに述べた
児童扶養手当
の
支払い回数
の
見直し等
に加え、一人親家庭を支援し、子供の貧困に対応するため、
児童扶養手当
の全部支給の
所得制限限度額
を見直すとともに、就職に有利な資格の
取得支援等
に取り組みます。
年金制度
については、引き続き、短時間労働者への
被用者保険
の適用拡大の促進や
年金積立金管理運用独立行政法人
の
体制強化
などを着実に進めるとともに、
次期財政検証
とその結果を踏まえた
制度改正
に向け、
受給開始
時期の選択肢の拡大など人生百年時代を見据えた
年金制度
のあり方を含めて検討を進めます。 また、
個人型確定拠出年金
や五月から施行される
簡易企業型年金制度
など、
私的年金制度
の一層の普及を図ります。
年金事業運営
については、引き続き、昨年八月から施行されている
年金受給資格期間
の二十五年から十年への短縮の周知等に万全を期すとともに、
日本年金機構改革
を着実に実施し、
事務処理誤り等
の総点検で把握した事項を確実に改善するとともに、
国民年金保険料
の
収納対策
、
国民年金保険
の
適用促進
、
情報セキュリティー対策等
に着実に取り組みます。 援護施策については、
戦没者遺骨収集推進法
に基づき、国の責務として、可能な限り多くの御遺骨を収容し、御遺族に引き渡すことができるよう、全力を尽くします。 また、
慰霊事業
に着実に取り組むとともに、戦傷病者、
戦没者遺族
、
中国残留邦人等
に対する支援策について、引き続き、きめ細かく実施します。
東日本大震災
の発生から間もなく七年が経過しますが、引き続き、私自身も
復興大臣
であるとの強い意識のもと、被災者の心のケア、医療・
介護提供体制
の整備、雇用の
ミスマッチ
への対応などに全力で取り組みます。 また、全国各地で発生する自然災害からの一日も早い復旧復興に向けて、
関係省庁
とも連携しつつ、
スピード感
を持って全力で取り組みます。 済みません、先ほどの申し上げた中で、
国民年金保険
と読みましたが、
厚生年金保険
の
適用促進
でございましたので、一部誤りを訂正させていただきたいと思います。 委員長、理事を始め委員の皆様、国民の皆様に一層の御理解と御協力を賜りますようお願いをいたします。(拍手)
高鳥修一
6
○
高鳥委員長
次に、
平成
三十年度
厚生労働省関係予算
の概要について
説明
を聴取いたします。
高木厚生労働
副
大臣
。
高木美智代
7
○
高木
副
大臣
厚生労働
副
大臣
の
高木
でございます。
牧原
副
大臣
、
田畑
、
大沼
両
政務官
とともに
加藤大臣
を支え、
高鳥委員長
を始め
委員
の
皆様
の御
理解
と御
協力
を得ながら、
厚生労働行政
の
推進
に邁進していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
平成
三十年度
厚生労働省関係予算
案の概要について
説明
いたします。
厚生労働
省所管
一般
会計
予算
案については、昨年度より一・四%増の三十一兆一千二百六十二億円となっており、また、
厚生労働
省所管特別会計
予算
案については、
労働
保険
特別会計、
年金
特別会計及び
東日本大震災
復興特別会計に所要の
予算
案を計上しています。 以下、
平成
三十年度
予算
案の重点
事項
について
説明
いたします。 本
予算
案においては、成長と分配の好循環の
拡大
に向け、質の高い効率的な保健、
医療
、
介護
の提供の
推進
や総合的な子育て
支援
など全
世代
型
社会
保障の
基盤強化
を図るとともに、
働き方
改革
、
生産性向上
などの
取組
を
推進
することとしています。 第一に、
働き方
改革
の着実な実行に向けて、いわゆる同一
労働
同一
賃金
を達成するための非正規
雇用
の
処遇改善
、長時間
労働
の是正や、柔軟な
働き方
を選択しやすい
環境
整備
を進めるとともに、
生産性向上
や
賃金引上げ
のための
支援
などに取り組みます。あわせて、
高齢者
も若者も、
女性
も男性も、難病や
障害
を抱える人も、誰もがその
能力
を存分に発揮できるよう、人材投資の
強化
や人材
確保
対策
の
推進
などを進めます。 第二に、質の高い効率的な保健、
医療
、
介護
の提供を一層
推進
するため、団塊の
世代
が七十五歳以上となる二〇二五年に向けて、質が高く効率的な
医療
、
介護
の提供
体制
の
整備
を進めるとともに、
データヘルス改革
などのICT技術の利用、
医療
におけるイノベーションの
推進
、
医療
の国際展開、
国際保健
への貢献を図ります。また、
受動喫煙
防止
対策
、がん・肝炎・難病
対策
を
推進
するとともに、
医薬品
、
食品
の安全
対策
の
確保
、強靱、安全、持続可能な水道の
構築
などを
推進
します。 第三に、全ての人が
安心
して暮らせる
社会
に向けた
環境
づくりとして、
待機児童
の
解消
に向けた
子育て安心プラン
に基づく
保育
の
受皿
の
整備
や
子供
を産み育てやすい
環境
づくりを進めるとともに、
児童虐待
防止
対策
の
推進
、
社会
的
養育
の
充実
を進めます。あわせて、
障害者
施策を総合的に
推進
するとともに、
地域共生社会
の
実現
に向けた
地域
づくり、
生活
困窮者、
生活保護受給者
の
自立支援
、
自殺
総合
対策
のさらなる
推進
などを図ります。 以上のほか、戦没者
遺骨
収集等の
推進
、持続可能で
安心
できる
年金制度
の運営、
東日本大震災
及び熊本地震からの
復旧復興
の
支援
などを図ります。 また、
社会
保障・税一体
改革
による
社会
保障の
充実
については、消費税増収分に加え、
社会
保障
改革
プログラム法等に基づく重点化、効率化による財政効果も
活用
し、各種施策を
推進
します。 今後とも、
国民
生活
の安全、
安心
の
確保
と質の
向上
、
雇用
の安定を図るため、
厚生労働行政
の
推進
に一層努力していきますので、
皆様
のなお一層の御
理解
と御
協力
をお願いいたします。(拍手)
高鳥修一
8
○
高鳥委員長
以上で
大臣
の
所信
表明並びに
平成
三十年度
厚生労働省関係予算
の概要についての
説明
は終わりました。 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時三十九分散会