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中野委員 設置審の
審査の中で十分に改善がなされた、こういうこともお話をしていただきました。
ただ、私は、今回、
答申の方で一応可ということになってはおりますけれども、引き続き、
留意事項というか、さらに
指摘事項もかなり残っているかというふうに
承知をしております。これにつきましては、大学の
設置審がしっかりとフォローアップをしていくというか、毎年しっかりと対応ができているかということを
確認していく、こういう具体的な取り組みもやっていくんだ、こういうことも伺っております。
やはり、今回の
加計学園の
設置審の
議論というのはかなり注目がなされた
議論でもございますし、
文部科学省の大学
行政というものが果たして適切になされているのか、こういうことについて、かなりいろいろな意味で、
国民の
皆様からいろいろな御
指摘をいただいたのだというふうに思っております。
そういう意味では、こうした
審査でいろいろな
指摘もなされた
事項についてさらにしっかりと改善がなされていくのかどうか、こういうことについても今後引き続き取り組まれる、こういうふうにお伺いをしておりますので、しっかりフォローアップをしていって、この
獣医学部について
設置審でいろいろな
指摘があったことがしっかりと反映をされていくように、
文部科学省としても取り組んでいっていただきたい、これはお願いを申し上げたいというふうに思います。
さまざまお伺いをいたしました。この
加計学園の
審査の中では、
国家戦略特区プロセスにおいてどのような
議論がなされたのか、こういうことも
議論をなされてまいりましたし、今回は
設置審の
審査ということでございますので、その中でどういうものが
審査をされたのか、そしてどういう結論になったのか、こういう
一つ一つの
プロセスについてしっかり透明性を持って説明をしていく、これがやはり何よりも大事なことなんだろうというふうに思います。
最後に、
大臣に一点お伺いをしたいんですけれども、今回、
国家戦略特区という
制度の中で
獣医学部の
新設というものが五十二年ぶりに認められた、私はこれは大変によかったことなんだろうというふうに思います。他方で、今回、この
獣医学部の
国家戦略特区での
議論を通じまして、いろいろな
指摘があったということも事実だと思います。
文部科学省は、今まで
獣医学部については抑制をする、大学、
学部の
新設については抑制をするという
立場でずっとやってきたわけでございますけれども、例えば、
今治市が長年
規制緩和の要望をずっと求めてこられました。そして、実際にニーズが逼迫しているのかどうか、こういう点につきましても、例えば産業界の産業獣医のようなところではニーズがあるのではないかとか、
地域的な偏在があるのではないかとか、いろいろなことが
指摘をされまして、そして、今回、特区という形で
獣医学部の
新設を認める、こういう結果になったわけでございます。
国会の
議論の中でも、ある意味、ゆがんだ
行政が正されたんだ、こういうふうにおっしゃっておられた方もいらっしゃった、こういうふうに理解もしておりまして、
獣医学部の
新設が長い間抑制をされてきた、今回こういう
国家戦略特区という形で新しく
新設がなされた、こういうことについて、私は、
文部科学省としても、もう一度、大学
行政のあり方というか、こういう流れがあったということを受けとめて、どのように評価するのか、これをしっかり考えていかないといけないというふうに思うんです。
それについて、最後に、
大臣はどのようにお考えかということを御答弁いただきたいというふうに思います。