○吉田(豊)
委員 そうすると、一番
最初に
大臣が御説明いただいたように、二十年来にわたるもともとの内戦の
地域だということ、そしてそれが新しい国づくりを進めていく中にあって、キール派を
中心とした
政権が今やっているということだとは思いますけれども、でも、それが本当の
意味で今、南スーダンの中で完全に安定しているかというと、そうではなくて、首都ジュバ
中心においてはそこはきちっと押さえている、ただ、
周辺においてはより不安定な
状況になっているというのが今の現状の
認識だろう、私はこう思うわけです。その中で、自衛隊がジュバで活動している。
こうなると、当然、国際貢献というもの、平和に対する貢献を
我が国は積極的に行うべきですから、これだけの活動をしてきた。そして、現地でも大きな感謝をされている。ただ、明らかに今の現状は、現
政権を安定させるということについての、客観的に見れば、あるいは住民の方々、国民の方々から見れば、片方のことについてきちっと応援しているということは間違いないわけです。
ですから、反
政府勢力からすれば、
我が国の活動自身が、それは必要のないものだ、こういうふうな、
我が国の活動自身も、それをどのように捉えるかということについてはそれぞれの考え方があるだろう、こう思うわけです。
大きく考えたときに、この南スーダンの問題がいきなりこれで
解決するという、国家に対する、あるいは
地域に対する安定という
状況は今望めないという
状況の中で、引き続き、二つおっしゃった、法的な側面とそれから実態面と、これを押さえているということが自衛隊の活動の
条件だ、こういうふうにおっしゃっていますけれども、その二番目の安全ということからすると、私が申し上げていることが正しいとすれば、やはりいつ不測の
事態が起こるかということはわからないわけです。
ですから、改めて、今回の、
我が国の平和に対する貢献の一つ大きなチャレンジを今、南スーダンでしているわけですね。これが何事もなく一回きちっとミッションコンプリートして
我が国に帰ってきた、そしてそれからまたいろいろなことを
検討して次のところに進んでいこう、こういう姿勢も私は必要だろうと思うし、もともと国家として
日本ができる貢献というものはいろいろな面にわたるわけです。
次に難民問題も取り上げていきますけれども、こういういろいろな求められているニーズというもの自身も、この
地域、南スーダンのみならず、その
周辺のウガンダあたりのところを含めても、今大きなニーズというものが出てきていますので、そのことからすれば、私は、今こそ改めて区切りをつける判断をすべき一つの時期に来ているんじゃないかな、このようにも思うわけです。
改めて、二番目の安全ということの実態面、そのことについて、全くその不安がないのか、その
周辺の
状況も含めてどのようにお考えになっているか、そのことについて考えをお聞きしたいと思います。