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酒井庸行君 ありがとうございます。
これから、今の御
説明があったことに、
道路に関しての、
関連をして
質問をしてまいります。
御承知のとおり、
愛知県は
物づくりの県というふうに言われております。その理由は、製造品出荷額は四十三兆円、三十八年間連続一位でございます。自動車産業を
中心に、航空機、その部品、宇宙産業が主でありますけれども、
全国の製造品出荷額は三百六兆円でありますけれども、その一四・五%を占めます。二位は神奈川県でありまして、十七兆円でありますので約二・五倍ということになります。また、それだけではなくて、農業生産額が三千十億円、これ二〇一四年でありますけれども、
全国で七位であります。これは、こういう数字を見ますと、
日本の
経済を牽引してきたということがこの数字からもうかがえるというふうに思いますけれども、こうした産業、農業を支える
道路についてお
伺いをしたいというふうに思います。
皆様のお手元にお配りいたしましたAICHIメガリング構想というもの、これ、私が三年前選挙に出るときに仲間で作ったものであります。これは、御承知のとおり、見ていただくと分かりますように、上の航空宇宙ベルトライン、これは岐阜県の各務原、そして下の方のいわゆる飛島というところがありますけれども、名古屋港に、そこが航空宇宙のベルトラインになります。右の方は、次世代自動車フロンティアロードと書いてあります。これは、豊田市を
中心とした西三河のところのいわゆる自動車の試験場のあるところだということであります。それから、これは今度は三河湾、いわゆる渥美半島の太平洋側でありますけれども、ここではメタンハイドレートが取れます。今後環境・新エネルギーのシーラインということで、この三河湾の中の知多半島、渥美半島をつなぐ私はセントラル大橋というものを造れという話をしておるんですけど、こういう
一つのAICHIメガリング構想というのが実はあります。
私がこれは仲間で
考えたものでありますけれども、これを今回
質問するに当たりもう
一つ考えたのは、先ほど長野の話、またしますけれども、長野の話等があります。これは、もう
一つは中部メガリング構想、中部圏のメガリング構想というのがこれから
道路問題話す中で出てくるだろうというふうに実は
考えております。
そこで、もう
一つは、今現在
愛知県においては、国道の二十三号線の二車線化と全線開通というものがあります。これは実は五十年掛けているんですけれども、まだできていないんです。五十年掛けています、
計画から。まだできていません。それから、三遠南信自動車道、これは長野まで行く
道路でありますし、これはもう今現在動いております。それから、名古屋の環状二号線等があります。いろいろまだあるんですけれども、そういうものを、動いていく中でお
伺いをしたいというのは、まず一宮西港
道路というのがあります。これについてお
伺いをまずしたいというふうに思います。
一宮西港
道路は、名神
高速道路、東名阪の自動車道、伊勢湾岸自動車道を結ぶとともに、東海北陸自動車道のいわゆる南から延びるところに当たるため、
日本海沿岸
地域、中部圏内陸部と太平洋の沿岸
地域を結ぶ
我が国にとってとても重要な
広域道路の
ネットワークを構成する
道路であります。さらに、名古屋港や中部国際空港へのアクセス手段として重要な役割を担う路線であり、尾張西部
地域だけではなくて中部圏全体の発展に欠くことのできない
道路でもあります。また、尾張西部
地域には
日本最大の海抜ゼロメートル地帯が広がっておりまして、津波、高潮などによる浸水被害が発生した場合には大変広範囲に及ぶというふうに予想されます。この
地域にはかさ上げされた
道路がありません。災害時には
広域的な救援物資、救援人員を受け入れ、その後の
復旧活動を行う上でも一宮西港
道路というのは必要不可欠だというふうに思います。
先ほど、経産省の
施策の中にあります西尾張
地域の
物流、
集積の
計画からも分かるように、いわゆる
物流、
観光の面からも、この
道路の
整備は、岐阜県、三重県、
石川県、富山県にとっても重要であるということは御理解いただけるだろうというふうに思います。ちなみに、名古屋港、衣浦港、三河港、中部国際空港の貿易の黒字は、これは二十七年八・一兆円、ずっともう黒字で動いているということも御紹介をしておきます。
そしてまた、この
道路についてのことは、この三月の定例議会、岐阜県議会、
愛知県議会でも
質問を実はしております。両県の当局ともこの
道路の
重要性を認識しているところでありますので、この辺りについて、
大野政
務官にこの点についての認識をお
伺いしたいと思います。