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山本太郎君 していないと。
先日、五月二十五日、行政監視
委員会、
オリンピックと汚染水について馳文科
大臣に私が
質疑した際、ブエノスアイレスなどの
質疑も含めてですよね、この
招致に関する間の話、汚染水についての
答弁対策は
招致委員会の分析チームで最終的に練り上げられたストーリーであったと承知をしているとお話がありました。
要約すると、汚染水問題が
世界にとって大変な関心、心配、課題になっている中で、問題を直視したスタンスでいくのか、それとも問題から目をそらしたスタンスでいくのかが焦点になっていたとおっしゃっています。これ、
日本側でですよね。汚染水問題、正々堂々と本当のことを言って勝ち取っていくのか、
オリンピックを、それともそれを隠すようにごまかしながらいくのかということが
日本側でかなり話し合われていたということですよね。
ここからは
大臣御自身の御
発言です。実は、これは
招致委員会の中でも非常に議論のあったところでありました。私自身、これは正面からきちんと答える責任があるのではないかということで主張しておりましたが、
招致委員会の分析では、いや、それは得策ではないと、火に油を注ぐのではないかということで、馳さんには余りしゃべらせない方がいいのではないかという判断もあり、実は私は記者会見の会見場に、私は言うべきだといって主張していましたが、記者会見の会場に入室を許されたのは十分前でありました。
これ、
世界の舞台で
東京に
オリンピックを呼ぶための虚偽
発言、これ
組織として指示していたということが分かる
発言じゃないですか。
馳
大臣は、ほかにもこうおっしゃっています。ちょっと詳しく申し上げますが、この流れに入るに当たって、困難な事案を直接答えないで、話をほかのところに持っていくという作戦も考えようと思えば考えられました。つまり、これは福島の問題であって、そこから二百キロ以上離れている
東京には大きな影響はないという言い方をする、そういう考え方もありました。
竹田会長、これ、
竹田会長自身、事故原発や汚染水問題から目をそらせるような
発言、積極的に行っていないですか、ブエノスアイレス、総会前の記者会見で。今、馳
大臣が言われていることですよ。思いっ切り目をそらせるような話、これは福島の問題であって、そこから二百キロ以上離れている
東京には大きな影響はないという言い方をする、そういう考え方もあったと馳さんは言われている。
会長自身が、二〇一三年九月四日、総会を前に行われた記者会見で
竹田会長御自身が
東京と福島のことについて、ほぼ二百五十キロ、非常にそういった
意味では離れた場所にありまして、
皆さんが想像するような危険性は
東京には全くないということをはっきり申し上げたいと思います、このように
発言されています。(
発言する者あり)これ、そのとおりでも何でもないんですよ。今やじで、やじでと言ったらおかしいですね、不規則
発言というんですか、賛同される言葉がありましたけれども、そのとおりでも何でもないですよ。二百五十キロ離れているからといって、
東京がリスクにさらされていないということを証明できるのかという話ですよね。原発の事故がちっとも影響がなかったのかと証明できるのかと、初期被曝の量も分かっていないのにという話ですよ。
汚染水や原発事故などの影響に対する懸念、
オリンピック招致において虚偽
発言で乗り切ろうと、総理の
発言も含めて、御自身の
発言も含めて、最終決断をされたのは
竹田会長ですか。いかがですか。