○石井苗子君 ありがとうございます。
ここから少し分析をさせていただきますけれども、まず資料、表の②を見ていただきますと、
外国人来訪者が多い
国立公園、丸印
三つ付いております。阿蘇くじゅう、
日光、錦江湾、この
三つでございまして、先ほどの力を入れるとおっしゃって紹介していただいた公園の中の八つの中のたった
三つでございまして、あとの五つは
外国人が来ていないという公園ということになります。
表の一番来る表を見ますと、一番来るというのが富士箱根伊豆でございまして、
日光が二十四万、北海道の大雪山八万人です。昨年、五百万人の
外国人観光客が
国立公園に来ました。うち半分が富士山。富士山に何かあったら五百万の半分はもう来ないということになってしまいます。
二〇一六年に来た
外国人、去年ですね、は、どこの国が多くてどんな人だったのかというのを③の
外国人に関するデータというところを見てください。順番に行きますと、一位中国、二位韓国、三位台湾、四位が香港、五位がタイと、トップファイブでございます。その横に
携帯電話の普及率というのを書きました。一〇〇%以上になっているということは、一人がアイパッドと携帯ともう
一つと、
三つ、
二つ持っているということでございまして、もう一人が
二つ以上持つというような時代になったと。その右側に書きましたのが、これが男性喫煙率です。中国四八%、韓国五〇%、二人に一人はたばこを吸うということです。タイも四一%と喫煙率が高くて、香港も、データはございませんが、正確ではないので書きませんでしたけど、かなり喫煙率が高いと。
こうした人
たちを力を入れているその八つの、まだ五つは来ていないという
国立公園に呼ぶにはどうしたらいいかということで、資料を裏返していただきますと、ステップアップ
プログラム二〇二〇の中にあるのが力を入れているという八つの公園で、先ほど御紹介をいただきました。これが一月の補正
予算で百億円もの
予算が使われたということなんですが、赤で囲んだ共通の
取組というところを読まさせていただきます。百億円。
民間企業や
関係機関と連携した国内外への魅力発信、よく分からないんですけど、多分インターネット戦略のことだと思います。二、ビジターセンターにおける公園利用の、公園を利用する総合案内、総合案内と書いてあるだけで何の総合案内だか分からないんですけれども、多分外国語で総合案内を書いていこうということかもしれません。次は、
国立公園のエントランス標識
整備による結界感の創出と書いてあって、これよく分からないんですけれども、結界感の創出。次が、トイレの洋式化などによるユニバーサルデザイン化と書いてあるんです。
さて、ここからなんですが、私は
是非ここに、まずWiFiの
整備、それから
訪日外国人向けに完全分煙化施設を入れるという、この一行を入れてはどうかと思うんですが。どうしてかといいますと、これお配りしませんでしたが、皇居外苑の、先ほど御
説明があった公園のパンフレットをちょっと手元に見ました。禁煙とも喫煙ともどこで吸っていいとも、何にも書いていないんですね。
で、
日本は今、国会で受動喫煙防止対策がクローズアップされていまして、もう禁煙社会まっしぐらなんです。オリンピックまでに建物の中では基本的に禁煙、外は歩きたばこは禁止、そしてヨーロッパのように歩道に灰皿が置いてあるという
環境は
日本にありません。吸いたい人は一か所に集まって吸ってもらうというふうに
日本はなっています。そこも、そばを人が通ったら煙にさらされるから、そのうち禁煙になるだろうと。
私は保健師でもあります。体とたばこのことについてここで話をしようとしているのではなくて、たばこをよく吸う
外国人であってWiFiを持っていて公園が好き、この人
たちをどうやって
国立公園に呼び込んでいくか。しかも、完全に分煙システムの
環境整備をくっつけていったらどうかという
お話をしております。
喫煙率の高い
外国人観光客が多い
日本で、
国立公園全面禁煙となりますと、行かないか、たばこをぼこぼこ捨てるようになるか、たばこはどこで吸うのかと尋ねられるというような形になりますので、
国立公園では、たばこが吸える閉鎖的な場所があり、完璧に分煙されて火事は起こさない、中でカフェやお土産を売ったりする
強化対策はどうかと思っております。
もちろん、禁煙のレストランやお店をなくせと言っているわけじゃなくて、あるのは結構なんですが、絶対に動員数を増やしたけれども火事は起こさないという、それを
環境省が先頭を切るというようなことで、先ほどのところに完全分煙
強化対策というようなものを入れて、自治体の方とも話し合っていただきたいと、ユニークな分煙
国立公園プロジェクトをやっていただけないでしょうかという分析をしておりますが、
お答えいただけますでしょうか。