運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
kokalog - 国会議事録検索
2016-12-08 第192回国会 参議院 国土交通委員会 第8号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十八年十二月八日(木曜日) 午前十時開会 ─────────────
委員
の
異動
十二月六日
辞任
補欠選任
進藤金日子
君
吉田
博美
君
伊藤
孝恵
君
羽田雄一郎
君 十二月七日
辞任
補欠選任
魚住裕一郎
君
宮崎
勝君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
増子
輝彦
君 理 事 井上 義行君
石井
正弘君 酒井
庸行
君 長浜 博行君 新妻
秀規
君 委 員 足立 敏之君
青木
一彦君
朝日健太郎
君
大野
泰正
君
金子原二郎
君
末松
信介
君 長谷川 岳君 福岡
資麿
君
吉田
博美
君 野田 国義君
羽田雄一郎
君
鉢呂
吉雄君 高瀬 弘美君
宮崎
勝君
山添
拓君 室井 邦彦君
青木
愛君 行田 邦子君 中野 正志君
衆議院議員
国土交通委員長
西銘恒三郎
君
国務大臣
国土交通大臣
石井
啓一
君 副
大臣
国土交通
副
大臣
末松
信介
君
大臣政務官
国土交通大臣政
務官
大野
泰正
君
事務局側
常任委員会専門
員 田中 利幸君
政府参考人
国土交通省道路
局長
石川
雄一
君
国土交通省自動
車局長
藤井 直樹君 ───────────── 本日の会議に付した案件 ○
政府参考人
の
出席要求
に関する件 ○
国土
の
整備
、
交通政策
の
推進等
に関する
調査
(無
電柱化
の
推進
に関する件) (
事業用自動車
の
運転者
の
健康起因事故対策
に 関する件) ○無
電柱化
の
推進
に関する
法律案
(
衆議院提出
) ○
自転車活用推進法案
(
衆議院提出
) ○
道路運送法
及び
貨物自動車運送事業法
の一部を 改正する
法律案
(
衆議院提出
) ─────────────
増子輝彦
1
○
委員長
(
増子輝彦
君) ただいまから
国土交通委員会
を開会いたします。
委員
の
異動
について御報告いたします。 昨日までに、
伊藤孝恵
君、
進藤金日子
君及び
魚住裕一郎
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
羽田雄一郎
君、
吉田博美
君及び
宮崎勝
君が選任されました。 ─────────────
増子輝彦
2
○
委員長
(
増子輝彦
君)
政府参考人
の
出席要求
に関する件についてお諮りいたします。
国土
の
整備
、
交通政策
の
推進等
に関する
調査
のため、本日の
委員会
に、
理事会協議
のとおり、
国土交通省道路局長石川雄一
君外一名を
政府参考人
として
出席
を求め、その
説明
を
聴取
することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
増子輝彦
3
○
委員長
(
増子輝彦
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
増子輝彦
4
○
委員長
(
増子輝彦
君)
国土
の
整備
、
交通政策
の
推進等
に関する
調査
を
議題
とし、
質疑
を行います。
質疑
のある方は順次御
発言
願います。
山添拓
5
○
山添拓
君 おはようございます。
日本共産党
の
山添拓
です。 いわゆる無
電柱化
に関わって伺いたいと思います。
委員
の皆さんには資料をお配りしております。 無
電柱化
の
整備
に係る
費用
ですが、
道路
の一キロ
当たり電線共同溝
の
整備
の
土木工事
に大体三・五億円、
電気設備
の
工事
には一・五億円とか一・八億円が掛かると。ですから、合計、一キロ
当たり
ですが、五億円以上掛かるとされています。現在、
電柱
を使用する従来のやり方によれば一千万から二千万の
コスト
でできるとされていますので、それと比べますと無
電柱化
というのは相当
コスト
の掛かるものでもあると。 今後、無
電柱化
を進める上で
コスト
が削減する見通しがあるかどうか、その際、そうした
方法
を取った場合にですが、懸念される
安全性
などについての
対策
についても御紹介、御
説明
をいただければと思います。
石川雄一
6
○
政府参考人
(
石川雄一
君) お答えいたします。 無
電柱化
の
推進
におきましては、
委員
御
指摘
のとおり、
コスト
が高いということが主な
課題
となっておりまして、
国土交通省
では、
関係省庁
、
関係事業者
と
連携
をいたしまして、低
コスト手法
、一つは
管路
を浅く
埋設
する
方法
、
二つ目
に
小型ボックス
を
活用
する
方法
、
三つ目
に
ケーブル
を直接地下に
埋設
する
方法
の
導入
に向けて取り組んでいるところでございます。
電線共同溝
の場合、
現場条件
によって
コスト
は異なりますが、
委員
御
指摘
のとおりでございまして、それに対しまして、
道路管理者負担分
の
整備
に関する
費用
につきましては、
管路
を浅く
埋設
する
方法
については約一割
程度
、
小型ボックス
を
活用
する
方法
については約三割
程度
、
ケーブル
を直接
埋設
する
方法
については約七割
程度
の
コスト縮減
が図られるものと見込んでおるところでございます。
国土交通省
といたしましては、引き続き、
関係省庁
、
関係事業者
と
連携
をして、低
コスト化
につながる
取組
を進めて、更なる無
電柱化
の
推進
に努めてまいりたいと考えております。
委員
御
指摘
の
安全性
という
観点
でございますけれども、今申し上げました
管路
を浅く
埋設
する
方法
、
小型ボックス
を
活用
する
方法
は従来の
電線共同溝
と比べまして同
程度
の
安全性
を有していると
認識
をしております。一方、
ケーブル
を直接
埋設
する場合は、
電力会社
によりますと、従来の
電線共同溝
に比べまして他の
占用事業者
が
道路
を掘削する際に
感電災害
と
停電リスク
、そういうものが高いという
課題
があるというふうに伺っております。 現在、直接
埋設
につきましては、
関係省庁
で直接
埋設
の
ケーブル
の
開発
に向けて
耐久性
などの技術的な検証を行っているところでございますが、
国土交通省
といたしましては、今後、直接
埋設方式
の
導入
に際しまして、
関係省庁
と
連携
をして、海外の事例も
参考
にしながら、
安全対策
についても引き続き検討してまいりたいと考えております。
山添拓
7
○
山添拓
君
安全性
は
是非
確実に担保する形で進めていただければと思います。 それから、
コスト
についても、最も安い
方法
を取ったとしても
現状
よりは、つまり
電柱
の
方式
よりは数倍にわたる
コスト
になりますので、
是非
そこは低
コスト化
を進めるとともに、
住民
の
負担
が大きくならない
方法
が求められるかと思います。 そういう
意味
では、今、橋やトンネル、あるいは
水道管
なども含めて、様々な
社会インフラ
が
老朽化
をしている、更新時期を迎えると言われています。今後、全国的に無
電柱化
についても進めていくということになれば、
優先順位
をどうするかということとともに、
コスト
をどうするか、これも問題になりますし、
国民
的にも重要な
関心
事だと考えます。 例えば、国が直轄する国道について無
電柱化
を行う場合ですが、国と
地方公共団体
、それから
電力会社
など
事業者
の
負担割合
はどうなるか。あわせて、無
電柱化
を行う際に、
道路
上に引かれているいわゆる本線から各家庭につなぐ
引込線
、これは誰が
費用
を
負担
することになるのか、個人が
負担
することは想定されているか、これを御
説明
いただけますでしょうか。
石川雄一
8
○
政府参考人
(
石川雄一
君) お答えいたします。
電線共同溝事業
の
実施
に際しましては、
平成
七年に成立いたしました
電線共同溝
の
整備等
に関する
特別措置法
におきまして、国、
地方自治体
、
電力
・
通信事業者
が
費用
を
負担
しているところでございますが、具体的には、管や升の
電線共同溝本体
の
整備
に関する
費用
は国、
地方自治体
が
負担
しておりまして、
トランス
などの
地上機器
や
電線等
の
整備
に関する
費用
は
電力
・
通信事業者
が
負担
をしております。 具体的には、一キロ
当たり
おおむね五・三億円
程度
、これは
委員
御
指摘
のとおりでございますが、それぞれを今
説明
を申し上げました
役割分担
に応じて
負担
をしていると。結果といたしまして、国、
地方自治体
、
電力
・
通信事業者
の
費用負担割合
はおおむね一対一対一となっているところでございます。 それから、
委員
御質問の
引込線
の件でございます。
電線共同溝
から
民地
へ
電線
を引き込むため、
道路区域
内に
設置
される
引込み管
は
道路管理者
が、
道路区域外
に
設置
される
引込み設備
は
電線管理者
がそれぞれ
負担
をしております。また、
引込み管
及び
引込み設備
に敷設される
電線
は
電線管理者
が
負担
をしております。
電線管理者
からは、このように、
電線共同溝
から
民地
への
電線
の
引込み
において、沿道の
利用者
が
費用
負担
することはないというふうに聞いております。
山添拓
9
○
山添拓
君 国や
公共団体
が
負担
する分は税金を使うということですし、それから
電線管理者
、
電力会社
などについては
電気料金
などに転嫁することにもなりますので、その
意味
では
国民負担
も増えることになるかと思います。そういう
意味
で、
国民
の
納得
のいく形で進められる必要があろうかと思います。 ところが、無
電柱化
が進められる中で、本来この無
電柱化
によって目指そうとしている
趣旨
とは反するような
事態
があり、
住民
が困惑するという場面も生じています。例えば、
トランス
、
変圧器
を
地上
に
設置
するために、結局その部分は
歩道
の幅が変わらない結果となってしまったと。そうすると、安全な
交通
の
確保
という無
電柱化
の
趣旨
とは相入れないわけです。あるいは、
東京
都の千代田区では、
東京オリンピック
の
マラソンコース
に指定された
道路
で、無
電柱化
を進めるということで
イチョウ並木
を切り倒すんだと。こういう
計画
に
住民
の
反対運動
も起きていると伺います。
景観
の保護とは逆行するような
施策
になっていると感じます。
大臣
はこうした
事態
をどのように
認識
をされているでしょうか。また、こういう
事態
を防ぐために
工夫
されている方策など、例がありましたら御紹介いただければと思います。
石井啓一
10
○
国務大臣
(
石井啓一
君) 無
電柱化
を進めるに
当たり
ましては、ガスや
水道等
の
既存
の
埋設物
を避けて
管路
や升などを
設置
する必要がございます。限られた
道路幅
で
整備
をするために、
街路樹
の位置に
管路
や升、
地上機器
を
設置
せざるを得ないこともあると
認識
をしております。 このような場合、
地元住民
との十分な
合意形成
を図りながら
景観
への
影響
を
必要最小限
とする
整備手法
が求められております。例えば、金沢市におきましては、
地域住民
、行政、
関係事業者
、
学識経験者
から成る
協議会
を
設置
して
合意形成
を図り、一部の
地上機器
を
歩道
以外の
民地
や
公共
の
空き地
に
設置
をしております。川越市におきましては
駐車場
の
空き地
に
地上機器
を
設置
したり、品川区の
戸越銀座
では、
歩道
のない
商店街
であることから、
道路照明柱
と
トランス
を一体的に
整備
するなど、
地域
の
実情
に応じて様々な
工夫
をしているところでございます。 また、主に低
コスト化
の
観点
から、
関係省庁
、
関係事業者
と
連携
をしながら、
管路
を浅く
埋設
する
手法
や
小型ボックス
を
活用
する
手法
などに取り組んでおりますけれども、これらは
工事
の
影響範囲
が小さくなりますので、
景観等
への
影響
を軽減するのにも有効だと考えているところでございます。 今
委員
が御
指摘
をいただいたところは都道の
白山通り
かと存じますが、これは
イチョウ
が
支障
になることから、
地元町内会
や
商店街
の方々と時間を掛けて
調整
をして、伐採を
最小限
にとどめ、
事業完了
後は
イチョウ
を植樹する予定と聞いてございます。
国土交通省
といたしましては、
地域住民
の御
協力
をいただくとともに、
地方公共団体
及び
関係事業者
とも
協力
しながら、
地上機器
の
設置場所
の
工夫
や
電線共同溝
の
小型化
など、更なる
技術開発
を進めまして、良好な
景観形成
に向けて無
電柱化
を進めてまいりたいと考えております。
山添拓
11
○
山添拓
君
是非
、
地域
の特性に応じて
住民
の
納得
のいく進め方をされることが大事だと思います。 今度
議員立法
で目指している
法案
では、六条にあるんですが、
国民
が国又は
地方公共団体
が
実施
する無
電柱化
の
推進
に関する
施策
に
協力
するよう努めなければならないと
努力義務
を定めています。一方で、無
電柱化
は、
まちづくり
や
道路整備
、
道路
の
拡幅工事
と一体で行われることも多くございます。
地域
の
実情
に即して
住民合意
を得ながら進めることが求められるかと思います。
東京
都の文京区では、不
忍通り
を拡幅して
電線共同溝
を
設置
する
計画
あります。
歩道
の
電柱
が
通行
の
支障
になるということで
住民
からも要望が出ていることなんですが、ただ、
都市計画道路
としての
事業化
はまだの段階です。すぐに
用地買収
に応じるわけにはいかないと商売を続けている方もおられると聞きます。無
電柱化
に
協力
する
努力義務
が
法律
として規定されれば、それを根拠に立ち退きを迫られるのではないか、
所有権
や
営業権
、
居住権
を制限されるのではないかと心配をされています。
法案
に言っている
国民
の
努力義務
について、これは本来は
発議者
に確認すべきところですが、かないませんでしたので、
大臣
にお伺いしたいと思います。 無
電柱化
を進めるに当たっては、
地域住民
の丁寧な
合意形成
を図りながら進めることが重要だと考えます。
大臣
も先ほどそのように御答弁されていました。
大臣
に伺いたいと思いますが、こうした
住民合意
の
形成
を図っていくということについて、改めて御
認識
を伺いたいと思います。
石井啓一
12
○
国務大臣
(
石井啓一
君) 無
電柱化
は、
道路
の
防災性
の向上、
安全性
、
快適性
の
確保
、良好な
景観
の
三つ
の
観点
から重要な
施策
でございます。 無
電柱化
の
推進
に
当たり
ましては、
工事
の
実施
や
地上機器
の
設置場所
について
地元
の
理解
と
協力
が不可欠でございますことから、無
電柱化
の目的や効果について
国民
の
理解
と
関心
を深めることが重要でございます。このため、
国土交通省
では、
国民
の
理解
と
関心
を深めるため、
関係団体
と
連携
をいたしましてシンポジウムや
パネル展
などを開催しているところでございます。 無
電柱化
を進めるに
当たり
ましては、
地域住民
の
意向
を踏まえつつ、
関係事業者
とも
調整
を図りながら、更なる無
電柱化
の
推進
に努めてまいりたいと考えております。 なお、いわゆる無
電柱化法案
、本来、
議員立法
でございますので、
政府
としてお答えする立場にはございませんが、この
法案
の第二条では、
基本理念
として、無
電柱化
の
推進
が
国民
の
理解
と
関心
を深めつつ行われるものであること、
地域住民
の
意向
を踏まえつつ行われなければならないこととされております。また、
法案
の第六条の
国民
の
責務
は、この
基本理念
の実現のために
国民
が果たすべき
役割
を宣言的に規定するものであり、具体的には
義務
を課してはいないと、その違反に対して罰則が科されるものではないと承知をしているところでございます。
山添拓
13
○
山添拓
君
是非
、
住民
の
合意
が前提となるものであることを徹底しつつ進めていただきたいと思います。 次に、バスやタクシー、トラックの
運転手
の
体調急変
による
事故
の
防止対策
に関わって伺います。 パイロットには、
航空法
に基づいて
航空身体検査
が
義務付け
られており、
身体検査
の証明がなければ乗務ができません。
乗客
の安全と命を預かる仕事だからだと思います。しかし、同じく
乗客
の安全と命を預かる、あるいは
事故
を起こせば他の
道路利用者
にも危険を及ぼしかねない
自動車運転手
については、一般の
労働者
と同様の
健康診断
を受診する
義務
があるだけで、厳格な
健康管理
がされているとは言えないと思います。
衆法
として審議される
道路運送法
と
貨物自動車運送事業法
の一部を改正する
法案
、ここでは、
運転手
が
疾病
により安全な
運転
ができないおそれがある
状態
で
運転
することを
防止
する
措置
をとるように
事業者
に求めています。
国土交通省
として、この
法案
が成立すれば
自動車運転者
の
健康管理
に関わる規制を強化することにつながると考えているか、御
認識
を伺います。また、具体的にどのような
施策
を行うことが検討されているでしょうか。
大臣
にお答えいただきたいと思います。
石井啓一
14
○
国務大臣
(
石井啓一
君)
事業用自動車
の
運転者
の
疾病運転防止
のために
健康管理
に関する
取組
を進めることは重要な
課題
であると
認識
をしておりまして、本
法案
が成立した場合には、
健康管理
に関する
取組
を更に
推進
してまいりたいと考えております。
国土交通省
では、現在、
道路運送法等
に基づきまして、
運送事業者
に対して、点呼による
運転者
の
健康状態
の確認の
義務付け
、
運転者
の
定期健康診断
の
義務付け
、
運転者
の
健康管理マニュアル
の遵守の
徹底等
を行っているところでございます。 これらの
取組
を更に
推進
することに加えまして、この
法案
が成立した暁には、
脳ドック
、
心臓ドック
など
健康起因事故対策
に必要な
スクリーニング検査
について、
医学的知見
を踏まえた
調査研究
を
実施
をし、
事業者
として取るべき対応を含んだ
ガイドライン
を
作成
すること等を検討してまいりたいと考えております。 その上で、
ガイドライン
の
活用促進
により、
事業者
による自主的な
スクリーニング検査
の
導入拡大
に取り組むとともに、更に必要な
措置
について検討を進めてまいりたいと考えております。
山添拓
15
○
山添拓
君
乗客
の命と安全、また
運転手
の安全、健康のために
是非
進めていただきたいと思います。 以上で終わります。ありがとうございました。
増子輝彦
16
○
委員長
(
増子輝彦
君) 本日の
調査
はこの
程度
にとどめます。 ─────────────
増子輝彦
17
○
委員長
(
増子輝彦
君) 次に、無
電柱化
の
推進
に関する
法律案
を
議題
といたします。
提出者衆議院国土交通委員長西銘恒三郎
君から
趣旨説明
を
聴取
いたします。
西銘衆議院国土交通委員長
。
西銘恒三郎
18
○
衆議院議員
(
西銘恒三郎
君) ただいま
議題
となりました無
電柱化
の
推進
に関する
法律案
につきまして、
提案
の
趣旨
及び
内容
を御
説明
申し上げます。
道路
上の
電線
、
電柱
は、
景観
を損なうだけでなく、
歩行者
や車椅子の
通行
の妨げとなり、地震などの
災害
時には、
電柱
が倒れ
緊急車両等
の
通行
に
支障
を来すなど種々の危険があります。 しかし、我が国の無
電柱化率
は、欧米の
主要都市
や
アジア各国
の
都市
と比べて、極めて低い状況にあります。
本案
は、このような
現状
に鑑み、
災害
の
防止
、安全、円滑な
交通
の
確保
、良好な
景観
の
形成等
を図るために、無
電柱化
の
推進
に関する
施策
を総合的、
計画
的かつ迅速に
推進
するよう、所要の
措置
を講じようとするもので、その主な
内容
は次のとおりであります。 第一に、
基本理念
として、無
電柱化
の
推進
は、
国民
の
理解
と
関心
を深めつつ、国、
地方公共団体
及び
関係事業者
の適切な
役割分担
の下、
地域住民
が誇りと愛着を持つことのできる
地域社会
の
形成
に資するよう行われなければならないと定めることとしております。 第二に、無
電柱化
の
推進
に関する国、
地方公共団体
、
関係事業者
及び
国民
の
責務等
を定めることとしております。 第三に、
国土交通大臣
は、無
電柱化推進計画
を定めなければならず、また、
都道府県
は
都道府県
無
電柱化推進計画
を、
市町村
は
市町村
無
電柱化推進計画
をそれぞれ定めるよう努めなければならないこととしております。 第四に、国及び
地方公共団体
は、無
電柱化
に関する
広報活動
及び
啓発活動
の充実、無
電柱化
が特に必要と認められる
道路
の
占用
の禁止等必要な
施策
を講じることとしております。 第五に、
関係事業者
は、
道路整備事業等実施
の際、
電柱
、
電線
の新設を抑制するとともに、可能な場合は、
既存
の
電柱
、
電線
を撤去することとしております。 以上が、
本案
の
提案
の
趣旨
及びその
内容
であります。 何とぞ、速やかに御
賛成
くださいますようお願い申し上げます。
増子輝彦
19
○
委員長
(
増子輝彦
君) 以上で
趣旨説明
の
聴取
は終わりました。 これより
質疑
に入ります。──別に御
発言
もないようですから、これより
討論
に入ります。──別に御
意見
もないようですから、これより直ちに
採決
に入ります。 無
電柱化
の
推進
に関する
法律案
に
賛成
の方の
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
増子輝彦
20
○
委員長
(
増子輝彦
君)
全会一致
と認めます。よって、
本案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、
審査報告書
の
作成
につきましては、これを
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
増子輝彦
21
○
委員長
(
増子輝彦
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
増子輝彦
22
○
委員長
(
増子輝彦
君) 次に、
自転車活用推進法案
を
議題
といたします。
提出者衆議院国土交通委員長西銘恒三郎
君から
趣旨説明
を
聴取
いたします。
西銘衆議院国土交通委員長
。
西銘恒三郎
23
○
衆議院議員
(
西銘恒三郎
君) ただいま
議題
となりました
自転車活用推進法案
につきまして、
提案
の
趣旨
及び
内容
を御
説明
申し上げます。
国民
の
健康増進
と
地球環境保全
及び
交通混雑緩和
に寄与する
自転車
は、
東日本大震災
など
災害
時においても、避難の足として、あるいは
交通
困難時の連絡、移動、
輸送手段
として有効に
活用
され、その
有用性
が改めて見直されております。
本案
は、このような
現状
に鑑み、
自転車
の
活用
の
推進
に関し、
基本理念
を定め、国の
責務等
を明らかにし、及び
自転車
の
活用
の
推進
に関する
施策
の
基本
となる事項を定めるとともに、
自転車活用推進本部
を
設置
することにより、
自転車
の
活用
を総合的かつ
計画
的に
推進
しようとするもので、その主な
内容
は次のとおりであります。 第一に、
基本理念
として、
自転車
の
活用
の
推進
は、
公共
の利益の
増進
に資するものであるという
基本的認識
の下に、
交通体系
における
自転車
による
交通
の
役割
を拡大することを旨として、
交通
の安全の
確保
を図りつつ、行われなければならないと定めることとしております。 第二に、
自転車
の
活用
の
推進
に関する国、
地方公共団体
、
事業者
及び
国民
の
責務
を定めることとしております。 第三に、
自転車
の
活用
の
推進
に関して、重点的に検討され、及び
実施
されるべき
施策
は、
自転車専用道路等
の
整備
、
自転車活用
による
国民
の健康の
保持増進
、
自転車
と
公共交通機関
との
連携
の
促進
、
災害
時の
自転車
の
有効活用体制
の
整備等
とすることとしております。 第四に、
政府
は、
自転車活用推進計画
を定めなければならず、また、
都道府県
は
都道府県自転車活用推進計画
を、
市町村
は
市町村自転車活用推進計画
をそれぞれ定めるよう努めなければならないこととしております。 以上が、
本案
の
提案
の
趣旨
及びその
内容
であります。 何とぞ、速やかに御
賛成
くださいますようお願いを申し上げます。
増子輝彦
24
○
委員長
(
増子輝彦
君) 以上で
趣旨説明
の
聴取
は終わりました。 これより
質疑
に入ります。──別に御
発言
もないようですから、これより
討論
に入ります。──別に御
意見
もないようですから、これより直ちに
採決
に入ります。
自転車活用推進法案
に
賛成
の方の
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
増子輝彦
25
○
委員長
(
増子輝彦
君)
全会一致
と認めます。よって、
本案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、
審査報告書
の
作成
につきましては、これを
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
増子輝彦
26
○
委員長
(
増子輝彦
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
増子輝彦
27
○
委員長
(
増子輝彦
君) 次に、
道路運送法
及び
貨物自動車運送事業法
の一部を改正する
法律案
を
議題
といたします。
提出者衆議院国土交通委員長西銘恒三郎
君から
趣旨説明
を
聴取
いたします。
西銘衆議院国土交通委員長
。
西銘恒三郎
28
○
衆議院議員
(
西銘恒三郎
君) ただいま
議題
となりました
道路運送法
及び
貨物自動車運送事業法
の一部を改正する
法律案
につきまして、
提案
の
趣旨
及び
内容
を御
説明
申し上げます。 近年、バス、トラック等
事業用自動車
の
運転者
の
運転
中の
疾病
に起因する
事故
の発生件数は増加傾向にあります。 また、貸切りバス
事業者
については、旅行会社との不適切な契約等により、運行の安全が
確保
されず、本年一月の軽井沢スキーバス
事故
のように多数の旅客に甚大な被害が生じる事案の発生が危惧されております。
本案
は、このような
現状
を踏まえ、バス、トラック等の自動車運送事業に係る輸送の安全の
確保
に寄与しようとするもので、その主な
内容
は、次のとおりであります。 第一に、旅客自動車
運送事業者
及び
貨物自動
車
運送事業者
は、
運転者
が
疾病
により安全な
運転
ができないおそれがある
状態
でバス、トラック等の
事業用自動車
を
運転
することを
防止
するために必要な
医学的知見
に基づく
措置
を講じなければならないことを
法律
に明記することとしております。 第二に、不適切な運送契約が締結されること等により貸切りバスの運行の安全が
確保
されず、多数の旅客に甚大な被害が生じるおそれがある
現状
に鑑み、
政府
は、貸切りバス
事業者
の増加の状況、法令遵守の状況、
事故
の発生状況等を勘案し、貸切りバスの運行の安全の
確保
を実効的に行うための方策について検討を加え、その結果に基づいて必要な
措置
を講ずることとしております。 以上が、
本案
の
提案
の
趣旨
及びその
内容
であります。 何とぞ、速やかに御
賛成
くださいますようお願い申し上げます。
増子輝彦
29
○
委員長
(
増子輝彦
君) 以上で
趣旨説明
の
聴取
は終わりました。 これより
質疑
に入ります。──別に御
発言
もないようですから、これより
討論
に入ります。──別に御
意見
もないようですから、これより直ちに
採決
に入ります。
道路運送法
及び
貨物自動車運送事業法
の一部を改正する
法律案
に
賛成
の方の
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
増子輝彦
30
○
委員長
(
増子輝彦
君)
全会一致
と認めます。よって、
本案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、
審査報告書
の
作成
につきましては、これを
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
増子輝彦
31
○
委員長
(
増子輝彦
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午前十時二十八分散会