○福島
委員 なぜこの話をするかというと、このときにもう、土地の値段を超えるごみの処理費が発生するということを
財務局側とやりとりしているんです。そのやりとりは、そのときは籠池さんは知らなかったということをおっしゃっておりますけれ
ども、結局、ごみが二回に分けて発見されたんじゃなくて、
最初から処理に七億、八億かかるごみが埋まっているということを、少なくとも施工業者はそう主張しているんですね、
財務局に。
二回目、ごみが発見されたといっても、それが本当に九・九メートルの地点に埋まっていたというのは、これまでのさまざまな
委員会のやりとりでも、誰も見ていないんですよ、確認していないんですよ。その中で、九・九メートルに埋まっていると相当したものとして八億数千万円のお金を積算して出しているんです。
これは、我々のヒアリングで、この積算も、これまで航空局がやっていたというふうに
政府は説明をしておりますけれ
ども、そうじゃなくて、
財務省側から、その積算をする時間やお金がないからそちらでやってくださいといって、森友学園側が工事業者にお願いして積算をしたというふうに主張しているんです。その積算の文書もあるんです。
ただ、これはちゃんと確認したかったんですけれ
ども、きょう籠池
理事長や関係者の
参考人の招致ができなかったので、できません。
さらに、ほかにもいろいろあって、酒井さんという交渉に当たっていた弁護士が籠池
理事長に送ったメールには、ないしょにしてほしいと言われていますが、局長の異動があるらしく、今の局長の間に処理したいとのことですというメモが送られてきたりして、何かがこの間に必ず行われているんです。
これはじっくりとこの八億円が値引きされた経緯というのを検証しなければならないし、そのことが
国民の一番知りたいことであると思うんですけれ
ども、今までのような情報開示のあり方では全然これがよくわからないんです。
議論すればするほど謎が深まってくる、
政府が答弁をすればするほど何か怪しく見えてくるというのは、やはり、先ほどのあれにもありましたけれ
ども、どう見ても、ここを黒塗りにしている、
安倍晋三記念小学院ということで始まって、さまざまな特例措置が講じられているということが、ちょっとこれはまずいことをしちゃったなという自覚があってやっているとしか思えないんですよ。
籠池さんに、何でこれまで交渉がうまくいったのといろいろ聞きましたよ。どんな政治家を使ったのか、いろいろ聞いても、出てくるのはやはり
安倍昭恵夫人の名前なんです。近畿
財務局に取得等要望を出す前に、貸し付けの特例をとった。そのときに、籠池さんは、携帯に入っている
安倍総理の、これは見せるとあれだから、携帯の番号を出したりとか、あるいは、この写真、こういう写真を見せながら、
安倍総理との関係が近いということを示しながら交渉を行ったということを言っております。
これが全部正しいとも思わないし、その交渉の仕方がいいなんて私は申し上げているわけじゃないんですよ。何度も私が言っているように、
総理が利用されている
可能性もあるんです。
しかし、籠池さんは、この小学校建設プロジェクトの進捗
状況については
総理夫人に適時報告している。平成二十六年三月十四日にホテルオークラで
安倍昭恵夫人に面会したときも、
安倍昭恵さんは、主人に伝えますということを言っていただいた。私とのやりとりでも、
総理は、
安倍昭恵夫人から聞いているということは二月の
予算委員会でお認めになっています。さらに、何かすることはありますかとまで言っていただき、うれしかったと言っているんです。
そして、籠池さんは、当時の
財務省近畿
財務局の担当者の前西統括官には当時から私が交渉経緯を昭恵夫人に報告していることをお伝えしていましたので、
財務省の方もこのことを当然認識していると思われますと言っております。
これは、
財務省、きょう本当は当時の局長を呼びたかったんですけれ
ども、来ていないので、森友学園が交渉経緯を
安倍昭恵夫人に伝えているということを認識していましたか。