○真山
勇一君
民進党・新緑風会の真山
勇一です。
今回のこの
調査会の
テーマであります
アジア太平洋における平和の
実現、そして
地域協力及び
日本外交の
在り方というこの
テーマは、まさに私は時宜に合った
テーマだというふうに思っております。そして、その後半で、特にその
課題を
実現するための信頼の醸成それから平和の
実現に向けた
取組と
課題ということについて、専門家の方をお呼びしてこの場で
意見を伺いました。
私は、こうした
調査会の運営の
在り方、大変有益だというふうに考えております。まさに、専門家、そして
現場の第一線で活躍をしている人たちをお呼びしてその考え方、
意見を伺うということは、まさにこの
参議院の
議論の
在り方としてとても大事な重要なことではないかということを実感いたしました。この中で、専門家の方に
意見を聞いて、やはり
国会あるいは
議員という仕事、視点を広めて考えを深めるという、これについて大変有
意義であるという印象を受けました。
今回のこの
調査会では、大変広い
テーマで
お話を伺うことができたというふうに思っております。隣国といっても、日米
関係から始まって、日中、そして日ロ、あるいは遠く今ヨーロッパも大きく変わっている、
世界がまさに今大きく変わっているということを今回のこの
調査会で実感をさせていただきました。そして、お隣の国である日韓、日朝
関係についても様々な
課題、難しい点があるということを専門家の方から御
意見を伺いました。
そして、私は、特にやはり自分として印象的だったのは、実はこの年の年初、
トランプ政権が誕生して
大統領に就任する直前の
アメリカを訪問したわけですけれども、現地の
アメリカですら
トランプ政権、
トランプ大統領の誕生ということを予想もしていない衝撃的な出来事というふうに捉えていて、一体
アメリカがどうなるか分からないというような、そうした
意見を、現地の
アメリカですらそういうふうな
意見を私たちは伺ってきたわけですけれども、今回のこの
調査会の
参考人の
お話では、やっぱり
トランプ大統領を
評価するという
意見もありまして、やはりそうした多面的な見方をしていかなければいけないのだということも実感をさせられました。
それから、大事な日韓、日朝
関係ですけれども、特に
北朝鮮、聞く耳を持たない大変危険な国というふうに言われていますし、経済制裁をやってもなかなかその効果が出ないんだから、いっそのこともっと強硬手段に出たらいいんじゃないか、どうだというような、そうした
意見もありましたけれども、私は、この
北朝鮮との
関係というのは一体どういうふうにすれば改善ができるのか、特に私は気になっているのは、自分がメディアで働いていたときから、やはり拉致問題ということ、これを
解決しなくてはいけないのではないかという考え方を持っていました。これも行き詰まったまま、こうしたことも踏まえて、一体どうしたら
解決ができるのか、いい
関係を築けるのか、そんなことを考えながら
意見を伺っていた中で、やはり
参考人の方から、
北朝鮮との
関係というのは難しいけれども、基本はやっぱり圧力と対話である、やっぱりこれしかないのだなという思いも強くしました。やはり、
外交というのは忍耐強く我慢強くやっていく、それが大事であるということを教えていただいたという気がしております。
そして、
韓国との
関係も今ぎくしゃくしています。お隣の国です、お隣の国だということは、やはりほかに何物にも代え難いお隣ということであります。ですから、そのためにはやはりいい
関係をどうやって保っていくかということを考えると、これはやはり
外交、
外交力が非常に大事ではないかというふうに思っております。そのためにも
国会の力、そして私たち
議員の力を高めていく、これも大変必要なことではないかというふうに思っています。
そういう
意味で、今回のこの
調査会を通して感じたことは、こうした場で幅広く様々な考え方、
意見を伺うということは私たちの力を付けていくという
意味で重要であり、こうしたことで視野を広げていく、これは大事なことなので、この
調査会の今回の私は本当に大変有
意義な
テーマでの研究をさせていただいたというふうに
評価をさせていただいております。
ありがとうございました。