○松浪
委員 日本維新の会の松浪健太であります。
加藤大臣、昨日は、
国民大
集会、お疲れさまでございました。また、
岸田大臣には、先週から
委員会で顔を合わせるのは三度目となるかと思いますが、お疲れさまでございます。
先ほどからこの
拉致特の議論を聞いていて、やはり小粒な話が多いなという思いをいたします。私自身、昨日の
国民集会で申し上げましたように、昔のよど号の山村議員ではありませんけれども、我々
政治家はこの身にかえても
拉致の
被害者の皆さんを
救出したいという思いであります。
そんな思いで、私も金正恩
委員長が就任してから二度
北朝鮮を訪朝させていただきました。かの国に渡っては率直に話をしなければならないという思いで、私はいつも憲法九条の話をいたします。憲法九条、こんな、軍隊も規定をしていない国はおかしいんだという話も、私はそうした
考えの持ち主だということも率直にお話をして、
北朝鮮の幹部とも懇談をいたしました。
そうした中で、現場を、いろいろな町にも寄せていただきました。我々に対しては、思ったよりも、本当に
行動規制というものもありません。今は、いろいろな町を歩き、そして、向こうの幹部と話をするときも、ビデオカメラを持っていても、
日本なら、普通は、もうこれはやめてくれ、頭撮りだというふうになるんですけれども、
北朝鮮では、別にビデオカメラをとめろという話も、どんな幹部としても、言われたことはありません。
そうした中で、いろいろな常識、非常識の違いがあろうかと思います。
先ほどから聞いている議論では、
朝鮮総連に圧力をかけろとか、こういうことも
被害者家族の方がおっしゃるのはわかりますけれども、既に経済面では日朝の
関係は断たれて久しい。中国から余ってくるというか回ってくる物資がある程度だというのが我々の実感でありますし、
北朝鮮もデノミを行っておりますので、もはや我々も、かの国では
北朝鮮元などというものよりも、中国元を使った方が物がスムーズだというのも、実際の実感であります。
こうした中で、経済は、やはり先般の、羅津からロシアとの交流を強化していくという話もありました。また、中国の話もあります。もはや
我が国は、
我が国で制裁もこれだけやり切っていただいておりますので、もはや効果的な制裁の余地は私はなかろうと思います。まあ、
北朝鮮というバケツに、
日本という閉じた蛇口からちょろちょろ出ている水をどうしようかというよりも、中国やロシアという土管から水が流れることをどうするかと。それが
我が国の経済にたとえマイナスであってもやるかどうかということの方が私は問題なのではないかなと思います。
そこで、時間も余りありませんので。
外務省の現場の皆さんとお話ししても、
日本からの
朝鮮学校の皆さんもこうやって
北朝鮮にお越しになっていますね、どういう
対応ですかと。先般もマラソンでも、平壌マラソンがあって
日本の方も参加をされている中で、
北朝鮮に渡航している
日本人の実態、及び在日の方、それから、向こうへ行けば白人の方も結構普通に旅行していたりするんですね。
ですから、こうした外国人がどういうふうに入っているかという実態についてどのように把握しているのか、まず伺います。