○矢倉克夫君 ありがとうございます。まさに今
大臣おっしゃった
国民的な議論というところ、これはやはり我々も立法府の人間としてしっかりとやっていかなければいけない問題であると思います。
この
夫婦別氏というものに対しては様々な意見もあり、例えば家族間の一体感がなくなる、親と子の間の氏が違う等で、それについては、
国民世論としてはそういうようなことを御認識されているのは大体四割ぐらいの方、他方で、
子供の保護というところから考えるともうちょっと数が増えまして、六、七割ぐらいは
子供という
観点からは影響があるのではないかというような世論もあるのもやはりこれは事実。そういった世論がある以上、しっかりまたこれは議論もしていかなければいけないと。
他方で、私の友達なども例えば、弁護士とかの友達もやはり多いんですが、この氏を選択する、姓を選択するという自由、それが認められないというところから、
法律婚そのものをやはりしないで事実婚状態という方も結構いらっしゃいます。実際として、
法律婚を回避した上で、お子さんが生まれた場合は姓がやはり別々になるというようなこともある。
これは本当に難しい問題で、最後は私、一言だけ述べさせていただきたいんですけど、
女性の方、事実上はもう九割、ほぼ一〇〇%が
女性の方が姓を変えなければいけない、選択しなきゃいけないという、自由がこれ侵害されている、他方で
子供の保護という
部分、両方ある。ただ、これはなかなか比べようもない難しい価値を両方比べざるを得ない、こういった非常に難しい問題であると思います。他方で、現に姓を変えなければいけないということに苦痛を持っていらっしゃる方がいらっしゃる、その方々に対してどう寄り添っていくかというやはり政治の姿勢がこれは必要であるなと。非常にデリケートな問題である以上しっかりとした、皆さん方に寄り添っていく議論という姿勢というのもやはりこれは必要であるなというふうに思います。
我が党も、代表以下、この選択的
夫婦別姓というところはこれまでもしっかりとお
訴えをさせていただいた。党としてもそういった世論の中の動きもしっかり踏まえ、全ての方に寄り添うような気持ちでこの問題は議論をしていきたいということだけを最後お伝え申し上げまして、
質問を終わりたいと思います。
ありがとうございました。