運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
kokalog - 国会議事録検索
2017-02-28 第193回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
本
国会召集日
(
平成
二十九年一月二十日)(金曜日)(午前零時現在)における本
委員
は、次のとおりである。
委員長
山口
壯君
理事
江渡
聡徳君
理事
小野寺
五典君
理事
寺田
稔君
理事
中谷
真一
君
理事
中村
裕之
君
理事
後藤
祐一
君
理事
升田世喜男
君
理事
浜地
雅一
君
今枝宗一郎
君
大西
宏幸
君 門山
宏哲
君
金子万寿夫君
北村
誠吾
君
熊田
裕通
君
小林
鷹之君
左藤
章君
武田
良太
君
藤丸
敏君
宮澤
博行
君
和田
義明
君
青柳陽一郎
君
神山
洋介
君
横路
孝弘
君
佐藤
茂樹
君
赤嶺
政賢君
下地
幹郎
君
吉田
豊史
君
照屋
寛徳
君
武藤
貴
也君
平成
二十九年二月二十八日(火曜日) 午前九時
開議
出席委員
委員長
山口
壯君
理事
江渡
聡徳君
理事
小野寺
五典君
理事
寺田
稔君
理事
中谷
真一
君
理事
中村
裕之
君
理事
後藤
祐一
君
理事
升田世喜男
君
理事
浜地
雅一
君
青山
周平
君 門山
宏哲
君
金子万寿夫君
北村
誠吾
君
熊田
裕通
君
小林
鷹之君
左藤
章君
武田
良太
君
藤丸
敏君
古川
康君
宮澤
博行
君
和田
義明
君
青柳陽一郎
君
神山
洋介
君
横路
孝弘
君
佐藤
茂樹
君
赤嶺
政賢君
椎木
保君
下地
幹郎
君
照屋
寛徳
君
武藤
貴
也君
…………………………………
外務大臣
岸田
文雄君
防衛大臣
稲田
朋美
君
防衛
副
大臣
若宮
健嗣
君
防衛大臣政務官
小林
鷹之君
防衛大臣政務官
宮澤
博行
君
安全保障委員会専門員
林山 泰彦君
—————————————
委員
の異動 二月二十八日
辞任
補欠選任
今枝宗一郎
君
青山
周平
君
大西
宏幸
君
古川
康君
吉田
豊史
君
椎木
保君 同日
辞任
補欠選任
青山
周平
君
今枝宗一郎
君
古川
康君
大西
宏幸
君
椎木
保君
吉田
豊史
君
—————————————
一月二十日
領域等
の
警備
に関する
法律案
(
大島敦
君外十一名
提出
、第百九十回
国会衆法
第四号)
周辺事態
に際して
我が国
の平和及び安全を
確保
するための
措置
に関する
法律
及び
周辺事態
に際して
実施
する
船舶検査活動
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
(
大島敦
君外十一名
提出
、第百九十回
国会衆法
第五号)
国際連合平和維持活動等
に対する
協力
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
(
大島敦
君外十一名
提出
、第百九十回
国会衆法
第六号)
我が国
及び
国際社会
の平和及び安全の
確保
に資するための
自衛隊法等
の一部を改正する
法律
を
廃止
する
法律案
(
高木義明
君外十六名
提出
、第百九十回
国会衆法
第七号)
国際平和共同対処事態
に際して
我が国
が
実施
する諸外国の
軍隊等
に対する
協力支援活動等
に関する
法律
を
廃止
する
法律案
(
高木義明
君外十六名
提出
、第百九十回
国会衆法
第八号)
第一線救急救命処置体制
の
整備
に関する
法律案
(
青柳陽一郎
君外六名
提出
、第百九十二回
国会衆法
第五号) 二月十四日
戦争法
を
廃止
することに関する
請願
(
奥野総一郎
君
紹介
)(第三九号) 同(
真島省三
君
紹介
)(第一〇一号) 同(
田村貴昭
君
紹介
)(第一一九号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一二〇号) 同(
畑野君枝
君
紹介
)(第一二一号) 同(
畠山和也
君
紹介
)(第一二二号) 同(
藤野保史
君
紹介
)(第一二三号) 同(
堀内照文
君
紹介
)(第一二四号) 同(
真島省三
君
紹介
)(第一二五号) 同(
宮本岳志
君
紹介
)(第一二六号) 同(
宮本徹
君
紹介
)(第一二七号) 同(
本村伸子
君
紹介
)(第一二八号)
戦争法
の
廃止
を求めることに関する
請願
(
赤嶺政賢君紹介
)(第一〇八号) 同(
池内さおり
君
紹介
)(第一〇九号) 同(
梅村
さえこ君
紹介
)(第一一〇号) 同(
大平喜信
君
紹介
)(第一一一号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第一一二号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第一一三号) 同(
斉藤和子
君
紹介
)(第一一四号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第一一五号) 同(
清水忠史
君
紹介
)(第一一六号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第一一七号) 同(
島津幸広
君
紹介
)(第一一八号) 同月二十四日
戦争法
を
廃止
することに関する
請願
(
逢坂誠二
君
紹介
)(第一五五号) 同(
真島省三
君
紹介
)(第二一七号)
沖縄
・高江での
ヘリパッド工事中止
を求めることに関する
請願
(
赤嶺政賢君紹介
)(第一七二号) 同(
池内さおり
君
紹介
)(第一七三号) 同(
梅村
さえこ君
紹介
)(第一七四号) 同(
大平喜信
君
紹介
)(第一七五号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第一七六号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第一七七号) 同(
斉藤和子
君
紹介
)(第一七八号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第一七九号) 同(
清水忠史
君
紹介
)(第一八〇号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第一八一号) 同(
島津幸広
君
紹介
)(第一八二号)
戦争法
の
廃止
を求めることに関する
請願
(
真島省三
君
紹介
)(第一八三号) 同(
真島省三
君
紹介
)(第一八九号) 大
軍拡中止
に関する
請願
(
赤嶺政賢君紹介
)(第二五五号) 同(
池内さおり
君
紹介
)(第二五六号) 同(
本村伸子
君
紹介
)(第二五七号) は本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
国政調査承認要求
に関する件 国の
安全保障
に関する件 ————◇—————
山口壯
1
○
山口委員長
これより
会議
を開きます。
国政調査承認要求
に関する件についてお諮りいたします。 国の
安全保障
に関する
事項
について、本
会期中国政
に関する
調査
を行うため、
衆議院規則
第九十四条の
規定
により、議長に対し、
承認
を求めたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山口壯
2
○
山口委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 ————◇—————
山口壯
3
○
山口委員長
国の
安全保障
に関する件について
調査
を進めます。 この際、
防衛大臣
から
所信
を聴取いたします。
稲田防衛大臣
。
稲田朋美
4
○
稲田国務大臣
防衛大臣
の
稲田朋美
でございます。 本日は、
山口委員長
を初め
理事
、
委員
の
皆様
に、
防衛大臣
としての
所信
を申し上げます。
我が国
を取り巻く
安全保障環境
は一層厳しさを増しております。
北朝鮮
は、昨年、二度の
核実験
や二十発以上の
弾道ミサイル発射
を強行いたしました。また、本年に入ってからも、
ICBM試験発射準備
が
最終段階
に至った旨発表するなど、
ICBM発射試験
を示唆するような発言を繰り返しているほか、今月十二日にも
弾道ミサイル
を発射しました。こうしたたび重なる
軍事的挑発行為
は、まさに新たな
段階
の
脅威
と言えます。 一方、
中国
は、継続的に高い水準で
国防費
を増加させ、
軍事力
を広範かつ急速に
強化
しつつ、
周辺海空域等
における
活動
を急速に
拡大
、
活発化
させています。昨年末には、
空母遼寧
を含む計六隻の
海軍艦艇
が
沖縄本島—宮古島
を通過いたしました。
遼寧
が
太平洋
へ進出するのはこれが初めてです。また、昨年九月、
戦闘機
と推定される
軍用機
が初めて
沖縄本島—宮古島
間を通過しました。
平成
二十八年度の
中国機
に対する
スクランブル回数
は、第三・四半期までで六百四十四回に達しており、既に昨年度一年分の
回数
を超えております。これらの動向は、今後も強い関心を持って注視していく必要があります。 このような状況を踏まえ、以下の施策を積極的に推進してまいります。
我が国
を取り巻く
安全保障環境
が一層厳しさを増す中、
安全保障政策
の根幹となるのはみずからの
努力
であるとの
認識
の
もと
、
我が国自身
の
防衛力
を
強化
し、みずからが果たし得る
役割
の
拡大
を図る必要があります。 このような
考え
の
もと
、
統合機動防衛力
の
構築
を着実に進めており、
周辺海空域
における
安全確保
、
島嶼部
に対する
攻撃
への
対応
、
弾道ミサイル攻撃
への
対応等
を引き続き重視し、
防衛力整備
を進めております。特に、
南西地域
における
防衛体制
の
強化
は重要であり、昨年三月には
与那国沿岸監視隊等
を新編いたしましたが、今後、
奄美大島
、
宮古島
及び石垣島に
警備部隊等
の配置を進める
所存
です。 今後とも、
国家安全保障戦略
、
防衛計画
の
大綱
及び
中期防衛力整備計画
に基づき、
国民
の
生命
、
身体
、
財産
、
我が国
の
領土
、
領海
、
領空
を
断固
として守り抜くため、
体制
を
強化
してまいります。 次に、
日米同盟
の
強化
について申し上げます。 もはや、どの国も一国のみでは自国の安全を守ることはできない
時代
となっている中、
日米同盟
の
抑止力
、
対処力
の
強化
が重要です。 今月四日に、訪日したマティス新
国防長官
と会談いたしました。
日米同盟
は、
我が国
と
アジア太平洋地域
の平和と安定を守る上で極めて重要な
役割
を担っており、
日米同盟
の
抑止力
、
対処力
を一層
強化
するとの
認識
で一致しました。また、さきの
日米首脳会談
では、
日米双方
が
日米同盟
を一層
強化
するための強い
決意
を示しつつ、米国は
地域
におけるプレゼンスを
強化
し、
日本
は
同盟
におけるより大きな
役割
及び
責任
を果たすことで一致しました。 今後とも、
日米防衛協力
のための指針に基づき、
同盟調整メカニズム
による緊密な
調整
、
共同訓練
、
演習
、
共同研究開発
など、さまざまな
分野
において両国の
協力
を進展させてまいります。 また、
日米同盟
による
抑止力
を維持しつつ、地元の
基地負担
を
軽減
するための
取り組み
も重要です。 特に、現在も多くの
米軍施設
・
区域
が集中している
沖縄
においては、昨年末、
北部訓練場
の過半、約四千ヘクタールの
返還
が二十年越しで実現いたしました。これは、
沖縄県内
の
米軍施設
・
区域
の約二割に当たり、
沖縄
の
本土復帰
後最大の
返還
です。 今後とも、
沖縄
の
基地負担軽減
のため、できることは全て行う、目に見える形で実現するという
基本方針
の
もと
、
普天間飛行場
の
辺野古
への
移設
、
返還
など、
基地負担
の
軽減
に取り組んでまいります。 また、
米軍機
の飛行安全の
確保
は
駐留
の大前提です。
米側
には引き続き安全の
確保
を求めてまいります。 次に、
安全保障協力
の推進について申し上げます。 豪州、
ASEAN諸国
、
インド
、
欧州諸国
などの
基本的価値
や
安全保障
上の
利益
を共有する国々との
共同訓練
や
防衛装備
、
技術協力
、
能力構築支援
を含む
防衛協力
、
交流
を引き続き推進してまいります。 特に、日・
ASEAN防衛協力
については、昨年十一月に私が第二回日・
ASEAN防衛担当大臣会合
で表明したビエンチャン・ビジョンに沿って着実に
強化
してまいります。
欧州諸国
に対しては、
アジア太平洋地域
への
コミットメント強化
を働きかけつつ、具体的な
防衛分野
での
協力
を
強化
してまいります。本年初めの私の
欧州訪問
は、まさにこうした観点から
実施
したものです。 また、現下の
朝鮮半島情勢
を踏まえ、
北朝鮮
問題に関する緊密な
情報共有
や実践的な
共同訓練
の
実施
を初めとする
日韓
、
日米韓
の
連携
を
強化
してまいります。
中国
に対しては、引き続き
透明性
の
向上
を働きかけつつ、
日中防衛当局
間の
海空連絡メカニズム
の
早期運用開始
に向け、協議を継続してまいります。 また、
国際社会
が抱える
課題
への
取り組み
として、
自衛隊
は
南スーダンPKO
における
施設活動
や
ソマリア沖
・
アデン湾
における
海賊対処行動
を
実施
しています。
防衛省
・
自衛隊
は、今後とも、
積極的平和主義
の旗の
もと
、
日本
らしい現地の実情に寄り添った
活動
の
実施
を通じて、
国際社会
の平和と安定のための
取り組み
を推進してまいります。 続いて、
平和安全法制
の着実な
具体化
について申し上げます。 昨年は、
南スーダン派遣施設隊
に新たな
任務等
を付与したほか、
在外邦人等保護措置訓練
や
日米共同
の
統合
実
動演習
、
キーンソード
17で
重要影響事態
における
捜索救助活動
についての
訓練等
、新たな
任務
に関する必要な
訓練
を
実施
しております。さらに、昨年末には、
米軍等
の
部隊
の
武器等防護
について、
米軍
を対象として
運用
を開始いたしました。
防衛省
といたしましては、今後とも、
各種
の
事態
に適切に
対応
できるよう万全を期してまいります。 次に、
国会提出法案
について申し上げます。 まず、
駐留軍等
の
再編
の円滑な
実施
に関する
特別措置法
の一部を改正する
法律案
は、本年三月三十一日に同法の
有効期限
を迎えるため、いまだ
実施
に至っていない
米軍再編事業
を円滑に
実施
できるよう、
有効期限
を十年間延長する等の改正を行うものです。 また、
防衛省設置法等
の一部を改正する
法律案
は、陸上総隊の新編、
南西航空混成団
の
南西航空方面隊
への改編や、
日豪
・
日英ACSA
に関する
規定
の
整備
、
開発途上地域
の政府への不用となった
装備品等
の
無償譲渡
のための
規定
の
整備等
を行うものです。
委員各位
におかれましては、御審議のほどよろしくお願いいたします。 以上述べましたように、
防衛省
・
自衛隊
が直面する
課題
は山積しております。私は、
防衛大臣
として、
防衛省
・
自衛隊
のよき伝統とともに、変化する
安全保障環境
に
対応
するため、創造の精神を持って、今後とも
安全保障
上の諸
課題
に取り組んでまいりたいと
考え
ております。
山口委員長
を初め
理事
及び
委員
の
皆様
の一層の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
山口壯
5
○
山口委員長
次に、
外務大臣
から
所信
を聴取いたします。
岸田外務大臣
。
岸田文雄
6
○
岸田国務大臣
安全保障委員会
の開催に当たり、
委員各位
に謹んで御挨拶申し上げ、
我が国
の
安全保障政策
について
所信
を申し述べます。 十二日の
北朝鮮
による
弾道ミサイル発射
は、
安保理決議
、
日朝平壌宣言
に違反するものであり、断じて容認できません。十四日、
日米韓
の要請で開催された
安保理緊急会合
で、
本件発射
を強く非難する
プレスステートメント
が発出されました。引き続き、
日米
、
日米韓
で緊密に
連携
して
対応
するとともに、
安保理決議
の
実効性
の
確保
に努めてまいります。 最
重要課題
である拉致問題については、
対話
と圧力、
行動
対
行動
の
原則
の
もと
、
ストックホルム合意
に基づき、一日も早い全ての
拉致被害者
の帰国に向け、あらゆる
努力
を傾注します。
アジア太平洋地域
の
安全保障環境
は一層厳しさを増しています。
国際協調主義
に基づく
積極的平和主義
の立場から、
平和安全法制
の
もと
、
地域
と
国際社会
の平和と安定に積極的に貢献します。
我が国
、そして
地域
の平和と
繁栄
にとって、強固な
日米同盟
が不可欠です。先般の
日米首脳会談
の
成果
を踏まえ、
日米同盟
の
抑止力
、
対処力
の一層の
強化
のための
取り組み
を引き続き推進します。
普天間飛行場
の一日も早い
辺野古
への
移設
を初め、引き続き、
沖縄
の
負担軽減
に
全力
で
取り組み
ます。 また、
韓国
、オーストラリア、
インド
、
ASEAN諸国
を初めとする
パートナー国
との間で、
安全保障分野
を含む
信頼
、
協力関係
をさらに
強化
しつつ、その
ネットワーク化
を進めるとともに、
中国
やロシアとの間でも
信頼関係
の
増進
に
取り組み
、
地域
の
安全保障環境
を好ましいものとしていきます。
韓国
は、
戦略的利益
を共有する最も重要な隣国です。一方、昨年末に在
釜山総領事館
に面する歩道に新たに
慰安婦像
が設置された
事態
は極めて遺憾です。一昨年末の慰安婦問題に関する
合意
を
双方
が
責任
を持って
実施
することを引き続き
韓国側
に強く求めます。
日本固有
の
領土
である竹島については、引き続き
日本
の主張をしっかり伝え、粘り強く
対応
します。相互の
信頼
の
もと
、
日韓関係
を
未来志向
の新
時代
へと発展させていくことが重要です。
日中関係
は、最も重要な二
国間関係
の一つです。
日中国交正常化
四十五周年に当たる本年、
戦略的互恵関係
の
考え
の
もと
、さまざまな
対話
、
協力
、
交流
を
強化
します。一方、
中国
の不透明かつ急速な
軍事力
の
強化
や
活動
の
活発化
は、
地域共通
の
懸念事項
となっており、引き続き
信頼関係
の
増進
に努めつつ、その
透明性
の
向上
を働きかけてまいります。尖閣諸島をめぐる
情勢
については、
我が国
の
領土
、
領海
、
領空
は
断固
として守り抜くとの
決意
で、引き続き、毅然かつ冷静に
対応
してまいります。 昨年十二月の
プーチン大統領
の訪日の
成果
を踏まえ、北方四島の帰属の問題を解決して
平和条約
を締結するとの一貫した
方針
の
もと
、新しいアプローチに基づき粘り強く交渉します。
我が国
として、
国際社会
が抱える諸
課題
への
対応
にも取り組んでいきます。 航行及び
上空飛行
の自由を初め、
国際法
の
原則
に基づく
海洋秩序
とシーレーンの安全は、
我が国
の
海洋権益
と、
地域
の平和と
繁栄
にとり死活的に重要です。他方、東シナ海及び南シナ海において一方的な
現状変更
の試みが続いており、
国際社会共通
の
懸念事項
となっています。 法の支配こそ、
国際社会
において貫徹されなければならない普遍的な
原則
です。全ての
当事国
が、
地域
の
緊張
を高めるような
行動
を自制し、
国連海洋法条約
を含む
国際法
に基づき、
平和的解決
を追求すべきです。
核兵器
のない世界の実現に向け、唯一の
戦争被爆国
として、
核兵器国
と非
核兵器国
との
協力
を促し、現実的かつ実践的な
取り組み
を重ねることで、核軍縮・不拡散の
取り組み
をリードしていきます。
拡大
する
テロ
、
暴力的過激主義
の
脅威
に対し、特に
アジア地域
における
水際対策
や穏健な
社会
の
構築等
、
国際連携
を
強化
し、
国際テロ情報収集ユニット
を通じた
情報収集
を含め、総合的な
テロ
及び
暴力的過激主義対策
に取り組んでいきます。 以上のような
取り組み
を推進するため、私は、
外務大臣
として
全力
を尽くす
決意
です。
山口委員長
を初め
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
鞭撻
を心からお願い申し上げます。
山口壯
7
○
山口委員長
外務大臣
は御退席いただいて結構です。 次に、
平成
二十九年度
防衛省関係予算
の
概要
について
説明
を求めます。
若宮防衛
副
大臣
。
若宮健嗣
8
○
若宮
副
大臣
おはようございます。
防衛
副
大臣
の
若宮健嗣
でございます。
我が国
を取り巻きます
安全保障環境
は厳しさを増しておりますが、
稲田大臣
のリーダーシップの
もと
、
防衛
副
大臣
として、
宮澤政務官
、
小林政務官
とともに、
統合機動防衛力
の
構築
や
日米同盟
の
強化
、
沖縄
の
基地負担軽減
など、山積する
安全保障
上の重要な
課題
に
緊張感
を持って取り組んでまいる
所存
でございます。
山口委員長
を初め
理事
、
委員
の
皆様方
におかれましては、御
指導
、御
鞭撻
のほど、何とぞよろしくお願いを申し上げます。
平成
二十九年度の
防衛省関連予算
につきまして、その
概要
を御
説明
申し上げます。
平成
二十九年度
予算
におきましては、一層厳しさを増す
安全保障環境
を踏まえ、
国民
の
生命
、
身体
、
財産
及び
我が国
の
領土
、
領海
、
領空
を守る
体制
を
強化
するため、
平成
二十六年度以降に係る
防衛計画
の
大綱
及び
中期防衛力整備計画
(
平成
二十六年度〜
平成
三十年度)に基づきます
防衛力整備
の四年度目として、
統合機動防衛力
の
構築
に向け、引き続き
防衛力整備
を着実に
実施
することといたしております。 具体的には、
各種事態
におけます実効的な
抑止
及び
対処並び
に
アジア太平洋地域
の
安定化
及びグローバルな
安全保障環境
の改善といった
防衛力
の
役割
にシームレスかつ機動的に
対応
し得るよう、
統合機能
のさらなる充実に留意をしつつ、必要な
事業
を計上することができたと
認識
をいたしております。 特に、
警戒監視能力
、
情報機能
、
輸送能力
及び
指揮統制
・
情報通信能力
の
向上
を重視するほか、
島嶼部
に対する
攻撃
への
対応
、
弾道ミサイル攻撃
への
対応
、ゲリラ、
特殊部隊
による
攻撃
への
対応
、
宇宙空間
及び
サイバー空間
における
対応
、大
規模災害等
への
対応
並びに
国際平和協力活動等
への
対応
を重視するとともに、
技術的優越
の
確保
、
防衛生産
、
技術基盤
の
維持等
を踏まえたものとなっております。
平成
二十九年度の
防衛関係費
の
一般会計歳出予算額
は五兆一千二百五十一億四千八百万円となり、前年度の当初
予算
に比べ七百九億九千九百万円の増となっております。
継続費
の総額は、
平成
二十九年度
潜水艦建造
で七百九十九億三千九百万円となっております。また、
国庫債務負担行為
の
限度額
は、
武器購入
、
航空機購入
、
弾薬購入
、
武器車両等整備
、
提供施設移設整備等
で二兆一千三百四十四億六千二百万円となっております。 また、
東日本大震災
からの
復旧復興
に係る経費を、
平成
二十九年度
一般会計
とは別途、
東日本大震災復興特別会計
に
歳出予算額
百二十八億四百万円を計上しております。 これをもちまして、
平成
二十九年度
防衛省関係予算
の
概要
の
説明
を終わらせていただきます。
山口壯
9
○
山口委員長
以上で
説明
は終わりました。 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午前九時十九分散会