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2017-06-14 第193回国会 参議院 議院運営委員会 第32号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十九年六月十四日(水曜日) 午前九時四十分
開会
─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
山本
順三
君 理 事
石田
昌宏
君 塚田 一郎君
牧野たか
お君 浜野
喜史
君
吉川
沙織
君 石川
博崇
君
仁比
聡平君 東 徹君 委 員 足立 敏之君
今井絵理子
君 小川 克巳君
小野田紀美
君
佐藤
啓君
佐藤
正久君 自見はなこ君 中西 哲君 藤木
眞也君
宮島 喜文君 伊藤 孝恵君
田名部匡代
君
真山
勇一
君 熊野
正士
君 三浦
信祐
君
山添
拓君
委員
以外の
議員
議員
木戸口英司
君 ─────
議長
伊達 忠一君 副
議長
郡司 彰君 ─────
事務局側
事務総長
郷原
悟君
事務次長
岡村 隆司君
議事部長
小林
史武
君
委員部長
笹嶋 正君
記録部長
金子
真実
君
警務部長
金澤 真志君
庶務部長
木下 博文君
管理部長
宮崎 一徳君
国際部長
鈴木 千明君 ───────────── 本日の
会議
に付した
案件
○
決議案
の
委員会審査省略要求
の
取扱い
に関する 件 ○
外国派遣議員
の
報告
に関する件 ○本日の本
会議
の
議事
に関する件 ○
決議案
の
委員会審査省略要求
の
取扱い
に関する 件 ○本日の
再開
後の本
会議
の
議事
に関する件 ─────────────
山本順三
1
○
委員長
(
山本順三
君) ただいまから
議院運営委員会
を
開会
いたします。 まず、
決議案
の
委員会審査省略要求
の
取扱い
に関する件を
議題
といたします。
事務総長
の
報告
を求めます。
郷原悟
2
○
事務総長
(
郷原悟
君) 昨十三日、
相原久美子
君外一名から
国務大臣山本幸三
君
問責決議案
が、
真山勇一
君外二名から
法務大臣金田勝年
君
問責決議案
がそれぞれ
提出
されました。 両
決議案
には、
発議者全員
から
委員会
の
審査
を省略されたい旨の
要求書
が付されております。 この
要求
につきまして御
審議
をお願いいたします。
山本順三
3
○
委員長
(
山本順三
君) ただいまの
事務総長報告
の両
決議案
の
委員会審査
を省略することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山本順三
4
○
委員長
(
山本順三
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
山本順三
5
○
委員長
(
山本順三
君) 次に、
外国派遣議員
の
報告
に関する件を
議題
といたします。
ODA調査
、
国際会議
への
出席
、
外国議会
との交流及び
重要事項調査
のため海外に派遣されました
議員団
から、それぞれ
報告書
が
提出
されました。 これらの
報告書
は、先例により、本
委員会
の
会議録
に掲載することといたしたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山本順三
6
○
委員長
(
山本順三
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
山本順三
7
○
委員長
(
山本順三
君) 次に、本日の本
会議
の
議事
に関する件を
議題
といたします。
事務総長
の
説明
を求めます。
郷原悟
8
○
事務総長
(
郷原悟
君) 御
説明
申し上げます。 本日の
議事
は、
最初
に、
日程
第一について、
政治倫理
の確立及び
選挙制度
に関する
特別委員長
が
報告
された後、
採決
いたします。 次に、
日程
第二及び第三を一括して
議題
とした後、
国土交通委員長
が
報告
されます。
採決
は両件を一括して行います。 次に、
日程
第四について、
農林水産委員長
が
報告
された後、
採決
いたします。 次に、
日程
第五及び第六を一括して
議題
とした後、
厚生労働委員長
が
報告
されます。
採決
は両案を一括して行います。 次に、
相原久美子
君外一名
発議
に係る
国務大臣山本幸三
君
問責決議案
でございます。まず、本
決議案
の
委員会審査
を省略し、
日程
に
追加
して
議題
とすることを
異議
の
有無
をもってお諮りいたします。
異議
がないと決しますと、
発議者相原久美子
君が
趣旨説明
をされ、次いで、
岡田直樹
君、
神本美恵子
君、
田村智子
君
各々討論
の後、
採決
いたします。 次に、
真山勇一
君外二名
発議
に係る
法務大臣金田勝年
君
問責決議案
でございます。まず、本
決議案
の
委員会審査
を省略し、
日程
に
追加
して
議題
とすることを
異議
の
有無
をもってお諮りいたします。
異議
がないと決しますと、
発議者真山勇一
君が
趣旨説明
をされ、次いで、
佐々木さやか
君、
福山哲郎
君、
東徹
君、
山添拓
君
各々討論
の後、
採決
いたします。 なお、本日の
議案
の
採決
は、
日程
第一ないし第六についてはいずれも押し
ボタン式投票
をもって、両
問責決議案
についてはいずれも
議場
における
要求
に基づき
記名投票
をもって行います。 また、
理事会
の御
協議
によりまして、
山本国務大臣問責決議案
の
議事終了
後一旦
休憩
いたします。
再開
は午後一時の
予定
でございます。
山本順三
9
○
委員長
(
山本順三
君) ただいまの
事務総長説明
のとおり本日の本
会議
の
議事
を進めることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山本順三
10
○
委員長
(
山本順三
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 なお、
予鈴
は午前九時五十五分、本鈴は午前十時でございます。 暫時
休憩
いたします。 午前九時四十三分
休憩
─────・───── 午後五時三十一分
開会
山本順三
11
○
委員長
(
山本順三
君) ただいまから……(
議場騒然
、聴取不能)
郷原悟
12
○
事務総長
(
郷原悟
君) ……(
議場騒然
、聴取不能)
提出
……(
議場騒然
、聴取不能)いたします。
山本順三
13
○
委員長
(
山本順三
君) ……(
議場騒然
、聴取不能) 〔
資料配付
〕
石田昌宏
14
○
石田昌宏
君 ……(
議場騒然
、聴取不能)
山本順三
15
○
委員長
(
山本順三
君) ただいまの……(
議場騒然
、聴取不能)
吉川沙織
16
○
吉川沙織
君
民進党
の
吉川沙織
です。 ただいま
自民党
の三席
理事
から出されました
動議
に対しまして、
反対
の
意見表明
を
会派
を代表して行います。 今朝、九時三十分から
議院運営委員会理事会
が、九時四十分からこの場所で、
山本議運委員長
の、ただいまから
議院運営委員会
を
開会
いたしますという宣告の下、
予定どおり
九時四十分から
議院運営委員会
は
開会
いたしました。九時五十五分に
予鈴
が鳴り、十時に本
会議
は
開会
いたしました。 今朝の
議運理事会
並びに
議院運営委員会
で確認しましたのは、
議了案件
の
処理
並びに昨日我が
会派
が、それから
野党
と共同して出した、十四時五十九分に
山本幸三
君
問責決議案
、十五時二十六分に出しました
金田法務大臣
の
問責決議案
の
処理
までを、
合意
の上、決定をして、本日の
議事
は決定いたしました。 また、
議院運営委員会理事会
の場で、
与党
の
筆頭理事
からこのような
発言
がありました。本
会議散会
後に
会期
末であるので
議運理事会
を
再開
したい。
会期
末であることは
与党
であれ
野党
であれ同じ
立場
ですから、当然のことですから、本散後
再開
でよろしいですねということで
合意
をして、今日決まった
議事
で本
会議
に入りました。
休憩
のタイミングは、もちろん
合意
の上で
山本幸三
君の
問責決議案
の
処理
が終わった後で、十三時まで
休憩
をするということも、これも
申合せ
をしておりました。 ところが、十二時から十三時までの間に、十三時に
開会
ができないのでよろしく願うと、その後、残念ながら音沙汰なく、次に連絡があったときは、現在、
法務委員会
で、昨日も
参考人質疑
を行いました
組織犯罪処罰法改正案
の、あろうことか
法務委員長
による
中間報告
の
動議
を本
会議
で出したいので今日の
議事日程
に
追加
をしたい、このような提案がなされたわけでございます。
中間報告
につきましては、
国会法
第五十六条の三に規定はございますが、そもそもこの五十六条の三と言われる
ゆえん
でありますが、五十六条は
国会法制定
のときからありました。「の三」というふうに付け加えられたのは、
国会法制定
後、
改正
によって付け加えられたものでございますが、これはどうしても
会期
末で
議案
の
処理
を急がなければいけないとき、また、
直近
の例で申し上げますと、
平成
二十一年七月十日、七月十三日、
臓器
の
移植
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
、これは
政党
間の
対立
よりも、各
議員
の間の
意見
の
対立
が激しく、ほとんどの党においては
党議拘束
を掛けることもなく、したがって、
委員会
において一方の案を可決し本
会議
に
報告
したとしても、それは
議員
全体の意向と果たして合致するかが懸念されましたので、
委員会
において
採決
を見送り、本
会議
に
中間報告
し、その後の
判断
を
議院
、本
会議
に任せたということでございます。それが
直近
の例の
中間報告
でございます。これは
政党
間の
対立
によるものではありません。 その前の例は、
平成
十九年六月三十日、
国家公務員法等
の一部を
改正
する
法律案
、その前は
平成
十六年六月十四日、
金融機能
の強化のための
特別措置
に関する
法律案
及び
預金保険法
の一部を
改正
する
法律案
、その前は
平成
十一年八月十二日、
住民基本台帳法
の一部を
改正
する
法律案
、これら
中間報告
を求めさせられた、
動議
を出して
中間報告
を泣く泣くしたのは
野党
の
委員長
でございました。
参議院
は、今の
憲法
になってから誕生しました。五月二十日に七十周年
記念行事
を行ったばかりです。立法府たる
参議院
として、
委員会中心主義
を取って、
委員会
でしっかり
審議
して、それを本
会議
に上げて
採決
をするのが
委員会中心主義
を取っている
ゆえん
です。それを
与党
自ら放棄するようなことがあっては、
国会運営
に今後、禍根を残すことに相違ないと言っても間違いないと思っております。 私は、今日、朝の
理事会
で
与野党合意
の下で確定をした
議事日程
を覆すのみならず、このような
議事
を
追加
し、さらには、この後、起こり得ることに関しては、
動議
を出してまで私たちの
意見
を封殺するような、そういう
議事運営
については
反対
をせざるを得ません。もちろん、
合意
の下で
審議
を進めていきたい。
与党
と
野党
、
野党
の中でもそれぞれ
立場
があるのは私も
重々承知
をしております。それでも
審議
を尽くし、
審議
を尽くした上で、もうここまで
審議
をしたんだから、
衆議院
よりももっと
議論
をして、もうここまで
議論
をして、そろそろ
結論
を出さなければいけないのだからということであるならば、もちろん
最後
に衝突はあるかもしれません、でも、
委員会
で一定の
結論
を導き出した上で、
最後
は本
会議
で決する、これが
議会
の王道だと思いますし、それがルールです。それを逸脱するような
中間報告
の
動議
を出すことは断じて認めることはできません。 私は、この後、
委員長
の御
判断
でこの
議事
の
追加
が
撤回
をされるのであれば、私も
委員長
と同じ四国の出身でございます、
議院運営委員長
の
解任決議案
を出すような事態にまでなってしまい、本当に残念な思いです。でも、もしこの
議事
を
追加
をする、こういう御
決断
をなさるのであれば、本
会議
で、誠に残念ではございますが、
山本議院運営委員長
の
解任決議案
の
趣旨説明
並びに
討論
をさせていただくほかはありません。
昭和
三十八年七月五日、このような
申合せ
が行われたのを
皆さん御存じ
でしょうか。私は
昭和
五十一年の生まれですから知りませんが、
昭和
三十八年七月五日、
参議院与野党各派
の
申合せ
。
参議院
の各
会派
は、
議院
の正常な
運営
を図るため、
少数意見
の尊重と
議員
の
審議権確保
に留意するとともに、
議院
の品位と秩序の保持に互に協力することとし、次のとおり申し合わせる。 一、
議案
の
中間報告
は、
審査
につき
委員会中心主義
を採用している
国会法
の
趣旨
にかんがみ、みだりに行なわないものとすること。 二、
中間報告
に関連し、本
会議
の
運営
が混乱した実情にかんがみ、今回のような
中間報告
は行なわないよう努力すること。 これらは、
昭和
三十八年に
議会
の先人が様々な混乱を乗り越え、申し合わせた
事項
でございます。だからこそ、
平成
に入ってからは、
臓器移植
は意味が違いますので例外です、三例しかありません。その前は、
昭和
五十年七月三日まで
中間報告
というのは行われていなかった。それを、今回このような形で
議事
の
日程
に
追加
をするということは断じて認めることができないと強く申し上げまして、この場での、
会派
を代表して私からの
意見表明
といたします。
仁比聡平
17
○
仁比聡平
君 私は、
日本共産党
を代表して、ただいまこのような
議場騒然
という中で、まず、この
議運委員会
の
開会
を
強行
し、これから本
会議
を
強行
しようとしている
安倍政権
の
自民
、
公明与党
、そして
職権
をもって、自ら、
問責決議
を
提出
されておりながらその席に座ってこの
委員会
の主宰をしておられる
山本委員長
に、断固、満腔の
怒り
をもって抗議をし、ただいま
提出
された
動議
、すなわちその
中心
は、
憲法違反
の
共謀罪法案
、
法務委員会
における徹底した
審議
を、この
議運理事会
、
委員会
、そして本
会議
が数の力で取り上げ、
審議
をさせずに
強行
していこうというこの
動議
。 しかも、かかる
国会
を壊す
暴挙
を行うに際して、本
会議場
内で起こる出来事に対しては、本来、
議運理事会
、そしてこの
議運委員会
で徹底して
議論
を尽くして物事を決するのが当然であるにもかかわらず、
院内交渉会派
の
理事
のみにおいて場内で
協議
で事を決していく、その乱暴な、まさに
国会
を破壊しようというこの
動議
に断固
反対
の
意見
を
表明
をしたいと思います。 あなた方は、今何をやろうとしているのかお分かりになっているのか。それは、この
会期
末が迫る中、総合的な
判断
だなどといいながら、結局、
国民世論
に徹底して追い詰められている
安倍政権
。とりわけ、
政治
、行政を私物化し、それが発覚したら、その
真実
の証言をする人間もおとしめ、けなし、封殺をして隠蔽を図ろうとする
加計疑惑
あるいは
森友疑惑
、この
国民
の
怒り
に
問答無用
で蓋をして、何が何でも十八日の
会期
でこの
国会
を終える、ところが、
共謀罪法案
だけは何が何でも押し通す、その
安倍政権
の勝手な意思をここで数の力で
強行
しようとしているだけではありませんか。一体そんなことを
国民
が許すとでも思っているというのか。 我々も、そして今、
国会
を包囲している
国民
の
皆さん
も、
日本
中でこの今の
参議院
の有様を注視している
日本
中の
国民
の
皆さん
、そして
ケナタッチ国連特別報告者
や
パッサス教授
など、
国際社会
の目が、耳が、
自民
、
公明与党
が今からやろうとしていることを絶対に忘れることはない。
共謀罪法案
の
強行
をあなた方がしたときに、我々が
指摘
してきたこの
法案
の
危険性
が現実になったとき、濫用が行われたとき、
国民
に、後世の人々に、あなた方は絶対に言い訳をすることはできない。この
歴史
に対する
暴挙
を今から行うことは絶対にあってはならない。
委員長
が
職権
でこの
委員会
を
開会
し、
与党
が
動議
を
提出
しているけれども、
議運委員
の
皆さん
、
政治家
としての一人一人の良心に懸けてこの
動議
を否決するべきであります。朝
合意
した
問責決議案
の
処理
をもって本
会議
を終わろう、
共謀罪法案
は
法務委員会
でしっかり
議論
しよう、その
結論
を出すのが我々
議運委員会
の任務ではありませんか。 一体、今日、ここに至る
再開理事会
において何が行われてきたか。先ほど
吉川理事
よりお話があったように、朝の
合意
は
問責
二案、そして
上がり法案
の
採決
を終えれば、これは今日の
議事
は終わる。ところが、その本
会議散会
後に
理事会
を
再開
したいと
与党
からの
発言
がありました。 私は、あえて本散後に
理事会
を開催するのは一体なぜか、何が
議題
かと問うと、次回の本
会議立て
についてであると答えたのが
自民党筆頭
であります。 次回の本
会議
の
日程
、
皆さん
、今日の
合意
した
議事日程
は、昼に
休憩
に入っただけで、終わっていないじゃありませんか。なぜ今更
議事
を
追加
するというのか。
自民党
は、
状況
が
変化
をした、
状況
の
変化
である、
再開
後、だから
議事日程
に
共謀罪法案
の
中間報告
を求める
動議
、これを
議題
に
追加
してもらいたい、そう
発言
をしたんですね。
状況
の
変化
って、一体何の
状況
が
変化
しているというんですか。
法務委員会
は、昨日、
金田大臣
の
問責決議案
が
提出
をされたことによって
休憩
に入り、
理事会
を行いました。その際、私はもちろんのことです、
民進党
、沖縄の風はもちろんのことですが、
自民党
も
公明党
も、そして無所属の
会派
の
皆さん
も、隣にいらっしゃる
維新
の
東議員
も、皆、この
問責決議案
がこの今日の本
会議
で
処理
された後、
法務委員会
の
理事会
ないし
理事懇談会
を開いて次の
日程
を
協議
するということを約束をして別れたわけです。 当たり前じゃないですか。なぜならば、この
法案
は、
審議
をすればするほどその
危険性
が次々と明らかになる。それを取り繕おうとする
政府
、なかんずく
金田大臣
の
答弁
は二転三転し、やればやるほど分からなくなる。
国民
の
皆さん
は内容を知れば知るほど
反対
の声、
批判
の声がどんどん大きくなる、そのことを
現場
の
議員
は党派を超えて感じているから、分かっているからこそ、
審議
は尽くされていない、今の段階での
採決
などあり得ないということで認識は一致しているんです。
自民党
の
西田筆頭理事
は、
採決
を提案することは全く考えていないという
発言
を続けていました。
次席理事
も同じ、
公明党
の
佐々木理事
だって同じ。
公明党
の
秋野委員長
は、そうした
議論
の中で、例えば
松宮立命館大学教授
の名前も挙げ、
専門家
、
参考人
の
指摘
なども踏まえて慎重な
議論
が必要、時間がどれだけなんということではない、そうずっと
委員会
の場では
発言
をし続けてこられ、昨日も、今日の
大臣問責決議案
の
処理
の後に、
理事会
ないし
理事懇談会
、これを開催しようと御
発言
をなさっているではありませんか。その
状況
、これは一切、今の時点に至るまで、何にも変わっていない。 にもかかわらず、
自民党
と
公明党
は、この
現場
が、
国会中心
、
委員会中心主義
に基づいて、
国民
の
批判
、不安に応えて徹底して
議論
しよう、慎重に
議論
しよう、
立場
を超えてもやろうとしているのに、なぜ取り上げるのか。
自民党筆頭理事
の
発言
、
公明党委員長
の
発言
、これはうそだったというのですか。
国民
をごまかすためのそのときの
便法
にすぎなかったのですか。その問いに、
理事会
でまともなお答えもありません。 そうした
委員会
の
状況
を伝えながら、この
動議
は
撤回
をすべきだと求める私に対して、
自民党
が
説明
をしたのは以下の三点です。 第一に、この
動議
は
自民党会派
として
提出
をするものであり、
自民党
として
決断
をしたものであるということです。
公明党
は一体どうなったのか。
公明党議運理事
は、この
動議
の
提出
という動きについて、今日になって初めて知ったと。この
重大法案
の
審議
、
現場
の
公明党所属
の
法務委員長
が、なお
審議
が必要だと述べているにもかかわらず、どうして
中間報告
で
委員会
から取り上げるなんというこの
動議
に賛成できるのか。これほどの
議会
と
憲法
そして
国民
に対する裏切りはない。 それは、
自民党
はこの数を振るって
与党
である
公明党
をも屈服させる、ここに屈服している。そうでなければ、はなから、
公明党所属
の
委員長
が充実した
審議
をと言っていたのは、
国民
をごまかすための
便法
だったということを自白しているに等しいではありませんか。 もう一つの
理由
は、私が伝えるこうした
法務委員会
の
現場
の
状況
の中には、聞いていないこともある、
審議
が尽くされていないという
共産党理事
の主張は、それはそうかもしれない、
仁比
が言うのは、それはそういう
判断
もあるかもしれないという
発言
です。この
動議
を
自民党会派
として
提出
する、
皆さん
、そうなんでしょう。
議運委員
の
皆さん
、私が今申し上げている
法務委員会
の
現場
の
状況
について
御存じ
ですか。
国対委員長
が何か
野党最大会派
の
国対委員長
に
発言
をした、どこか
皆さん
の知らないところでこの
動議
を出すことが決まったらしい、こうやって
議運委員会
に呼ばれた、だからといって、あなた方それに賛成して、
国民
と
歴史
に対する
責任
を取ることができるのか。
現場
の実際の
審議
の
状況
を見るならば、
中間報告
で
審議
を
強行
的に打ち切って本案の
採決
に進んでいこうなどという
状況
には全くないのです。 それは、この
共謀罪法案
が
憲法違反
の内心に深く踏み込んで捜査し、処罰しようとするとんでもない
治安立法
にほかならないからであり、
政府
、
大臣
の
答弁
が二転三転するのも、
審議
をやればやるほど
国民
の
怒り
と不安、疑問がどんどん広がっていくのも、その
法案
の
中身そのもの
に根本の問題がある、だから
委員会
の
徹底審議
が必要なんじゃないですか。
最後
の
三つ目
に、
自民党
は、
会期
末であり、総合的に
判断
してと言いました。総合的に
判断
してで
国民
に
説明
ができるはずがない。私の追及に、
参議院
では、
最初
の
質疑
で
総理
に一時間半おいでいただき、合わせて二十二時間五十分の
質疑
を行ったということのみを挙げられましたが、一体それが何の
理由
になるというのか。そもそも、
法案
の申し上げた
危険性
、だからこその
政府
、
大臣
の言い繕い、これの矛盾を
指摘
されれば二転三転する。その
衆議院
の
審議
とは言えない
状況
を数の力で
強行
採決
して打ち切ったのは、
自民
、
公明与党
ではありませんか。 三十時間ほどなんという
衆議院
の時間が何の目安にもならない、そのことははっきりしている。
参議院
に送られてきて、
審議
は僅か二週間ですよ。我が党の
会派
でいえば、対
政府質疑
は二時間五十三分にすぎません。
維新
始め一人
会派
の対
政府質疑
の時間は二時間三分。 こうした中で、
皆さん方
は、この
法案
についての
説明
を尽くした、
議論
を尽くした。
国連特別報告者
からは、
刑罰法規
として不明確であり、我が国の警察を
中心
とした
法執行機関
のこれまでの
人権侵害性
、ここに何も反省がない、このことと結び合わせて考えるならば、プライバシーと表現の自由、これを深く侵害する危険がある。 三月二十一日に
法案
を出して、僅か三か月、九十日で、こうやって
強行
しようとすることがはなから決まっているなんというのは世界の
民主主義
の国として恥ずかしいことだと
指摘
をされている、そのとおりのことをあなた方はやろうとしている。それを、
会期
末だから総合的に
判断
したなどと、誰がそんな
説明
で納得すると思っているんですか。とんでもないと言わなければなりません。 こんなことでいいんですか、本当に。あなた方は本当にこんなことに賛成するんですか。しっかりと
議論
して、今、私が
自民党
、
公明党
に
指摘
したその事実、あるいは
仁比
が言うことは違って、
法務
の
現場
というのはもう
審議
は尽くされているんだ、
公明党
の
委員長
だってそう言っているんだというんだったら、この
委員会
を、今から
採決
するんじゃなくて
休憩
にして、各
会派
ちゃんと聞いてくださいよ、
国民
の声を聞いてくださいよ。それもせずに、
国対方針
だからその指示だといって、言いなりに賛成の手を挙げるなんというようなことは、私は断じて許されないと思います。
最後
に、こうした
共謀罪強行
の言わば最高の
責任者
である
安倍総理
は、二週間前の
ラジオ番組
で、
野党
の
議論
はまさに攻撃をするために不安をあおっているにすぎない、不安を広げるための
議論
を延々としているんだろうと思いますねなどと、口を極めて
国会議員
の質問と
国会審議
の意義を否定する
重大発言
を行いました。 僅か二週間の
審議
、僅か十七時間五十分の
審議
をしたことを、総合的に
判断
をして、もうこれで
採決
していいんだなんという
判断
は、
安倍総理
の、何が何でも
共謀罪
、自らの進退に関わる
加計
や
森友
の
疑惑
は
問答無用
で蓋をする、この独裁へと進んでいると言うべき
暴挙
にあなた方が
議員
として手を貸すということにほかなりません。大体、不安を広げるための
議論
と言いますが、不安を広げるばかりの
答弁
を繰り返してきたのは
政府
の方ではありませんか。 本
動議
は断固として否決すべきである。徹底して
法案
審議
、これを
法務委員会
においてできる環境をつくるべきである、
委員長
はそのために
責任
を果たすべきである、そのことを強く訴えて、私の、
動議
に
反対
の
意見表明
といたします。
東徹
18
○
東徹
君
日本
維新
の会の
東徹
です。 先ほど
動議
が出ました、
法務委員会
において
審査
中の組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する
法律
等の一部を
改正
する
法律案
について速やかに
法務委員長
の
中間報告
を求めることの
動議
について
反対
の
意見表明
をさせていただきます。 まず、昨日の
法務委員会
、これは、
民進党
の
筆頭理事
は、昨日は
採決
すべきではないということを条件に主張をされておりました。そのことは、当然、私も、昨日の時点において
採決
すべきではないから、
自民党
の
筆頭理事
に対しても、確約すべきだということを申させていただきました。そして、もう一つ、
民進党
の
筆頭理事
からは、充実した
審議
をやるべきだと、そういうことも何度も何度も言われておりましたし、
委員会
での
質疑
の中でもそういったことを申しておりました。当然だと思います。
審議
はやるべき。 ところが、私の番になって、これから
質疑
をしようといった途端に、
金田法務大臣
の解任決議が出たということで、
質疑
がそこで打ち切られました。私が質問し出したときに
質疑
が打ち切られる、これは、質問権を奪うどころか、
質疑
させない、
審議
拒否のやり方そのものであります。こういった
民進党
のやり方に対して、横暴だというふうに私は抗議をさせていただいております。 そんな中で、今日は、先ほどから他の
理事
からも話がありましたように、本
会議
が十三時から
再開
です。今何時ですか。もう十八時過ぎています。こんな
状況
になっていること自体がおかしいわけでありまして、本来なら、十三時から本
会議
が
再開
されて
金田法務大臣
の
問責決議案
がきちんとそこで
審議
される、そして
採決
される。もうとっくに終わっていないといけないわけです。それを今回いきなり唐突に
中間報告
を求めるというようなことを言うから、
国会
はもめてこういう
状況
になっているわけです。
与党
の
皆さん
は過半数あるわけですから、こんな強引なやり方をやらなくてもこの
採決
はできるんです。もう少しまともな
運営
のやり方をやっていただきたいです。このやり方は本当に横暴以外の何物でもありません。 報道では、一、二週間の延長とか、小幅な延長とか出ていました。だから、少し延長すればいいんです。私は、決して延々と
議論
をして
採決
を先延ばしするような、そういったやり方は駄目だと思います。ただ、
審議
しようということで決まったことぐらいはきちんと
最後
までやって、その上で
判断
ということであれば、それはそういう在り方は仕方がない、そう考えていますが、今日の
中間報告
を求めることについては、これはもう許すことができませんし、断固
反対
であります。 今日の
中間報告
を求めることについて
反対
の
意見表明
とさせていただきます。ありがとうございました。
山本順三
19
○
委員長
(
山本順三
君) 他に御
発言
ございませんか。──他に御
発言
がなければ……(
議場騒然
、聴取不能) 〔賛成者挙手〕
山本順三
20
○
委員長
(
山本順三
君) ……(
議場騒然
、聴取不能) なお、
予鈴
は午後六時十五分、本鈴は午後六時二十分でございます。 暫時
休憩
いたします。 午後六時六分
休憩
〔
休憩
後
開会
に至らなかった〕