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政府参考人(
荻野徹君) まさにマネジメントシステムにおける等級別取扱いということでございます。等級別取扱い、
グレーデッドアプローチ、いろんな局面、
規制の
内容についての
グレーデッドアプローチもありますし、こういったマネジメントシステムにおける
グレーデッドアプローチということもあろうかと思います。
非常に卑近な例ということで申し上げますと、業務上いろんなマニュアルを作るわけでございますけれ
ども、比較的軽微なことについてのマニュアルもあれば大事なことについてのマニュアルというのもあり得ると思いますけれ
ども、そういったときに、やはり大事なものについてのマニュアルを例えば優先して整備をするとか、あ
るいはその労力をきちんと掛けるといったような意味での資源配分ということがあり得るわけでございます。
一律に例えばどんな業務でも一個ずつマニュアルを作るということではなくて、全体を見渡した上で、きちんとマニュアルを整備するなら整備するで、計画的あ
るいは全体を見渡した上で大事なものからマニュアルを整備していくといったことを
考えなさいと。それを各それぞれの担当任せで担当ごとにやるということではなくて、そこはやっぱり全体を見渡した上で管理して進めていきなさいと、そういったようなものが、例えばそういったような
指摘でございます。
それを踏まえましてロードマップというのを
策定いたしましたのが昨年十一月でございまして、確かにまだ緒に就いたばかりということではございますけれ
ども、例えばマニュアルでありますとか、あ
るいはいろんな職員の技能の伝承でありますとかいった面につきまして、各課任せではなくて横串を刺す、その場合でも、やみくもに一律にやるのではなくて
重要性を
判断してやるといったことについて進めつつあるということでございます。