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薬師寺みちよ君 ありがとうございます。
無所属クラブの
薬師寺みちよでございます。
私もこの五回の
調査会、本当に学びが多かったものだと思っております。本当に、このような有識者の
皆様方を招いていただきましたことに、理事の
皆様方そして
川田先生にも感謝をしたいと思います。
それに当たりまして、今様々御
意見いただきましたけれども、やはりこのデータをどう使うかということによって全然見方が変わってきます。いつもの
委員会でしたら賛否両論しっかりと聞けるんですけれども、やはり一方向からしか御
意見いただけなかったというような
施策もございますので、これをもって全てを語ってしまうというのは大変危険なのかなという感想を率直に言って思っております。
しかし、一回目、二回目はそういう形でございましたけれども、三回目以降というものは与野党問わずそれなりの共通項として意識を持てた項目だと私は思っております。
特に、
地域間格差というもの、そして
教育分野の
格差、そして
障害者施策というものについては、私は、これからお願いできるとしましたら、是非当事者研究というものも中心として扱ってヒアリングしていただきたいと思っております。
なぜならば、地に足付いた
施策若しくは
調査会としての報告書にならなければ、全くこれは意味がないと思っております。ただ単なる研究書のまとめというだけに終わってしまうと、これは
参議院の独特の制度でもあるこの
調査会の意義がございません。ですから、是非、私もここで
障害者施策を語りたいのはやまやまでございますけれども、その運営の問題として是非そこを
皆様方と今日は問題を共有していただければと思います。
障害者の
皆様方、
スポーツにおけるというところで、先生からは忌憚ない御
意見をいただいたんですけれども、
芸術もそうです、しかし、じゃ当事者はどう思っているのか、当事者の
皆様方がどういう意識でそこに参画していらっしゃるのか、その奥底にあるものは何なのかということなどをまだまだ私どもは知り尽くしておりません。ですから、これをもってして報告が全て終わり、そして何か次に進んでいこうというのは拙速ではないかというふうな
意見を私は持っております。
それから、先ほど
経済という問題もございました。
経済の問題につきましても、やはり賛否両論あることは確かでございます。しかし、これからそういう先生方をお呼びしていろんな
立場から、私はもっともっとこの中でも
議論を展開していけるようにお願いをしたいと思っております。
なぜならば、私どもは一回一回このように
意見を
表明する機会を与えていただいておりますけれども、与党の先生方、野党の先生方の中でもなかなか
意見を
表明する機会もなく、ただ聞くだけで終わってしまっているということ自体が申し訳ないかなと思うとともに、もったいないと思います。
ですから、私からもし提案できるとすると、今回このような形で収束してまた次に同じことを繰り返すのではなくて、もうワーキンググループのような形で幾つか分けていただいて、もう少し詰めた
議論が膝合わせながらできるような形で持っていただくと、もっと今先生方が
表明なさっていただいた
意見が実質可能なものとして、例えば
委員会若しくは
政府の方に提言書として我々が提出できるのではないかと思います。
ですから、せっかく
参議院の今
改革協議会も行われているように、
参議院の特色をどこで生かしていくのかということを考えると、この
調査会というものは大変重要な
役割だと思っておりますので、もちろん
皆様方の御
意見というものを更に凝縮した上で、我々がこの
調査会をもって次に何をアクションしていくかということもしっかり
議論する場というものをいただきたいと思います。
私からは以上でございます。