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山岡委員 ありがとうございます。
大体そのとおり
理解されている、そして最後の方には、
改善も何とか取り組んでおるんだということを今お知らせいただいたわけでありますけれども、しかし、余りにも数字がかけ離れていて、このままの
状況を、これは非常に深刻な問題だということもぜひ
委員長そして
委員の皆様もこれを機会にお知りいただきたいなという思いで、このこともお伝えさせていただいたところでございます。
そして、
日本全体が人手不足なわけでございます。処遇の問題というのは、まさになり手の方が
確保できるのかできないのか、今
お話にもございましたが、そうした問題に直結いたします。
競馬の馬を世話するということが、私は馬の世話をするのが好きだからとか、そうした思いで厩務員をやってくださっている方はたくさんおられます。所得が低くても、そうした仕事をやっているのが楽しいからという方もいらっしゃいます。
しかしながら、やはりこうした処遇の問題というのを真剣に考えていかないと、先ほど
大臣に、
地方競馬を
活性化させることによって
競馬全体が盛り上がっていくんだという
お話をいただいた中で、
地方競馬の足元でこうした
状況になっているということについては、さらに実態を把握していただいて対応、対策を検討していただきたいという思いでございます。
ただ、調教師の方に雇われているというのが厩務員の方の
状況でございますから、直接手を差し伸べるとかそうした
状況が、なかなか仕組み上難しいというのも現実であることは
理解させていただいているところであります。
そこで、私も、
一つの提案としてぜひ御検討いただきたいということがございます。
お話にもありましたが、そもそも地方の
レースは
賞金額が少ないわけであります。少ないから、やはり当たる
賞金の一部も少ないわけであります。
そして、今の制度は、
地方競馬の厩務員のところに所属する馬が、強くなって一部特例的に中央の
競馬に、
レースに参加するということは、本当にごく一部は認められているのでありますけれども、ほとんどないわけであります。
そして、
地方競馬の中から本当に強い馬が生まれた、これを中央の
レースに走らせたいと思ったら、厩舎そのものの移管が必要なんですね。つまり、
中央競馬に参加するためには、茨城の美浦であったり滋賀の栗東であったり、そうした指定された厩舎に移さなければいけない。
仮にそこで育てた馬が
賞金をとっても、その新しい厩舎にいる厩務員の方々、つまり中央の
競馬の厩務員の方々にこの
賞金の一部が当たっていく。だから、本当に、
地方競馬で厩務員をやっている方は、強い馬を育てようという方は、まさにやりがいというのが見えにくい、頑張った分が報われないという思いになってしまうんじゃないかということを思うわけであります。
そこで、今、先ほど
お話にもございましたけれども、ごく一部ではありますけれども、いわゆる
地方競馬に所属する馬であっても中央の
レースに参加するということができる枠は、これまでの御
理解、御
努力の中で、少しずつしているわけであります。この機会をもっともっと多くしていただきたいという思いなんです。
この中で、もちろん、
地方競馬の馬というのは中央の馬と実力の差も非常にあるという現実もありますから、簡単なことではないんですけれども、しかし、所属しているのが地方の
競馬の厩舎であっても、そうしたことが見えるということは、やりがいにつながる、その結果、もちろん所得、処遇自体も上がるかもしれませんが、何よりも頑張れば報われるという
状況を生んでいけるんだというふうに思っております。
まさに、これは大きく推進していただきたい、大きなテーマでございますので、このことを
大臣にお
伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
〔
委員長退席、坂本
委員長代理着席〕