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石上俊雄君 民主党・新緑風会の
石上俊雄でございます。
先ほどは、
所信、本当にありがとうございました。時間の
関係がありますので、早速
質問させていただきたいと思いますが、できれば三問
質問したいと思いますけれども、時間切れになれば二問になってしまいますが、御容赦いただければと思います。
会計検査院の
仕事と似た
仕事に、
民間では
公認会計士の
仕事があるというふうに思います。その
公認会計士は、
企業と契約をしまして、報酬をもらって、そしてそれの引換えに
財務諸表をチェックすると、そういう
仕事になるわけです。
じゃ、誰向きにその
財務諸表を作っているかというと、その目指す方向は、要は
投資家の
皆さんをイメージして
財務諸表を作っていて、その
財務諸表を見て
投資家の
皆さんは
投資するかどうかを判断すると。しかし、その中身を見て駄目だったら、ここの会社駄目だなと思ったら
投資しない。そういうふうな形のやっぱり
財務諸表というのはこれは価値あるものだというふうに思うんですけれども、しかし、
投資家の
皆さんがもっと
期待するのは、やはりその
企業、その
投資をしようとする
企業が、本当にこの
企業大丈夫なのかと、やっぱり不正があったら不正を摘発するというようなところをしっかり
公認会計士の
皆さんはやってくれるものと、そういうふうに思っているわけでありますが、しかし、最近様々なものを読んでいますと、
公認会計士の人が、不正の摘発は
監査の第一の目的ではないと、さらには、やるのは
経営者が作った
財務諸表が適法かつ適正かどうかチェックするものだと、そういうふうなことを言われていて、これがいわゆるあれですね、
期待の
ギャップ、
期待ギャップと言われているようでありますが。
しかし、
民間でそういうのがあるわけですけれども、
会計検査院では、やはり
憲法にもしっかりと国の
収入と収支の
決算をチェックして毎年提出するというのもありますし、さらには、
会計検査院法の第一条で、
会計検査院は
内閣に対して
独立の
地位を有すると。そして、
任期も七年という裁判官と同じぐらいのしっかりした
任期を与えられていると。そういうことを
考えますと、要は
国民目線では徹底的にしっかりやってくれというメッセージになっているというふうに思うんですね。
そんな中で、これから、会社、
企業の方もやっぱり
監査というところに対してもっと突っ込んでいくというふうな方にだんだん変わってきていると思うんですね。要は、見て見ぬふりをする、何もしないことが本当はいいことなのか、問題ないからいいのかじゃなくて、もっと突っ込んでいって、要はもっと効率的に、もっと
やり方が違って、ある程度の
リスクを抱えながらも、やはりもっと成長させるためにどうやってやっていったらいいんだというようなところも
指摘する、そういうようなところを今
民間もやろうとしているんですが。
そもそも
期待の
ギャップがあってはいけないと思うんですけれども、ここら辺も含めて、先ほど
所信でも一部入っていたというふうに思いますが、改めてお
考えをお聞きしたいと思います。