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政府参考人(稲山博司君) お答えいたします。
まず、マイナンバーカードの
現状でございます。
三月十三日までの
時点で約九百十万件の申請受付処理が完了いたしております。これは、既に住基カードの有効交付枚数の七百十万枚を超えているところでございます。
また、
地方公共団体情報システム機構、J—LISでございますが、本年一月からカードの発行が始まり、中旬頃から毎日十一万枚が発行されております。同じく三月十三日までの
状況で、約七百七万枚が各市区町村に発送済みという
状況でございます。このうち申請された方に交付済みとなっておりますのは、同じく三月十三日
時点で百四十一万枚となっているところでございます。
それから、御
指摘ございましたシステム障害の
関係でございます。
一月の中旬以降、
地方公共団体情報システム機構、J—LISのカード管理システムが一時不安定な
状況となり、多くの市区町村におきましてカードの交付等の業務が行えなくなった事案が複数回発生をいたしております。
その原因の詳細につきましてJ—LISにおいて現在なお調査中の
状況でございますが、住民の方に御迷惑をお掛けすることのないよう、当面の対応ということで、カード管理システム中継サーバーを増設あるいは障害時の即応体制を構築することで住民サービスへの影響を最小化すると、こういうことをいたしているところでございます。また、これまでのシステムの不具合に関する調査結果を踏まえまして、中継サーバーの一部の機器について改修に着手をしております。J—LISにおきまして障害事象の
解消に向けて取り組んでいるところでございます。
J—LISを始め
関係事業者等において、こうしたシステムの不具合が発生しないよう、緊張感を持って適切な
運用を行っていただくことが必要であることは、これは言うまでもないところでございまして、総務省といたしましても、既にJ—LIS等に対しまして早急な原因究明と再発防止に取り組むよう累次にわたり要請しているところでございますが、適切に
制度を
運用できるよう引き続き取り組んでまいりたいと考えております。