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2017-11-17 第195回国会 衆議院 本会議 第4号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十九年十一月十七日(金曜日)
—————————————
議事日程
第三号
平成
二十九年十一月十七日 午後一時
開議
一
国務大臣
の
演説
—————————————
○本日の
会議
に付した案件
皇室会議予備議員
の
選挙
皇室経済会議予備議員
の
選挙
裁判官弾劾裁判所裁判員
及び同
予備員
の
選挙
裁判官訴追委員
及び同
予備員
の
選挙
検察官適格審査会委員
及び同
予備委員
の
選挙
日本ユネスコ国内委員会委員
の
選挙
国土審議会委員
の
選挙
国土開発幹線自動車道建設会議委員
の
選挙
安倍内閣総理大臣
の
所信
についての
演説
午後一時二分
開議
大島理森
1
○
議長
(
大島理森
君) これより
会議
を開きます。
————◇—————
皇室会議予備議員
の
選挙
皇室経済会議予備議員
の
選挙
裁判官弾劾裁判所裁判員
及び同
予備員
の
選挙
裁判官訴追委員
及び同
予備員
の
選挙
検察官適格審査会委員
及び同
予備委員
の
選挙
日本ユネスコ国内委員会委員
の
選挙
国土審議会委員
の
選挙
国土開発幹線自動車道建設会議委員
の
選挙
大島理森
2
○
議長
(
大島理森
君)
皇室会議予備議員
、
皇室経済会議予備議員
、
裁判官弾劾裁判所裁判員
及び同
予備員
、
裁判官訴追委員
及び同
予備員
、
検察官適格審査会委員
及び同
予備委員
、
日本ユネスコ国内委員会委員
、
国土審議会委員
及び
国土開発幹線自動車道建設会議委員
の
選挙
を行います。
田野瀬太道
3
○
田野瀬太道
君
各種委員等
の
選挙
は、いずれもその手続を省略して、
議長
において指名され、
皇室会議予備議員
、
皇室経済会議予備議員
、
裁判官弾劾裁判所裁判員
の
予備員
、
裁判官訴追委員
の
予備員
の
職務
を行う
順序
については、
議長
において定められることを望みます。
大島理森
4
○
議長
(
大島理森
君)
田野瀬太道
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大島理森
5
○
議長
(
大島理森
君) 御
異議
なしと認めます。よって、
動議
のとおり決まりました。
議長
は、
皇室会議予備議員
に
伊吹
文明
君 及び 菅
直人
君 を指名いたします。 なお、その
職務
を行う
順序
は、ただいま指名した
順序
によることといたします。 次に、
皇室経済会議予備議員
に
伊吹
文明
君 及び 菅
直人
君 を指名いたします。 なお、その
職務
を行う
順序
は、ただいま指名した
順序
によることといたします。 次に、
裁判官弾劾裁判所裁判員
に 船田 元君 稲田 朋美君 金田 勝年君 盛山 正仁君
海江田万里
君 泉 健太君 及び 大口 善徳君 を指名いたします。 また、
裁判官弾劾裁判所裁判員
の
予備員
に 神山 佐市君 安藤 裕君
大河原雅子
君 及び 門 博文君 を指名いたします。 なお、
予備員
の
職務
を行う
順序
は、ただいま指名した
順序
によることといたします。 次に、
裁判官訴追委員
に 田村
憲久
君 新藤 義孝君
左藤
章君 城内 実君
鈴木
淳司
君 大塚 拓君 近藤 昭一君 津村 啓介君
國重
徹君 及び 福田 昭夫君 を指名いたします。 また、
裁判官訴追委員
の
予備員
に 田所 嘉徳君 藤原 崇君 井野 俊郎君
山本和嘉子
君 及び もと
むら賢太郎
君 を指名いたします。 なお、
予備員
の
職務
を行う
順序
は、ただいま指名した
順序
によることといたします。 次に、
検察官適格審査会委員
に
棚橋
泰文
君
柴山
昌彦
君
古川
禎久
君 及び
松平
浩一
君 を指名いたします。 また、
宮路拓馬
君を
棚橋泰文
君の
予備委員
に、
古賀篤
君を
柴山昌彦
君の
予備委員
に、 門山
宏哲
君を
古川禎久
君の
予備委員
に、
松田功
君を
松平浩一
君の
予備委員
に 指名いたします。 次に、
日本ユネスコ国内委員会委員
に 永岡 桂子君
鈴木
淳司
君 大西 英男君 及び
高木錬太郎
君 を指名いたします。 次に、
国土審議会委員
に 石原 伸晃君
細田
博之
君 林 幹雄君 福井 照君 落合 貴之君 及び
小宮山泰子
君 を指名いたします。 次に、
国土開発幹線自動車道建設会議委員
に 二階 俊博君 竹下 亘君 岸田 文雄君
細田
博之
君
亀井亜紀子
君 及び
古本伸一郎
君 を指名いたします。
————◇—————
国務大臣
の
演説
大島理森
6
○
議長
(
大島理森
君)
内閣総理大臣
から
所信
について発言を求められております。これを許します。
内閣総理大臣安倍晋
三君。 〔
内閣総理大臣安倍晋
三君登壇〕
安倍晋三
7
○
内閣総理大臣
(
安倍晋
三君) 緊迫する
北朝鮮情勢
、急速に進む
少子高齢化
。今、
我が国
は、正に
国難
とも呼ぶべき
課題
に直面しています。
国民
の
信任
なくして、この
国難
を乗り越えることはできません。 先般の総
選挙
の結果、
衆参両院
の指名を得て、引き続き、
内閣総理大臣
の重責を担うこととなりました。 安定的な
政治基盤
の下で、
政策
をひたすらに
実行
せよ。これが、総
選挙
で示された
国民
の意思であります。 お約束した
政策
を
一つひとつ実行
に移し、結果を出していく。全身全霊を傾け、
国民
の負託に応えていくことを、この議場にいる
自由民主党
及び
公明党
の
連立与党
の諸君と共に、
国民
の
皆様
にお誓い申し上げます。
我が国
の
未来
を切り拓くことができるのは、
政策
です。そして、
政策
の
実行
であります。 この国会において、それぞれの
政策
を大いにたたかわせ、
建設
的な
議論
を行いながら、
国民
のための
政策
を、
皆さん
、共に前に進めていこうではありませんか。 今、
我が国
を取り巻く
安全保障環境
は、戦後、最も厳しいと言っても過言ではありません。
国民
の
信任
を背景に、積極的な
外交政策
を展開してまいります。
北朝鮮
による
我が国
を飛び越える相次ぐ
ミサイル
の発射、
核実験
の強行は、断じて容認できません。 先般、
トランプ大統領
が来日し、
日米同盟
の揺るぎない絆を
世界
に示しました。
トランプ大統領
は、
拉致被害者
の一人ひとりの写真を真剣なまなざしで見つめながら、御
家族
の思いのこもった訴えに熱心に耳を傾けてくれました。御
家族
も御
高齢
となる中で、
拉致被害者
の方が再び
故郷
の土を踏み、御
家族
と抱き合うその日まで、私の使命は終わりません。
北朝鮮
の核、
ミサイル
問題、そして拉致問題を解決する。
北朝鮮
にその
政策
を変更させなければならない。そのために、
国際社会
と共に、
北朝鮮
への圧力を一層強化してまいります。 先日のAPEC、東アジア・
サミット
においても、ロシアの
プーチン大統領
や中国の
習近平国家主席
をはじめ、
各国首脳
と
北朝鮮
問題に対する緊密な協力を確認いたしました。
日中韓サミット
を
早期
に開催し、三か国の
連携
を更に深めてまいります。
北朝鮮
による挑発がエスカレートする中にあって、あらゆる事態に備え、強固な
日米同盟
の下、
具体的行動
を取っていく。
ミサイル防衛体制
をはじめとする
我が国防衛力
を強化し、
国民
の命と平和な暮らしを守るため、最善を尽くしてまいります。 この五年間、
アベノミクス改革
の矢を放ち続け、
雇用
は百八十五万人増加しました。この春、
大学
を卒業した
皆さん
の
就職率
は過去
最高
です。この二年間で
正規雇用
は七十九万人増え、正社員の
有効求人倍率
は、
調査開始
以来初めて一倍を超えました。 この
経済
の
成長軌道
を確かなものとするため、今こそ、最大の
課題
である
少子高齢化
の克服に向けて、力強く踏み出す時であります。
生産性革命
、
人づくり革命
を断行いたします。来月、新しい
経済政策パッケージ
を策定し、速やかに
実行
に移します。
人工知能
、ロボット、IoT。
生産性
を劇的に押し上げるイノベーションを実現し、
世界
に胎動する
生産性革命
を牽引していく。二〇二〇年度までの三年間を
生産性革命集中投資期間
と位置付け、
人手不足
に悩む中小・
小規模事業者
も含め、企業による設備や
人材
への
投資
を力強く促します。 大胆な税制、予算、
規制改革
。あらゆる施策を総動員することで、四年
連続
の
賃金アップ
の勢いを更に力強いものとし、デフレからの脱却を確実なものとしてまいります。 人生百年
時代
を見据えた
経済社会
の在り方を大胆に構想し、
我が国
の
経済社会システム
の大
改革
に挑戦します。
幼児教育
の
無償化
を一気に進めます。二〇二〇年度までに、三歳から五歳まで、全ての
子どもたち
の幼稚園や保育園の費用を
無償化
します。〇歳から二歳児も、所得の低い世帯では
無償化
します。
待機児童解消
を目指す
安倍内閣
の決意は揺るぎません。本年六月に策定した
子育て安心プラン
を前倒しし、二〇二〇年度までに三十二万人分の
受け皿整備
を進めます。 どんなに貧しい家庭に育っても、意欲さえあれば、高校、高専にも、
専修学校
、
大学
にも行くことができる。そういう
日本
に、
皆さん
、していこうではありませんか。真に必要な
子どもたち
には、
高等教育
を
無償化
します。 いくつになっても、誰にでも、学び直しと新しいチャレンジの機会を確保する。そのための
リカレント教育
を抜本的に拡充します。 こうしたニーズに応え、
人づくり革命
を牽引する拠点として、
大学改革
を進めてまいります。 二〇二〇年代初頭までに五十万人分の
介護
の
受け皿
を整備する。その大きな目標に向かって、
介護人材確保
への取組を強化します。他の
産業
との
賃金格差
をなくしていくため、更なる
処遇改善
を進めていきます。
子育て
、
介護
など
現役世代
が抱える大きな不安を解消し、
我が国
の
社会保障制度
を、お
年寄り
も
若者
も安心できる全
世代
型へと大きく
改革
してまいります。女性が輝く
社会
、お
年寄り
も
若者
も、障害や難病のある方も、誰もが生きがいを感じられる一億総
活躍社会
を創り上げます。 再来年十月に引上げが予定される
消費税
の使い道を見直し、
子育て世代
、
子どもたち
に大胆に
投資
していく。
消費税
による財源を、
子育て世代
への
投資
と
社会保障
の
安定化
とにバランス良く充当することで、
財政健全化
も確実に実現してまいります。
少子高齢化
を乗り越え、
我が国
が力強く成長する道筋を、
皆さん
、共に描いていこうではありませんか。 インドの広大な大地を、
日本
が誇る新幹線が駆け抜ける。この九月、
高速鉄道
の
建設
がスタートしました。 二百回を超える
トップセールス
が実を結び、
インフラ輸出額
は、五年間で十兆円増加しました。
我が国
の高い技術やノウハウを
世界
に展開することで、
少子高齢化
の中でも、大きく成長できる
チャンス
が広がります。 自由で公正なルールに基づく
経済圏
を
世界
に拡大していく。十一か国による
TPP協定
の
早期発効
を目指します。あわせて、RCEPが野心的な
協定
となるよう、
交渉
をリードしてまいります。 EUとの
経済連携協定
が、四年以上に及ぶ粘り強い
交渉
の末、
大枠合意
に達しました。人口六億人、
世界
のGDPの三割を占める巨大な
経済圏
。
アベノミクス
の新しいエンジンです。 農家の
皆さん
の不安や懸念にもしっかり向き合い、安心して再生産できるよう、十分な
対策
を講じてまいります。水田の
フル活用
を図り、
我が国
の豊かな中
山間地域
、美しい
故郷
を守り抜いてまいります。
世界
への挑戦は、手間暇かけてこしらえた質の高い
日本
の
農林水産物
にとって、大きな
チャンス
です。
農林水産物
の
輸出
は、本年も、五年
連続
で、過去
最高
を更新するペースで伸びています。四十代以下の
新規若手就農者
は、
調査開始
以来初めて三年
連続
で二万人を超えました。
農政改革
は
地方創生
の大きな切り札です。年内に、
生産性向上
に向けた、抜本的な
林業改革
、
水産業改革
の
プラン
を取りまとめます。
農林水産業
全体にわたって
改革
を展開し、
若者
が将来に夢や希望を持てる
農林水産
新
時代
を切り拓いてまいります。 東北の
被災地
では、農地の八割以上が作付け可能となり、全ての漁港が復旧しました。
原発事故
で大きな
被害
を受けた福島では、
帰還困難区域
を除き、ほぼ全ての
避難指示
が解除されたことに続き、先月から
中間貯蔵施設
が稼働しました。
除染土壌
の搬入を進め、二〇二〇年には身近な場所から仮置き場をなくします。
被災地
の
復興
を一層加速するため、今後とも、生業の
復興
、心の
復興
を力強く支援してまいります。 本年も、
全国各地
で
自然災害
が相次ぎました。
激甚災害
の速やかな指定が可能となるよう、その運用を見直します。
事前防災
・
減災対策
に徹底して取り組み、
国土強靱化
を進めてまいります。
自由民主党
と
公明党
が野党として過ごした、あの三年三か月。私
たち
は、なぜ政権を失ったのか、痛切に反省し、
国民
の
皆様
の声に耳を傾けるところからスタートしました。
全国各地
で
ミニ集会
を行い、
国民
の
皆様
からの厳しい声を糧に、
政策
を鍛え上げました。 そして、その
政策
の
実行
に、この五年間、私
たち
は、全力を尽くしてまいりました。
日本
の
未来
をしっかりと見据えながら、今、何を為すべきか。与野党の枠を超えて、
建設
的な
政策論議
を行い、共に前に進んでいこうではありませんか。 共に知恵を出し合いながら、共に困難な
課題
に答えを出していく。そうした努力の中で、
憲法改正
の
議論
も前に進むことができる。そう確信しています。
政策
の
実行
、
実行
、そして
実行
あるのみであります。
我が国
が直面する困難な
課題
に真正面から立ち向かい、共に
日本
の
未来
を切り拓いていこうではありませんか。 ありがとうございました。(拍手)
————◇—————
田野瀬太道
8
○
田野瀬太道
君
国務大臣
の
演説
に対する質疑は延期し、来る二十日午後一時から本
会議
を開きこれを行うこととし、本日はこれにて散会されることを望みます。
大島理森
9
○
議長
(
大島理森
君)
田野瀬太道
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大島理森
10
○
議長
(
大島理森
君) 御
異議
なしと認めます。よって、
動議
のとおり決まりました。 本日は、これにて散会いたします。 午後一時二十三分散会
————◇—————
出席国務大臣
内閣総理大臣
安倍
晋三君
財務大臣
麻生
太郎
君
総務大臣
野田 聖子君 法務大臣 上川 陽子君
外務大臣
河野
太郎
君
文部科学大臣
林 芳正君
厚生労働大臣
加藤 勝信君
農林水産大臣
齋藤 健君
経済産業大臣
世耕
弘成君
国土交通大臣
石井 啓一君
環境大臣
中川 雅治君
防衛大臣
小野寺五典君
国務大臣
江崎
鐵磨
君
国務大臣
小此木八郎
君
国務大臣
梶山 弘志君
国務大臣
菅 義偉君
国務大臣
鈴木
俊一君
国務大臣
松山 政司君
国務大臣
茂木 敏充君
国務大臣
吉野 正芳君
出席内閣官房
副
長官
内閣官房
副
長官
西村
康稔
君